エブリイJOIN4WDターボの 車中泊改造計画

2012年1月11日〜
改造追加中

車中泊改造計画

研究熱心な錆鉄人は
軽ワンボックスカーと決める前から
車中泊用の改造に関して熟慮を重ねていました。

という事で
エブリイJOINの「車中泊改造のコンセプト」

1.夫婦での快適な車中泊「生活」の実現
快適な就寝スペースと生活を楽しめる装備
(トイレとシンクは不要)
収納性の確保
(走行性・静粛性の高いターボの選択)
走行モード⇔車中泊モード変更等の作業が車内で出来る事

2.装備と費用の軽量化
自分で造り、装備を厳選する
装備の購入は最低限にする)
重量増による燃費悪化の防止
(燃費の良いマニュアル車の選択)

3.復元性の確保
車体(鉄板)に穴をあけない
分解撤収が容易なこと
(遠征する時だけ搭載し、普段は片付けておく)

4.災害時への対応
車中泊装備の常設
(日常走行時の若干の燃費悪化は目をつぶる)





錆鉄人の感動人生へ

コンセプトの解説
【前提条件】
誰もが入手出来る材料と、誰もが使用出来る簡単な工具を使用し、特殊な技術がなくても出来る加工法で作る。
「誰も」と書いていますが、錆鉄人には特殊な技術がないというだけの事ですが・・・

1.夫婦での快適な車中泊生活の実現

金無し暇無しの錆鉄人は、これまで休憩無しで走り続けて目的地に行き、登山をしたり、温泉や観光地巡りを駆け足でして次の目的地に向け移動、限界まで走り続けた所でベッドに潜り込み、短時間寝て次の行動をする・・・という行動パターンだったので、ただ寝る事が出来れば良かったのです。
しかし、定年になって「時間持ち」となった時、これまでと違って「車中泊そのものもを楽しめるようにしたい」と考えたのです。だから単なる車中泊ではなく「車中泊生活」へとレベルアップしたコンセプトで改造を行う事にしたのです。

2.装備と費用の軽量化
金無し錆鉄人なので費用の軽量化は最優先課題です。
その為に維持費の安い軽ワンボックスカーを選択し、その中では燃費の良いマニュアルシフト車を選択しましたが、生活を楽しむ為に、エブリイの中では価格は高いのですが装備の良いJOIN(いわば自家用グレード)を選択した訳です。
ルーフキャリアを付けただけ確実に燃費が悪化するし、雨も考えるとルーフボックスを付ける気にはなりません。(さらには、高速で横風にあおられた場合の恐怖は想像だに出来ません)
あくまでも軽ワンボックスカーの箱の中で勝負したいと思っています。

3.復元性の確保
中古として下取り査定額が下がらないように・・・というような軟弱な理由ではありません。折角買った愛車に傷を付けるのは忍びないというさらに軟弱な理由なのですが・・・(というか、そこまでやる勇気がないのです)

4.災害時への対応
東北の大災害をテレビで見ると、災害とはいつ襲ってくるかもしれず、その時人間は何て弱いのだろうと思わざるを得ません。
とりあえず、死ななかったとして、数日間を生き延びる装備を常備していたいと思っています。




軽ワンボックスカーの選択に関して
次の車中泊用自動車の選択について
で詳細に記述しているので、そちらをご覧下さい。



   錆鉄人的な生き方

錆鉄人はお金や物は重要だと思っていません。
(勿論、ある程度のお金は必要ですが・・・)

従って、高価な車を誇示したいという思いはありません。
(勿論、そんな車を買うお金もありませんが・・・)

あらゆる意味で地球に優しい小さな軽ワンボックスカー
それを自分の工夫と努力で快適に使えるように改造し
天女と車中泊旅行「生活」をエンジョイする。

これこそ、錆鉄人的な生き方だと思っています。
これ迄に準備(購入)した装備
カーナビ
ポータブル電源(システム電源)
外付けアンテナ
19インチ液晶テレビ
液晶テレビ用アンテナ(WUPA)
カーテン(運転席と後席の間に設置するタイプ)
12V電気毛布
3連ソケット
LEDランタン
12Vリレー(充電切替用に購入、何れ加工します)
トグルスィッチ(12V製品のON,OFF用に・・・)



