結婚30周年記念イベント第2弾 奥飛騨温泉巡りと高山観光
その1 奥飛騨混浴温泉巡り

2010年10月16日

結婚30周年記念イベント第2弾!


第一弾の山行記さえ完成していないのですが・・・

池ノ平でのすき焼きは最高においしく、
仙人池ヒュッテの食事も良かったし、
みくりが池の温泉もすごく良かったわ
と天女は喜んでいましたが・・・
(どうしても食べ物中心になる天女です)

愛妻家の錆鉄人は、
これではまだ天女に対する感謝が足りない、
もっと豪華な旅行をしたい
と考えたのでありました。






長い前置き(計画の中身とほぼ同じですが・・・)
と言うのはうそではありませんが、実をいうと年末に消えるじゃらんのポイントが数千ポイントあって、勿体ないから使おうという事なのでありましたが・・・

じゃらんポイントはご存知と思いますが、宿泊費の5%がポイントになるという他に類をみないお得なポイントシステムなのでありますが、使えるポイントは宿泊費の10%なので、なかなかポイントが減らない為、毎年使い続けるはめになると言う利口なポイントシステムであります。
(春先の親孝行旅行で渋温泉の湯本館に泊った時もじゃらんポイントを利用しましたが、また千数百ポイント貯まりましたから)
ただ、最近は旅館のHPから直接宿泊予約が出来る所が多くなってきていて、そちらのほうが安い場合もあるので確認が必要です。

という事で、2人で泊って温泉に入っておいしいものをたくさん食べられて、しかも「料金が安い所」(ここが肝心ですが・・・)を物色していた訳でした。

ところで、じゃらんにはパスワードを記入して見る会員専用のお勧めプランがあり、今回はのんびり湯ったりで行こうと考え、そのお勧めプランのなかから遠くない所という事で、長野と岐阜で捜した所、ありました!


何があったかというと、驚きの50%OFF!
1泊1人28,000円が2人で28,000円!


嘘かと思ってホッペつねったら痛かった(というのはさだまさしの親父の一番長い日ですが・・・)とまでは言いませんが・・・
嘘じゃない?と思って、普通にじゃらんを開き直して、そのホテルのプランを見ましたが、土曜日は結構高く、50%OFFは若干上げ底だとしても、普通のプランよりお得な金額です。(だいたい宿泊費20,000円のプランと同じでした。)

錆鉄人的には「セルフマインドコントロール」を駆使して、50%OFFじゃない通常料金の超高級なホテルプランで泊っているというリッチな気分に浸る事が出来る特技を持っているのでありますが、錆鉄人病に感染している天女も同じで、簡単にマインドコントロールが出来るに違いなく、夫婦揃ってリッチな気分でホテル宿泊が出来るという結論に達したのでありました。
続 長い前置き
という事で、天女にそのページを見せながら話をすると、豪華な夕食の写真に釘付けになりながらも「エーッ!そんなの勿体ないわ!」と言いましたが、もう泊りたい気分になっているのは見え見え!

「いやー、やっぱり結婚30周年記念の年らしく、(本当は海外旅行とか、国内旅行でももっと贅沢な旅行をしたいのですが、仕事が変わった関係で有給がないので断念せざるを得ません。その前にお金もありませんが・・・)高級ホテルに泊っておいしいものを食べてのんびりするのもいいかな、と思って。」

「1泊1人28,000円が割引していて安くなっているんだけど、いくらだと思う?」と言うと、錆鉄人の性格を見通している天女「9,800円!」(いくら何でもそれはないでしょう!)などとのたまうのですが、「半額になって2人で28,000円だけど、じゃらんポイントが10%使えるから、実際は25,200円。文句がないなら申し込んじゃうよ。」と言うと、天女は「お父さん、ありがとう!」と大喜びなのでありました。

何せ、一人1泊28,000円ですから!
って、もうマインドコントロールが働いています!
(錆鉄人の記憶では、これまでの最高は1人16,800円ですから・・・。おっと三朝温泉の依山楼岩崎だけは、5万円の旅行券という事情があったので1人25,000円以上でしたが・・・)



思えば、高山市は二人一緒に10回以上通過していますが(ほとんどが往復なので実際はその倍近くなりますが・・・)去年の天女の鷲羽水晶の日帰りの時に、持ってくるのを忘れたヘッドランプを買う為に市内の電器量販店に入ったのが唯一の高山市内経験です。
(錆鉄人は、結婚前に高山祭を見に来た事があるのですが・・・)

