奇跡の出逢いをしたK夫妻と 温泉巡り

09年10月11日〜12日
「再会の湯巡り楽し秋田かな」


奇跡の出逢い


2008年4月、恒例となった花見の遠征に行き
初日は小岩井農場の一本桜、盛岡市内観光、遠野観光、花巻温泉
2日目は弘前城址の桜を見物した後、
世界遺産の白神山地へ行き
まだ雪の為に立入禁止の暗門の滝まで強行突破
戻ってきて温泉に入った時に
たまたま一緒になって話した人がKさんでした。

一緒に入っていた人は2人だけなので
それだけでも不思議な巡り合いと言えると思いますが
お盆休みを利用して北海道遠征に出かけた帰りのフェリーで
奇跡の遭遇!同室になったのでありました。
(もっとも、錆鉄人は顔を忘れていたのですが・・・)

帰りのフェリーは本来なら新潟便を予約する予定でしたが
予約開始日の昼休みには新潟、敦賀共に満室になっていて
かろうじて残っていた秋田便を予約したので
同室になったのでありました。

Kさんが思い出してくれて話しこみ
車上荒らしにカーナビを盗まれた我々を
大潟富士まで案内して下さったのでした。

そして、さらに奇跡は続きます・・・





続「奇跡」
3度目の奇跡は、これは奇跡とは言えないかもしれませんが・・・

今年の北海道遠征でトムラウシに登った時の事です。
あの悲惨な大量遭難のわずか4日後であったので短縮登山口の駐車場で寝るのが怖くて、東大雪荘で車中泊をし、20日の天気予報は後ほど良くなる予想だったので、いつもの登山とは遅めに出発するつもりでアラームを鳴らしたのですが、目覚めてみると駐車場は歯抜け状態。しまったと慌てて車を出しましたが、準備をして出発したのは、ほとんどの登山者が出発した後でした。普通の登山者にとって、日帰りは10時間以上かかるので当然かもしれませんが・・・

という事で、ほぼ無人と化した登山口を出発しようとすると、ハンディビデオを持った人が登山口近辺を撮影していたので、遭難で亡くなった人の家族の人が記念に撮影しているのかな?と思ったのですが、登山とは朝早く出発するものだという事を知らずに「現場」到着が遅れたテレビ記者だったのでした。



登山口の所で、何とか自己紹介をして「インタビューしてもいいですか?」と聞くので、地元の新聞記者だろうと思って応じたのでした。
という事で登山に出発し、当然、途中で全ての登山者を追い越して、遭難した人の怨霊が行く手を遮っているようなおどろおどろしい山頂付近の強風と濃いガスの中を無事に登頂。下山途中で一般登山者に逢うようになった頃には天気もすっかり良くなり、駐車場に着いたころにはインタビューの事など忘れていたのでした。
と、前置きがすごく長くなりましたが・・・

東大雪荘の駐車場に車を停め、泥だらけの登山靴を温泉混じりの小川で洗い、最北の温泉「憧夢」に向けてノンストップの大爆走をしていると携帯が鳴りました。
何かと思ってみると、なんとインタビューはテレビだったらしく、テレビ朝日のニュースで錆鉄人のインタビューを見た!というKさん(奥さん)からのメールだったのでした。天女もそれをみて、「やっぱりKさんとは不思議なご縁があるのね!」とびっくりしていたのでした。

ちなみに、職場の同僚からも近所の人からも誰一人、そのニュースを見たという人はいませんでしたから、たまたまそのニュースをKさんが見たというのも、奇跡的な事だったと思っているのでありました。


ゴールデンウィーク
フェリーで再会して、親切に大潟富士までご案内して頂き、それからはお友達というか、離れてはいますが時々メールのやりとりなどもして、今年のゴールデンウィーク、お二人が紀伊半島や中部地方の温泉巡りの大遠征に来られた時に、我が家に寄ってもらったのでありました。


(Kさんのブログにはご自身の写真が載せてないようなので、写真は自制しています)
秋田遠征の経緯
と言うこれまでの経緯でした。
さて、10月の折角の3連休、何処かに遠征しなくっちゃ!と考えた愛妻家の錆鉄人は、百名山全山日帰りを達成して疲労が蓄積しているの違いない天女を、温泉湯治に連れて行こうと考えた訳でありました。(こういう時に温泉が浮かぶようになったのは、K夫妻の影響に違いありません)
九州や四国の暖かい所は冬に行けばよいと考え、ちょうど紅葉も見頃と思われる東北をチョイス。K夫妻が昨年行こうとして紅葉見物の大渋滞に巻き込まれて手前で断念したという高湯温泉安達屋と、旅行ガイドに必ず出てくる有名な秘湯、乳頭温泉の鶴の湯を制覇しようと考えたのでありました。
安達屋さんに関しては、K夫妻が行けなかったと聞いたので、先に入って自慢しようかという不埒な考えで行った為か、2月末に親孝行旅行(水戸偕楽園とハワイアンズ)に行た時に寄ったのですが、運悪く「掃除をしているので午後1時から」と言われ涙をのんだのでありました。

