石見銀山 日本にある世界遺産の制覇が目標の錆鉄人 残りは石見銀山のみ!と思っていたら 小笠原が世界遺産になってしまいました。 船でしか行けない所のようで、 海が荒れれば何日も戻れないこともありそうです。 学術的には貴重かもしれませんが・・・ イルカやクジラも見たい気もしますが、それは他でも可能でしょう。 という事で、錆鉄人的にはちょっと・・・ という事で石見銀山ですが・・・ これもつまらないとの評価が高いのですが 温泉津温泉薬師湯と 日本三美人の湯の最後湯の川温泉をからめて行く事にしました。 |
どうやって行くの? | ||
中国道から浜田自動車道で温泉津温泉に朝一番で入って石見銀山に行くのが一番早く楽なルートでありますが、錆鉄人的には目的地より遠くまで行ってから「戻る」形になるのが気に入りません。(単に高速1000円が終わったからですが・・・) という事で、国道9号線で延々と日本海沿いを走って行くしかありません。出雲大社の辺りまでなら何回も行ってますが、その先は萩付近まで未踏の地です。 |
という事で、他に寄る所を物色。 これまでは温泉にさほど興味がなかったので、日本三美人の湯の湯の川温泉が抜けています。さらには出雲湯村温泉の河原の湯にも入りたい。 古代史ファンの錆鉄人は、黄泉の穴から日御碕と回って日没を眺めたいと思いました。そして、この暑い時期なので、なるべく標高の高い所に行って車中泊したいという事で三瓶温泉のさんべ荘に行って車中泊。 翌日は、5時から入れると言う温泉津温泉薬師湯なので、早朝の混まない時間帯に行って石見銀山を観光し、後は温泉にでも入りながら帰るという計画を立てました。 本来ならもう1泊位したい所ですが、畑の野菜たちへの水遣りと、お盆なので墓参りに来る姉たちの為に留守にしておくわけには行きません。(って、北海道に行っていた事もありますが・・・) |
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出雲湯村温泉公衆浴場 |
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国民宿舎晴嵐荘のそば、と記憶していたので晴嵐荘に行ったのですが看板はありません。川のほうを見ると対岸にそれらしきものがあります。 ユーターンして橋を渡り、右折して真っ直ぐに進みましたが1車線のまま山の中へ。これは違うという事で延々とバックして、またまた橋のタモトまで。 橋を渡った所で「公衆浴場」という標識は見えたのですが、河原の温泉が公衆浴場だとは思っていなかったので右折のあと、直進してしまったのでした。 という事で、河原のほうへ下って、やはり狭い道ですが上流へと200mほど進むと6〜7台ほどの駐車場があり、車が1台停まっていました。 ここは素っ裸ではまずいでしょ!という事で、天女は車中で湯衣に着替え。錆鉄人は天女を待たずにタオルを持って温泉へ下りて行きました。 温泉の所には家族連れがいて、入っているのは子供2人だけ。お母さんは先ほどから帰りたかったみたいで、錆鉄人の出現にこれ幸いと子供たちに上がるように言いました。子供たちはもっと遊んでいたかったみたいでしたが・・・ 追記 公衆浴場はこの河原の温泉ではなく、河原の温泉駐車場の手前にあった湯乃上館に隣接して設置されていて、入浴料は300円、露天風呂もあります。 駐車場に車を停めたままで河原の温泉に来ない車が何台かありましたが、これで疑問が解けました。 |
という事で、貸切! 脱衣場はありません。 |
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河原の湯 | ||
川床からぶくぶくと温泉が湧き出ています。 熱くはありません。 中がきれいなのもいいですね。 |
天女降臨 長い時間待たされましたが・・・ |
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河原の湯 | ||
気持ちいいわ〜! |
川水も気持ちいいよと促されて 川にも浸かりました。 |
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記念撮影 | ||
またゴリラを持ってくるのを忘れてしまいました。 |
駐車場から20〜30m先から撮影 |
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湯村温泉国民宿舎晴嵐荘 | ||
入浴料は300円! |
帰省してきた家族連れが1組入っていただけでした。 |
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露天風呂 | ||
対岸に河原の露天風呂が見えます |
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日本三美人の湯 湯の川温泉「湯元湯の川」 | ||
