黒部五郎岳(m) クバ(娘婿)のお母さんがポーランドから13日に来日 という事で、 いつものように金曜日の夜に横浜に出発 天女は朝早くから手料理にいそしみました そしてクバのお母さんと再会 孫と一緒に公園に遊びに行った後、 昼食を一緒に食べてお別れしました 孫たちは我々に慣れているので 我々がいるとおお母さんについてくれない事と お疲れだからいないほうがリラックス出来るだろうと考えました という事で、カーナビを飛越トンネルにセット すると豊田JCから飛騨清見IC回りと思っていたのに 八王子IC回りを指示し、何と距離が200km程短いではありませんか 地球環境の為にそちらを選択しましたが。。。 |
どうやって行くの | ||
前記のように、距離が短いという事はガソリンの消費が少なく地球に優しく懐にも優しいので、戸塚から厚木ICに向かっている途中から、八王子ICに方向転換。渋滞の不安が頭をよぎったのではありましたが・・・ 不安は的中!カーナビには渋滞の赤マークが断続的に表示されま、行けども行けどもアカマークはインベーダーのように(何と古い表現でしょうか!)現れました。 それでも我慢強く走る錆鉄人でありました。やがて、八王子バイパスに入ってやっと渋滞は解消。ETCで250円が130円になって得した気分で、渋滞のイライラも解消した単純な錆鉄人でしたが・・・ |
夜の0時40分頃に到着して、2時半過ぎまでクバと飲んでいたことによる疲れが錆鉄人を苛み始めました。 さらには太ももの鈍痛が・・・ |
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悲劇 |
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実はこの日、愛奈ちゃんを抱っこしていて、ソファーに座っている娘にソファー越しに渡そうとした瞬間、グキッと太ももに激痛が走りました。 何と!太ももの後ろ側が肉離れをおこしてしまったのです。しかしながら、歩いたり、階段の上り下りをしてみましたが、幸いにも痛みは大した事がありません。手で患部を押さえると・・・ムッチャ痛いのですが。 という事で、ステップワゴンの運転席に座っていると、太ももが押し付けられるので、痛みを堪えながら走る錆鉄人でありました。 寝不足の疲れも出てきたけれど頑張って安房峠トンネルを越えて平湯温泉から急坂を下って栃尾温泉の荒神の湯に行きました。ここは寸志だけで入れる温泉なので100円を持って行くと「200円お願いします」と書いてあったので取りに帰る律儀な錆鉄人でありました。 という事で、お金を入れていると、その横を何食わぬ顔で通り過ぎて行く若い人が・・・確信犯と思いましたが、何も言わないでおきました。やがて使用禁止になってしまうに違いありません。 荒神の湯は石で囲った露天風呂で下はコンクリート、男女別々です。脱衣所と露天部との間に薄暗い明りがあるだけで、温泉に入っている人の顔どころか、影に部分にいる人はしばらくは気付かない位です。 温度調整を兼ねてか、水道のホースから水が出っぱなしで、錆鉄人は上がる時に頭から水をかぶって出ました。 横にはトイレもあるので、そのまま駐車場で車中泊も出来ますが、少し下った所にある道の駅まで走りました。という事で、いつものように金麦を飲んで寝ました。 |
15日夜 風呂に入ろうとズボンを脱ぐと 内出血してました でも、痛い所はもっと上なんですが・・・ (それにしても我ながら太い足!) |
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登山口 | ||
登山口の手前に3台、少し下った下の駐車場に1台あるのみでした。隣の御夫婦は行ける所まで行って戻るというお話しでした。 |
4:45 いよいよ出発です |
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登山道 | ||
駐車場からトンネルの上に登る最初の部分が結構な急坂で、折角登ったと思ったら下りがあります。小さな上り下りが何回もあるのがこのコースの特徴です。 登山道には次々とこのようにミズバショウが生えている所を通ります。という事は湿地を歩くという事ですが、噂されるほどのぬかるみはありません。(ちゃんと足を置く場所さえ選べば・・・という事ですので、注意して歩いて下さい。ミズバショウも踏まないように!) |
大きな杉の木 視界はありませんが、 ミズバショウや大木が楽しませてくれます |
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旧打保新道分岐 | ||
ミズバショを踏まないように歩きましょう |
以前は利用されていた打保からの登山道ですが、飛越新道が開通してからは、草や笹の刈り払いもされず廃道になっているので、注意が必要です。 |
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水の平 | ||
水の平の標識は何か所かありますが、錆鉄人の古い地図は打保からのルートの途中にあったので、3年前は道を間違えたのかと焦りました。 |
ようやく、日が出てきました |
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鏡池 | ||
鏡池は不思議な池です 周囲より高いのに水が溜まっています |
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寺地山 | ||
6:50 寺地山 |
寺地山より北ノ俣岳を望む 雄大な斜面です |
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避難小屋の横 | ||
このすぐ下で食事休憩 |
木道を登ると地塘が |
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雷鳥出現! | ||
木道が終わって、やがてハイマツが現れました。 「何か雷鳥が出そうな雰囲気だね」と言ったら、天女が雷鳥を発見。標高は2,350m位の所でした。 |
