寒波大襲来! 2009年の温泉納め!

09年12月30日〜31日

回り道


テレビを見ていたら吉田うどんの特集でした。

わーおいしそう!

天女の一声で食べに行く事に決めた愛妻家の錆鉄人
28日仕事納めの後、天使たちに会いに行き
30日の夜に帰ってくる計画でしたが
回り道をして帰ることにしました。

去年と同じように山梨から塩尻・松本と抜け
安房峠トンネルから平湯・高山経由の下道走行で
高速料金を浮かしながら観光する一石二鳥の作戦です。

問題は吉田のうどんやさんが
ほとんどが昼しか営業していないという事ですが・・・







計画
30日夜は温泉にも入ろうと考え、紅富士の湯は入っているので、ちょっと外れた石割の湯に入り、富士吉田市で夜も食べられるうどん屋さんに行って、どこかで車中泊。
31日は、折角富士山のふもとにいるのですから、朝日に染まる富士山の撮影をして、朝から食べられるうどん屋さんに行って北上。
通り道にある上諏訪温泉の片倉館に入浴。
せっかく国道158号線を通って高山に抜けるのですから、白骨温泉に行こうかと調べましたが、31日は本館の露天風呂には入れないらしいので別の機会に挑戦することにして、前回も入ろうと思っていたのに通り過ぎてしまった坂巻温泉に日帰り入浴。
安房峠道路で平湯に入って、人気のひらゆの森は敬遠し、平湯館で温泉納め!
あとは雪の峠越えが続きますが、慎重に走って午後8時頃には帰宅、というコストパフォーマンスとタイムパフォーマンスを最大限にするという崇高な目的達成の為に、最後の最後まで時間と体力の続く限り走り回って遊び尽くさんとする錆鉄人でありました。

雪の状況によっては、安全優先で中央道に乗って遠回りして帰ろうと思っています。

ところで、娘夫婦が新居を購入して以来、横浜へ行くときはステップワゴンでは駐車が窮屈というのもあって、いつも天女のムーブで行っていました。今回は車中泊をしますが、雪道走行の可能性も高いので、天女のムーブで行く事にしました。カーナビがないところは「迷ナビゲーターの天女」(天女の部屋を参照下さい)を当てにせず、地図を用意して、さらに事前に大体のコースを頭に入れておいて出発するつもりです。

ムーブでの車中泊に関しては用意周到な錆鉄人は、快適な車中泊の為に座布団などをシートに並べて寝心地の研究をする念の入れようです。(ムーブには常念岳登山の時、一度だけ車中泊しています)
天女のムーブは先代の車種ですが、前のシート前端まで出してフラットにし、後ろのシートつなげるとと1.5m以上のほぼ平坦なスペースができます。(両側ともに)
後席のシートの背もたれは45度位までしか倒れませんが、そのままでも枕と考えれば良いくらいで、シートに座布団などを敷いて少し高くすればフラットな部分が延びることになるので、錆鉄人でも問題なく寝るスペースが出来るのでありました。
天気予報
週間予報の出る前から年末年始の天気予報を調べていましたが、かなりの寒波が襲来して31日から元旦は大雪の予報だったので、山越えは無理かな・・・と思っていたのですが、30日に見た天気予報で、前回の寒波が特級なら今回の寒波は1級だと言ったので、それなら大丈夫だろうと思い、計画通り実行する事にしたのでした。
が・・・



石割の湯
去年も入ろうと思って行ったのですが、花の都のイルミネーションを見てから行ったのが運のつきで、着いたときには受付終了の時間でした。
という事で、今回は戸塚を午後5時前に出発したのですが、カ−ナビのないムーブなので厚木ICから御殿場ICまでは高速に乗って行ったので、余裕で到着しました。
ジャグジーの温泉はかなり塩素の匂いがきつかったのですが、その横に冷たい風呂があったので、入ろうとしていた人にこれは源泉ですか?と聞くとそうだと言われたので錆鉄人も入りました。流れ込んでいる源泉は本当に川の水のような冷たさでしたが、溜まっている温泉はそれよりは暖かかったです。



