中房温泉のおまけでしたが 燕岳

10年5月22日

燕岳(つばくろだけ) 2,763m


温泉ハンティングにはまっている錆鉄人ですが
中房温泉は日帰りではとても堪能出来ません。
日帰りでは専用の露天風呂にしかはいれませんが
中房温泉は源泉が30以上もあって
温泉が14もあるというのですから!
それも、ほとんどが混浴!

という事で、
結婚以来30年にして初めて結婚30週ねプレイベントとして
天女と二人だけの温泉旅行を予約したのでありました。
(旅行券5万円が当たったので、三朝温泉依山梁岩崎に行ってますが・・・
純粋にお金を出して温泉旅行を計画したのは始めてでありました。)

予約したのは2ヶ月前
小谷温泉から白馬温泉郷を回って中房温泉に入る計画でしたが
週間予報で22日は天気予報が晴れだったので
愛妻家の錆鉄人は
天女の若さと健康のために
燕岳に登ることにしたのでありました。






どうやって行くの?
我が家からは油坂トンネル道路から東海北陸道経由で高山へ行き、安房峠トンネルを抜けて松本に抜けるのが距離的には近いのですが、東海北陸道が半額になっても500円、安房峠道路は600円(天女のムーブ想定)と合計1,100円かかり、時間的にも中央道経由で行く場合よりもかかる上に、何回も峠越えをするので燃費も良くないと思われ、総合的な判断で中央道経由で豊科ICに行く事にしたのでありました。
計画では2時半に起きて3時出発と考えていましたが、天女がおにぎりを作っている音で目を覚ましたのが1時半、いまさら寝ても・・・という事で2時に出発しました。

さすがにこの時間は高速もガラガラ、そんなに飛ばしませんでしたが順調に松本へ。
ここで朝日に照らされた稜線がとてもきれいで、あれが常念であれは蝶ヶ岳とか言っている内に、気がつくと豊科ICを通りすごしてしまいました。錆鉄人の人生において初めての体験でした。
しかも、豊科ICからは山の中に入るので行けども行けどもICがありません。25kmほども走って、やっとあったICで降りてユータンしましたが、往復50km30分のロスとなってしまい、折角早く起きて出発した貯金が半分飛んでいってしまいました。

という事で、中房温泉に7時20分頃に到着。宿泊するのだから温泉の駐車場に停めさせてもらえるのではないかと考え、登山者用の駐車場を通り過ぎていくと、駐車場の管理の人がいたので、「登山して今夜宿泊するので停めさせてもらえますか」と言うと、登山するなら少しでも上がいいだろうと日帰り入浴者用の駐車場に停めさせて下さいました。(このおじさん、とっても親切ないい人で、好感度アップでした。)



という事で、一番奥の登山口に近い所に駐車。
当然ですが、1台も車はありませんでした。
この少し下にバスが転回する場所があり
そこに駐車場を管理する小屋があります。
登山口

まずはトイレに行って・・・
(駐車場の上がトイレです)


7時35分 登山口
写真を撮ろうとしたら、後ろの温泉の人が
2人一緒に撮りましょうか、と言ってくれました。
いいです、と言いましたが、またまた好感度アップ!
登山道

北アルプス三大急登という事ですが
そんなふうには感じませんでした。
でも天女は上りは苦手なので・・・



第一ベンチ 7:55

このコース唯一の水場は50mほど下った所です。
第二ベンチ

8:11 登山者が数組休憩していました。
第二ベンチ 8:16 近過ぎます!


第三ベンチ 8:35
雪は第三ベンチの前から現れました。
雪渓

第三ベンチからは本格的な雪渓の登り
燕山荘のHPには「10本爪とピッケル必携」と書いてあったので
持って行きましたが、必要な場面は」ありませんでした。



富士見ベンチ 8:57

残念ながら富士山は見えませんでした
(本当に見えるのでしょうか?)
合戦小屋

9:18 合戦小屋に到着
ちょっとだけ休憩。


何か鶴の恩返しのようなお話でした。
槍出現!

合戦小屋をすぎるとすぐに槍が見えて来ました!
稜線の真ん中に槍が見えますか?


サービスです。
もう一息!

合戦小屋を過ぎてしばらくすると
天女が絶不調に・・・


へたり込む天女
シャリバテのようです。
槍を眺めながら・・・

休憩後は天女は快調に歩き出しましたが・・・
わずか50歩ほどで疲れた〜!


愛妻家の錆鉄人は天女に無理をさせません。
って・・・?
槍を眺めながらのんびりとついていきました。
燕山荘に到着

10:05 燕山荘に到着

ぐるーっと回り込んだ所が入り口でした。
ここでも若干休憩。


稜線は風が強く天女はシャツを着ました。
(ここまではTシャツと腕カバーだけでした)

燕岳頂上

10:30 燕岳に到着

金麦を手に股槍!



ここで天女の為に食事にしましたが、
動かないと寒くなるので錆鉄人もシャツとズボンを着用


素晴らしい眺めを堪能




奇遇

そうしていると到着した人が、錆鉄人のHPをご覧になっているとの事
どちらからですかと聞くと、同じ越前市の味真野町のMさんとの事で、三重の山ねずみさん家族と一緒に登って来られました。
姉が味真野町に嫁いでいる事を話すと、なんと!甥っ子の家庭教師をしていたとの事でした。
「ホームページの写真で見るよりスマートですね」と言われました!



Mさん達は燕岳に少し先まで行くとの事でしたが、天女はそういうところには全く興味がなく、燕山荘に向かって11:00ちょうど出発。
イルカ岩

見とれる天女


燕山荘に到着
Mさん達はここに宿泊のようです。
生ビール

ここで天女がトイレを借りる為に中に入りました。外のトイレは「まだ雪の下との事なので、靴を脱ぐ必要があるので時間がかかります。
スタッフの方はみなさん感じが良い人たちで、しかもトイレは無料のようなので、錆鉄人は「お礼に」(錆鉄人は決して呑み助ではありません)生ビールを飲むことにしました。(800円)
でも、おいしかったです!


大天井岳のほうに少しだけ行った所で記念撮影

山良し
眺め良し
小屋のスタッフさん良し
いつか泊まってみたいなと思いましたが
登山口から近すぎるし、
やっぱり温泉のほうを選びそうです。
下山開始
という事で、燕岳山頂で30分、燕山荘で20分休憩して下山開始。
天女得意の下りです。


下りでも我々はアイゼンは必要だと感じませんでした。
再び合戦小屋

ここでまた金麦?
いえ、2本目ではありません。
頂上ではまだ溶け切っていなかったので
写真だけで我慢してここで飲んだのでした。
折角持ってきたのに持って帰るのでは
勿体無いから飲んだだけですから。


鉄柱は荷揚げ用のリフト
もう少し強化して登山者を乗せればいいのに!
一人2000円でもたくさんの人が乗ると思うけれど・・・
第一ベンチ

途中省略で第一ベンチ 13:07


こんなかわいいお地蔵様が・・・
錆鉄人と天女のように仲良くしています。
新緑




登山口に戻る

13:23 登山口に戻りました。



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