エブリイJOINターボ4WD5MT


2012年2月6日夜、天女の新しい車となったエブリイに関するページです。
エブリイは我々夫婦の新しい車中泊の為の車でもあり、様々な思い出を作って行こうと思っています。
(ステップワゴンは7年約21万km走行しましたが、車検を取ってもう2年乗ろうと思っています)

ファーストインプレッション
比較対象は主にムーブとステップワゴンです。

まず納車後に天女乗せて5kmほど走りましたが、クラッチがやけに浅くて、結構重いと感じました。(ムーブと比べて)
続いて納車の翌日、出張で高速往復220kmを含め約300km走行したので、その時のインプレッションを記録します。
まず、車庫からバックして家の前に出る時ですが、オート4WDのせいか踏み固められてから雨でゆるんだ雪の上でバックする時に結構スリップを感じました。
エブリイターボの4WDはオートですが、これの性能に関しては口コミでけなされているのに対し、
ノンターボのセレクト式は直結状態になって乾いた田圃の中でも走れる位なので遥かに強力ですが
高速で片側のみ水溜りに突っ込んだ時など「とっさ」の時を考えると、
オートのほうが安全だろうと思ってターボを選択した部分もあるので、この点に関しては納得しています。
という事で、天女に見えなくなるまで見送られて自宅を出発しましたが、途中で忘れものに気が付いてバックしようとしたらバックに入りません!
道路をふさぐような格好で動けず、焦りまくって力を入れてバックに入れようとしましたが全然入らず、後ろから来た車を止めてしまいました。
ようやくバックに入り無事動き出しましたが、しばらくはバックが怖くバックしないで良いように車を止めていました。
ただ、この時はバックの位置が良く分かっていない為に無理してレバーを引きすぎた為と分かったので、その後は問題なく操作出来ています
武生ICで本線に入る時にアクセルを踏んだ時は、ターボの作動音と共にタコメーターの針がグンと跳ね上がりノンターボでは感じられない加速感を感じました。
といってもいきなり高回転にはしたくなかったので5000rpmも回しませんでしたが・・・
本線に入った直後は路面状態のせいか、ムーブの時はものすごい騒音と振動で何処か壊れたのかと思ったほどでしたが
何度も経験して慣れた為かもしれませんが、エブリイではそれほど騒音は感じませんでした。
また、今庄トンネル前の登り坂などかなり登り区間があるのですが、5速のまま時速80kmを保てたのでムーブよりは力強い事が確認出来ました。
なお、スピードメーターとタコメーターの関係は、3500rpmで時速85kmでした。(走りながらでメーターの表示も荒いので若干の誤差があるかもしれません)
時速100kmに換算すると4120rpmなので、計算上の4060rpmと比べて1.5%の読み取り誤差(メーターに対する目の位置でそれ位の差は出そうです)
なお、実際は145/80R13をはいていて標準タイヤの外径より3.7%大きいので、
その分だけ標準タイヤの場合より走行スピードが上回り、走行距離は短く表示される筈です。
一般にスピードメーターは実際のスピードより低く表示されているので、より実際の速度に近いのではないかと思いますが、
制限速度+アルファで走る場合は注意が必要と思われます。
まあ、錆鉄人的にはよほどの事がない限り、4000rpm程度までで走行したいと思っていますが、
それでも取説に謳う
シビアコンディションになるのかどうか気になります。
騒音に関しては、ターボ作動時以外はエンジン音はほとんど感じず、風切り音やタイヤ等による騒音を感じますが、
ハイゼットカーゴの試乗時と比べると遥かに騒音が小さい事は間違いありません。
水溜りや路面の荒れた部分を走行した場合、荷室のほうから騒音を感じたので、
高床のベッドを作った場合、騒音の遮蔽板効果を発揮するのではないかとおもわれます。
気が付いた点は、トンネル内の走行時など路面のデコボコを今までより感じる事です。
やはり、貨物(4ナンバー)なので足回りが相当堅いからだろうと思います。
そういう面からも、偏平タイヤにしなくて良かったと思っています。
という事で、騒音、走行能力に関しては期待通りでした。
帰りは午後6時頃に八日市ICから高速に乗りましたが、
冬型の気圧配置になってかなりの強い横風を受ける場合もありました(吹き流しが真横を向いていた)が、
ヒヤリとする事もなく、予想より安定しているのではないかと感じました。(期待以上)
しかし、これに関しては、もう少し場数を踏んでみないと分かりません。
燃費に関してはFullの位置からの燃料計の下がりが早く、リッター13km以下ではないかと思いましたが、
1/4ほどに下がってからの減りが少なく、1/2の時点で280km走行しました。
まだ給油していないので分かりませんが、
エブリイの燃料タンクは40Lで、E位置でも6L残っていると仮定すると
(口コミでは燃料警告ランプが付いた時、残りが8Lとの事ですが、普通は針がEになる前に点灯するものですから)
1/2までで18L、Eまでで16Lと仮定すると、燃費は15.5km/Lとなり、
新車でエンジンの当たりが付いていな事によるマイナス分を1km/L
スタッドレスによるマイナスを10%として1.5km/Lとすると18km/Lも期待できるのではないかと思われます。
(2月9日初給油 356km走行で23.3L 燃費は15.28km/Lでした。)
しかしながら、実際の場合は天女と2人乗りでベッドや装備品を含めると100kg以上重量増になりますが、
小型自動車の場合で100kgの重量増は燃費を10%程度低下させるので、
軽の場合はそれ以上低下する可能性が高いと考えられるので、夏タイヤの場合でリッター16km程度を見こみたいと思います。
あと、些細な事ですが、バックミラーが大きく非常に後方確認がし易く感じました
錆鉄人はムーブにもステップワゴンにも曲率の大きな幅の広いルームミラーを装着していたのですが、必要がない位です。
また、クォーターウィンドウの視界はそれほど大きくなく(ムーブの場合は全くないと言って良い位だったので、それとはマシですが)
バックミラーが見易い事もあり、棚などを作って視界が遮られたとしても問題はないように感じました。
それから特記したい事は暖房です。
エンジンを起動してから、ランプが消えるまでの時間はムーブと同じような時間で、すぐに暖房が効く訳ではありません。
それは足元の暖房です。
ムーブもステップワゴンも(先代のステップワゴンも)足元暖房にしても膝付近に温風が来るだけでしたが
エブリイの場合は、運転席が足元を含めて全長が短いせいかもしれませんが、足の指先を暖房してくれるのです。
冬は雪の中を歩いて雪が付いた長靴で運転しているので、
ムーブもステップワゴンもいつまでたっても足の指先は冷たかったのですが、エブリイはすぐに解消です。
これは期待していなかったのですが、スズキはそこまで考えているのか!と評価したいです。
単に運転席足元の奥行きが少ないからかもしれませんが・・・
(温風の吹き出し口に手をやってみましたが、電源ケーブルがあったりして結構「雑」な気がしましたが・・・見えない所なので効果さえあればOKです)

