前篇 | ||
(全編の要約) 0:05 新穂高バスターミナルを出発し、最後の水場を過ぎた辺りから天女は調子が悪かったのですが、飛騨乗越付近からはハーハーで登ってくれたので、到着と同時に御来光という間一髪のタイミングで山荘前に到着、荘厳な御来光を堪能出来ました。 小屋の前のベンチで計画通りラーメンを作りました。途中でガスが無くならないように、今回はちゃんとガスの重さも確認してきています。 天女は寒い寒いと言ってカッパズボンも履き、「お父さんもズボンを履いたら」と言うのでズボンを履きました。これまで2回連続で岩にスネ(骨しかない所で皮がむけたら真っ白く見えます)をぶつけて、やっとカサブタが固まった所なので、保護にもなるでしょう。) でも、やはり寒かったのか、帰ったら水洟が止まりませんでした) お湯を湧かしていると、横で10人ほどの団体さんが準備運動を始めました。 「僕らは準備運動なんかした事がないね」と天女に話しながら、豪華な朝食を食べました。(豪華な景色を眺めながら・・・を短くしています。) 天女は登りは不調でしたが、食欲は絶好調。ラーメン2種類を半分ずつ食べました。あとは、頂上から戻ってからの生ビールです! |
静岡県のKAZUさんが送って下さった写真 靴下が短く見えるのは、錆鉄人はふくらはぎが太いので締め付けられないように折り返しているからです。 |
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もう少し景色を眺めて |
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西鎌尾根にも光が当たり出しました。 去年、笠・槍日帰りで西鎌尾根を歩いていた時はガスガスで槍が全然見えなかったのですが、ここに上がった途端に晴れて来たのを思い出します。 |
6時を回ったばかりなのに、団体さんがもう下山です。 きっとツアーなので時間の自由がないのでしょう。ラーメンを食べている時、前で準備運動をしていた人達かもしれません。 |
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いよいよ穂先へ | ||
穂先というより、槍なので剣先が妥当かもしれません。 御来光を頂上で撮影していた人達が下りて、新しく登り始めた人たちが出てきたので、6:07 天女はザックを小屋の横に置いて出発です。勿論、ストックも一緒に置いてきました。錆鉄人は大金入り(錆鉄人にとっては、ですが・・・)のザックを担いで登ります。 |
まずは胴を巻くように少し回り込みます →に従って行きましょう。 岩場は登りと下りでルートが違います。 間違って下りルートを登っている人がいました。 混雑している時なら顰蹙ものにとどまらず 事故になるかもしれません。 |
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岩登り | ||
岩といっても一般登山道ですから 手掛かり、足掛りは充分 ちょっと難しい所は鎖やボルト、 最後は梯子ですから。 |
天女は愛用の軍手 軍手は濡れたら冷えるから駄目 って言っているのですが・・・ |
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絶景なり | ||
「前はこんな所に梯子があったかしら」 (あったって覚えていない筈ですが) |
天女を待ちながら撮影 晴れを狙った日帰りの真骨頂です |
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だって遅いんだもん | ||
今や天女は岩でも遅くありません! ちょっと詰まって来たので撮影タイム |
凄い所を登っています |
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最後のハシゴ | ||
手を振る余裕はありません |
ひと際濃い三角錘の槍の影 |
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登頂! | ||
この1歩は人類にとっては! どうって事はありませんが・・・ 天女にとっては2回目の槍の頂上です。 |
「前は怖くて立てなかったのに、 頂上ってこんなに広かったかしら?」 |
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記念撮影 | ||
「バンザイも中ぐらいなりおらが槍」 (文学の香り漂う?錆鉄人の登山記です) またまた出ました本歌取り! 飛び上がってバンザイしたい所ですが 転落が怖いし 手を思いっきりあげたら山が隠れるので 「中ぐらい」にしました。 「お父さん、たまにはオリジナル作ったら?」 |
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西の方 | ||
笠は何十枚も撮影しました |
三俣山荘もクッキリ(心眼!) 鷲羽岳が目立たない雄大な景色です |
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東と南 | ||
朝の気配漂う東鎌尾根 |
こちらの写真は左半分を折り畳んで 左の写真とつないで見て下さいね(心眼!) |
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笠ヶ岳、西鎌尾根、鷲羽岳、水晶岳・・・ | ||
右にカメラを回して | ||
もう一度記念撮影 2人一緒にも写してもらいましたが 山が隠れてしまったので没 |
北鎌尾根を写すのを忘れていました |
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下山 | ||
名画のような・・・(トップと同じです) |
ヒジを伸ばして! |
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下山途中から | ||
これも左側を1cm程折り曲げてつなげて見て下さい。 笠の後ろに横たわるは白山です |
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同じく下山途中 | ||
下に行ったり上に行ったり 天女のおかかえカメラマンは忙しいのです |
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山荘に戻って | ||
下山時の撮影を忘れて、錆鉄人はお約束の生ビールを買いに行きました。(天女は約束なんかしていないわよと言いましたが) 何と、生ビールは10時からしか売らないとの事。 あのー、まだ7時15分なんですが・・・ 錆鉄人は泣く泣くロング缶で我慢するのでありました。まあ、安く済みましたが・・・ |