という事で計画を立てていると、天女から10日に天使の運動会があると連絡があったと告げられました。そこは愛妻家の錆鉄人、天女は行きたいとは言わなくても行きたいに違いないと思って(って、錆鉄人も運動会を見たかったのですが・・・)10日は横浜に行き、夜に北上して朝一番で安達屋さん、翌日1番に鶴の湯さん、と考えていたら、K夫妻からご招待頂きまして、安達屋さんは近いから(って、600km近くありますが・・・)この次の時にしようという事で、最終的なスケジュールが確定したのでありました。

10月10日 天使の運動会

優貴君!ブッチギリで1等賞!

よそ見しているうちにみんながスタートしてしまったので
もう一度再挑戦したのでありました。


風船めがけて走りました!

何と愛奈ちゃんも1等賞!
(よく腿が上がっていますね!)
横浜まで応援にきた甲斐があった!
首都高で追突される!

この日も寝不足になると大変だという事で、戸塚を16時45分ごろに出発。
首都高の渋滞につかまって、そろそろ走っていて前車が止まったのでこちらも止まっていると、ゴン!
軽いショックだったので大したことはないと思いましたが・・・
(写真はぶつけた張本人)


写真にはうまく写っていませんが
深さはありませんが幅10cm程の凹みです

でも、もう15万kmも走っているし
ぶつかった彼は無職だというし・・・
(それなのにアルファードかよ!ですが)
修理費を請求しても払ってくれるかどうか・・・
という事で、
ムチウチの心配は全然ないと思われるので
そのままにする事にしました。
鶴の湯

9時半頃到着すると、宿泊客がチェックアウトして記念撮影していました。
日帰り客が殺到すると思って先頭で受付に並びましたが、観光客の中には日帰りが10時からと聞いて諦めて帰る人もいました。(勿体ない!)


映っていない左の部分から
ブクブク泡と一緒に温泉が湧いているので
その辺りは丁度良い温度ですが
この付近はぬるかったです。
蟹場温泉

旅館から100m近く歩いた所が露天風呂

実は2番目には妙の湯と思っていたのですが、
駐車場が満杯だったので蟹場温泉へ。


すぐ後ろが脱衣場への通路です

ここはバスタオルOKでした。
混雑の鶴の湯と違ってゆったり出来ました。
妙の湯

蟹場温泉から戻っても妙の湯の駐車場は満杯
という事で、昼食を食べて出直す事にして
休暇村乳頭温泉郷に行き食事
(蟹場に向かう時に食事の看板をチェック済)
天女はきのこパスタ
(パスタはハズレでした)
錆鉄人は稲庭うどん
すごい上げ底でうどんは少なかったです
でも、天ぷらはおいしかったです


昼食の後、もう一度妙の湯へ
(執念で向かったのでありました)

相変わらず駐車場は満杯で人気の程が分かります
路測に数台駐車している後ろに強行駐車

でも、玄関を開けると
足の置き場もない程の靴、靴、靴!
1,000円も出して芋の子を洗うような温泉に入りたくない
という事で車に戻りました。

まだまだ執念が足らないというか・・・
500円なら入っていたかも?
黒湯温泉

休暇村に戻って、前を左折して黒湯温泉へ。黒湯温泉は事前チェックしていなかったのでよくわかりませんが、駐車場の所に標識があったので行ったという感じです。
駐車場が乳頭山登山口にもなっているので、登山姿の人も温泉に寄っていました。


ここはタオル巻き禁止なので女性が入るのは困難です。
でも、天女は混浴に慣れているので入りました。
(タオルで隠すのは下手ですが・・・)

たつこ像

      田沢湖に向かう途中

6時ごろにKさん宅にお伺いする予定だったので、黒湯を3時過ぎに出て、有名なたつこ像を見て行く計画でした。
ところがこの日は途中のスキー場で「ドレスアップショー」が開催されていて、国道まで数キロ、国道も左折は大渋滞になっていました。さらに田沢湖マラソン(の駐車場になっていたのかもしれません)や様々なイベントがあったようで、国道から田沢湖に向かう道路も大混雑でした。(反対車線とハチミツ屋さんの駐車場など)


あまり美人ではないわね!
天女は思った事を口に出します。
Kさん宅にて

という事で、田沢湖から一路秋田市内へ。福井と違って、信号が少なく走り易い道路を快調に走りました。
部屋に入ると、もうキリタンポの準備が出来ていて、すぐにカセットコンロに着火。煮えるのを待つ間、錆鉄人はビールを頂いていました。(残念ながらお二人は飲まれません)そして、錆鉄人は5〜6杯はキリタンポ鍋を頂きました。(翌日はお腹が満杯で苦しかったです)


楽しみだわ!

