至仏山(m) 至仏山は尾瀬にあり、花の百名山としても有名で ハイシーズンは大混雑である。 しかしながら、その高山植物が踏み荒らされて荒廃した為に 高山植物が踏み荒らされないように 残雪期の終わり(今年は5月11日)から6月一杯は登山禁止となる。 さらには、7月の登山解禁以降は 山の鼻〜至仏山のルートは登りの一方通行となる。 という事で最後のチャンスにかけていたのですが 天女効果で晴れの予報。 至仏に登るついでに 巻機山も登ろうと計画しました。 |
どうやって行くの | ||
例によって8日の金曜日は定時に退社し、一目散に帰宅し、天女を乗せてすぐに出発。 高速道路の深夜半額ではなく、休日1000円乗り放題という錆鉄人の為に出来たような制度を利用出来るので、もう距離には関係ありません。当然、一番近い鯖江ICから北陸道に乗り、沼田ICまで440km。燃費運転なら5時間半ですが、今回は睡眠時間を確保する為に100km走行で4時間半の計画です。そのままでは、土曜日になる前に沼田インターに着いてしまうので、水上PA辺りで車中泊し、戸倉のゲートがオープンする5時前には到着しようと思っています。 |
至仏から巻機山までは通常では関越道を戻る事になりますが、至仏は簡単に終わってしまうので、猿ヶ京温泉に入って国道をのんびりと走って行こうかと思っています。 ただし、気が変わって1日で巻機山もやってしまおうという事になれば、関越道路の塩沢石打ICで下り、桜坂駐車場まで走る事になります。 今までは1山あたりの費用と時間だけを考えていましたが、温泉にはいったり観光したり・・・という時間もコストパフォーマンスとタイムパフォーマンスに考慮しようと思っているので、2日でやる可能性が高いとは思います。 |
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お天気 |
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錆鉄人には天女というツエー味方が付いているので、勿論「天女晴れ!」の予報です。 9日に至仏、10日に巻機山の予定で6日夕方の天気予報を見ると、9日は水上も湯沢も晴れですが、10日の湯沢の予報は、ウエザーニュースでは曇り時々晴れ降水確率30%、天気jpでは晴れ時々曇り降水確率10%。これまでの経験ではウザーニュースはやや悲観的な予報が多いので、天気jpの予報を信じる事にしました。(って、自分の都合の良い方を信じているだけですが・・・) |
【鳩待峠までの道路】 標高が高いので鳩待峠までの通行が解除された4月下旬では凍結で上れない車によって大渋滞することがあるようです。 しかし、当日の最低気温は(4日の週間予報)水上で15℃、標高を考えても10度以上温度が低くなる事は考えられませんので、最低気温は5℃以上で凍結はないと思われます。 前記の最低気温は前橋のものでした(ウェザーニュースの週間予報)が、8日の予報で水上の最低気温が9℃、標高は約500m、鳩待峠は標高約1,600mで標高差1,100m。100m当り0.6℃の気温低下として、約2℃。夜半から晴天に予報なので放射冷却によって地表温度はさらに低下し、0℃程度になり、一部凍結も恐れありと思われます。 底は雪国暮らしの寂鉄人の運転テクニック(前の車によって溶けている所を通って・・・)鳩待峠まで上がりたいと思っています。 |
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至仏山 | ||
錆鉄人は数年前の11月、片倉スキー場より先の道路が通行止めになった時期に折り畳み自転車を押して鳩待峠まで行き、折角なので初冬の尾瀬の雰囲気を味わおうと山の鼻まで下り、そこから至仏山に登りました。 この時は吹きだまりでは相当な積雪で、頂上近くのハイマツ帯で踏み抜いて落ち込んでやっとこさで頂上に達しました。 尾根沿いに鳩待峠に戻るルートは、錆鉄人より遅く鳩待峠に来て至仏をピストンした単独行の人の足跡をたどるだけで良く、快適でした。(途中で追い越しましたが・・・) |
今回は鳩待峠からのピストンの予定でした。尾瀬の情報を見ても、まだ見所はない様子なので、尾瀬ケ原に下る理由は見当たらなかったからです。 峠から頂上までの標高差は約600mコースタイムは2:35なので、1:30程度で頂上に到着の見込です。余りにあっけないので、今回は頂上でカップラーメンでも作って食べようか?と言ったら天女が珍しいわね!と言って喜んでいました。 そうでもしないと、下山後に温泉の日帰り入浴が出来ないからでもありました。 |
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温泉 | ||
今回はあまりに山が楽なので、8日に田圃の苗差しで1日中頑張った天女の為に、愛妻家の錆鉄人は温泉湯治をしようと思っていました。 という事で、様々検索を行い、まずは吹割温泉センター「竜宮の湯」にはいり、巻機山に向かうルートも時間がたっぷりあるので下道(国道17号線)経由で新潟に入る事にして、猿ヶ京温泉の「まんてん星の湯」にはいり、さらには雪ささの湯に入って何処かで車中泊という計画にしました。 天女は「ひとつでいい」って言うに違いないので、作戦も考えていました。 |
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駐車場 | ||
津名木橋から先は5時までゲートが閉められているものと思って、4時45分頃に行きましたが、ゲートはなく自由に通行出来ました。 凍結を心配していたのですが、問題なく鳩待峠まで走る事が出来ました。鳩待峠の100m程手前に、「一般車はこちら」と誘導標識があり、入口に係員の小屋がありましたが、誰もいないのでそのまま中に入って、登山の準備をしていると、料金を徴収にやってきました。有名な1日2,500円という大都会なみの料金ですが、混雑を防ぐためにもう少し高くても良いのではないかと思います。 何故ならば、戸倉の駐車場の料金が1,000円でシャトルバスの往復が1,800円ですから、1人でも鳩待峠まで上がったほうが安上がりになるのですから! |
