ミヤマキリシマを訪ねんと はるばる九州遠征

09年5月30日〜31日

ミヤマキリシマ


それは錆鉄人が結婚する前だったかもしれない
出張で九州に行き、車で各地を回った
その時、ピンクに染まる山を見て驚愕した
が、その山が何処だったかは覚えていない
というより、
その頃は九州の山に登ることなど考えていなかった
天女と九州に行った時にその話をしたが
いつかその時期に行って
天女を喜ばせたいと思っていた。

という事で
今回はETC1000円乗り放題を利用して
今年2回目の九州遠征に出発したのでありました!





どうやって行くの
今回の目標は土日で、ミヤマキリシマ咲き誇る九重を歩き、歌に名高い坊ガツルにて昼食、法華院温泉に入って登山口に戻り、臼杵の石仏を見学し、別府温泉の地獄巡りを行い、帰ってくる・・・というコストパフォーマンスとタイムパフォーマンス最高の計画でした。
いつも通り、定時に会社を終えて一目散で帰宅。着替えだけしたら前日のうちに準備をしておいたステップワゴンに乗り換えて出発の予定でしたが、大阪の展示会に出席する事になったので、天女を乗せて8時前に出発。会場は大阪城の横なので、天女は展示会の終わるまで大阪城観光です。
武生ICから九重ICまで887km、アベレージを100km+で走行して、10時間。でしたが、展示館が終わったのが16時過ぎ、市内の渋滞で少し時間を食いましたが、阪神高速から中国道・山陽道と乗りついで、九州に上陸。展示会のおかげで3時間位助かった感じでした。
九州道を走行しながら天気予報を聞くと、土曜日は曇りですが、日曜日は晴れという予報だったので、今回のメーンイベントである九重は日曜日に変更しました。



問題は高速1,000円乗り放題による帰りの渋滞です。
午後10時頃までは数十kmの渋滞が予想されるので、あっさりと岡山辺りで数時間仮眠し、午前0時頃に阪神圏を通過し、2時半頃に帰宅しようと思っています。

渋滞予報カレンダーでは吉川JCT 〜 宝塚ICで14:00〜22:00の間渋滞し、ピークはは18:00で20kmの予想でしたが・・・
由布岳
という事で、天気の都合で由布岳を最初に登ることにしましたが、愛妻家の錆鉄人は「曇りでも登ってもいい?」と天女の了解を得てから出発しました。
正面登山口に5時過ぎに到着すると、すでの10台近い車が駐車していて、出発の準備をしている人もいました。
西峰と東峰の分岐まではどうってことがない登山道でしたが、どちらに行ったものかと地図を見ると西峰に三角点があったので、こちらに登ろうよと天女を促して出発。いつも通り天女が先に登りますが、いわばがあって、天女のストックを持ってやったりしていると、鎖場が出現。
1つ目は登りましたが、水平トラバースの鎖場を見るなり、「私はもう行かない」とご宣託!「こんな所どうって事ないよ」と先に亘りましたが、来ようとしません。そのうちに登ってくると思って頂上に行って待っていても来ません。戻ってみると、少し下りた所の広場にいて、登っておいでと言っても「登らない」と駄々をこねているので、そこは意地の張り合い、錆鉄人も「そんなら下りない」と腰をおろしました。駄々のこねあいなら夫に勝てない事を悟った天女はしかたなく登ってきました。必死の顔で鎖場のトラバースも通過。

「登ってみたら、大した事はなかったわ」とのたまうのでありました。



明礬温泉大露天風呂




別府温泉地獄巡り
別府は修学旅行と慰安旅行で2回訪れているはずですが、あまり覚えていません。しかしながら、地をも全部回っているはずはないので、この際、天女と一緒に地獄巡りをして、死んでからは見学に行く必要がないようにしておこうと思っていました。
地獄は「鬼地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、地の池地獄、竜巻地獄」と8つあります。

地獄巡りをするならネットで1割引券をゲットしましょう。2,000円が1,800円になります!と書いておきながら、旅行の計画と一緒に家に忘れてきてしまった錆鉄人。2人で400円も損をするのは本意ではありませんが、もう二度と見る機械がないかもしれないから!と8地獄の共通券を買いました。
天女は最初は、そんなものわざわざお金を払って見なくても・・・と思っていたようですが、錆鉄人の熱意に促されて決断したのでしたが、結構見所がたくさんあって、「良かったわ!」と行ってくれました。


