軽ワンボックスカーの 車中泊装備
錆鉄人的選択

2012年1月18日

車中泊用装備


軽ワンボックスカーは
夫婦2人の車中泊には必要最低限のスペースです。

従って、車中泊を楽しめる装備が欲しいけれど
スペース的にも重量的にも
余分な装備品は極力省かなければならないという
非常に悩ましい関係にあります。

という事で
錆鉄人が悩んだ末に選択した装備です。


出来るものは作る
出来ないものは工夫する
それでも出来ないものは購入する
金無し錆鉄人が選んだものですから高価なものは一切なし
コストパフォーマンスは最高です!






装備選択のコンセプト
ヘトヘトになるまで走り続けて、横になったら死んだように眠って、目が覚めたら走り出す・・・というこれまでの錆鉄人的車中泊からは卒業し、余裕をもった日程で1週間程度の車中泊生活を楽しむというのが、これからの課題です。

その為には、テレビや炊事用品やキャンプ用品など、いろんな装備が「あるといいなぁ」と思われますが、軽ワンボックスカーは「絶対的な空間が狭い」のでかさばる装備品は極力避けなければなりません。

空間の狭さを補う方法としては、ルーフボックスをつける事である程度カバー出来ますが、横風に弱い軽ワンボックスカーがさらに不安定になるので、錆鉄人的にはルーフボックスは付けたくありません。さらには雨の日の事を考えると・・・
横風安定性だけではありません、全面投影面積が大きくなって空気抵抗が高くなるので、当然燃費も低下します。



という事で、コンセプトは
1.装備を厳選する
2.出来るだけコンパクトなもの
3.出来るだけ軽いもの
4.出来るだけ安いもの

オートキャンプ場でのんびりキャンプする事は考えていないので(オートチャンプ場って使用料が高いという事もありますが・・・)あくまでも車内で使用する事が前提です。
どんな装備が必要か
まず必要なものは電気、つまりバッテリーです。
錆鉄人の場合、これまでは車を停めたらビールをガバッガバッと飲んで寝るだけでしたが、一度だけ時間的な余裕があり、カーナビで音楽を聴きながらゆったりとビールを飲んでいた事があります。そして眠りました。
翌朝、エンジンが掛かりませんでした。怪力無双の錆鉄人は天女を運転席に座らせて、1.5トンを越えるステップワゴンを押し掛けしようと数百メートル押しましたが、ヘトヘトになってやっと「ATなので押し掛けが出来ない」事に気が付きました。(四国の足摺岬での出来事でした。この時は親切な若者2人がバッテリーコードを探してきてくれたのでエンジンが無事かかりましたが・・・)
エブリイもATじゃなくMTを選択したのは、「いざという時に押し掛け出来る」という事も一つの理由です。錆鉄人の場合、軽ワンボックスカーなら1kmでも2kmでも押しながら走れます。(と思います?)

この場合のバッテリーとは、車についているバッテリーとは別のサブバッテリーです。従ってエンジン停止時にこのバッテリーから電源を取ってカーナビのテレビを見たり、照明をしたり、電気毛布を使用しても、エンジンの始動性にはなんら影響がありません。



次に必要なものはガスコンロです。
長期の遠征の場合、コンビニ弁当やパン、おにぎりだけでは飽きてしまうし、出費もバカになりません。

当然、鍋や食器が必要になりますが、これは軽量でコンパクトに収納出来る登山用品を流用します。

古いキャッチフレーズですが、「食う、寝る、遊ぶ」に最低限必要なものを順不同でアップします。
システム電源 メルテックSG-3000DX
何れは本格的なサブバッテリーシステムにするかもしれませんが、当面はこれでOK!
メルテック システム電源SG-3000DX

バッテリー容量は12V20Ahとキャンピングカーなどに使われているサブバッテリーと比べれば1/5程度ですが、単なるバッテリーだけではなく、
1.セルブースト機能(バッテリーが上がった車を始動する機能)
2.インバーター機能(120W)
3.DC出力機能(シガーソケット)
4.蛍光灯(4W×2)
と豊富な機能で、ACアダプターとシガーソケットから充電が出来るすぐれもの。
電気毛布は40W程度なので、12Vで2.5Aですが、サーモスタットによる通電率50%とすれば8時間使用しても10Ah、2日間使用可能です。
カーナビでテレビを見る場合は1A程度と思われますので、1日3時間なら1週間近く使用可能となります。
シガーソケットからの充電もACアダプターによる充電も時間がかかるのが難点ですが、とりあえずはこれで遠征です。

コストパフォーマンスに優れている事は、単なるポータブル電源のSG-1000 のバッテリ容量は7Ahしかないのに、amazonで5,500円もすることから分かります。


錆鉄人は10,000円位で買いましたが
今は17,800円もしているのにビックリ!
錆鉄人は買い物の鉄人だ!
ガスコンロ
遠征でも天女のおいしい手料理を食べたいですから!

