大震災勃発の最中 四国B級グルメ旅行

2011年3月12日〜13日

四国麺尽くし旅行


発端は天女でした。
テレビで須崎の鍋焼きラーメンの番組を見たらしく
いつか鍋焼きラーメンを食べに連れて行ってね
と天女にしては珍しい要望がありました。

愛妻家の錆鉄人は早速計画作りに着手し
温泉巡りをしながら
鍋焼きラーメン、讃岐うどん、徳島ラーメンと
天女の好きな麺尽くしの計画を立てたのでありました。

ところが出発日の11日東日本大地震が勃発
そんな大被害とは思わずに出発したのですが
ラジオから刻々と深刻な状況が流れてきて
どうしたものかと思いましたが
どうか出来るものでもなく、
そのまま計画を実行したのでありました。

被害に遭われた皆様に改めてお見舞い申し上げます






どうやって行くの?
福井から四国に行くとしたら、名神経由で明石大橋から淡路島、鳴門大橋経由で四国に上陸するのが最短距離でありますが、阪神圏を経由するので深夜割引を適用させても高速料金が3100円になってしまうのです。
そこは金無し錆鉄人の事、研究の結果、小浜西ICまで下道を走り、無料の舞鶴道から中国道にはいり、若干戻りする方向に走って淡路島経由で行く事にしました。
走行距離はほとんど変わらず(という事はガソリン代はほぼ同じ)下道が長いので睡眠時間が1時間ほど短くなりますが、1100円安くするために我慢するのでありました。



出発の日
その時、会社で2階の机に座って仕事をしていました。
何だかふらふらするな・・・と思っていたら、隣の事務員さんが「私、体調が悪いのかしら。ふらふらするわ」と言ったので、外を見ると伝染が揺れていました。かなり長い時間揺れが続き、しばらくしてもう一度揺れたので、その後もよっているような気分でした。
同僚はネットやテレビで映像を見て、車が何十台も流されていた、と言っていましたが、これほどの大災害になるとは思っていませんでした。

予定通り、就業時間の少し後には会社を出て、帰宅。
天女はもうすっかり慣れたもので、車に必要なものは積み込んであって、錆鉄人が着替えすれば出発出来る態勢が出来上がっていました。
「大きな地震だったね」というと天女は地震があった事さえ知りませんでした。会社のある沖積平野の福井市と違って、岩盤のしっかりした我が家の辺りは揺れも微小だったのでしょう。(天女だから、準備に熱中していて気が付かなかっただけかもしれませんが・・・)


という事で、6時45分頃に自宅を出発し、国道8号線から27号線と走り、小浜西ICから高速に上がりました。
前回、このルートを走って九州に行った時は、大雪で九州自動車道が通行止めになったし、今回は大地震、何か嫌な感じがしますが、偽占い師ならともかくも科学的な錆鉄人は単なる偶然と割り切って、次に西に向かうときもこのルートを使います。

          明石大橋 22:23
祖谷渓へ

  透き通った水面に車を停めて撮影

計画では大豊ICから祖谷に向かうつもりでしたが、カーナビは板野で一旦高速を下りて徳島道に乗り換えて井川池田ICから祖谷に向かうルートを指示しました。考えてみると、そのほうがかなり距離が短く、高速に乗り換えなければ安く済むので板野で高速を下りて下道で走りました。
が!池田を過ぎてからの道路は山間の隘路、1〜1.5車線が続きましたが、時間が早い事もあって対向車は全然なくて良かったです。時間帯というより、みんなテレビに噛り付いていたのかもしれません。


展望台があったので寄って見ました。
遥かはるか下に川が見えました。

実はここから車に戻ると
神戸ナンバーのストリームが通り過ぎたので
嫌な予感がしたのですが・・・
小便小僧


有名な小便小僧

この前は通り過ぎたので、今回は停まって記念撮影



錆鉄人はこんな所に立って小便は出来ません。
リスクが大きいからしないのではなく、怖いからですが・・・
きっと下に達する前に霧になってしまうに違いない高さです。
ホテル祖谷温泉

   悪い予感は的中!

神戸ナンバーのストリームからおじさんが下りて入って行く所でした。
小便小僧にも寄って時間を潰しているのに追いついてしまったのは錆鉄人が速いのか、おっさんが遅いのかというと、おっさんが遅いのでありました。


四国で3軒しかない日帰り混浴露天風呂の一つ、ホテル祖谷温泉。
前回、他の2つには入浴済みなので、最初に宿題を済ませる几帳面な錆鉄人でありました。
とここまで書いて、祖谷ホテルは混浴じゃなかった事に気が付きました。ケーブルカーの往復には最低20分かかるので、他に誰もいない場合、混浴が出来るという事でありました。
入浴料は1,500円!
ケーブルカーに乗らず歩いて行けば500円にしてくれないかしら?
ケーブルカー

ここの露天風呂は
ケーブルカーで谷底に下りるのが特徴
(新祖谷温泉ホテルかずら橋は
逆にケーブルカーで山に上がりました)


気のよいおじいさんがケーブルカーの操作を教えてくれて
いよいよ露天風呂に下ります。

想像していた以上に下にあります。
谷底




脱衣場に入った所
ちゃんとトイレもありますが
シャンプー・石鹸はありません。
脱衣場




写真で何度も見た通りの露天風呂

源泉掛け流し

湯の華を写したんだったっけ?


白いのは気泡です。
四国では少ない?源泉掛け流しです。
念願の混浴

ところが神戸のおっさんと話をしたら興味をもたれたのか
30分以上も上がってくれません。
それでもやっと上がったので
天女に声をかけて念願の混浴です。


折角の記念撮影なのに・・・
湯気で誰だか分かりません。
湯上り

奥のほうからの撮影です


ボタンを押してケーブルカーを呼びましたが
なかなか近付いてきません。
(500円になっても歩いて往復は無理かも?)
慌てて上がらずにもっと入っていれば良かった!


ケーブルカー

本当にきれいな水です!


立山のケーブらカーと同じように
座席が階段状になっています。
内湯へ

おじいさんに、「すごく気持ちが良かったです、福井から来た甲斐がありました」とお礼を言って、内湯に向かいました。



内湯

向こう側は女湯で話が出来ました


このマッサージ椅子、無料で動くので肩凝りの天女にマッサージするといいよと言ったのですが、天女は「操作が出来ない」との返事。
いくらなんでも女湯の脱衣場に入って教えるわけにかいかないと躊躇している所に、運よく掃除のおばさんが来て、天女も無事マッサージをする事が出来ました。
フロント


という事で、ホテル祖谷温泉を十分に楽しんで、一路須崎に向かって出発しました。

長くなったので第二部へ。

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