【登山用品などの流用】

寝袋
カセットコンロ
(登山用ガスコンロはガスが高いので登山にのみ使用)
参考ホームページ
錆鉄人的には2年も前から考えていたので、こんな形にしたい・・・というのはほぼ決まっていますが、さらに良いアイデアがないかと検索して探しています。
「エブリイ 車中泊」や「軽ワンボックス 車中泊」で検索するとたくさんの人の改造記が出てきますが、あまり参考にならないページが多いのは、インターネット検索の宿命です。
まずは自分(男性)一人だけで車中泊するように改造されたものが多いという事、それから単に床に銀マットやせいぜい板を敷いて、その上に布団を敷いて寝ているというものが多いようです。



【教科書的HP】
ミニバン車中泊バイブル
軽ワンボックスカーではありませんが、ボクシーやセレナなどのミニバンでの車中泊をしようとする人のみならず、車中泊の作法から装備やQ&Aまで必見の内容です。

改造車の画像ギャラリー
たくさんの軽キャンピングカーや自作改造車の写真があり、改造方針を立てる参考になると思います。

キャンピングカーの購入を考えているならこのページが参考になります。

軽キャンピングカーで行こう
上記HPにも軽キャンピングカーの特集ページがありますが、こちらのほうが詳しくて参考になります。


【車中泊でどんな事をしているのかを知る】
夫婦2人で車中泊で日本一周をした人のページ
単にリヤシートを取っ払って、その部分に市販のプラスチックボックスを置き、床を平らにして、銀マット等の上に布団を敷いて夫婦2人の就寝スペースを造っています。
屋根の上にジェットボックスを装着し、荷物の大半はその中に入れている感じです。錆鉄人的には参考になる部分はありませんが、手っ取り早く軽ワンボックスカーで車中泊をしたいという人にとっては参考になると思います。

夫婦で車中泊のページ
内容が面白く、様々な用品の紹介(それも高級品が多い)などもあって、相当人気があるページだと思います。(アフェリエイトがもの凄く多いですが・・・)
エブリイワゴンを購入して車中泊仕様に改造を進め、実際に車中泊も何度かされたのですが、この夫婦は一緒のベッドでは寝ていない人達なのか、別々のベッドがないと駄目だという事で、軽キャンピングカー(軽トラックの荷台にホップアップ式の荷室を持ったカプセルを積み込んだタイプ)に買い替えられています。


【錆鉄人的に自作度の評価が高いHP(順不動)】

アラ還「還吉」さんのHP
(エブリイワゴン)
錆鉄人とコンセプトがほぼ同じです。
高床のベッドを作る所は同じですが、リヤシートは取り外さず、折り畳んだ背面を利用してベッドにしています。製作過程と床板の図面まであります。
カーテンやテーブルなどさまざまな装備の装着から電気配線まで、参考になる部分があります。

まつらさんのHP(エブリイワゴン)
何でも手作りしようという精神は錆鉄人と同じですが、はるかに上でサイドボックスや電装品まで自作し、車以外にも参考になるところがあります。
まつらさんの場合も後部全体を高床にして、よりフラットなベッドを作るという所は錆鉄人と同じ考えです。しかし、床板に足となる木材(結構大ぶり)を一体化している為、下を収納に使用出来ないため、折角の高床が生かされないのが難点だと思います。(これは錆鉄人の勘違いか、床板は取り外し式になっていました)
詳細な図面が公表されているので、エブリイワゴンの場合は参考になります。
なお、4ナンバーのエブリイの場合(錆鉄人はギヤチェンジが欲しくて4ナンバーにしました)は、ハッチドアの開口部がワゴンとは広くなっているので、荷室全長に渡って幅120cm以上が確保出来ると思います。

Shu-Side(エブリイPA 4WD)
車の整備士さんのようで、内装を外しての作業はお手の物。棚の製作もビルダーの製品のようなきれいな仕上がりです。
製作ノウハウのような記述はないので、製作の参考にはあまりならないかもしれません。

軽キャンパー?(アトレーワゴン)
家族4人で車中泊。タープの取り付け治具から引き出し式2段ベッドの製作まで、チャレンジ精神に敬服します。ベッドモードへの変更と収納に苦慮している様子が窺われます。

和風ファースト&ライトな車中泊
畳を敷いた床という発想は結構している人が多いみたいです。
畳は吸湿性があるので車中泊時の結露対策には結構有効な手段かもしれません。錆鉄人的には厚みと重量とクッション性で問題があると思うので床に敷くつもりはありません。


