エブリイ車中泊改造 内装編

2012年2月17日〜

内装


錆鉄人の車中泊改造のポリシーは車を傷付けずに
簡単に脱着が出来、
誰もが簡単に出来る方法で安価に作る
という事に尽きると思います。

という事で、車中泊に欠かせないカーテンなども
工夫に工夫を重ねる錆鉄人でありました。











前席との仕切りカーテン

これはステップワゴンで使っていたものを転用しました。
内装の天井と壁の境目にステーを差し込み
紐でカーテンを張るという一般的なものです。

中央部が垂れ下がり気味なので、
何らかの対策をするかもしれません。

走行時に関しては、中央がマジックテープなので
左右に纏めておく事も可能ですが・・・


普段は助手席側を外して
この中に納めておけばスッキリ!
リヤカーテン
リヤカーテンは何ヶ月か前にホームセンターに立ち寄った時
特売のワゴンにあったので何気に買っていたものです。
確か980円だったような・・・(ちなみに上記の仕切りカーテンは2000円位したと思います)


   役に立って良かった!


吸盤3個でカーテンの紐を取り付けるタイプです。
サイドは車体にマジックテープを貼り付け、
カーテンを固定するようになっていますが・・・・



エブリイのハッチゲートは鉄板剥き出し

という事で、
100均で買ったマグネットで押さえます。
カーテンを外した時は
磁石はその辺りに貼り付けておきます。


と、ここまで買ったものを取り付けるだけ。
何にも工夫していませんが
誰もが出来るという事で・・・


ところで、鉄板むき出しという事は
表面の結露が心配ですが・・・
サイドカーテン
サイドカーテンに関しては、ネットを見ても皆さん苦労しているようです。

市販されているものは、カーテンレールを両面テープで貼り付けるのが一般的なようですが、両面テープでは耐久性に難があります。
という事で、ある人は「後席のアシストグリップとハッチドアのダンパーの取付ネジを利用してステーを取り付け、それにカーテンレールを取り付ける」という涙ぐましい努力をされています。

しかしながら、錆鉄人はカーテンレールは走行時に騒音を発生するので使えないと考えていました。

という事で・・・




「紐」作戦です!
紐作戦

ワンタッチ化する為に
紐の先はゴムにして、その先にS環を取り付け
サンバイザーの取り付け部に引っ掛けます。
サンバイザーの上に回せば紐の位置を高く出来ます。
(とりあえず引き回しの確認の為、仕上げていません)

全部をゴムにすると重みによる伸びが大きいので
ゴムは短くするのがコツ(っていう程ではありませんが)です。


カーテンの重みでどうしても垂れ下がるので
後席のアシストグリップの部分にクリップを付け
紐を支持してやります。
クリップは100均で買いました。
(2個で100円)
カーテン装着
カーテンは家にあった何かの生地を使って
天女が紐が入るように縫っています。

(工事中)



窓の断熱
窓の断熱に関してはステップワゴンと同じように
8mm厚の銀マットを窓枠にピッタリはめ込む方針でした。

しかしながら、4ナンバーの哀しさ!
クォーターウィンドーとバックドアは鉄板剥き出し
銀マットをはめ込むような厚みがありません。
という事で、ここは工夫のし所です!






工事中




荷室からの騒音
エブリイはハイゼットと比べてはるかに静かだと思いましたが、ターボなので回転数が低い事もあって、さらに静かです。前席にいて時速60km位だとエンジン音はほとんど感じない位です。
踏み込んだ時にはターボの音がしますが、騒音は基本的にはロードノイズです。

しかしながら、雨の日に走ってビックリしました。
後輪が水は跳ね上げる騒音がもろに入って来るのです。
これは車中泊時には関係ありませんが、錆鉄人の場合は長距離を走るので、この騒音は何とかしなくては・・・と思っています。
遠征時はベッドモードにしているので、ベッドの床板が防音対策になっている可能性もありますが・・・


