アクシデント続きの 白山ボッカ訓練
その2


ここまでの行程
来るべき結婚30周年記念イベントに備えて、重いザックを担いだ事のない天女の為に、愛妻家の錆鉄人は白山ボッカ訓練登山を計画。
重いザックを担がないで済む記念イベントにすれば良いのですが、錆鉄人の感動の法則その1「感動はそれに要した努力の2乗に比例する」に照らし合わせれば、重いザックを担いでヘトヘトになればなるほど、その感動は飛躍的に大きくなるのであり、折角の結婚30周年記念登山を大名旅行にする訳にはいきません。(って、単に金無し錆鉄人の言い訳っぽい気もしますが・・・)

ザックを重くする為にいらない物を詰め込んで重くするのではなく、白山で焼肉をしようという事で、卓上のカセットコンロと鉄板のセットをザックに詰め込んで出発したのは良かったのですが、朝寝坊のドサクサで(原因は錆鉄人がアラームが鳴るようにセットするのを忘れたからではありますが・・・)、なんと焼肉のタレを忘れてきてしまったのでした。

が、そこは天女効果!
なんと室堂で焼肉のタレを分けて頂く!という前代未聞のご厚意のおかげで、無事、焼肉を楽しめる事になり、意気揚々と山頂に向かう所から第2部は始まるのでありました。
山頂に向けて出発

文字通り小さな胸を痛めていた天女でしたが
室堂のスタッフの皆様のご厚意で
焼肉のタレを分けて頂き
胸をなでおろしたのでありました。

敬虔深い天女は鳥居の所で二拝二拍手一拝し
長々とお願い事をして 9:35 室堂を出発。


天女はザックを置いて登りたかったようですが
「ボッカ訓練だから」という錆鉄人の言葉に従って
そのままザックを担いで登頂です。
長い休憩で疲れが出たのか、天女の足は一向に進まず
少し前を歩く一行にさえ追いつけません。

しかし、この高天原辺りからやや回復し
頂上まで何組かのパーティを追い越しました。
御前峰

奥の宮にお参りをして
10:06 山頂に到着。

錆鉄人のいつものフランクショーターのTシャツは
あまりにもボロボロになったので登山の殿堂入りです。
(って、速い話がお蔵入り)



大汝峰
室堂

だんだんと雲が湧き上がっています。


縁起の良いカメさんはここにありますよ!

富士山

富士山はこの方角です。

残念ながら雲が上がってきて
富士山はおろか北アルプスも見えません。
平瀬道を登ってきて正解!でした。


登ってきた時は簡単なお参りだったので
下山時は丁寧にお参りする天女です。

室堂へ下山

下山となると足取りも軽い天女です。


青石の仏様
右端は落書きのようですが・・・
その左に仏様が彫られています。
真ん中や他にもあるような気もしますが・・・

この後、町内の多田さんとばったり。
鯖江市の女性と一緒でしたが、
その女性は錆鉄人のHPをご存知で
握手して下さいと言われたので
シャツで手を拭いて握手しました。
アクシデントその2

10時55分、室堂に戻って
さあ、いよいよ焼肉の始まりです!

錆鉄人は「まさかガスがないって事はないでしょうね」
と言いながらカセットコンロを取り出し
フタを開けてカセットを取り出すと・・・
何とガスは空です!
「お母さん、ガスが空だよ!」と言うと
「この前、交換したばかりだから空のはずがないけど・・・」
とうろたえながら答える天女でした。

原因は磁石で取り付ける方式のカセットを
セットしたままザックに入れたので
ツマミが勝手に回ってガスが抜けていたのです。
ザックに入れたのは前日の夜ですから
朝には空になっていたのかもしれませんが・・・
ガス漏れで火事にならなかっただけ良かったのかも?

まさかこのタイプのカセットを
室堂で売っている筈はありません。
出発前までは登山用のコノロも入れていたのですが
カセットコンロがあるのでいらないと思い
ザックから出して来たのでした。

万事休す・・・
焼肉は諦めるしかありませんでした。
(写真は心なしか淋しげな天女です)


焼肉は諦めましたが、
天女おにぎりはたくさんあるので食事には困りません。
金麦を2本飲んで
凍らせて持って来たもう1本はまだ凍っていたので
クーラーバックに肉と一緒に入れておきました。

横でコンロでラーメンを作っていた金沢の人と話をすると
製麺関係の仕事をしていて、何と
錆鉄人の同級生のM製麺へ明日行くとか。
当然、ソバギフトでは日本一のT製麺さんもご存知で
北海道のソバ畑の事など色々と話が弾みました。

という事で、11:37 室堂を出発。
下山

白水湖がきれいなので1枚


室堂まではこの階段が最後の登りですが
天女は階段が苦手でスローペースで登りました。
が、下りはスイスイ
巨木




もうちょっとだよ。
この頃、天女は膝が少し痛かったようです。
登山口に戻る

13:51 登山口に戻ってきました。
(のんびり歩いて室堂から2時間14分)

登山のあとは、
温泉でもハプニングが!


→第3部 大白川露天風呂へ

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