錆鉄人の改造方針
長距離の移動時は助手席が窮屈なので、愛妻家の錆鉄人は助手席のシートバックを倒し、後席とフラットにした状態にして、足を伸ばしていられるようにしたいと思っています。(横に天女がいないのは淋しいですが・・・)
後席がリクライニングしない所は、クッションか座布団で調整すれば良いと思っています。

という事で、
1.左後席は残し、右後席は撤去(車検時は復元)し19kg軽量化(左後席はアームレストがあるので約20kg)
2.ベッドは高さ20cm程度の床フレームを作成し、その上に床パネルを敷く
3.床フレーム等、材料は極力木材を使用し、木材の吸湿性を生かす
4.床パネルの下は全て収納スペースとして活用する
5.荷室後部の床フレームは常時組付けておく
6.荷室前部床フレームは分離可能とする(エンジンルームへのアクセスを考慮)ワンタッチ装着がミソ
7.荷室後部の床フレームにを取り付ける
8.床パネルはベニヤ板に3つ折ベッドから取り出したクッションを乗せ、クロス(カーペット等)を被せ裏面でタッカー止めする
9.ベッドルームは4面カーテン取付け
10.スライドドア窓用網戸製作
11.ハッチドアフック(通風の為に少量だけ開放)
12.その他

う〜〜ん、楽しみ!頑張るぞー!


【工具】
錆鉄人は充電式ドライバーを持っていましたが、滅多に使用しないのでバッテリーが駄目になってしまいました。
という事で、数ヶ月前にホームセンターをぶらぶらしていた時に特価販売していた電動ドライバーを買いました。正逆転、回転数可変、トルク調整可能で機能的には充電式ドライバーと同等で、確か2,980円だっとと思います。これでケース付で木工用と鉄鋼用ドリルやネジ締め用のビットがセットされているのですから、正に買い物の鉄人の証明です。

ノコギリ
これもホームセンターで買った安物です。

電動丸ノコ
これもホームセンターで購入したものですが、流しソーメンをした後の竹を切って薪にしたりする為に活躍しています。古材を切った時にクギが残っていたのに気がつかず、刃がいくつか欠けてしまい、きれいに切れずにバリが出るのが難点ですが、ツーバイフォー材を切る時は手っ取り早いので使用しています。

ヤスリ
鉄鋼用ヤスリですが、切断した後のバリ取りのみならず、全ての角をヤスリ掛けして丸めるのに使用しています。
木材の機能
【木材の機能】
ご存知のように、木材は我々に一番身近な材料で、ノコギリと釘さえあればどんな加工も出来ます。(金槌やカンナなど他にも必要なものもありますが・・・)

一番使いやすい材料はホームセンターで売っているツーバイフォー(2×4)材です。表面はきれいに削られていて(結構荒れも目立ちますが・・・)角もRに削られているのでトゲが刺さったり服が引っかかったりする心配はほとんどありません。(絶対にないとは言えません。気になる場合は表面をサンドペーパーで磨くなどすれば良いと思われます。)

いろんなサイズを売っていますが
1×1(19mm×19mm)128円/1.8m
1×2(19mm×38mm)178円/1.8m
1×3(19mm×63mm)278円/1.8m
1×4(19mm×89mm)175円/1.8m
ホームセンターによって価格は差があると思いますが・・・
1×4の安さが際立っています。

また、1×2や1×3材は節が目立つものが多く、また反りがあるものが多く、購入するときはそれらを確認する必要があります。
錆鉄人的には1×3を使用したかったのですが、上記のように良い材料がなく1×4を使用する事にしました。



○強度
強度は材料を縦に使うか、横に使うかで大きく違ってきます。強度は木材の幅×高さ×高さに比例するので、1×4材を縦に使う場合と横に使う場合では4倍も強度が違ってきます。
1×3材を縦に使用すれば床フレームとして十分な強度があるのですが、床板を支持する幅が少ないので、横に1×1材をネジ止めして床板のずれに対応させれば良いと考えていましたが、前記のように良い材料がなかったので1×4材をメインに使用する事にしました。重量的に30%も増える事になるのが残念ですが・・・

床板材
床板に使用する材料も強度との関係で厚みが重要です。
床フレームを細かく入れて床板を支持する構造にすれば、床板は薄くて済みますが、床下に大きなものを収納出来なくなります。
(後述)