もう一つ、特記事項がありました。
錆鉄人は雪国の福井で暮らしていますが、出勤して露天に駐車している時も容赦なく雪が降り、
車の屋根には(地熱のある)地面よりも沢山積もります。
会社から帰る時はその雪は凍っていて、窓にたまった雪は雪掻きで落としますが、窓も凍っているのでしばらくは走り出せません。
という事で、やっと走り出して暖房を目いっぱいにかけて走っていると、屋根の上の雪も徐々に融けだします。
そして、赤信号でブレーキを掛けた瞬間、ドドドーッとボンネットの上に落ちてきます。
下手をすると前が見えないくらいたまるので、慌てて雪掻きをもって外に出て払い落として、慌てて走り出しますが、
今度はブレーキも掛けないのに、またまた次々と落ちてきて、車のワイパーでは払い落とせず、
ワイパーは堆積した雪に動きを制限されて今にも壊れそう・・・でも容赦なく雪は落ちてきて・・・
という悲惨な状況を一冬に何度か経験するのですが、
エブリイは雪が堆積するボンネットというものがありません
ボンネットとは呼べそうもないでっぱりが10cmほどあり、そこに少しは雪が溜まりますが、ほとんどは地面に落ちてしまうのです。
つまり、別に雪掻きをしなくてもそのまま走り続けられるのです。
これは、スズキがそこまで考えて設計した訳ではありませんが・・・
(軽ワンボックスカーはすべてこんな形なので同じだと思います。)
ステップワゴンでも、ムーブでも、その前のステップワゴンでも・・・ずっと苦労してきたので「快挙」だと思いました。
次に車内の計測結果です。
後席を装着した状態での荷室床面の長さ(高さ20cmでの)は96cm、
ご存じない方も多いと思いますが、エブリイを含め4ナンバーの軽ワンボックスの後席は、スライドもリクライニングもしません。
(そういう規則になっているようです。)
助手席を一番下げた状態での助手席後端迄の長さは176cm(高さ20cm)
ベッドモード時はシートを前に出せば185cm程度が確保出来ますが、ベッド長さをエクステンションするかは考慮中です。
というのは、ベッドモードにする場合、エクステンション分の材料と余分な作業が増える事になるからです。
錆鉄人の身長はこの頃少し縮んで169cm、天女は162cmなので、基本的にはベッド床面は175cm程度の長さで製作し、
シートのみ前に出してまくら部分の余裕を出せば良い(バッグや着替え等を詰め物にする)のではないかと思っています。
何れにしても実際に寝てみて決めたいと思います。
(追記)
2月9日帰宅時にJASコンパネ(長さ180cm)を買って帰りましたが、
通常よりはシートを前に出して積み込みましたが、運転し辛いという程ではありませんでした。
でもこの状態でずっと運転するよりは、5〜6cm下げて(ほぼ最後部)運転したいと思います。
車内の幅は最も狭い部分がシートベルト取付部のカバーの所で123cm
この後ろの部分はバックドアまで幅130cm程度で後端までの長さが約65cmあるので、
床フレームの支柱をこの部分に外付けすれば、組んだままで積み下ろしが可能となります。
また、後席部分の幅は約130cmですが、これで狭く感じる場合は、
助手席の折畳機能を利用して助手席部分にベッド面を延長し、70〜80cmずれて寝る事も考慮しています。
この為、助手席折畳時の高さを測定しましたが、床面より21cm程度なので
(シートは柔らかく押せば下がるので正確に測定出来ません)
ベッドフレームの高さを21cmに設定しようと思っています。


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