天女撮影の女湯
吉田うどん
吉田うどんも前回のときに食べたいと思っていたのでしたが、早朝にやっている所が分からなかったので断念していたのでした。
今回は夜遅くまで営業している所を探し、カレ吉に決めていたのでした。
という事で、国道139号線を富士吉田市に向けて走り、富士見バイパスを北上します。かなり走った交差点近くの左手にあると頭に入れていましたが、建物の影になっていて見えないかもしれないと心配していましたが、市街地からかなり外れている事もあってバイパスから良く見えたので簡単に到着。

中に入ると人の良さそうなおばさんが注文を聞きに来たので、お勧めを聞きました。こういう場合、一番高いメニューを進められる事が多いのですが、好感が持てました。

   人の良さそうなおばさん







道の駅富士吉田
カレ吉でたくさん食べて満腹となった2人は道の駅富士吉田まで戻って車中泊。かなり広い駐車場ですが、トイレの近くに車中泊の車が20〜30大ほど駐車していたので、その仲間に入れてもらい、ベッドメーキング。

朝起きた時のフロントガラス



小さい座布団や毛布でシートの凸凹を調整して、寝袋を2重にしたので結構安眠できました。写真は錆鉄人が運転するために助手席側に移動した所です。
朝焼けの富士山
富士山頂のご来光が6時42分頃なので、その前に行って朝焼けの富士山を撮影しようと思っていました。
問題は天気でしたが・・・ヤッター!天女晴れ!

    この頃、天女はまだお休み中

   明るくなって来たので天女もお出まし



朝焼けの富士

ご来光と白鳥
天下茶屋

一旦御坂トンネルを通り過ぎたのですが、時間があるので戻って旧道を登りました。天下茶屋の先、トンネルは通行止めでした。


天下茶屋の前にはカメラを構えた人が数名いました。
山口温泉






片倉館
品格ある建物、広い浴場など等、天女も楽しみにしていた片倉館でしたが、国道を走っていても上諏訪温泉への案内標識がありません。駅を越えて、線路を渡った所から左折して、駅裏の辺りをウロウロ。何軒かの立派な温泉ホテルの横を通ってようやく片倉館の前に到着したので、駐車場に入れて行こうとしたら、そこは月極めの駐車場だったので、もう一度大きく回り込んですぐ向こうの諏訪湖側の駐車場に入りました。

(これは美術館ですが)






【信州みそ天丼】
諏訪市の名物料理は?という事で検索すると「信州みそ天丼」と出たので、朝の罪滅ぼしに食べに行こうと思っていたのですが・・・。天女は胃の調子が良くなかった所に、昨日のカレーうどんを食べたので刺激が強かったのか食欲がないので食べないと言うので、錆鉄人は走りながらどら焼きなどを食べて時間を稼ぐことにしました。

坂巻温泉へ
日本秘湯を守る会の旅館で、大晦日のこの日、山に入る人は山に行ってしまっていると思われるので、昼時に日帰り入浴する変わり者っていそうにないから「貸切かも?」と思っていました。
問題は雪です。30日の天気予報でも、寒波の襲来で31日〜元旦は大雪の恐れという予報でしたが、前回のン寒波が特級ならば今回は1級だと解説していたのを聞いたので、それなら大した事はない、山越えルートで充分帰れるだろうと思い、塩尻経由で上高地方を目指して走りました。
このルートは何回も走っていますが、今回はカーナビがない事と、今までになく車が少なかったので国道19号線を北上して、158号線に回ろうと思ったのですが、途中で渋滞、ちょうど標識でも上高地方面と出ていたのでバイパスだろうと左折しましたが、信号が多く、大きく迂回させられているのかなと思うほど、時間がかかって158号線に到着。
明らかに平湯方面まで行くと思われる車が2台ハイペースで走ってくれるので安心してついて行きました。
やがて、道路にはうっすらと雪がつもり、だんだんと増えてきます。トンネル地帯に入る頃には前の車が見えなくなる程の吹雪になり、やがて渋滞が発生。どうしたのかと思っていると、セルシオが立ち往生しています。それもかなり前からの様子。10台程先では車を2人が押してようやく進んでいるのが見えましたが、こんな所で押しているようでは帰るしかないのにと思いました。やがて、その車は進めなくなって渋滞の原因になりました。横を追い越す時、「危ないから帰った方がいいですよ!」と言って進みました。
やがて渋滞は慢性化。この時点で、もっと雪が多いと思われる平湯まで行ってみて、温泉に入るか決める事にして、坂巻温泉は諦めました。
やがて、坂巻温泉のを通過、予想通り日帰り客などいそうな雰囲気ではありませんでしたが、涙をのんで通過しました。
それからも気の遠くなるような長い時間、ほとんど泊っていて少し動くを繰り返して進みました。トンネルの中ではバスが2台チェーンを装着していて、それが原因だったのかと思いましたが、その先もほとんど進みません。