暑さ対策
夏場の車中泊は暑くて大変です。
錆鉄人は夏場でも前夜発の遠征を何度もしているので、北陸道や磐越道の平地のSA・PAで車中泊した経験がありますが、疲れ果てて眠っても、暑くてすぐに目が覚めました。エアコン掛けっ放しで車中泊している車も多々見受けられますが・・・
(錆鉄人はこれまではエンジン掛けっ放しの車中泊はした事がありませんが、SAではトラックがずらりと並んでエンジン掛けっ放ししているのを見ると、意味がないような・・・)

暑さ対策の決め手は、「暑い季節は車中泊をしない事」です。
が・・・そうは言っていられないので、登山口のような標高の高いで車中泊する事が重要です。
ご存知のように、標高が100m上がるに従って気温は0.6度低下します。従って、標高1000m位になれば6度程度気温が低下するので平地は熱帯夜でも20度位の快適な気温で車中泊が出来ると思われます。
新穂高の駐車場は標高約1000m、到着時は午後9時を過ぎているので暑いという事はありませんでした。
ちなみに日本最高所の道の駅は美ヶ原高原美術館で標高は約2000m。ここはもう寝袋や毛布がないと寒いに違いありません。なお、ここは高原でさえぎるものが何もない広場なので、風が強いときは大変だと思われます。




錆鉄人的には、暑い時には冷たく冷えたビールを飲んで寝てしまう作戦を立てたい所なので、冷蔵庫に憧れてしまうのですが・・・(実際には短い車中泊時間では飲酒運転になる可能性が高いので自粛して、ノンアルコールにしていますが・・・)

という事で、冷蔵庫の研究です。

キャンピングカー用の冷蔵庫としては、エンゲルが有名です。
例えば40LのSB47Fは59,800円もします。軽ワンボックスには積めそうにないので、14リットルと小さいのですがMDF14Hなら右側後席を外した所に収まりそうです。しかしながら、それでも定価41,800円、ネットで探しても32,000円位もします。
という事で、家庭用の冷蔵庫を載せる事を考えました。

40〜50Lの家庭用冷蔵庫はホームセンターなどで1万円以下で売っています。(中国のハイアールなど)
300wのインバーターを持っているので、家庭用の冷蔵庫でも問題はないのですが、冷蔵庫の設置場所に頭を悩ませた事(高さがあるので棚の上にしか置けない)と、冷蔵庫を狭い軽ワンボックスカーの車内に置いた場合、放出する熱で車内が暑くなると思われるので、涙を呑んで断念しました。(エントロピー増大の法則により、冷やす熱量以上に発生する熱量のほうが必ず大きいのです)

それなら、高性能クールボックスですが、車載用冷蔵庫に負けない位のお値段!
結局、発泡スチロールBOXの中に安物のクールバッグを入れるなど、二重化、三重化で高性能化を図り、夕方にスーパーなどで食料と共に氷を仕入れる事にしました。

床板の厚さに関する考察
使用する材木の中で床板は面積が広いので、厚みをどうするかで重量が大きく違ってきます。
錆鉄人的には重量増を極力抑えたいので薄くしたいのですが、あまり撓むのは不快な上、何らかの拍子で割れないとも限りません。
錆鉄人の構想では床フレームを組んでその上に床パネルを敷くので、床フレームの間隔を狭くすれば板厚を薄く出来るのですが、そうすれば床フレームの重量が増加すると共に、折り畳みテーブルなどの大きなものの床下収納が出来なくなってしまいます。
という事で、強度計算をしようとしましたが、木材の強度は鋼材のような安定した値ではない為、安全率をどの程度みるかという問題や、床材にしようするベニヤ板は縦と横では強度が違います。(縦=長手方向のほうが強度がある)
錆鉄人的には床パネルの大きさは1枚60cm×90cm程度にしたいと考えているのですが、床フレームも基本的には床パネルの大きさで組みたいと思っています。
という事で、さんざん計算もしましたが、12mmにしようと思っています。

板材はコンパネと普通のベニヤ板がありますが、コンパネはコンクリートパネルの略で、生コンを打設する時に型を作る為に使用するものなので表面に耐水性塗装がしてあります。
これに対して、ベニヤ板は塗装はないのに値段はやや高くなっています。が、同じ12mmを手で曲げてみた所、コンパネのほうがかなり軟く感じたのでベニヤ板にしようと思っています。



