天女孝行のついでに 高見山の霧氷鑑賞登山
その前に・・・


09年01月10日


高見山(1,249m)


発端は天女でした。
天女は一時期、地球の人間を知る為に某所で小学校の先生をしていたのでしたが
昨年暮れ、大変お世話になったM先生にお逢いしたい・・・
(一度我が家に泊ってもらって県内をご案内しましたが)


勿論、愛妻家の錆鉄人はそれを捨て置きません。
10日にM先生の所に行こうか!
早速、天女はM先生に電話しました。

という事で
天女はお土産にする天女米を精米したり
お一人で暮らしていらっしゃるという先生の為に
田舎料理を作る算段を始めました。

錆鉄人は折角の外出なので
ついでに出かける所を考えたのでありました。





どうやって行くの
名古屋にお住まいのM先生のお宅にお邪魔するのは10時頃と決めて、天女から電話でお伝えしています。
この所、下道走行が慣れてきた金無し錆鉄人は、名古屋まで約165km下道走行で出かける事にしました。という事で、朝の6時頃に出発の予定です。
先生のお宅にお邪魔している時間はその場の成り行きですが・・・当然、お昼前にはおいとまするつもりです。

錆鉄人的には、高見山の霧氷を一度見に行きたいと思っていたので、一路南下して翌朝、台高山地の高見山に登る事にしました。
という事は、松坂付近を通過します。松坂というと天下に名高い「松坂牛!」松坂牛の食べ放題を検索しましたが・・・ありません。松坂にある焼肉食べ放題の店、略して「松坂牛食べ放題」でいいやという事で、Dreamオーシャン(2,300円)に行こうと考えています。
その後は、道の駅飯高で温泉に入って車中泊。睡眠時間はたっぷりなので、翌朝は早朝に起きて、天気が良ければ朝日に染まる霧氷を撮影していと思っています。
秋田のK夫婦の影響を受けた錆鉄人なので、この後も温泉を探し、大宇陀のあきのの湯に入りたいと思っています。
ところが、あきのの湯は10時から。大峠まで車で上がれたら頂上まで30分余りなので時間が余ってしまいます。付近の観光をして、10時過ぎにあきのの湯に着くようにしたいと思っています。
その後は、帰る途中にある信楽(ちょっと外れますが)に行ってタヌキとご対面。その後も下道を走り帰宅は9時頃の予定です。

M先生
それはまだ父母が生きていた頃(年代は思い出せません・・・)でしたが、我が家に泊って頂きました。(天女に聞くと2回お招きしていまして、1回目はメグがまだ赤ちゃんの頃でした。写真を思い出しました。)
東尋坊、三国のホテルで昼食はバイキング、当然、永平寺は訪れたと思うのですが、永平寺は何回も行っているのでその時の記憶がありません。それから、勝山平泉寺などを回った記憶があります。
直接、お声を聞いていませんが、その時は退職されていたので、もうかなりのお歳のはずです。優しいおだやかな物腰を覚えています。

という事で、1月10日5時に起床してちょうど6時に出発。名古屋市内も渋滞はほとんどなくスムーズに走って、計画通り10時頃に先生のお宅近辺に到着。天女に表札を見てもらいながらそろそろ進んでいると、「お^い、こっちだよ」と。M先生が後ろで手を振っていました。今回も高性能な天女ナビはその能力を発揮する前に必要がなくなったのでありました。
隣りの家の前の道路に車を停めさせてもらって、先生のお宅にお邪魔しました。おみやげに天女米と天女が心をこめて作った田舎料理と天女のほぐし絵をお持ちしました。書斎で1時間ほどお話しをしましたが、もっぱら先生の四国88ヶ所巡りのお話しが中心で、「先達」にまでなられて20回近く回られているとの事でした。
という事で、あっという間に1時間が経ってしまったので失礼しました。
次は焼肉オーシャンですが、天女が名古屋時代に先生をしていたK小学校の近くを通って行くので、愛妻家の錆鉄人はK小学校に寄って奥事にしました。近くに来たら、天女には珍しく記憶があったようで、「この喫茶店は某先生とよく入ったわ」とか、この食堂は安くてとてもおいしかったのよ」とか懐かしそうに話していました。


何故か校門の記憶は薄かった天女
どうやら違う入口から入っていたようです
焼肉オーシャン 食べ放題2,300円
錆鉄人も天女も「質より量」
朝食はおにぎり2個を走りながら食べ、M先生のお宅を出た後も食べずに直行しました。
途中、四日市から鈴鹿あたりがガソリン価格が安いと思って走っていると四日市の最安値は94円、もう少し安い筈だと思っていると鈴鹿の1号線近辺も過ぎて、看板は100円越えも出てきました。不安に駆られた錆鉄人は90円台ならいれてしまおうかと天女に話しながら進むと95円の看板が!躊躇しながら通り過ぎてしまい、後で後悔かも・・・と思っていると「本日特売日92円」の看板が!勿論入りました。その後、走行ルートでは95円という看板はありましたが、最安値のスタンドで給油できて錆鉄人は満足感で一杯でありました。(これも天女効果に違いありません。信じる者は救われる!)

という事で、気分良く2時過ぎにオーシャンに到着。



高くてうまいのは当たり前
(錆鉄人には手が出ないのも事実ですが・・・)
安くて(そこそこ)うまいを探し出すのが錆鉄人流

右側がお肉類
左側はサラダやデザートなど
(後ろの女性の食べっぷりは凄かった!)