マーチに乗っていた新潟の人は2時に上がって来たとか。300名山を済ませたと言っていました。 |
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鳩待峠 | ||
朝靄の鳩待峠 奥の駐車している車は宿泊者のものと思われます。 |
まずは、この後にあるトイレへ |
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登山口 | ||
(下山時の写真) これでも今年はかなり少ないとの事 |
霧の向こうに朝日が幻想的でした |
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登山道 | ||
天女はスパッツをしなかっただけです 錆鉄人は持ってくるのを忘れただけです |
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尾瀬 | ||
速く正面から見たい! |
ここは雪が柔らかくて楽々通過 |
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燧岳 | ||
少し確度が変わっただけですが・・・ |
右にある数メートルの窪みはずーっと繋がっていました |
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至仏に近づく | ||
雪が凍結していて天女は怖々進みます ここでこけたら死仏になりそうでした 錆鉄人のザックには天女のアイゼンがありましたが これっくらいはアイゼン無しで登ります |
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至仏山 | ||
あれっ?まだあんなに遠くだった! 帽子が飛ばされそうなのでタオルを被った天女 |
へっぴり腰で登ってきます |
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頂上へ | ||
もうちょっとだよ! |
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燧岳 | ||
靄も悪くはないと・・・ |
NIHEIさんと |
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頂上からの展望 | ||
実は何山だったか忘れてしまったので・・・ |
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展望その2 | ||
左は男体山、右は奥白根山 |
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おかしな方位盤 | ||
尾瀬ケ原の木道は水没している所もありそうです |
おかしな方位盤 中心地の至仏山頂は隅っこ(中央下)にあります |
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展望 | ||
方位盤には向こうの山の名前は書かれていません 普通は見えない山まで書かれているものですが・・・ |
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山より・・・ | ||
山頂でコンロを使うなんて何年ぶりでしょうか。 カップラーメンでもおいしいと感激の天女でありました。 |
見えた!富士山! Nさんが富士山が見えると教えてくれました 写真はコントラスト等処理して 何とか見えるようにしたものです |
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下山 | ||
いつになく頂上でのんびりとしていましたが、天女が寒くなってきたようでしきりと下山を促すので、NIHEIさんにお別れして下山開始。 さて、愛妻家の錆鉄人は、昨日(8日)1日田圃に浸かって苗差しをしていた天女の為に、温泉湯治を計画してきていたので、高速に乗って走っている最中にも、雪ささの湯の200円割引券のプリントを見せてムードを盛り上げる(というよりも、天女の「温泉は1か所だけでいいわ」という拒否反応を緩和する)作戦を実行していたのでありました。 |
錆鉄人はニコニコ顔で天女と何か話しながら下っていたのですが、いつのまにか天女が「今日のうちに2つ登って帰ってしまいたい」と言いだしたのです。どうも、連休中に近所中が済ませたじゃがいもの土掛けをしなかったので、早くしないと茎が大きくなって作業がし難くなるので焦っているようでした。 何気ない顔をしながら、戦略家の錆鉄人を上回る悪計、じゃなかった「天計」のご提案でした。出発前に一応、「1日で2つ登れるような簡単な山だよ」と話しておいたのが裏目に出たのでありました。 |
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工事中 | ||
尾瀬ケ原入口 | ||
結構尾瀬に下って行く人も多いような・・・ |
という事で、鳩待峠に戻りました。 今回は親戚のおばさんが元気がないと聞いていたので、お土産を買って励ましに行くつもりで、速攻でお土産を購入し、駐車場へ戻りました。駐車場のおじさんは顔を覚えていたのか声を掛けてくれました。 スパッツをしないで歩いたので、登山靴の中に雪が入ってずぶ濡れになった靴下を脱いでいると、Nさんが戻って来ました。「予定変更で、このまま巻機山に登って帰ります」と告げて出発しました。 それからは、曲がりくねった山道を絶妙なテクニックで安全かつ省エネで走り、高速の前の114円表示のスタンドでガソリンを満タンにしました。昼食は高速を下りてからコンビニで買う事にして、高速を走りながらルート沿いのコンビニ検索をしましたが・・・見当たりません!の表示でした。 |