今年2回目の親孝行旅行 奥飛騨旅行

2011年9月10日〜11日

親孝行旅行


母、父が死んでお義母さんだけとなってから始めた親孝行旅行も
ほぼ10年近くになった。
この間にお義母さんはすっかり体力が落ち
腰が曲がり弱気になってしまった。

春は十津川から神湯荘、つぼ湯と回り
お義母さんの腰が伸びるという親孝行も果たせたが
今はそのとき以上に腰が曲がって、
自分で歩くのもますます困難になってしまった。

もう来年は無理かもしれないという事で誘ってみたが、
歩く力も気力も失ったお義母さんは断ってきた。

そこで、
(昔から信仰している)崇教真光の世界大本山に連れて行ってあげる
と言ったら喜んで行く事になったのでありました。








どうやって行くの?
お母さんを迎えに行って、下来た道を戻り、いつも通り池田、大野から白鳥に抜け高山に行きます。
2人だけなら高速代をセーブするため、下道で走るのですが、曲がりくねった山間路を飛ばすと、お義母さんが後席でひっくり返ってしまう可能性があるので、億節の山間路もゆっくり走り、白鳥西ICから高速に乗って高山西ICまで走り、下に降りて世界大本山まで約5〜6kmでしょうか。

そこにはお義母さんの弟が勤めていて、連絡を取った所、朝のお参りがある9時に間に合うように、8時45分に玄関先に迎えに来てくれるという事になり、30分の余裕をみて5時半のお義母さんを迎えに行って出発。
計画通り9時15分に駐車場に着いて待っていました。
世界大本山
写真はありません。撮っても良かったのかもしれませんが、カメラも持たずに入りました。関係者であるお義母さんの弟のTさんの案内で、普通の人なら見られないような所まで案内してもらい、細かい説明もしてもらいました。

錆鉄人は竣工式の前に神様が下りてきてお入りになった云々という話は信じませんが、「観光」という面でも行って良かったと思いました。

信者でない観光客も入場出来るとの事です。



ガーデンホテル焼岳

お義母さんにも珍しいうぐいす色の温泉に入って
おいしいインド料理を食べてもらおうと考え
ガーデンホテル焼岳へ行きました。



お義母さんも大きなナンにビックリ

日帰り入浴は12時から
到着は11時半頃だったので
まずはレストランへ行きました。
インド薬膳料理

錆鉄人の注文はバターチキンカレー
ナンをつけて食べるには最適です。


天女は野菜たっぷりカレー
お義母さんは豆のカレーを注文
何れも飲み物が着きます。
温泉へ

内湯から外に出た所の屋根付きの露天風呂


右側は寝湯と立ち湯
源泉掛け流し

温泉は左の一段低い所から流出していますが
手前側にはこれだけの析出物が・・・


温泉の配置図

混浴露天風呂へ

混浴のうぐいす色の温泉の出入り口

写真のようにタオルを巻いて混浴します。


どうも向こう側が成長したようです


(これは5月の様子です)
洞窟風呂へ

打たせ湯はかなりぬるめです。
寒くなると温度を上げるのでしょうか。



3回目でやっと満水の洞窟風呂に入れました!
足湯

温泉を出た所にある休憩所に
お茶が飲める休憩所があります。
その奥に足湯がある事に初めて気付きました。



温泉を出たら2時を回っていて
お義母さんもお疲れの様子
次の温泉も考えていましたが旅館へ直行することにしました。
旅館たにぐちさんへ
本日の宿は旅館たにぐちさん
高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉409

平湯から栃尾に下って信号を右折し
3kmほど新穂高方面に走った所にあります。
あまり歩かないで済む小さな宿で
混浴出来て(無料貸切風呂)食事のおいしい所
もちろん、安い事!

という事でじゃらんで探しました。

部屋に入ると
お母さんは部屋で休んでいるというので
天女が布団を敷きました。
その間に錆鉄人はビールを3本飲んで
天女と温泉巡りに出発!

