天女の日帰りの為に・・・屋久島へ

09年3月20日〜22日予定

宮之浦岳(1,936m)


どうやら天女はいつも錆鉄人と一緒にいる為に
「錆鉄人病」に感染してしまったように思われる。

天女の百名山が08年末で90に達し
錆鉄人が完登計画を立てながら
日帰りしなかった山は6つだけど
(黒部五郎、鷲羽、水晶、悪沢、槍、宮之浦岳)
槍ヶ岳や宮之浦岳は簡単に日帰り出来るのに残念だね
と水を向けると、何と日帰りすると言うではありませんか。
残りの百名山も全部日帰りの予定なので96山日帰りとなると
きっと女性では並ぶもののない快挙(珍記録)になるに違いありません

という事で、
愛妻家の錆鉄人は天女の百名山日帰りの為に
いそいそと計画に励んだのでありました。




どうやって行くの
金無し暇無し錆鉄人なので、夜間走行でETC半額を使って福井から鹿児島港まで走り、高速船で屋久島に上陸。レンタカーで淀川登山口に行ってとんぼ返り、翌日には鹿児島に戻り、福井に帰るというのが基本計画です。
我が家から鹿児島港まではほぼ1,100km、高速代は21,000円ですから、1度は登頂している(錆鉄人は2度ですが)宮之浦岳の為に、トッピー代20,600円(何と!7:45の便にしたら特別便割引が適用され、普通往復11,200円が900円も安くなったのでした!)、高速代が往復深夜割引を使って21,000円、ガソリン代は往復2,200kmとして約22,000円、レンタカーはガソリン代を入れて7000円程度、さらに鹿児島港の駐車代金32時間分2,600円を合計すると約75,000円もかかるというのは、コストパフォーマンスにこだわる錆鉄人には我慢出来ません。
という事で、1日プラスして鹿児島や宮崎を観光して、コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスをアップしようと考えました。しかしながら、今年はもう一度北海道に行きたいので、有給休暇は取り難いと考える小心者の錆鉄人は、3月の3連休を利用して行く事にしました。

いつ行くの?
本来ならば、高速1,000円乗り放題が始まってから行きたいのですが、GWは娘夫婦が天使を連れて帰ってくる大事な時(田植えもありますが・・・)、7月は有給をプラスして北海道遠征を計画しているし、お盆と9月はまた娘夫婦が帰ってくる見込み・・・、しかも9月は台風シーズンで計画しても行けない可能性があります。
となると、金無し錆鉄人ですが、目前の1,000円乗り放題には目をつぶって3月20日〜22日の3連休で行くしかありません。当初から3月中に実施と言っているので、20日には適用されるかもしれないと思っていましたが、3月4日に補正関連予算が再可決されて、発表されたのは28日からでした。

なお高速1,000円乗り放題となっても、福井から鹿児島ICまでは「阪神圏」を通るので別途1,500円必要となり、片道2,500円となります。錆鉄人は往復夜間半額を利用しますが、武生−鹿児島間は21,000円の半額10,500円。往復の差額は16,000円!これは考えないようにしよう・・・


計画変更
当初の計画では、帰宅後出発し徹夜で走っても、朝一番のトッピーに乗るのは厳しいと考えて、9:10のロケットの予約をしようとした所、ロケットの予約システムが混雑しているのか、アクセスできませんでした。
翌日もその翌日も開いてみましたが同じ状態・・・、予約以外は正常に作動していたのでメールで問い合わせると「現在故障中で回復に努めている」との返事でした。
システムが止まっているので、この間に予約で一杯になってしまうという事はないだろうと思いましたが、予約が出来なくていつ回復するかわからないというのは不安なもので、ここで計画を再考しました。
1,100km近い距離をほぼ徹夜で走るのは年齢と共に厳しくなってきている筈で、例え徹夜で走行しても時間的な余裕がほとんどなく、途中の高速道路で事故があった場合など、予約した船の出港時間までに到着出来ない恐れがあります。
という事で仕事熱心な錆鉄人でありますが、19日の午後を休むことにして、余裕を持って走行し、朝一番7:45出港のトッピー(本当の一番は種子島経由で遅くなるので実際は2番ですが・・・)に乗り9:45屋久島に上陸する事にしました。ロケットに比べ1時間15分早く到着する分、その日の宮之浦岳の日帰りに余裕が持てるのもポイントです。
最初の屋久島の時は、白谷雲水峡から入って縄文杉・宮之浦岳と回り、その後は観光もしてしまっているので、今回は日帰り登山以外目的はありません。帰りは21日の10時45分のトッピーにして、鹿児島での観光時間を増やす事にしました。料金は往復2人で22,400円の所、特別便割引で20,600円となりました。
それに合わせてレンタカーの予約時間も変更してもらいました。