という事で、ミシュランでも三つ星を獲得したという高山市内観光を兼ねて、駅前の高級ホテルの豪華プランで宿泊すると言ういかにも結婚30周年の記念イベントにふさわしい豪華な旅行が決まったのでありました。(車中泊やテントと比べて豪華なという意味で、世間様の豪華とは違いますが・・・)

となると、それだけでは我慢できないのが、金無し錆鉄人の悲しい性なのでありまして・・・
春先に引き続いて、またまた奥飛騨混浴温泉巡りをしてから、ホテルに入るというタイムパフォーマンス最大化を考えたのでありました。

という事で、またまた我が家を4時半頃には出発して、数軒の温泉に入る、
しかしながら、これまでとは違って、もう少しゆっくりと温泉に入ってから高山に戻って3時にはチェックインし市内観光をする、という計画にしたのでありました。
勿論、お昼は無駄な出費を避け、天女おにぎりを食べながら移動するつもりでありましたが、それを天女に告げていなかった為におにぎりが朝食分しかなく、思わぬ出費となったのでありましたが・・・(後述)
続続 長い前置き
翌日は、朝市を見物して、下呂温泉に行き、錆鉄人と天女の初デートの地「明治村」に行きたいな・・・と考えていましたが、、入場料が高いので、前で写真を撮るだけで終わるか、下呂温泉からも凄く遠い(100km以上ある)ので行く事自体やめるようかと迷っていました。

ところで15日帰宅してみると、家の周囲は屋根の下に敷き詰められていた薄い板で一杯です。(それでも下屋の瓦はまだ半分しかまくってない状態でした。)
ヘッドランプを点けて薪になるようにロープで束にしましたが、翌朝は早朝出発なので1時間程でやめましたが、ほんの一部しか処理できませんでした。

ところで、福井に住んでいる錆鉄人なのに、何故初デートが明治村かと申しますと、ホームページを隅から隅までご覧頂ければ何処かに書いていると思いますが、結婚前、天女は地球人と仲良くなる為に名古屋で小学校の教師をしていたのでありまして、
お見合いをして即、結婚する事が決まった錆鉄人は・・・、翌週、まだ北陸道と名神がつながっていない時代でありましたが、はるばると天女に逢いに行ったという訳であります。

【初デートの思い出】
錆鉄人と天女にもこういう時代もあったのです。
あの時は、小雨の中を1つの傘で歩いたのでありましたが、天女が一生懸命に錆鉄人のピッチに合わせて歩いてくれたのが鮮烈な思い出です。

そして、天女は今も少しも変わらず、
いつも一生懸命に錆鉄人に合わせて
人生を歩いてくれています。


という事で、錆鉄人は
(他人の嫁さんの事はわかりませんが・・・)
こんな素晴らしい嫁さんはいないと思って
大事に大事にしているのであります。

長い前置きはいつも通り、おのろけで終わるのでありました。
中尾温泉いとう旅館(入浴料500円 6時〜9時と午後)
という事で、錆鉄人は小学生のように早くから目が覚めてしまっていたのですが、4時に起床、しかし出発はやや遅れて4時45分頃でした。
早朝のこの時間なので、下道もストレス無く走れるだろうと高速代600円(休日半額)をけちったのですが、ムーブはパワーがない事と、案外遅い車がたくさん走っていて、高山到着は20〜30分余計にかかった感じでした。
高山からはやはりパワーのなさを痛感、遅い車専用路線を走って平湯トンネルに到着。平湯温泉から下っていきましたが、土曜日の朝というのに各温泉旅館の駐車場には車が一杯でした。途中ガーデンホテル焼岳の入口をチェックして、中尾温泉へ。
急な坂を上った所にあった案内板でいとう旅館さんの位置を確認して、左側のルートで中尾温泉街を上がって行くと、右のルートと合流する少し下の右手にありました。
            笠ヶ岳がカッコイイ!