まずは内湯の男風呂


こちらが女風呂

おかみさんの話では
1家族は子供が熱を出したのでキャンセル
もう一部屋は釣り人で夜泊まって早朝出発との事
つまり、ほぼ貸切状態でありました。

内湯は見学だけ、
まずは露天風呂へと進みました。
露天風呂へ




紅葉の湯

まずは一番左の紅葉の湯から
もともとは1つの大きな露天風呂だったものを
仕切って3つの貸切風呂にしたようです。


入った時はちょっと熱いと思いましたが
ちょど適温、とても気持ちが良かったです。
白樺の湯



真ん中は柱がなくて一番広く感じます。
湯温もややぬる目で、いつまでも入っていられる感じでした。

温泉は全て掛け流し!
ただし、源泉温度が高い為、加水しています。
一位の湯

一番奥は一位の湯
(一位の意味は聞き逃しました)

ここだけ、下が石張りになっていて
右半分が手前から傾斜していて
奥までいってもまだ浅めになっていて
左側へは少しの段差で下りられます。
お義母さんのように足の悪い人でも入り易くなっています。


奥には木彫りの観音様

ホホを染めて恥ずかしがっているような・・・
記念撮影

天女の力こぶが目立ちますが・・・



入口のほうはこんな感じ
露天風呂からの眺め




夕食

テーブルに用意されていたのは


大広間を貸切!

評判の良い宿の土曜日なのに・・・
お酒もちょっぴり飲んだわね

錆鉄人はすでに5本も飲んでいましたが
ビールと生酒を注文しました。
お義母さんと天女用です。


川魚のお造りが出てきました。
記念撮影

僕らはいつもこうやってくっついているんですよ!
と言って写してもらいました。


つくしがこんなにおいしいとは!
ミョウガも蕨もごぼうも・・・
素敵なおかみさん

続いててんぷら

料理は息子さんが作っているとの事で
お客さんが多いときは娘さんが手伝いに来るとの事でした。


76歳のおかみさん

山菜の料理のしかたや保存方法を聞くと
とても親切に教えてくれました。

退職して収入がなくなっても
これで葉っぱと草を食べて生きていけます。
今でもそれに近い食事が中心ですが・・・

まだまだ続きます


定番の鮎の塩焼き


飛騨牛のホウバ焼きも出来上がり!

残った味噌だけでもおいしいわね!
という事で、ホウバの作り方も聞きました。

落ちた葉っぱを洗って塩水に数日漬けてから陰干し
乾いたら新聞紙にはさんで
上に雑誌など軽い重しをしておくとの事でした。
(最後のは葉を伸ばしておく為でしょうか?)

我が家には田圃に大木が1本
屋敷には小さな木が2本
退職して収入がなくなっても
これで味噌だけで食べていけます!

退職後の備えが着々と進む金無し錆鉄人でありました。
デザート

しまった!
具だくさんの味噌汁は半分以上飲んでしまった


デザートまでありました
1日目は
という事で、食事を終えて部屋に戻った錆鉄人は、すぐに幸せな夢の中へ

天女はお義母さんと露天風呂に入って月を眺めたという事でした。

そこで天女の一句

 にごりゆで 老いたる母と 月を見る

錆鉄人もびっくりする一句でした。
帰りの車の中で作ったとの事ですが、
たにぐちさんの温泉は透明で、濁り湯は翌日に入ったのですが・・・
合作、または創作という事で・・・

錆鉄人は遊んでばかりいると思っている人もいるかも知れませんが、ちゃんと仕事をしています。飲み屋に行く事もなければ、喫茶店にも行きませんし、自動販売機も滅多に使わず、無駄使いはしていません。
焼肉ばかりしているように思われるかもしれませんが、毎日畑から採ったゴーヤチャンプルとオクラをどんぶりで食べているので、我が家のエンゲル係数は限りなく0に近いのです。
そうして、やっと遊びに出かけているのであります。

という事で、2日目に続く


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