玉川温泉

   大量の温泉を吐き出している「大噴」

12日は混雑を予想して、6時起床の7時出発と決まり、早めに就寝。実際は7時過ぎてからの出発になりましたが、福井の信号地獄と違ってスムーズに走行し、玉川温泉に到着。しかし、駐車場は1時間半待ちと言われ、新玉川温泉に戻り、道路横の駐車場に駐車して、歩いて行きました。橋を渡った所にも駐車場があってまだ駐車可能でしたが、橋の上から絶景を撮影する人がたくさんいました。駐車場の上にビジターセンターがあり、もう一度トイレに行ってやっとお腹が楽になった錆鉄人でありました。
ビジターセンターから500m程歩くと玉川温泉があり、チッェクアウトする人の車が旅館の前に停まっていました。そこから温泉や蒸気を噴出している所まで500m程遊歩道が伸びていました。


有名な岩盤浴をしている人たち

末期ガンの人も治るという噂の玉川温泉岩盤浴
皆さんゴザ・毛布持参です
小屋の中は場所取りが熾烈だとか。
「もう駄目だと言われたらここに来ようか」
と天女に言ったら、傍にいたおばさんが
「そうなる前にこなくっちゃ駄目よ」


蒸けの湯

下の駐車場は満杯で、上の駐車場に戻って駐車。
最初は見るだけという事だったのですが、天女が折角だから入りたいというので受付へ。
まずは駐車場の先から露天風呂へ行きました。最初に混浴へ行きましたが、何とそこで鶴の湯で一緒になった八戸の夫婦と再会するではありませんか!




こちらは男湯

建物の所にも内湯と露天風呂があって入りました
籐七温泉

見返峠で籐七温泉方面からの車が数珠つなぎになっていたので、混雑嫌いの錆鉄人は止めようかって電話しようと思ったのですが、その前にKさんが右折したので錆鉄人も着いて行きましたが、止めなくて良かったです。

何と、Kさんは東北の温泉が無料になったり割引になる温泉本を6冊も持っていて(昨年の秋に送ってきてくれましたが、昨年は行く機会がありませんでした。中部でも出ていたら買うのですが・・・)それを貸してもらって半額の300円で入れました。
ここは観光客も一杯で、受付した客としない客の区別がつくのかしら?と思いました。


(上は樹海ラインで車からも見えます)

右の囲いの所が1つ目
そこを出て前に2つ目、上がって3つ目
下がって4つ目、5つ目、女湯
どれも露天風呂の底にメザラがあって
間からプクプク泡と一緒に温泉が湧いています!
建物の反対側にも内湯と露天風呂がある贅沢さ!
これで300円(本当は600円)

帰宅
という事で、籐七温泉でも1時間程温泉に入り、駐車場でお礼とお別れを言いましたが、Kさん達も高速に乗って帰るという事だったので、一緒に樹海ラインを盛岡のほうに下りました。松尾八幡ICの手前で錆鉄人はスタンドに入ったのですが、インター入り口の所で待っていて下さって、もう一度、本当にお別れをして高速に乗りました。
後でブログで知ったのですが・・・何とこの日はお二人の結婚記念日だったとの事、すごいお邪魔をしちゃいました。
お二人はその後、盛岡のお気に入りの焼肉屋さんで食事をして(そうなんです、時間がないので昼食抜きで温泉に入っていたのでした)、築館で温泉に入って帰宅されたとの事でした。

錆鉄人達は高速に乗ってすぐの岩手山SAに入って、じゃじゃ麺とひれかつ丼を食べ、錆鉄人は先に出てりんごのソフトクリームを買いました。天女が買い物をして出てきたので、ソフトクリームを渡すと、いきなきかぶりつこうとするので慌てて制止して写真を取りましたが、その写真は割愛。

二本松付近で20kmの渋滞とか、西会津でも10kmを越える渋滞があって、予想以上に時間がかかり、走れる所はほとんど120km位で走り、途中でもう1回食事と給油をして、1時45分ごろやっと帰宅しました。総走行距離は2,332kmでした。

また思い出の貯金が出来た楽しい旅行でした。K夫婦さん、有難うございました。


「岩手山にはソフトクリームが似合う」
(何か聞いた事のあるセリフ)

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