臼杵石仏
天女はほぐし絵を描いているので、観音様やお地蔵様などを熱心に観察します。という事で、愛妻家の錆鉄人は(高校の修学旅行で訪れて以来となる)国宝の臼杵石仏に天女を連れて行く事にしました。
見学時間は19時までですが、17時頃には到着出来ると思っています。




さて、ショートゲームさんから遅くなると駐車場も満杯で平治岳の登山も40分待ちにだった・・・と聞いていた錆鉄人は、一刻も早く長者原に行かなくてはqと思って、温泉も我慢してカーナビを長者原にセットしました。しかしながら、高速を利用いsた場合は大きく後戻りしそうなので一般道を選択したのが悲惨な結果を・・・
県道600号台のルートだったので不安を感じながら進みましたが、ルート沿いのコンビニを探すと数km先が最後でした。食糧無しでは天女が動けなくなるのでしっかり食料を購入して進みましたが・・・なんと通行止めに出くわしました。迂回路の表示に従って走りましたが見当たらず、戻って違うルートに行こうとしたらカーナビで道路標示があったので進入しましたが・・・1車線で横は川、50cmハンドルを間違うと転落です。何とかそこを通過しましたが、1.2車線程度の道路を延々と走らされます。錆鉄人は寝不足でフラフラでしたが、余りの悪路に目も冴えてしまいました。って、喜ぶべきか・・・。走れども走れども我がルート広くならざりし・・・。何とはもう少しかと思ったらまたまた工事中。カーナビの地図でも10m先で右折すrのですが、そこが通行止め。またまた1車線の道路を延々と10km近く走らされて、先ほどの目と鼻の先へ・・・。泣くにも泣けません。
という事で、何とか長者原に到着しましたが、もう頭が死んでいて、方向感覚がなくなっていて、ビジターセンターへも行けません。フラフラの状態で広い駐車場をウロウロ、キャンプしている人にトイレの場所を聞いても、なかなかおっこにたどり着けません。
けれども、そこは天女の助けで、何とかビジターセンター横のトイレのすぐ横にヘロヘロで駐車。もう温泉に行く気力もなく、発泡酒(金麦)を3本飲んで、死んだように眠りにつく錆鉄人でありました。が・・・目が覚めたのは23時40分。それでも、眠りについて4時のアラームの前にはちゃんと起きる神技を発揮する錆鉄人でありました。
九重
「くじゅう」は九重と久住がありますが、九重山が「くじゅう山域全体」を表し、その中のひとつの山頂を久住山と決めたようです。
久住山がもっとも高い山だと思って決めたけれど、あとで他の山のほうが高いと分かったようです。
ショートゲームさんにご忠告に従って、4時に起床して、4時40分に出発する品行方正な錆鉄人でありました。という事で、ルートを間違えそうになりながらも、何とか坊ガツルに到着し、平治岳に向けて進みました。

    頂上付近から下を見下ろす

ぬかるむ登山道が続き、天女は「こんな所まで花を見に来る人の気が知れないわ」とこぼしていたのでありましたが、こんな素晴らしいミヤマキリシマに感動!
「来て良かったわ!」

今回の九州遠征の三大目標は、歌に名高い坊ガツルにミヤマキリシマ、そして法華院温泉でした。
という事で、法華院温泉に行って、「日帰り入浴したいのですが」と言うと、「おーい、もう温泉入れるかな?」と聞いています。ザックはどうするのですか?と聞くと、誰も入っていないから、そのまま持って行けばとの事でした。
という事で、貸切の法華院温泉を楽しむ錆鉄人と天女でありました。(あとで、何人か入ってきましたが・・・)

長者原温泉
いろいろと温泉があるようですが、九重星生ホテルの露天風呂が気持ち良さそうなので、ここに入ろうと思っていました。(日帰り入浴800円)と思っていたら、北大船山でお話しした人からも、星生ホテルがお勧めですよと言われました。

【ホテルのHPから】
4種類の異なる温泉を岩風呂・うたせ湯・桶風呂などバラエティー豊かな湯舟で楽しめる




   九重星生ホテルHP

帰路




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