ビールを持っている所を天女に撮影してもらって、 天女を撮っていない事に気が付いた おかかえカメラマンでした |
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山荘前にて | ||
風上ではタバコを吸わないで欲しいな・・・ と思いながらも、言いだせない内気な錆鉄人 (一番奥の人でした) |
記念撮影してそろそろ下ろうか 7:36 下山開始 |
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下山開始 | ||
岩の割れ目で咲いていました |
7:45 飛騨乗越からの槍 |
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飛騨乗越 | ||
大喰岳への登り |
飛騨沢へ |
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飛騨沢へ | ||
飛騨乗越を振り返る |
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下る | ||
たまにはこんな写真も |
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花と実 | ||
新種ではありません 一部だけ日光が当たっているだけです |
たくさん生っていたけれど 猿が食べないって事は? |
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千丈乗越分岐 | ||
8:23 分岐に到着 ここには救急箱が置いてあります! 感謝!! |
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振り返ると | ||
結構急な所を下りて来たものです |
天女の好きなアザミ |
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最終(最初の)水場 | ||
ここへ到着した時(8:51)、この水口の数メートル上に上がっているオッサンがいました。本当に常識外れの人が多くなったものです。 |
水場からの眺め |
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槍平山荘天場 9:21 | ||
槍平山荘 | ||
階段 | ||
南沢 |
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滝谷 | ||
藤木レリーフを過ぎると滝谷です |
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白出沢 | ||
工事の音が聞こえたので白出沢が近くなったのが分かりました。でも、今日は日曜日なんですが・・・ |
鉄砲水が出たら埋まるだけだと思いますが・・・ |
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重機の群れ | ||
この下をくぐって歩きます というのは冗談ですが・・・ |
白出沢小屋跡で給水しようと思ったら ホースから水は出ていません。 辺りにはティッシュが散乱していました。 おばさん達のトイレ場になってしまったようです。 |
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穂高平避難小屋 | ||
牛さん達がのんびりうずくまっていました 人間ってアクセクして可哀そうだなぁ・・・ |
天女は膝の痛みを堪えながら歩いています。 下山の痛みというより 畑の草むしりで膝を折っているからです。 朝は露で登山靴が濡れると思って道路を歩きましたが 愛妻家の錆鉄人は近道を選択します。 |
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近道 | ||
という事で、近道の案内板 穂高平避難小屋の先で 道路が右に曲がる所の外側の所です。 11:32 近道入口 |
結構歩き難い道で近道になったのかどうか・・・ でも、道路と違って土の上歩きだったので 天女の膝には良かったかもしれません。 11:47 近道出口(下) 15分でした。 |
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近道の案内板 | ||
下の近道案内板 夜間登りで利用する場合は、斜面を右に登った先で、ゆるく下りながら右に行く踏み跡があるので注意願います。そこはほぼ180度近く左に進むのが正解です。 |
ゲート 11:54 |
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穂高の水 | ||
ここで水を詰め替えました |
「←日帰り専用駐車場 普通乗用車500円」 って表示されていました。 いったい何処なんでしょう? |
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バスターミナル 12:10 | ||
お疲れ様! 天女は2週間前の 鷲羽水晶日帰りの疲れが残っていたみたいです |
駐車場に戻ると予想通り これでもか!というほど 駐車スペース外に駐車していました。 |
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帰路 | ||
深山荘の駐車場は空きがあるだろうと車を出したのが失敗。1台もスペースがないどころか、スノーシェードの入口まで道路脇に車がビッシリ! 戻るという行為の嫌いな錆鉄人はあっさり諦めてスノーシェードに突入しました。 新穂高の湯や荒神の湯という手もありましたが、帰りの中部縦貫道は渋滞との情報を事前にチェックしていた錆鉄人は、富山回りなら「泉質が良いという神岡の割石温泉」に入ってみたいと思ったのでありました。 国道41号線から左にやや狭い道路を上っていくとありました。駐車場は2ヶ所で40〜50台は可能と思われますが、駐車していた車は約10台。 2人で800円を払って入ると、休憩所の広間に結構な人がいて、温泉の中には数人しかいませんでした。 |
割石温泉を出てからは、前回の鷲羽水晶からの帰りにスピード違反の取り締まりを目にしていたので、慎重に走る錆鉄人でありました。 愛妻家の錆鉄人は「富山でおいしいものを食べようね」と約束していましたが、天女の選択は「回る寿司」でした。確かに会津駒の時、往復入った会津若松の回る寿司は安くておいしかったし、福井ではいつもキトキト寿司(富山が本店)に入っていますから・・・ 時間は14時半頃だったでしょうか、この時間帯なので全部注文して握ってもらいます。椅子に座ってメニューを見て天女が耳打ちしました。「高いわね!」 という事で、天女は遠慮勝ちに注文し、5皿か6皿で打ち止めしました。でも、味は良かったです。 |