氷雪の壁を下って 槍ヶ岳山荘から上高地へ

2012年5月13日




山荘前で記念撮影



バンザイも中ぐらいなりおらが槍
(槍が隠れないように)
下山開始

8:31 下山開始

下りが得意の天女はウキウキ
少女天女に大変身!


ところが急な雪渓の下りに大苦戦

たはむれに雪渓下ればそのあまり
急さに泣きて三歩歩まず

(錆啄木)
錆鉄人は大またの人の倍位の歩幅で
雪渓を飛ぶように下り、50m程進んでは天女を待つ
を繰り返していました。
登山者

この時間なので槍沢ロッジ泊まりの人と思われます。

○の所に山の学校の一行がいます。


相変わらず恐る恐る下る天女です。

近付いた天女の顔は引き攣っていたので
「お母さん、顔が引き攣っているよ!」
と言うと、ちょうど横を登っていた若い女性から
「もっと山を楽しんで下さい」
と言われ、下り方のアドバイスをもらったようです。

下る

こうやっているとカッコイイんですが・・・
こうやってみるとそんなに傾斜がわかりませんが・・・


この辺りは一旦傾斜が緩やかになります。

下る

気持ち良く足跡のない所に足跡を付けて下りました。


遂に富士山ともお別れです

富士はそこ 目にはさやかに見えれども
写真にうつらず おどろかれぬる

(心眼!)
急な雪渓が終わる

アドバイスのお蔭と言うより
急な部分を過ぎて天女もやっとピッチが上がり
大曲付近で休憩していた山の学校の一行を
ぶっちぎって下りました。




専属カメラマンは
前になったり後ろになったり忙しいです。

それにしてもいい天気です。
ババ平

9:38 ババ平に到着
山荘から1時間07分でした。
錆鉄人一人なら30分もかからないような・・・



ババ平ってみんながここで○○○をしたからなのか?
もっときれいな名前にして欲しいと泣いています。
天女は馬場平だと思っていたと言いますが、
果たして真相は如何に?
槍沢ロッジ

デブリを越えて下ります


9:52 ロッジに到着
山荘から1時間21分なので結構早かったのかも?
(如何に登りに苦戦したか分かります)
アイゼンを外す

ここでアイゼンを外します。
スパッツも外すのが錆鉄人流


暑がりの錆鉄人は半袖シャツ1枚になりました。
そして、天女も半袖に
出発

10:27 ロッジを出発
35分も何をしていたのかというと
山荘でもらったお湯でコーヒーを飲もうとしたら
テルモスの中栓がうまく閉まっていなくて大騒ぎ、
その後はコーヒーを飲みながらお菓子を食べていました。




二ノ俣 10:46

ここより下はほとんど雪はありません。
清流

二ノ俣の橋の上から



一ノ俣


10:52 通過


これも橋の上から
横尾

屏風岩が見えてきました。
横尾はもうすぐです。


11:28 横尾に到着
時刻は全てデジカメの時刻ですが、
到着した時ちょうど11時半のサイレンが聞こえました。

やっぱり少女天女に見えてしまう・・・
食事タイム



ここで食事タイム
相変わらずカップラーメンです。
そしてまたまたコーヒーを飲んでのんびり

出発

トイレの前が水場でした。
12:01 出発


テント場には数張り
工事中




徳沢

12:45 到着

ここの名物はソフトクリーム
400円ならそう高くはありません。


ソフトクリームに目のない錆鉄人
(天使たちからジージは子供でしょ?と言われる原因です)
一口かじってからモデルに渡しました。
その後、8割は錆鉄人が食べました。

猿がいて怖いからトイレに入れなかった天女
やっと向こうへ行ってくれました。


猿ヶ何匹も闊歩してました。
有名なキャンプ場ですが・・・
錆鉄人的には猿がいるなら敬遠したいです。
二輪草

「一」面「二」輪草が咲いていました。
「三」はないか・・・

もう天女のペースが全然あがりません。
足底が痛かったとの事でした。


柔らかな芽吹きと
水の透き通った青がとってもきれいでした。
でも、写真ではその雰囲気は出ません。

春きぬと目にはさやかに見えれども・・・
って、さっき言っちゃった!
本歌取りの本歌取りは控えましょう!
明神

13:39 到着

疲れちまった悲しみに いたいたしくも怖気づき
疲れちまった悲しみに なすとこともなく歩き出す

錆中也

2時30分のバスに乗ろうと休憩無しで通過です。


河童橋はあの向こうだよ!
もう少し頑張って・・・

錆鉄人は天女を励まそうと俳句合戦を挑みました。

残雪をあつめてはやし梓川
「それじゃ全く盗作よ!」

残雪をあつめて清し梓川
{さっきよりはいいわ」

残雪をあつめて清し梓川
我泣きぬれて足を冷やさん
(錆啄木になっちゃった!)
「なんで泣き濡れるの?」
「だって、足のマメが痛いから、冷たい水に浸したら気持ちいいでしょう」
・・・・・・・
錆鉄人の一人相撲で合戦にはなりませんでした。
河童橋到着

14:13 やっと到着

昨日と違って岳沢がくっきり!
河童橋の上は記念写真撮影の観光客でいっぱい
じゃまにならないように下から撮影


清流はすぐそこですが・・・
泣きぬれて足を浸す暇もなくバスターミナルへ!
あかんだなBT

河童橋前の土産物屋さんにも観光客がいっぱい

上高地BTへは14:20到着、既に20人程並んでいました。
写真を撮るのを忘れていたのでありません。


あかんだなのバスターミナル

向こう側の軽トラックの手前がトイレでsy。

ガーデンホテル焼岳へ

平湯から5kmほど回り道をして
我々の定番、ガーデンホテル焼岳へ行きました。
天女も錆鉄人も旦那や奥さんを呼びに言って欲しいと頼まれて
内湯を往復しました。


石の上にカメラを置いて記念撮影
いつもゴリラを忘れる錆鉄人でした。

ガーン!
焼岳ガーデンホテルの行ったのは、いつものインド薬膳料理を食べる為だったのですが・・・
レストランはオープンしていたのですが、
インド薬膳料理は午後6時までやっていません。
今度はもっと高いセットを食べてみようという事で
天女はすごく楽しみにしていたのですが、
1時間半も待っている気にはなれないので、諦めて帰りました。

という事で、
文化の香り高い槍ヶ岳登山記は終了したのでありました。


5月12日 上高地〜槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳山荘からの夕焼け
5月13日 御来光
槍の穂先への登頂編
(何れもコメント追加中)

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