重量の実測値

12mmコンパネ60cm×90cm
1枚が3.75kg
つまりコンパネ1枚で約11.3kgです。
厚さ1mm≒1kgと何処かに書いてありましたが
そう考えて良いようです。

ちなみに2×4材は比重が0.45程度です。
(乾燥状態によって変わるが・・・)


結局12mmコンパネにしました
助手席テーブルモードの活用
ハイゼットカーゴにないエブリイ独自の機能として、助手席を折り畳むとテーブルのように平らになる機能があります。
これを利用しない手はないので、ここを調理テーブルにするばかりではなく、120cmのベット幅が狭く感じる場合は、助手席の上に床パネルを敷き、半身ずれる事で狭さが解消出来ると考えています。(この場合、高級仕様のアームレストがちょっと邪魔になりますが・・・)
という事で、床フレームの高さはこの助手席テーブルモード時の高さに合わせて作ろうと考えています。






実際のベッド

詳細はベッド製作のページ

床面を20cmとして頭上空間を確保しつつ
床下に巨大な荷室容量を確保しています。

ベッドの幅は120cm長さは180cm
セミダブルベッドサイズですが、
横一杯に寝る事が可能なので
ダブルベッドと同等な使い勝手です。



脱着式の棚を取り付けるようにしました。

床にちらばった荷物も棚に載せる事で
あっという間に就寝スペースが確保出来ます。
サイドボックスは見た目が豪華で
キャンピングカーの標準装備ですが
1.ベッドスペースを圧迫する
2.重心が高くなって不安定になる
3.中の荷物が騒音のもとになる
と考えて、最初から構想にはありません。
内装編
錆鉄人の設計思想はシンプル イズ ベスト。
従って、余計なものは極力排除した上で、
使い勝手が最高になるように工夫しています。

運転席との仕切りカーテン
市販品でステップワゴンで使っていたものを流用します。

中央部を天井にマジックテープで留められるように加工しました。


        カーテンレール

通常のカーテンレールは走行時に沿う音源となると考えました。
という事で、サンバイザーの根元とハッチゲートダンパーの取り付け部に細いロープを張って、カーテンはクリップでワンタッチ脱着することにしました。
網棚
狭いエブリイの収納を増やすため、20cmの床下収納を作りましたが、いちいち床下から取り出さないで収納出来るスペースの確保も重要です。
ということで、荷室の後ろ半分には棚を設けましたが、その上部空間を活用する為に網棚を作ることにしました。
網棚には床に敷くスポンジクッションを2枚収納し、ベッドの前半分を「居間」にする事が出来ます。
また、走行中は洗濯物を載せておけば早く乾きます。

   →網棚製作編へ



ベッドの改造 その1
助手席の後ろのフレームを完全にセットした状態では、シートを最後尾の一つ手前までしか下げられず、リクライニングも少ししか出来ないので、改造を行いました。
フレームの脚の関係で、フレームの長さを僅かしか短縮できないため、脚を斜めに取り付けるようにしました。こうして、シートは最後尾までスライド出来るようになりましたが、それに合わせて床板も後ろにずらしておいて、就寝時はシートを前に出し、床板を前にずらしてベッドを作ります。


具体的にはいた枚分、19mmだけフレームを短縮したのですが、そうすると差し込み式の脚がシートと干渉するため、図のように継ぎ足し式にしてシートをかわしています。
という事で、セット状態でも写真のように相当リクライニング可能となり、天女も気持ちよくうたた寝が出来るはずです。



ベッドの改造その2 2012年11月
上記の改造では、もう一つ達成感がなかったのですが、その原因は助手席後ろのシートに座って脚を前に投げ出すモードが実行不可能な為でした。
やろうとすれば実行できない事はないのですが、その場合、取り外した前のフレーム(85cm×60cmの箱型)が後部のベッド部分の半分を占めてしまうため、他の荷物の大移動が必要となり、ほとんど不可能だった訳です。

という事で、抜本的な改造を行いました。
右側がこれまでの前フレームの片側、これが左に変わりました。
これなら後部フレームに山盛り荷物があっても、その隙間に置いておく事が可能です。

詳しくはベッドフレームの大改造の項へ。




棚の改造 2012年11月
最初は棚板を脱着式にして、走行時は後方視界の妨げにならないように下段に、就寝モード時は上段にセットして寝返りしても邪魔にならない高さになるように考えていたのですが、走行時に段差があるとがたついて騒音を発生させるとともに、ずれてしまいました。
という事で、上段でネジ止め固定にしていたのですが、縦横高さが大きくなったので、車への装着や家の中への収納時に持ち運びが面倒になってしまいました。