駐車場に入ると???
ここだけ車が1台もありません。あれ?やっていないのかな?
錆鉄人が準備をしている間に、天女に聞きに行ってもらいました。


旅館の人は食事中で、
「男風呂は掃除をするためにお湯を落としたので、女湯に一緒に入って下さい。露天風呂は混浴です。」との事。

望外の貸し切り!
やはり早起きは三文の得のようです。
ここは焼岳の登山口に近いので、お客さんはもう登山に出発したのかもしれません。(でも、下の旅館には車が5〜6台あったのですが・・・)

という事で、旅館の奥へと進みました。
手前が男風呂で、その先が女風呂。
ありがたく一緒に入らせてもらいました。

湯加減はどうですか、と聞かれて何処にいるのか思いましたが
声が仕切りを越えて窓に反射して反対側から聞こえていたのでした。
(そう声を掛けて男風呂の掃除をはじめました。)

窓から外をみると、すぐ向こうに露天風呂が見えました。
露天風呂

という事で、裸のまま、脱衣籠を持って露天風呂に移動。
あのーお嬢さん、こちらは男性用脱衣所ですが・・・
ま、いいか、誰も来ないだろうし。

向こうは男性用の入口
中央に大きな岩があって1/3ほどは分離されています。
半分以上まであったほうが
混浴が苦手な人でも入りやすくて良いと思いますが・・・


記念撮影

露天風呂はかなり広く
周囲には腰掛用の石がたくさんあって
のんびりと入っていられます。
湯温は適温という感じでしたが
長湯をしたので天女はのぼせたと言っていました。
笠ヶ岳

露天風呂からは木の間越しに錫杖岳や笠ヶ岳が見えました。
これは内湯の女風呂の近くから撮影




温泉は向こうから流れて露天風呂に注ぎます。
水を入れずに温度を下げる為でしょうか。
男風呂

露天風呂の脱衣場

とっても気持ちよかったわ。


男風呂を覗いてみると温泉をはり始めた所でした。

8時15分頃に入って9時20分頃に出ました。
我々にとっては新記録と言って良いほどの長湯でした。
槍見館(入浴料500円 10時〜15時)
いとう旅館を出る時に、「長湯だったね」と言われましたが、
長湯をしていた理由は、
次に行く予定の槍見館の日帰り入浴が10時からなのでありました。

万札さんの百名山全山日帰り達成の出迎えの前に、笠に登ってクリヤ谷を下山した時、その下山口にあった旅館が槍見館です。名前通り、露天風呂から槍ヶ岳が見えるというのでいつか入りたいと思っていました。

玄関で写真を取っていると、中でお祭りのような掛け声が聞こえていました。


中に入って日帰り入浴を申し込むと、「まだお泊りのお客様がいらっしゃるので、日帰り入浴は10時からです。中でお待ちください。」と言われたので(10時からなのは知っていたのですが一番に入りたいと思って早めに行ったのでした。)いろりの所に座って待ちました。

お祭りだと思ったのは、餅つきの掛け声でした。
帰るお客様に食べてもらったり、お持ち帰り用に包んだりしていました。
おすそ分け

そして、日帰り入浴の我々も黄な粉餅を頂きました。
ラッキー!
「餅を食べたらお腹が空いてきたわ。」
(天女は朝はあまり食べないのです。)


そして10時きっかりに受付して、露天風呂へ。
左の写真の後ろを左に進んで外に出ました。


10時きっかりに受付をして、温泉の場所を教えてもらいました。
左の写真の後ろの廊下のような所を通って外に出ると、その先に露天風呂があります。
混浴のまんてんの湯と男性用の槍見の湯、女性用の岩見の湯が日帰り入浴できる露天風呂です。(HPでは槍見の湯も混浴になっているのですが、説明では男性用と言われました。)
まんてんの湯




記念撮影

後ろは河原で、その向こうの木の間から道路を走っている車が見えました。


女性用入口側です。
こちらから温泉が注がれていて
河原からは完全に目隠しされています。
全体

男性側の露天風呂部分からの
女性側の露天風呂


天女は気持ちよく寝ていました。
貸し切り状態だったので何気なく岩に登って撮影しましたが
こちらは女性の更衣室なので
ちょっと撮影できないアングルです。
槍見の湯

脱衣場

1時間近く貸切状態でしたが
浴客が来たので天女は女性用露天風呂に移動
錆鉄人も槍見の湯に移動しました。



これが!憧れの槍見の湯

まんてんの湯と比べればかなり小さいですが・・・
槍見の湯

温泉につかりながら槍を眺める錆鉄人

うーん、満足!