焼肉

憧れの松坂牛(松坂での牛の焼肉を略して)


食べる前から満足そうな天女です

思っていた程食べられなかった
というのが実感でした。
水屋神社の大クス
オーシャンで牛肉を腹いっぱい食べた後は、温泉付きの道の駅飯高に行って寝るだけですが、すぐ先に水屋神社の大クスがあるというので行ってみました。
   
道の駅飯高から国道166号線を奈良県のほうに向かって2〜3km、左側にある大きな桶が目印です。この手前に10台分程の駐車場があります。



降りしきる雪の水屋神社
(参拝後帰る時撮影)

手前の国道からも大きな木が見えます
さざれ石

水屋神社の石柱の後に国家に歌われているさざれ石がありました。
(岐阜県揖斐郡春日村より産出)


「さざれ石」の由来
むすび桜
さざれ石の先には「むすび桜」がありました。
これの由来というか、解説はありませんでしたが、2本の桜の木が根本でくっついたという事でしょうか?「おむすび」ではなく「縁むすび」のむすびだと思うのですが・・・

      (巨木の配置の参考に)
拝殿にたどり着く前の道々に巨木がありますが、神様に敬意を表して先にお参りをしました。



2号クス
拝殿の左側には大クスの木が。
「2号楠」と標識がありますが、何の囲いもなく、巨大な根張りの上に乗る事も可能ですが、慎ましい天女は上りません。太いだけではなく、高さも相当なものです。


ここから時計回りに神社の裏手に回って行きました。




大クス

これが水屋の大クス!
樹齢千年、樹高35m、根回り29m、胸高周囲16.63mとの事。(三重県の天然記念物)


かなりブレていますが
根に触っている天女と比較して下さい。

巨樹の生命力に触れた天女は
さらに若返ったに違いありません。
(1,200歳まで生きるかもしれません)
大杉

大きさを誇るのではなく
単に表示があるだけです。
(拝殿の右後ろ)


見上げれば・・・
鹿子

春日様ゆかりの鹿子(カコ)の表札
確かに鹿のような文様の変わった木です。



ケヤキの巨大株
表にももう一つありました。
宙返り杉



細い時は1回転していたのかも?
大ムク


というように、境内は巨木と変な木のオンパレード
見どころ満載でした。
天女と「来て良かったね」と言いながら車に戻りました。

国分け伝説の案内版

錆鉄人はこの案内板を良く読まずに境内を1周したので
礫石の存在は知らなかった為、残念な事をしました。

ここに出ている杉谷が霧氷号による高見山の登山口です。

道の駅飯高
という事で、温泉付きの道の駅飯高に戻りました。写真は農産物などを販売しているお店で、天女は店が閉まる前にと里芋とシイタケを買いました。昼は焼肉の食べ放題だったので、夕食は抜こうと思っていましたが、閉店間近になって、混ぜご飯のパックが値引きされていたので買いました・(400円が280円だったような?)

近くには大きな町はないので、温泉はさほど混雑しないのではないかと思っていた通り、午後6時頃でも混雑していませんでした。11種類の湯船があって入浴料600円はお得感があります。(温泉は循環式ですが・・・)
露天風呂はまさに振る雪の中で入っていました。(屋根のある所にで)
箱蒸し風呂があったので入りましたが、ちょっと蒸気が弱く、なかなか汗が流れてきませんでした。
17時15分に入る時に、天女にもう何もする事がないから長くいようと言って18時半まで入っていることにしたので、何回も露天風呂や箱蒸し風呂や寝湯などを楽しみました。受付から温泉の間の渡り廊下に椅子が置いてありますが、休憩スペースは受付の外で、もう1回入ってもよいのかどうかは分かりませんでした。

という事で、やっとビールを飲んで車中泊です。天女がお腹がすいたというので先ほど買った混ぜご飯を半分食べて、錆鉄人が残りを食べました。
レストランも20:30まで営業しているので、食べに行こうかとと言ったら、かなり迷ったようでしたが、身体のために良くないからと断念する自制心の強い天女でありました。



温泉はこの左のほうにあります。温泉との間にきれいなトイレがありますが、夜間は閉められてしまい、一連の建物の左に離れて立っているトイレに行く必要があります。(ここは大1、小5位の小さなトイレでした)
何と!
という事で、おそらく19時半ごろには眠りについたのではないかと思われます。
我が家は地球温暖化を防ぐために(灯油を買うお金を旅行代にしているからという説もありますが・・・)、冬でも電気毛布は使わない、部屋の暖房も我慢する・・・という「南極越冬隊より寒い生活」を実践しています。さらに我が家は明治31年築でくたびれてきている上に、度重なる大雪や福井大地震の影響で家が傾いているので、容赦なくスキマ風が入ってきます。
それに比べて車の中はスキマ風がなく、さらに羽毛の寝袋に入って上下の毛布と掛け布団(毛布と掛け布団は同じですが・・・)、下は低反発マットレスに敷布団という就寝体制は我が家の寝室よりよほど快適で、すぐに眠りに着いたのでありました。

夜中に目覚めました。何時なんだろう?と思ってPROTREKのライトSWを押すと、何と!まだ21時05分ではありませんか。ガーン!
あまり暖かくて目が覚めてしまったのでしょうか。
眠り薬(アルコール)を飲もうと思っても、天女が錆鉄人の健康を気遣って350mL缶を2本しかバックに入れてきていなかったので、それは飲んでしまっています。
近くに自動販売機がないかとウロウロしましたが、道の駅はドライバーのものなので、飲酒運転をほう助するようなアルコールの自販機は見当たりませんでした。
しかたなく(天女を起こさないように)錆鉄人の睡眠5段活用を頭の中で唱えましたが、あまり効果がなく、寝てもまた短時間で目覚めてしまい、結局睡眠不足になってしまいました。

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