という事で、下のベッドフレームと棚は切り離し、棚ではなく単独のテーブルとして造り、下のフレームと車体との間に設置する事にしました。
この利点は、
セット位置が自由になる事と、
テーブルなので車外に持ち出してバーベキューなどのテーブルとして使用出来る事です。

退職して時間持ちになった時は、キャンプ場でゆったりとバーベキューなどもしたいと思っていたので、折畳テーブルの搭載を考えていたので、荷物が一つ省略出来るようになります。
勿論、テーブルとして強度をアップさせる為の工作をしています。
車外で雨にあっても大丈夫なように塗装する予定です。

   →テーブルの製作


テーブルは125cm×60cm
テーブル上面高さは75cmです。
下の枠は後部のベッドフレームです。

夏の車中泊対策
錆鉄人は夏も車中泊をしていますが、標高の高い登山口などで車中泊している時は何とかなりますが、東北遠征などの場合は、途中の高速道路のSAで車中泊しないとなりません。
アスファルトの蓄熱効果もあって、外気温は午前0時ごろでも27度もあったりして、車を停めると数十分でエアコンの効果も消えて暑くなってきます。
従ってこういう所で車中泊するばあいは、エアコンをつけるしかないのですがこれまでは我慢していました。

夏場は標高1000m以上の所でないと、基本的に車中泊は無理と思われますが、すこしでも気温を下げるためにいろいろと工夫しました。

まずは網戸
次ぎはハッチドアの開放装置です。
ハッチドアから冷たい空気が車内に入り、熱い空気は窓ガラス上部の網戸から外に逃げ出すという空気の循環を作るためのものです。
これはネットにいろいろと出ているので、参考にして作りました。木をはさんで開放状態で動かないようにする所が錆鉄人の工夫です。




開放装置を取り付けた所

後ろのステップワゴンは遠征とはすっかりご無沙汰です。
冬の車中泊対策
まずは車の断熱対策です。
効果的なのは銀マットを窓ガラスにピッタリはめ込む事です。
ステップワゴンで実際にやっていましたが、はめ込んだ途端に暖かくなったような気がしました。銀マットの発泡ポリエチレンは断熱性が非常に高い(グラスウール以上)為に熱の流失が少なくなり、人体の発する熱が車内温度の低下を少なくしたためと思われます。
尚、銀マットの厚さは厚いほど保温効果が高くなりますが、10倍の厚さにすれば保温効果が10倍になる訳ではなく、熱力学的にはカーテンを併用して銀マットとの間に空気層を作るのが安くて効果のある2次対策になります。
このカーテンは布ではなく、2〜3mm厚の銀マットにすればさらに効果があがります。

ところが、エブリイは4ナンバーなので内装が貧弱なため、クォーターガラスやハッチドアのガラス部分はプラスチックのカバーがなく、薄い鉄板の為に銀マットをはめ込む事が出来ないのです。

という事で、銀マットをカーテンレールのステンレス針金にクリップで留めて、全面を覆うことにしました。



銀マットは100均で80×160cmを3枚購入

冬の車中泊対策その2
冬の車中泊対策は、車の保温(断熱)対策と、ベッドの保温対策です。
床板はコンパネに8mm銀マットを貼っていますが、その上に5cm厚のスポンジクッションを乗せ、夏はその上にシーツを敷いてベッドにしていますが、冬はシーツの変わりに絨毯を敷きます。
上は登山用の羽毛シュラフに毛布、さらに寒い場合はダブルサイズの毛布をその上に掛けます。(ステップワゴンの時はコタツ布団を上にしていましたが、エブリイは容積が限られているので布団は厳しいのです)
そして、あんかをシュラフの中に入れれば、寒がりの錆鉄人でもマイナス10℃まではOKです。
実際にマイナス10℃までの体験はまだありませんが、朝起きたら窓ガラスの内側が霜で真っ白になっていたという経験は何度もあります。
   
モンベル スーパーストレッチ・ウルトラライト#3?
暖かさを重視してチャック無しにしたのは問題でした。

イスカ エアー○○○(型番忘れました)



12月にアマゾンで封筒形の寝袋を2セット買いました。7℃まで対応という触れ込みですが、定価8,190円が79%引きの1,834円でしたが、定価は眉唾です。しかしながら、綿の量が多く、表面の布も肌触りも悪くなく、何よりも2個をつなげてダブルサイズに出来るので、それを目的に購入しました。
湯たんぽよりも、天女のほうが桁違いの暖かさですから!
      