という事で、25日夜ネットで予約しました。
26日早朝に予約確定メールが来て、4日以内に振り込むようにとの事だったので、26日昼休みに指定の郵便振替で振り込みました。

これで1件落着、と思っていたのですが・・・
なんと!
3月2日早朝にメールで「トッピー自動キャンセル」のメールが来ました。慌てて「26日に振込しているのに自動キャンセルのメールが来た」と抗議すると、「送金に日数がかかるので自動的にキャンセルメールが送られただけで、当日、その振込の領収書を持ってくれば良い」との返事でした。
その返答が正しいのなら、4日後の入金が確認出来る日時以降に自動キャンセルのメールを出すべきで、考え方そのものが間違っているお粗末なシステムです。錆鉄人と同じように、慌てて電話する人が大多数ではないかと思われます。

その後も「入金を確認し自動キャンセルは解除しました」というような正式のメールはなく、ちょっと不安を感じている錆鉄人であります。
20日
繰り返しますが、当初は19日は会社を定時に退社して帰宅、着替えをして夕食を食べて車を出す計画で、出発はどうしても18時半頃になってしまいます。高速を飛ばしても、途中仮眠出来るのはせいぜい2時間位・・・という計算だったので19日午後を休むことにしたのでありました。
という事で、天女おにぎりを作っておいてもらって(前日から布団は敷いて装備も積み込んでおいて)着替え即出発として12時45分。武生ICは13時過ぎですが、ここから京都東ICまで高速で153km、約1:45と計算されます。一方、下道で無料化した湖西道路を走れば京都東ICまで123km、このルートはほとんど信号がないので、2時間15分位と計算出来るので、30分余計にかかるだけです。
この場合、京都東ICから鹿児島来たICまでの高速代は18,250円、どちらも深夜半額で考えても、高速代は1,350円安くなり、走行距離も30km短くなります。ここは「地球の為」に、少しでもガソリン使用料が少なくて済む下道走行を選択する錆鉄人でありました。
高速は90km平均位でゆったりと走行し、途中で4時間程度睡眠します。
そして、朝一番7時45分のトッピーに乗船し、10時に宮之浦港に到着。
10時半にはレンタカーで出発出来ると思われるので、淀川登山口には11時45分頃には到着。こんな時間ですが、宮之浦岳の登山シーズンではないので、駐車スペースは大丈夫だろうと思っています。という事で即、出発。例え豪雨でも出発です!(翌朝にするかも?)


淀川登山口から宮之浦岳の往復は、錆鉄人の場合余裕で4時間、歩いていた時間は3時間半だったので、天女は5割増しの5時間15分に休憩15分として、17時半には登山口に戻れる予定です。先月の荒島岳の場合、錆鉄人が往復3時間の所、天女は4時間05分だったので5時間以下も可能かもしれませんが、そう急ぐこともありません。

しかしながら、問題はここからです。
麓まで下りるだけで30分以上かかるので、キャンプ場の受付時間を過ぎてしまいます。となると、レンタカーで車中泊しかありません。(決して、キャンプ場の料金分を安く上げようという事ではありません!
注:平中YHキャンプ場は2人で1,860円、この分はおいしいものを食べられます!
錆鉄人が日帰りした時は、バネットバンを借りて車中泊したので(後のシートを畳んで荷室で寝る予定でしたが、汚れていた為に狭いシートで寝たのでほとんど寝れませんでしたが・・・)今回もバネットバンを借りようと思っていました。レンタカーはこれまで2回は「まつばんだ」さんだったので、今回も異存はなかったのですが、某レンタカーを見ると新型のムーブが借りられます。
新型ムーブは前席の背もたれを倒し、後席シートとつなげ、後席の背もたれも寝かせれば1.8m近いスペースが作れる(天女の1代前のムーブでの車中泊した事がありますが、新型のフラットスペースはさらに拡大している)ので、シートの凸凹を着替えやカッパ、タオルなどである程度調節出来れば、寝心地はこちらのほうが良さそうです。
軽なので狭い所に駐車可能で燃費も良くレンタカー代が2,000円ほど安くなります。(ただし、3月末までまつばんださんでは1割引しているので1,000円強の差になります。また前回の時は2回目という事で1割引してくれました。まつばんださんにも軽のミラがありますが、こちらは後席のシートが倒せないので車中泊はかなり厳しいのです。)