やがて、左折平湯200mの標識が見えたので、やれやれその先は長いトンネルだから、もう少しでスイスイ走れるだろうと思いましたが、車が動きません。

気の遠くなるような長い時間かかってようやくあと100mの標識に到着。
上高地から登山者やスノートレッキングの人が戻ってくるので、車から出て様子を聞くと、「トンネルの所まで詰まっている」との事。という事は平湯で詰まっていてトンネルの中も一杯という事に違いない、それではいつ帰れるか分からないと判断した錆鉄人、ここでユーターンを決意。
松本方面への車は渋滞の影響もあってかほとんど来なかったので、ユーターンしてからはスイスイ下れました(と言っても、相当の雪だったので・・・)が、松本ICまではほぼ50kmもあるので結構時間がかかりました。天女も渋滞にうんざりしていたので、「お父さん、いい判断だったわね」と言ってくれましたが、いい判断なら片倉館を出た所で高速に乗って戻る事にしていれば、こんなに長い時間とガソリンを無駄にする事はなかったのですが・・・
もう平湯は諦めたのだから、坂巻温泉に入ろうかと一瞬考えましたが、ここでこんな状況なら福井はどんなに凄いことになっているのだろうかと考え、自重する冷静な錆鉄人。高速も雪で渋滞するだろうから、10リットル位しか入らないけれど、117円の看板の所に入ったのですが、カードは使えず、現金でもレシートを持って事務所に行ってお釣りをもらえと書いてあったので、そんな面倒な事をするのは嫌だと給油せずに出てしまいました。天女は、そんな錆鉄人に、「お父さん、よく私に我慢出来たわね」と言われてしまいました。

さて、そういう事で高速に乗ったのはいいのですが、片倉館を出て高速に乗るまで5時間ほど無駄にした間に、雪の範囲が拡がってしまい、松本ICから先、諏訪湖、中央道と全面的に雪で、やがて積雪はそれほどないのですが、前方に除雪車が隊列を組んで走行していて(除雪はしていません)30km程度の走行となりました。恵那山トンネルを越えれば・・・と期待していたので4すが、その先も雪、迷信に入っても降雪は続き、またまた除雪車が行く手をはばみます。露測ニは立ち往生した車まで出てきました。が、天女のムーブは四駆!
温泉納め!平湯館の筈が・・・
平湯というと人気の「ひらゆの森」、こんな時期でも混雑しているに違いありません。
たくさんの温泉に入った2009年(60箇所近くになりました)の温泉納めは、ちょっと高級に!という事で、平湯館にしようと思っていましたが・・・



帰宅
平湯から自宅まで、夏の夜ならばぶっ飛ばして2時間半ですが、この時期道路に雪は間違いありません。
間違って含めんパトカーを追い越すことのないように、天女とこの1年を振り返りながら安全運転で帰りたいと思います。

ところで、天女は今年入った温泉をいくつ覚えていることでしょうか。
何回行っても、いつも新鮮な感動に浸ってくれる天女は連れて行く楽しみがあります。



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