残雪期の 会津駒ケ岳

09年4月19日予定

会津駒ケ岳(2,132m)


金無し暇無し錆鉄人は
コストパフォーマンスとタイムパフォーマンス最大化の計画を策定し
18日は滝桜・花見山・幕川温泉・沼尻温泉元湯・檜枝岐 燧の湯と回り
19日朝一番に会津駒ケ岳に登りました。

会津駒ケ岳は雪崩の危険もほとんどなく、
日本海側からは比較的離れている為か
年中通して登山可能で
3、4月は春山スキー客も多いという山のようです。

という事で、
天女の百名山完登に燃える錆鉄人は
ヒーヒーハーハーの遠征をしたのでありました。
(天女は燃えていませんが・・・)





どうやって行くの
この時期、新潟県(小出IC)からの道路は2つとも冬季通行止めなので、会津若松ICまで走り、100km余り南下するルートを取るしかありません。
という事もあって、滝桜と花見山の観光をくっつけたわけですが(それも全て天女を引っぱり出すための作戦ではありました。)

登山道の様子や小屋の営業については、駒の小屋さんのブログが冬の間も適時情報をアップしていて下さるので、非常に参考になりました。なお、ブログのURLを確認しようと開いてみたら4月26日から登山口の階段の所まで除雪されて通れるようになるとの事でした。


今回は、沼尻温泉元湯から桧枝岐を目指したので、会津若松ICからのルートとは少し違っていたと思いますが、午後2時過ぎなのに市内は渋滞していて、横に回る寿司があったので、こんな内陸部だからまずいに違いないと思い真柄も、1皿84円から!というキャッチコピーに惹かれて入ったのでありました。
いえ、安さに惹かれたわけではなく、渋滞をやり過ごすために時間つぶしに入った訳でありました!

登山口
18日燧の湯に入ったあとは、檜枝岐の村の奥にある駐車場でビールを3本飲んで車中泊しました。1台駐車していた車がありましたが、車中泊ではなく、単なる長期駐車のようでした。
という事で、5時に起床し、村内の公衆トイレを利用させてもらってから登山口に。前日に横を通った時、トイレまでの道路脇に数台駐車していましたが、来てみると台数は増えていましたが、1台分の隙間が見えたので車を入れました。すぐ後に1台車が来ましたが、トイレの前まで行って諦めて、ユーターンして行きました。でも戻って来ると、そこにも数台駐車していました。



この先は通行止めです
(4月26日より登山口まで開通)

数百メートル先まで除雪されていましたが
ユーターンは出来ませんし
駐車スペースもありません
(念の為)

5:46 出発しました。
登山口
トイレの所から数百メートル歩くと除雪は終わり、雪上となりますが、足跡は2か所ほど車道をショートカットしていました。地図にも記入されている通りだと思いますが、錆鉄人は持って行っても地図は見ないものですから・・・

途中、1か所だけ2m程のデブリがありましたが特に問題はありません。登山口の少し手前の駐車場の辺りから先は日当たりが良いためか積雪はありませんでした。

という事で、6:12 登山口に到着しました。
天気予報では16〜17日とかなりの降雨量じゃないかと思い、山では新雪がかなりあるかもしれないと思い、2人ともスノーシューを持ってきて、ザックのサイドに取り付けて持ってきました。ひょっとしたら、天女にはアイゼンが必要な所があるかもしれないと思って、錆鉄人のザックに入れてくる慎重さでありました。なにせ、東北の冬山っていうのは初体験なので・・・
でも、荒島岳とほとんど変わらないような感じでした。

夏道登山道
   
階段の上も雪はなく、しばらくは夏道を歩きます。
この先で、天女がお腹が空いたというので朝食を食べました。錆鉄人と違って、天女はフェラーリのような高級エンジンなので適切なメンテナンスが必要みたいです。錆鉄人は真っ黒のオイルでも動く農業用のヤンマーディーゼルみたいな(粗雑ではありません!)エンジンなので、1食位はノーメンテナンスでも可能なのですが・・・




という事で、登山口から15分程歩くと雪上歩きとなります。
雪上歩き

ここはヘリポート?でしょうか。
足跡とピンクテープでルートもバッチリ
なのに新路開拓熱心な天女でした。


天女は朝食の成果か(って、おにぎり1個食べただけでしたが・・・)快調に歩き、10人位の登山者やスキーを担いだ人を追い越して、2人組の登山者に追い付きました。すると、「錆鉄人さんですか?」と声を掛けられビックリして「はい」と答えると、HPをご覧になっていて、逢えるかもしれないと思って、会津駒にしたという東京から来たSさんとHさんでした。
折角だから記念撮影をと思いましたが、もうすぐ頂上だと思っていたので、頂上で記念撮影しましょうと言って登りました。
快晴!




頂上へ

頂上はもうすぐです。ポールの立っている稜線をたどると駒の小屋に導かれますが、合理的な錆鉄人はトラバースして頂上を目指しました。


8:09 頂上に到着
頂上

という事で、東京から来られたSさんと記念撮影。錆鉄人と一緒の写真も天女が写しましたが、その時だけシャッターが不調だったのか写っていませんでした。天女には不思議な事がたくさん起こるので、いつでも楽しめます。


燧岳の雄姿
頂上からの眺め

燧岳のアップ


至仏岳?
頂上からの眺め

頂上で説明を聞いたのですが・・・



日光白根山

日光白根山
これは分かりやすかったでっす


2人一緒の写真も撮ってもらいました
そのうちにHさんも到着されて
お互いのカメラで記念撮影しました

錆鉄人はスパッツを忘れましたが
持って来てもしなかったかもしれません
駒の小屋

Sさん、Hさんより一足お先に下山し、駒の小屋に寄りました。


小屋の前からの頂上
駒の小屋にて

こじんまりとした玄関先

日帰りばかりの錆鉄人は
頑張って下さっている小屋の為に
少しでも寄付をしようとビールを注文
(前夜、飲んでしまったからですが・・・)
450円と良心的なお値段!
しかも「今月で賞味期限が終わるので」
と言って100円引きしてくれました。



小屋の管理人さん

いつもブログで最新情報を有難うございます
記念撮影

ビールを持って記念撮影
鋭いツメでした


Hさん、Sさんと
下山

小屋の前
結構急に見えますが
天女も怖がらなかった位で大した事はありません


ポールに沿って下山しました

結局、スノーシューもアイゼンも不要でした
ヘリポート

この日の登山者はスキーヤー含め30名位でしょうか


ここからの下りが一番急傾斜でした
登山口に戻る
10:01 登山口の戻りました。今回は頂上や小屋でSさんHさんとおしゃべりして良い思い出になりました。


冬道にデブリが見えました
駒の小屋さんのブログでは4月8日の時点で
夏道を通るようにと書かれていました
道草

フキノトウがたくさん出ていたので
採取に夢中の天女
我が家の周辺ではとっくに終わっていましたから
(翌日、テンプラにして近所に配っていました)


岩からの湧水を飲みました
登山口に戻る
という事で、かなり道草をして駐車場には10時半ちょうどに戻りました。
すぐに登山靴を脱いで、日本秘湯を守る会の温泉「旅館ひのえまた」に行きました。

   →桧枝岐観光編


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