筆舌に尽くしがたい感動 ミヤマキリシマ

09年5月31日

平治岳


平治岳と書いて「ヒジダケ」と呼ぶなんて
教わらなければ読めません

しかし、そこにミヤマキリシマの大群落があるのは
長者原から諏蛾守越を越えた途端に
山肌がピンクに染まっているので分かる筈です
もっとも我々が雨ヶ池コースから坊ガツルに入った時は
逆光の為に分からなかったのですが・・・

坊ガツルから大戸越(うとんごし:これも読めません!)までのぬかるむ道を歩きながら
「はるばるとこんな所へ来る人の気が知れないわ」とこぼしていた天女も
その素晴らしい光景に感動したのでありました

天女は登った山の事をあまり覚えていないので
もう一度登っても「常に新鮮な感動が味わえる」という得な性格ですが
(単に忘れっぽいという事でありますが・・・)
この山は忘れる事はないでしょう。

しして、もう一度登っても、
また新たな感動をきっと与えてくれるでしょう。





どうやって行くの
臼杵から高速代をセーブしようと一般道を選択したのが大失敗でした。
ルート上のコンビニを探したらわずか数キロ先が最後だった所で、ヤバイかも・・・とは思ったのでしたが・・・。県道600台のルートになった所で止めて戻れば良かったのですが・・・
行ったら工事で通行止め、迂回路が分からずに、大きな道に出ようと思って戻る途中で、狭い迂回路を見つけたのが運の尽き。入ったら戻れない一車線の道路、横は川!何とか通過した先は1車線ですが、あんな所を戻るなんていやだと突き進みましたが・・・走れども走れども1車線は続き、寝不足でヘロヘロの錆鉄人はやっとの思いで走らせていましたが、またまた通行止め!カーナビの地図ではわずか5m先を曲がる事になっていますが、重機が通せんぼ!またまた山の中の1車線の道路を10km程も走らされ、たった5m先に到着。



それからもしばらくは隘路が続きましたが、ようやく広い通りになってひと安心。そして、目的地の長者原に到着しましたが、もう頭が死んでいてカーナビの地図を見ても現在地が理解出来ずに、とりあえずは一旦駐車しましたが、トイレの近くに駐車しようと再度広い駐車場をウロウロ。
バーベキューを囲んでいた一行に信号の手前にあると聞き行きましたが見当たらず。またまたウロウロして、道路の向こう側にそれらしき建物を見つけて行くと、果たしてトイレでありました。
トイレのすぐ右側の奥から2台目が空いていたのでバックで車を停めた所でもう限界、すぐに発泡酒を飲んだ錆鉄人でありました。疲れよりも、アルコール欠乏症だったのかもしれませんが・・・、燃料補給が出来た所で錆鉄人は復活!登山口は何処だろうと探索に出かけ、右側に階段があってそこがと0山口の入口だと分かってひと安心。発泡酒を3本飲んでいい気持ちで眠りにつきました。9時過ぎだろうと思います。
という事で、ふと目が覚めて時計を見ると、まだ午後11時40分。トイレに行ってもう一度寝ました。


登山口
その後も何度か目覚め、4時にアラームをセットしていましたが、アラームが鳴る前に目が覚める錆鉄人でした。

最近は、朝は食欲がないと言って食べない天女です。錆鉄人は起きてすぐにでも食べられる強靭な胃袋です。

4:36 出発です。


しばらくは木道を歩きます。
分岐

確か、ここで「坊がつる」は左だと思いこみ、木道を歩きだしましたが、すぐにおかしいと思って引き返しました。そのまま行っていたら、出発点に戻ったと思われます。
実は、この先でも林道を進んでしまい、直前に追い越した人からこちらですよ!と言われて引き返したのでありました。その人はヘッドランプも点けずに歩いていました。


5:11 天女がお腹が空いてパワーが出ないと言うので、涸れ沢を渡った所で朝食
食べたあとは凄い勢いで突き進んだかというと、あまり変わらないような・・・。でも、早く!早く!と言うのは禁句にしている愛妻家の錆鉄人でありました。
雨ヶ池 5:26




雨ヶ池

雨ヶ池といっても池は見当たらず・・・、岩があったので上に登って右側を見ると湿地のような所が見えました。


御来光 5:34
ミヤマキリシマも咲いています
坊ガツル

法華院温泉への分岐を越えて坊ガツルへ
まさに「四方山なる坊ガツル」でした
(唯一山のない方向を写していますが・・・)


坊ガツルとは平原で川が流れている所という意味だと何かに書いてあったような記憶があったので、川を写しました。
キャンプ場

テント場は草の上、気持良く眠れそうです。


キャンプ場を通りこして振り返りました
後の鞍部が諏蛾守越
一人一石運動

取り付きの辺りで石が積まれていて一人一石運動と書いてあったので、2人とも石を持って歩きました。下はかなりぬかるむ悪路で、登山者が運んだと思われる石が埋まっていました。もう置こうかと思った所でこの看板、勿論もう一寸先まで運ぶ律儀な錆鉄人と天女でありました。


途中で天女がお腹が空いたといって2止めの食事休憩をしました。
工事中




工事中




工事中



工事中




ミヤマキリシマの洪水




ミヤマキリシマの洪水



ミヤマキリシマと坊ガツル



三脚を構えている人の多くは
ミヤマキリシマと坊ガツルをカメラに収めんと
ガスが晴れるのを辛抱強く待っているようです
北大船岳へ



虫害に哀しい姿のミヤマキリシマ
工事中



工事中




工事中




工事中



法華院温泉




工事中




工事中



こちら天女の撮影
左右対称の作りですね



工事中




工事中




工事中




平治岳のアップ!




工事中




工事中




星生温泉



今頃天気が良くなって来ても・・・
広島風お好み焼き




帰宅

天女は焼き魚定食。スナックコーナーしかないパーキングですが、いつも安いものを注文する天女です。

食事の後はただ家まで走るだけ。
渋滞もほとんどなく、ほぼ120キロでバンバン飛ばして走りました。

帰宅は午前1時少し前。布団や登山用品をおろし、ビールを飲んで寝たのは2時を回っていました。


今回の九州遠征、また良い思い出が出来ました。
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