5月の槍ヶ岳 百名山を達成した後はグレードの落ちる200名山や300名山には興味がなく
天女と混浴温泉巡りを楽しんでいましたが、体力は衰える一方で、
加齢とともにさらに体力が低下するのは自明の理です。
体力の衰えにブレーキを掛ける為にもう少し山登りをしよう、
但し、これまでのようにヒーヒーハーハーは止めにして・・・と考え、
華々しく「ゴールデンウィークに槍に登る」と打ちあげたのですが、
何かと忙しくてトレーニングは出来ず、
錆鉄人は3回目のジョギングで右足を肉離れ
1週間後に走ってみたら再発という有様でした。
絶好の登山日和となった4月28日、29日は
大学の同窓会で温泉泊まりの為に潰れましたが
温泉から早朝に帰って横浜とんぼ帰りをしたのですが、
天使の愛奈ちゃんの病気が天女にうつってしまい、
天女はGW中は寝たり起きたりの半病人状態でした。 この間、錆鉄人は連日ヘトヘトになって畑仕事や薪割りを行って体力をアップ
天女もいつまでも治らないので、
9日にやっと病院に行って徐々に回復しました。 という経緯ではありましたが、
「残雪の槍に登る」という崇高な目的を達成する為
錆鉄人は連日天気図を注視し続け、
12日、13日は晴れるという確信を持ち、遂に実行を決意したのでありました。
金無し錆鉄人なので、
当然費用が安くて済む飛騨沢ルートを考えていたのでありましたが 病み上がりの天女の体力を考慮し、
9日の積雪でラッセル・坪足の可能性のある飛騨沢ルートを諦め
安定したトレースが期待出来る上高地から槍沢を登る事にしたのでありました。
まさに「愛はお金よりも貴い」を実践する愛妻家の錆鉄人でありました。
(以上の前置きは天女の洗脳の為のものです) |
どうやって行くの? | ||
大正池 |
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河童橋 6:08 | ||
明神館 | ||
6:43 |
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工事中 | ||
徳沢 | ||
7:24 |
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横尾 8:06 | ||
工事中 | ||
工事中 | ||
槍沢ロッジ 9:20 | ||
日焼け帽子で木陰に陣取ったのですが・・・ 寒くなって日当たりのいい所に移動しました。 |
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出発 10:07 | ||
食事をしたりお菓子を食べて・・・日焼け止めを塗って それにしても47分も何をしていたんだろうか? 錆鉄人は天女がツギを当ててくれた靴下をはいてきたのですが はいた時にその部分が折れ曲がっていた為 脚の底が痛くなったので靴下を新品に代えました。 |
ロッジのブログに、ここから先は全面雪の上と書いてあったので、天女にどうすると聞くとアイゼンを装着して行くというので、錆鉄人も一緒にアイゼンを装着しました。 |
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ババ平 10:37 | ||
デブリをいくつか越えました。 (写真は振り返った所です) |
ババ平にはトイレらしきものが設置されていました。 テントはこの時間には0でした。 |
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大曲 | ||
錆鉄人の靴は荒島で初めて履いて靴擦れになったので、もう大丈夫かと思いましたが、1ヶ月以上もたった為か、またまた靴連れになってしまい、かばいながら登っていました。 |
そ、それにしても、 槍ヶ岳山荘はまだか・・・ という事で、本歌取り 山のあなたの空遠く 山荘あると人のいふ ああ、われ天女と尋めゆきて 涙さしぐみ登りきぬ 山のあなたになお遠く 山荘あると人のいふ |
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槍だ! | ||
天女の少し先にいる人は77歳のおじさんだったと思います。 槍に登ってくる人をおじいさんとは呼べません。 風が激しく吹いて水っ洟が飛んで行きました。 遂には錆鉄人の帽子が飛んで・・・ あっという間に何百メートルも下に・・・ |
50〜60歩登ってゼーゼーハーハー 風に飛ばされそうになって耐風姿勢でゼーゼーハーハー 錆鉄人は靴擦れをかばって歩いたためか 足が攣りそうになってゼーゼーハーハー |
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遂に登りきりました! | ||
14:14 やっと登りきりました。 槍沢ロッジから4時間7分もかかりました。 |
この写真が撮れただけで、もう十分ね! それにしても、さっきまでの烈風は何処に消えたの? |
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槍沢 | ||
よく頑張ったものです。 赤く見えるのは殺生ヒュッテです。 途中、今シーズンは7月まで休業と書いてありました。 |
長くなったので、 続きは その2で! |