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) フェレール封筒型シュラフ1200[最低使用温度7度] M-3475

夏は3期用の安いマミー形寝袋を使用していましたが、封筒形は掛け布団的にも使用出来るので、これを使うようになるかもしれません。
冬の車中泊対策その3
これまでは、夜遅くまで走ってヘトヘトになって寝るだけだったので、寝る時には車内は暖房効果が残っていて結構暖かい状態で寝る事が出来ました。
しかし時間持ちになるこれからは、車を停めてからも車内で食事をしたりテレビを見たりしたいと思っているので、単に寝る時だけ暖かければ良いという訳にはいきません。
という事で、愛妻家の錆鉄人は天女のために、電気毛布を買いました。
電気毛布の使用電力は低いので市販のインバーターで100Vに変換して普通の家庭用電気毛布を使用しても良いのですが、インバーターの変換効率は100%という訳ではないので、余分にバッテリーを消費します。(せいぜい70〜80%程度ではないかと思われるので、3割位余分に電気が必要という事になります)

という事で、錆鉄人はDC12Vの電気毛布です。
    
まだ1回しか使った事がありませんが・・・

さらに問題はバッテリーの消耗です。
電気毛布で暖かく眠れたのは良いが、朝起きたらバッテリーが上がってしまっていてエンジンが掛からないとなれば、寒い中でさらにお寒い事になってしまいます。(錆鉄人も高地の足摺岬でバッテリー上がりを経験し真っ青になって経験があります。最近はATなので押し掛けが出来ないのです。という事もあって、エブリイはギヤチェンジにしたのでありますが・・・)
という事のないように、キャンピングカーではサブバッテリーを搭載しています。錆鉄人もゆくゆくはサブバッテリーを・・・と思っていますが、とりあえずはポータブルバッテリーでしのぐつもりです。

これは出発前にACアダプターで充電しておいて使用するものですが、容量的にも21Aあり、ひっくり返しても液漏れする心配がないので便利です。


車中泊快適化作戦
まずはテレビ視聴大作戦です。



ベッドの改造その2
エブリイの前席は狭くて窮屈な為、長距離走行時の快適性アップのために、天女は後席に座り、助手席の背もたれを倒して足を伸ばしたリラックスモードでいるようにしようと考えました。
もともと、リラックスモード利用のつもりだったので、後席部のベッドフレームは左右に分離しておき、荷室部のベッドフレームの中に収納出来るようにしておきました。
しかしながら、後部フレームの上には様々な車中泊装備が載っているので、約60cm×90cmのベッドフレームを後部フレームの中に収納するのは現実的には不可能で、運転席後ろのフレーム上に置くしかなく、それもまた邪魔になります。
という事で、四角く組んだフレームをやめ、簡単に組立出来る構造に変更しました。

40mm角材を後部フレームに載せ、前のほうは蝶番で1×3材の脚を取り付けました。左右のフレーム上にコンパネの床板を載せるので、このような簡単な構造でも問題はないのです。ただ、蝶番は小さなもので無理な力が加わった場合は簡単に壊れてしまいそうで、少しでも安定性を向上させる為、後部フレームの受けの部分に木製のピンを埋め込み、40角材をはめ込んで抜けないようにしました。
実際に、この構造で2回ベッドモードにして寝ましたが(この上に寝るのは錆鉄人です)何の問題もありませんでした。



ベッドモードの場合、
床板が上に載って水平方向の動きを制限するので
脚は蝶番がなくても機能を果たせる位ですが・・・

ベッドの改造その3
後席使用時の収納性改善の為、40mm角材に蝶番で脚を取り付けましたが、小さな蝶番の強度を信頼出来ない錆鉄人は、さらなる改造を決意。
今度は1×4材と12mmベニヤ板相互に溝を掘って組み合わせる作戦です。
脚は左右を一体化して横方向の安定性を出すとともに、床板を横方向全面で支持するので、床板が割れる等の心配もなくなります。

互いの材料にピッタリの溝を掘るのは素人の錆鉄人には難しい作業でしたが、最初はノコギリで狭く溝を掘り、ノミで根元を切断した後は、ノミで丹念に溝幅を仕上げました。



工事中




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