荷室のビニールシートを外してみると・・・(右の写真)
裏には一応防音シートのようなものが貼られていました。


写真はバッテリー収納部のカバーを外した所
ここにサブバッテリーを増設している例もあります。

騒音対策材料(1)
車の騒音対策としては、エーモンの静音計画という物があり、非常に高価なのですが錆鉄人も買いました。1〜2mmの薄いビニール(ではないかもしれませんが)ですが非常に比重が大きく重い製品です。

これと同等なものはないかと探したらありました。
某有名建材メーカーのシャオンスターです。
右の表のように2000Hzで25dBもの音響通過損失(=騒音低減)効果があります。

厚さ2mm幅94cm10m巻で定価21000円、これがかのMonotaroでは何と3,800円で売っています。(いかに一般市民は住宅メーカーや大工さんを儲けさせているかという事が分かります!)
荷室だけではなく後席足元や運転席シート下、足元まで敷こうとすると1.4m×3m位必要なので、10m買っても半分は使えそうです。残りは天井に使えば無駄がありません。

ちなみに、騒音レベルは
90dB:騒々しい工場の中・カラオケ(店内客席中央)
80dB:地下鉄の車内・電車の車内・ピアノ(正面1m)
70dB:騒々しい事務所の中・騒々しい街頭
60dB:静かな乗用車・普通の会話
50dB:静かな事務所・クーラー(屋外機、始動時)
エブリイの騒音は80dB位と推定しても、高級乗用車レベルになる計算になります。実際にはドアや窓ガラスからの騒音進入もあるので、効果は半分程度がせいぜいかもしれません。

しかしながら、大きな問題があります。
エーモンの静音計画が重いように、シャオンスターも重いのです。10mで20kg!
床だけに使っても10kgの重量増で、これは間違いなく1%以上燃費を低下させると思われます。






騒音対策材料(2)
シャオンスターはいいのは分かったけれど、もっと軽くて性能の良い材料はないだろうか?

「8mm厚の銀マット」を窓ガラスぴったしに切って嵌め込んだ時、すごく静かになるのを知っていた錆鉄人なので、データーがないかを調べてみました。
すると、ありました。

何と!シャオンスターよりも遥かに高性能なのです。
2000Hzでは61.3dBもの低減効果があります。つまりシャオンスターの約2.4倍もの高性能なのですから驚きです。(エブリイの助手席の下を開いてエンジンルームを見たとき、マイナーチェンジする前まではバッテリーがあった部分に銀マットのようなものがカバーされていました)
つまり、3mmでもほぼシャオンスターに匹敵する効果があるという事です。一般にコタツの下敷き用として売っているものは2〜3mmで3畳サイズで1000円程度だったと思います。

エブリイの場合、荷室はビニールシートが張ってあって、後ろのほうはホック止めにしてあるので、8mm厚の銀マットだとホック部分が破れてしまいそうです。従って、ビニールシートの下には2mm程度の銀マットを入れ、後席足元や前席シート下や足元には8mm厚の銀マットをマットの下に敷けば相当の効果が期待できます。さらに荷室の上に8mmの折畳敷きの銀マットを敷いておけば高級乗用車並みの静かさも期待できるかもしれません。
しかしながら、騒音は音の大きさと音の伝わる面積の両方が影響すると思われますので、ドアや窓ガラスからの騒音の影響があって、期待ほど静かにならないかもしれません。

なお、ベッド設置時は床板に8mm銀マットを貼り付けたので、これだけでもかなりの効果が期待出来ると思っていましたが、実際にベッド装着時の後部からの走行時の騒音はほとんど聞こえない程の効果がありました。
むしろ、後部に置いている装備品の音や棚板の弾む音が気になり、棚板は固定する事にしました。


(ほかほかスーパーデラックスのHPより)

という事で、錆鉄人的には
遮音には高熱になる所を除いて
安くて軽くて高性能な銀マットを使いましょう!

という有用な提案です。
工事中




工事中




工事中




工事中




工事中




                      HOME

inserted by FC2 system