松茸と近江牛のあばれ食い 魚松
前篇 百済寺

09年11月3日

松茸と近江牛のあばれ食い


バイキングなら絶対に損をしない自信のある錆鉄人と天女
(あんな細い身体なのに良く食べるものです)
松茸と近江牛の食べ放題があると聞いたら放っておけません。

問題は一人6,800円
金無し錆鉄人にとっては目の玉が飛び出るような値段ですが
考えようによっては、倍食べれば6,800円の儲け!
(自信あり!)
3倍食べれば13,600円の儲け!!
(目標!)
4倍食べれば・・・
(お腹を壊すので出来ません!!!)


という事で
春から月2,000円のまつたけ貯金をしてきた「つもり」の錆鉄人でありました。

朝ご飯を抜いて行き
夕ご飯も抜く悲壮な覚悟で
いざ出陣!





どうやって行くの?
もちろん、昼食だけの為に2人で13,600円もの大金を使うのですから、たとえ高速が1,000円でも使いません。と思ったのですが・・・、カーナビで推奨(高速利用)と一般道を比較しても距離はほとんど変わりません。(ほぼ150km)

しかしながら、そこは意志の固い錆鉄人、初志貫徹で栃の木峠を越して行く事にしました。

どうやら、カーナビは悪路の365号線を避けていたようで、栃の木峠のほうに曲がって少し走ったら目的地(百済寺)までの距離が10km程短くなりました。
365号線の福井県側は、大潟トラックが来たらすれ違い出来ない場所があるうえに、滋賀県に入って集落を越えたその向こうにもウルトラ急カーブがあるのでありましたが、滋賀県側は新しい道路を建設中だったので、そのうちに滋賀県側の悪路は解消すると思われます。

計画
まつたけと近江牛のあばれ食いだけでは、タイムパフォ−マンスが悪すぎるので、寄り道観光を考慮。(勿論、コストパフォーマンスは最悪ですが・・・)
2011年の大河ドラマ「江 〜姫たちの戦国〜」の先取りで、長浜を観光しようかと思いましたが、検索してみると、百済寺が史跡に指定された記念とかで「特別」公開している観音様がとても素敵なお姿だったので、観音様が大好きな天女の為に、百済寺に行くことにした愛妻家の錆鉄人でありました。
そして思いっきり食べたあとは、温泉に入って帰るという素敵な計画が出来上がりました。

6,800円の元は絶対に取るという強い決意の錆鉄人と天女は、当然、朝食は抜いて行きましたが、百済寺の観光でさらにお腹を空かせてから魚松に行くという頭脳プレイを実施するのでありました。
百済寺

かつては300坊もの繁栄を誇っていたそうですが、
信長の焼き打ちで焼失との事


まずは庭園へ
回遊庭園

この庭園を歩かせてくれる所が普通のお寺さんとは違っていて、ちょっと感激


まだ紅葉には早く、しかも開園直後なので貸し切り!
天下遠望の名園

池の後ろを登って行った所が天下望遠の庭園


心眼で写真を見て、解説をご覧ください
本堂へ

ここで入場料を払ってから左の庭園へ行きました。


かなり長い階段が続きます
(写真は帰りに撮影)
弥勒菩薩半跏思惟石像

階段の途中にありました。

到着した瞬間
スポットライトを浴びているようで
お釈迦様に導かれて来たような感動を覚えました
(天女効果!)

右の碑文にありますが、
全身に火炎を受けて痛々しいお姿の
伝来の金銅製半跏思惟像は秘仏として
代わりに拝んでもらうために
拡大彫像されたとの事です。


      建立の趣意書 感動しました!
(以下碑文を読んでの書き写しです)

・・・・・
混沌とした六世紀末に、お釈迦様の教えを心の基軸として、百済国から伝来の先進文化・技術を礎にこの国を賦活された聖徳太子さまの気概を今一度ご参拝の皆様にも噛みしめて頂く点にあるのです。
地球規模での激変、心の退廃、世相の混乱、生命・環境の危機など遥かに限度を超えた事象が多発している昨今にこそ太子の気概から多くのヒントを学びとって頂ければ幸いです。
一方、弥勒様の半跏思惟のお姿には、三つの大切な殊玉が散り嵌められております。
○「生きとし生けるもの全てに幸あれ」と願う慈悲の眼差し
○「漏れなく衆生を救うには?」という知恵と創造に向けて巡らす思索
○「今だ!」と満を持していつでも行動に移れる半跏の態勢
これらのお姿から困難な時代を乗り切る為の「慈悲と知恵と実践」に向けた指針と活力を得て頂ければ幸いです。
それぞれの人たちが縁あってこの世で受けた限りある命をこの世で生かしきる為にも・・・・・

  平成一二年九月吉日
  釈迦山 百済寺 弥勒菩薩像建立委員会


スケッチする天女

手帳を取り出してスケッチを始める天女

錆鉄人はおとなしく待っています。


上の碑文の書き写しを噛みしめてご覧ください
仁王門

さらに上ると仁王門があります

両脇のわらじについての解説




五木寛之さんも激賞!

何か歌舞伎役者の隈取りのような・・・



この言葉は実際に目で確かめて下さい!
(単に写すのを忘れた為ですが・・・)
本堂



観音様に魅入る天女
すてきな観音様

今まで拝んだ中で一番かわいい観音様でした。
天女も魅了されてこの写真を買いました。

本堂の中には
観普賢経の拡大写真と解説があり
天女はとても勉強になりました。

錆鉄人は無信教でありまして
登山で山奥にいっても立派なお寺があるので
「ほとんどの坊さん」は
無知な衆生を搾取した悪者としか考えていませんが
中には立派な人がいた事も間違いないと思います。



千年菩提樹




梵鐘

錆鉄人は力一杯鳴らしましたが、
天女はそっと鳴らしました。
(後で見るとそっと鳴らすように書いてありました)

という事で、大感動の百済寺でした。
従って計画よりも時間がかかり
駐車場に戻ったら11時20分でした。

混む前に行こうと思っていたのですが・・・
魚松までは4〜50分かかります。

これが本当のあばれ食いだ!
まつたけと近江牛の食べ放題へ


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