同じ所にいた別の雷鳥 |
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稜線へ | ||
どいてね、って言っても 我々を先導するように登山道を歩く雷鳥さん |
8:54 ようやく稜線手前のピークに到着 稜線に出る所で東京から来たという夫婦がお湯を沸かしていました。山の話を少ししましたが、ガスっているし雪渓に足跡もないのでどうしようかと思っているとの事でした。木道は雪に埋もれていました。 ここからは稜線を歩くだけ、2時間半位じゃないですか、行きましょうよ!と言うと、奥さんがしっかり足跡を付けて歩いてねと言いました。 |
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北ノ俣岳 | ||
標柱はありますが、何が書かれているか分からないほど古ぼけています。 |
設計の上に雷鳥が・・・ |
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ここでも雷鳥 | ||
かわいい雷鳥に顔がほころぶ天女です |
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稜線から | ||
こうやってみると、案外夏道のほうが長かったかも? |
黒部五郎の頂上は見えず まだまだ遠くに感じます |
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黒部五郎岳 | ||
いよいよジグザクの登りに。やがて雪渓に代わりました。 足跡?は肩と思われる方向にトラバースしていましたが、雪渓を頂上目指して直登しました。 |
11:28 頂上に到着 ここまで予想外に雪渓が多く、 ルートが分からずに手こずりました |
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頂上 | ||
頂上直下の石仏 |
丁寧にお参りする天女です |
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下山 | ||
ガスって何も見えないのですぐに下山開始。 登山道として雪がカットされている訳ではないと思いますが・・・肩の方向に続く凹みを下りています。 |
上りの途中でこれを見つけた天女は 「黒部五郎岳って書いてないわよ」 と不安げに言いました。 確かに新しい標識が必要です |
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戻りの途中 | ||
この標柱も何が書いてあるか分かりません。 3年前は読めたと思うのですが・・・ |
怪しげなガスの動き・・・ ガスに巻かれても雪渓の左を歩いていれば 飛越トンネルへの分岐に着く筈です |
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アップダウンの稜線 | ||
あんな所まで登らなくてはならないなんて! でも天女は愚痴をこぼさずに歩いてくれました。 |
松葉杖モードの天女 登りも頑張って! |
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北ノ俣岳と勘違い | ||
このピークを北ノ俣岳と勘違いした錆鉄人 |
天女が登ってきました |
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勘違いにガスの攻撃 | ||
この後、急にガスに包まれて周囲が見えなくなりました |
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ここは何処? | ||
北ノ俣岳と勘違いしていた錆鉄人はピークを下りた所に飛越新道への分岐がないので焦りました。 |
「←三俣小屋 →太郎小屋」 かろうじて読みましたが・・・ ここは何処? |
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またまた雷鳥 | ||
現在地が分からなくてウロウロしながらも、雷鳥の撮影をする錆鉄人でした。 |
という事で、雷鳥に導かれて? |
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北ノ俣岳 | ||
見覚えのある標識だったので、これが北ノ俣岳だと分かりました。 しかし、天女は覚えてないというので、来る時に取った写真を見せようとデジカメを見ながら歩いていたら、こけてデジカメが壊れてしまい(貴乃花のように、こけてもカメラを地面に打ち付けないようにしたのですが、衝撃が伝わった為に内部のメカが壊れたのだろうと思われます)、以後は写真を撮影出来なくなりました。 |
という事で、少し下って雪渓を少し歩いた向こうに待望の下山口を見て天女もひと安心。 でも天女は、この遭難騒ぎで30分位ロスしたんじゃなかしらと言って、錆鉄人の肉離れの事など気にせずに坂道を小走りで下ります。またまた雷鳥にも遭遇しながら、避難小屋の所まで一気に下りました。そしてしばらく休憩。寺地山に登る所で、駐車場で横にいた御夫婦が下る所を追い越しました。 それからも、天女はいいペースで歩きましたが、さすがに疲れたのか登りはハーハー、あとどの位?を繰り返していました。 という事で16時20分、無事に駐車場に戻りました。何と往復11時間35分もかかりました。まあ、計画も大体そんな所でしたが・・・。天女は新穂高からの奥穂の日帰りよるもはるかに疲れたと言っていました。 この後は温泉に入って帰ろうという計画でしたが、疲れを感じたので温泉に入らずにそのまま帰る事に変更。天女はもともと温泉に入りたいという訳ではないので異議無し。 高速も速く帰りたいので結構飛ばして帰りました。 家に帰ってまずはビール、実はビールが早く飲みたくて温泉にも入らずに帰ったのかもしれません。 これで天女の百名山日帰りは89となりました。 目標は「限りなく100に近づく」です。錆鉄人に次いで全山日帰り出来るでしょうか? |