向こうは岩見の湯
石見の湯(女性専用露天風呂)




という事で

一人ではつまらないので
隣の石見の湯の天女に声を掛けて上がりました。
天女は錆鉄人が呼んでいると思って出てきたらしく、
すっ裸の所を男の人に見られたと言ってました。
ずっと貸し切り状態が続いていたとはいえ
やはり天女です。


玄関の先、駐車場との間の山際に
クリヤ谷コースの登山口があります。

という事で、記念撮影
奥飛騨ガーデンホテル焼岳
天女はお腹がすいたというので、残りのおにぎりを食べながら平湯に向かって車を走らせました。と言っても、錆鉄人がちゃんと言わなかったので朝食分しか作らず、残っていたのは3個だけ。愛妻家の錆鉄人は1個だけにして、天女に2個あげました。豪華な夕食を食べるのだから、昼食は食べずに我慢しようと話していました。

という事で、おにぎりの後はスナック菓子などを食べながら走り、熊牧場の所で右折して奥飛騨ガーデンホテルに11時半に到着。

ガーデンホテルへ下りて行く道路の所から撮影。
1軒宿なのに思いもよらず豪華なホテルです。



日帰り入浴は12時からなので、
のんびりと撮影しながら中に入りました。
湯ノ華

湯ノ華は1年でこんなに成長するらしい・・・
う〜ん、楽しみ!


奥飛騨ガーデンホテル焼岳の日帰り入浴は、2000円と高価ですが、錆鉄人はJTBウォレットで申し込んであるので、受付にコピーを出すと「承っております。別途、入浴料がお一人様150円になります。ご入浴は12時からとなっておりますので、奥のレストランでお食事などいかがでしょうか。」と言うので300円払い、食べない予定ではありましたが、レストランを覗いてみると、すかさずウエイトレスが出てきて、ランチのインドカレーセットを勧めます。日本人ではないみたいで、ちょっとアクセントなどが違っていましたが、一生懸命に説明してくれ好感が持てました。

愛妻家の錆鉄人は、今回は豪華な結婚30周年記念イベントだからと、お腹が空いたと言っていた天女の為に、お好みのカレーにナン、野菜サラダと飲み物が付くインドカレーセットを注文。(って、全然豪華ではありませんが・・・)
「わ〜、うれしいわ」
インドカレーセット

先にコーヒーを持ってきてもらって飲んでいると
いよいよ運ばれてきました。
コーヒーもその場で豆を挽いて入れた本格的なもので
インスタントコーヒー好きの天女も感激してました。



何と大きなナン!
ってしゃれながら、いただきまーす!

天女は甘口
錆鉄人は中辛
カレーの種類は忘れました。

食べていると受付したホテルマンが
「ご入浴の時間になりましたので
お食事が終わりましたら
エレベーターの横からお進み下さい。」
とわざわざ案内に来てくれました。

「やっぱり高級ホテルは違うわね」
お腹が一杯になってすっかり満足の天女でした。
いよいよ入浴

(これは入浴後の写真ですが・・・)


広い脱衣所
設備もさすが高級ホテル
いよいよ温泉へ



錆鉄人はすくにうぐいすの湯に行きましたが、天女が出てきません。
東京から来たというアベックがいて、呼んできてあげましょう、と言って中に入って天女を呼んできてくれました。
うぐいすの湯

すごい!湯ノ華に感激。
飲んでもおいしいうぐいすの湯



記念撮影
曝泉洞

打たせ湯の横から曝泉洞に行きましたが
まだ温泉を張り始めたような感じです。


という事でまたうぐいすの湯へ

後ろのいろは紅葉がとてもきれいだったのですが・・・
色が出ていません。
屋根のある露天風呂

ヒノキ露天風呂


日光の湯
寝湯・立湯




内湯

内湯も広くかけ流し。
でも誰もいません!


こちらは韓国風サウナ
もう一度曝泉洞へ

かなり温泉が増えて来ましたが・・・
一杯になるまで待てません。


ちょっと座ってみました。
工事中
という事で、大満足で奥飛騨ガーデンホテル焼岳さんを2時ごろに出ました。

帰ってから思い出したのですが、ここには天皇泉というもうひとつの混浴露天風呂があったのですが、すっかり忘れていて入るのを忘れてしまいました。
「もう一度行く理由が出来た」と常に前向きな?錆鉄人でありました。



いよいよ、ひだホテルプラザへ向かいました。
ここまできて、スピード違反で捕まったり事故に遭ったらつまらないので、慎重に走って高山市に戻りました。

第二部高山市内観光へ

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