日本三美人の湯とは 川中温泉(かど半旅館1軒のみ) 龍神温泉(旅館はたくさんあるが掛け流しは少ない) 湯の川温泉 の3つですが、湯の川温泉だけが未湯だったのでした。 |
入浴料は500円 |
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源泉掛け流し | ||
源泉 | ||
記念撮影 |
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湯の神 | ||
因幡から出雲に行くにしてはずいぶん遠回りしてるな〜 と思いながらも 情熱をストレートに表現している大らかさがいいですね。 |
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島根半島の先端へ | ||
次は、黄泉の穴を見る為に島根半島の先端へと走りました。 日本最古の歴史書である「古事記」の中に、男神のイザナギノミコト(伊耶那岐命)と女神のイザナミノミコト(伊耶那美命)の国造りが記されていて、その中にこの世とあの世をつなぐ黄泉の穴のことが書かれています。 イザナギとイザナミは天津神から「お前たち二人心を合わせて国土を生み、もろもろの神々を生んで、天の下の国と神々を立派に作るように」命じられて国造りをし、イザナミは風や川、木、土などの神様を誕生させました。しかし、イザナミは火の神を生んで大火傷をして死んでしまいます。イザナギは比婆山にイザナミを葬りましたが、深い悲しみは癒えず、妻に会いたい一心で、出雲にある黄泉の国に向かいました。 黄泉の国に着いたイザナギはイザナミを連れ戻そうとしますが、イザナミは「私はもう黄泉の国の食べ物を食べてしまいまったので戻れません。でもあなたが折角迎えに来て下さったので、何とか戻りたいので神々と相談します。その間決してわたしを見ないで」と答え黄泉の国の御殿に消えました。イザナギは妻を待っていましたがなかなか出て来ないのでしびれを切らし、くしの歯を一本折って火を点して、暗黒の世界に入って行きましたが、そこで見たのは全身ウジにまみれ雷の神がまとわりついたイザナミの姿でした。 驚いたイザナギは逃げ出し、恥をかいたイザナミは黄泉の国の魔女を大勢使って必死の形相で後を追い、イザナミは懸命に逃げ戻り穴を塞いでしまいました。・・・ |
途中、銅鐸型の街灯に感動した錆鉄人 でも、真下しか照らせないような・・・ 近くには大量の銅矛銅鐸が発見され 歴史を覆した荒神谷遺跡があるからと思われます。 |
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黄泉の穴 | ||
という事で黄泉の穴へ おいおい!というような狭い道が続いて、やっと到着しました。 |
橋から黄泉の穴が見えます 天女は怖がって近付こうとしません。 なにせ、夢に見ただけでもあの世から帰れなくなるとか・・・ 錆鉄人は今の所まだ夢に見ていないので 真偽の程は分かりませんが・・・ |
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黄泉の穴 | ||
もう黄泉の国とはつながっていません。 ここを訪れる観光客はほとんど無さそうで お土産屋さんもなければ駐車場さえありません。 |
反対側は漁港になっていて おどろおどろしい雰囲気をぶち壊しています (上の写真はこの橋の上から撮影) |
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日御碕 | ||
黄泉の穴の後は 日御碕での夕日鑑賞です。 (日御碕までの道路はまたまた狭いですが 出雲大社方面から日御碕までの道路は普通) |
こんな所に立派な神社です。 我々の前をバスで来た女性が 帰りのバス時間を気にしながら 足早に写真撮影していました。 |
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本殿 | ||
日御碕とは古事記の時代、 日本が伊勢から出雲までしかなかった時に 伊勢は日の出を迎える場所であり 日御碕は日没を見送る場所であり、 夜の安全を祈念した重要な場所なのでした。 |
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御神砂 | ||
この浜の砂を身体に当てるだけで病気が治るとか。 勿論、篤い信仰心がある人だけの奇跡でありまして 錆鉄人には当てはまりません。 |
昭和天皇の和歌 畏れ多いので本歌取りはしません。 |
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日没を見送る | ||
残念ながら黒雲の下も 薄いながら横に広がっている為に 日没の瞬間は見届けられませんでした。 |
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国民宿舎さんべ荘 | ||