いつの間にか恒例になった 流しソーメン

09年7月12日

流しソーメン


数年前、娘夫婦が帰って来た時に始めた流しソーメン
やってみるとメッチャおいしい

別の日に近所の人に御馳走すると大好評

という事で、
いつの間にか恒例の行事になったのでありました。
藤棚の下でビールを飲みながら
冷たい流しソーメン!

堪りませんね!





どうやって作るの?
素麺は別として、準備に必要な材料は次の通りです。
1.孟宗竹
  我が家の裏が竹藪です。
  イノシシにやられてタケノコは食べられませんが・・・
2.加工する道具
  田舎なのでナタ、ノコギリ、丸ノコ、グラインダー
  ・・・と何でもあります
3.おいしく冷たい水
  我が家には井戸水があって、冷たい水がいくらでも出てきます




準備その1
まずは裏山へ行って竹を切ります。
錆鉄人は何年も経った竹よりも新しいほうが風味が良いんじゃないかと思うので、去年生えた竹で太いものを切ります。錆鉄人はこの日は田圃の土手刈りを8時前から11時過ぎまでしていて、戻って来てから準備を始めました。
まあ、遊びみたいなものですから・・・
急斜面を登って竹を切り、庭まで運んでくるのが一番大変な作業かもしれません。
   
竹はあまり細くなっている所は使えませんから、適当な所で切って使用します。(我が家では、その細い部分は畑でキュウリを這わせたりするのに使います。)
竹の太いほうの真ん中にナタを当て、金づちで打込みます。最初は反動でナタが飛び出したりしますが、コツは片側を先に食い込ませる事です。食いこんだら、ナタの先や根元側を金づちで叩き、刃を食い込ませていきます。
写真位まで進むと、竹の開きも大きくなるので、木などを使っても良いでしょう。


   

もう1〜2節進むと割った竹の片側を足で踏んで、手で反対側を引っ張ればバキバキッと簡単に割れて真っ二つです。長さはほぼ5m、2つ割りまで約3分。錆鉄人の習練の早業です?
節取り
   
節は金づちでたたいて割ります。手元が狂うと竹の表面に傷を付けて見てくれが悪くなるので注意が必要です。
手前のように節の根元が少し残りますが錆鉄人は気にしません。(これをきれいに削り取る人もいるようですが・・・商売じゃありませんから。)

   
という事で、節もきれいに取り終えました。一応、今回はご近所さんみんなに声を掛けているので、人数が多くなる事を想定して、両方の節を取りました。この作業に約10分。向こうの扇風機は暑がりの錆鉄人の必需品。
竹のお椀作り

もう1本切って来た竹で、ソーメンを食べるお椀を作ります。
我が家には丸ノコ(本当は大工さんが使うような精密な機械ですが、薪切りとかこういう事にしか使っていません)があるので、シューン、シューンと10個切るのに1〜2分。
次はグラインダーで角を削って竹の繊維が刺さらないようにします。とここで問題が発生。グラインダーの刃(ディスク)が見当たりません。
とりあえず、諦めて家に入ってシャワーを浴びて1本飲みました。


お隣で借りようかと思いましたが、ディスクが見つかりお椀の角を削りました。グラインダーの回転方向があるので、反対に押し当てるとささくれ立つので注意です。(もう一度かけなおせば済みますが)1個約1分の作業です。切った時の粉が付いているので水洗いします。
次に、2つ割りした竹もグラインダーで表面を削ります。割ったままではささくれだっているので棘が刺さって危険ですから、念入りに撫で上げます。
流す準備

あるものを利用し、無駄を省くのが錆鉄人流。脚立と酒のケースを利用して傾斜を作り、真ん中はテーブルで支えて揺れを防止します。
毎年やっているので、これも手慣れた作業ですが、今年は脚立の段を1つ下げて傾斜を緩やかにして、ソーメンを取り易くしました。


水はプランターの散水用の蛇口を利用します。真ん中のオレンジのレバーで水量が調節出来るのもミソです。
ホースの中の水は日光で温められるので、始める前に充分水を流してやる必要があります。
以上で錆鉄人の準備はオーケーです。
準備・天女編

取りこぼしたソーメンはこれで受けてリサイクルします。


天女が腕によりをかけて作りました
でも、写真はあっさり1枚のみ
流しソーメン
という事で、やっと流しソーメンの本番が始まりました。Tさんは今日は都合が悪いとの事でまたいつか。


みんなすごく喜んで、おいしい、おいしいと言ってたくさん食べてくれました。
お隣のベンジャミンさんは、7月末から大阪に単身赴任します。赤ちゃんが小さいので半年位したら奥さんも行く予定だそうです。
一応送別会という事で企画したので、すごく感激してくれました。(来る時にメロンを2個も持って来てくれたので、ソーメンの後でみんなで食べました。ちょうど食べ頃でとてもおいしかったです。)

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