21日
20日がどうしても登山出来ないような悪天候の場合を考え、21日午前中は予備日です。ただし、10時45分のトッピーに乗るので、9時には下山して10時には宮之浦港に着く必要があり、3時には登山開始となります。
前日の悪天候から打って変わる場合があれば、御来光が期待出来るかもしれません。

よほどのことがない限り20日に登山を終えているので、午前中は観光の予定ですが、最初の時にほとんどの観光地は駆け足で回ってしまっています。

でも、平中海中温泉の干潮が20日は21時過ぎなので、その付近で車中泊する事にして、入浴しようかと思っています。平中海中温泉は水着着用禁止ですが、天女も夜なので気にならないでしょう。(天女もだいぶ混浴に慣れてきましたから・・・、でも天女の羽衣が盗まれませんように!)ついでに湯泊温泉も制覇したいと思っています。

21日鹿児島
10時45分のトッピーは鹿児島港には12時30分に到着。
錆鉄人は混雑は嫌いなので市内観光は簡単に切り上げようと思っていましたが、駐車場のすぐ近くで昼食バイキングのお店を発見、天女は「観光よりもだんご」なので、ここで1時間ほど使って市内観光は無しとします。(本当は天女が夢中で見ていた「篤姫」の展示館を3月一杯やっているのですが・・・)
その後は日本一の巨木「蒲生の大クス」を見に行きます。
錆鉄人は巨木好きでいろいろな巨木を見て回っていますが、この大クスは日本一の巨木「樹高30m、根回り33.7m目通りの周囲で24.22m、樹齢推定1,500年!」
まさに神の領域に違いありません。台風にやられないうちに見ておきたいのです。
そして、霧島温泉郷に向かいます。



山ん城(やまんじょう)温泉
という事で、霧島温泉で検索していると、面白い所を発見しました。
何でも日本の三大自然温泉のひとつ、「山ん城温泉」といって川がそのまま温泉になっている秘湯があるとの事ですが、地図を探しても見当たりません。
何でも数年前に亜硫酸ガスで入浴者に死者が出たらしく、それ以来立入禁止になってるらしいのですが、その野趣にほれ込んだ人達は入浴を続けていて、ネットでも散見されました。
執念でそれらの記録を探し続け、どうにか入って行く林道の位置を確認。車の侵入が禁止になっていて20分程度歩くようですが、その場合も想定して市内観光は棚上げしたのでありました。
という事で、宮之浦岳には2回も登っている錆鉄人にとっては、ここが一番の楽しみな場所になりました。

この後は・・・普通の温泉に行く予定です。
当初の予定は、新湯温泉新燃荘でした。(このレポートで行きたくなりました。)露天風呂は混浴のようですが、透明度は10cmのにごり湯。料金は500円と安く、22時まで入浴出来ます。
霧島ホテルの硫黄谷庭園大浴場も魅力でしたが、日帰りは18時までのようで料金も1,000円。鹿児島到着13:50のロケットでは難しいと思っていましたが、12:30到着のトッピーに変更したので、霧島ホテルでのんびり出来そうです。その後は、道の駅霧島で車中泊。すぐ近くにさくらさくら温泉があって、22時まで日帰り可能なので、こちらも行こうよ!と言ったのですが・・・天女は特異体質で何度も温泉に入ると溶けてしまうのでしょうか、それならやまんじょう温泉はやめようと言いだしました。
という事で、時間的にホテル霧島が無理な場合の予備とする事にしました。

高千穂峰登山
観光といっても、登山を忘れない心がけの良い錆鉄人です。
3日目は坂本竜馬が新婚旅行で登ったという高千穂峰に登りたいと思っています。
コースタイムは登り2時間足らず。1時間で登れそうなので、折角なので御来光登山をしたいと思っています。(毎年初日の出登山に多くの人が登るそうです。)
どうか天女晴れになりますように!



青島
宮崎の観光(高千穂を除き)をしたことがないという天女(ここは天女の故郷のような神話の国なんですが・・・)の為に、青島観光に行こうと思っています。でも、神話の国を回っていると天女ぶりがますます強くなるのではないかという心配をしている錆鉄人でありました。
という事ですが、昼頃まで宮崎観光して、福井へ戻ります。当然、深夜割引を使って午前0時過ぎに高速を下りるように計算して走ります。

総走行距離は2,500km程度と想定
交通費(高速代、フェリー代、ガソリン代等)は約8万円
総予算は10万円です。
最初の時に日帰りしておけば良かった・・・と青ざめる錆鉄人でありました。

上記のように補正予算関連法案が4日に可決され、ETC1000円乗り放題が3月28日から実施されるとアナウンスされましたが、金無し暇無し錆鉄人には、金よりも暇(3連休)のほうがもっと無いので、予定通り実行なのでした。

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