車の中でガスコンロを使う場合、熱によって車内のプラスチックが溶けないような工夫と、酸欠への注意が必要です。(換気扇を自作した人もいますが、余程長時間使用しない限り窓ガラスをある程度開ければOKのようです。その人も換気扇は撤去していますから)
当然、車内でのバーベキューなどはご法度です。飛び散った油と匂いで大変なことになると思われますから。
なお、道の駅やSA・PAなどでテーブルやイスを車外に持ち出してくつろぐ事はマナー違反と思われますが(勿論、コンロの使用も)北海道や新穂高の道の駅ではほとんどの車がそうやっているので、OKの所もあるように思われます。
さて、ガスコンロに関してですが、錆鉄人は登山をしているので、当然ガスコンロもいくつか持っていますが、登山用のガスコンロのガスボンベは非常に割高です。ほぼ90分で1本のボンベを使い切るので、家庭用のカセットガス(3本で198円で売っている)と比較すると10倍近いガス代になってしまいます。(天女から普通3本で298円よ、と言われましたが、確かこの値段で売っていた時があったような・・・)
しかも、錆鉄人の持っている登山用ガスコンロはボンベの上に取り付ける方式の為(普通はこのタイプです)高さが高くなって車内で使用するには非常に不安定です。

という事で、これも自宅にあるカセットガスコンロを流用。
錆鉄人の場合は、地球に優しく懐にも優しい熱効率の良い「カセットフー エコ」です。


3,980円程度
火口が内向きになっている為、
熱効率が高いのが「エコ」
それだけガスの使用量が少なくなります。
(カセットコンロの安いものは1,980円で売っているので
相当、使用しないとガス代で償却出来ません)
炉ばた大将炙屋とビストロの達人
   炉ばた大将炙家

上記のように、車内で使用することは出来ませんが、手軽にバーベキューや焼き鳥などが出来る優れものです。
写真をみると買ってやってみたくなりますが、錆鉄人はまだ買っていません。
amazonで4,780円です。




   ビストロの達人

焼きもの、蒸しもの、ご飯ものと1台でOK!という優れもの。
10,500円と高いのが・・・
写真のように風防で覆われているので、熱効率が非常に高い上に、屋外での風に強い所が特徴です。

 

どちらを買おうか・・・と、またまた悩む錆鉄人でありました。
天女は、今あるのでいいんじゃない?
ポットDEユーワク(メルテック)
例えば新穂高の駐車場は火気使用禁止で、夜でも係員が巡回してきます。(車上荒らし対策にもなるので心強いです)
こういう時に、ポットDEユーワクが役に立ちます。
エンジンを掛けたままの車中泊も禁止だとは思いますが(少なくともマナー違反ですが)、到着前にシガーソケットにつなげば、約30分でお湯が沸きます。朝でも30分だけエンジンを掛けさせてもらえば、サブバッテリーがなくてもお湯が沸かせるメリットがあります。
消費電力8Aなので、30分で4Ah消費するので、上記のシステムバッテリーがあれば4〜5回お湯が沸かせます。(これだけに使用した場合)

でも、まだ使用した事がないのですが・・・
ちゃんとお湯が沸くのかしら?
(錆鉄人はシステム電源以来、メルテックさんを信用しています)


容量500mL
amazonで2,178円
ホットブランケット L-310
錆鉄人は無類の寒がりであるが、何故かこれまで冬の車中泊の時に寒くて寝られないという事はなかった。羽毛シュラフも掛けておく程度で、夜中に目が覚めた時に中に入る程度であった。
これに対し、天女は助手席にいる時でもひざ掛けをしていて、寝るときはきっちりとシュラフの中に入って寝るので、天女のほうがより寒がりなのかもしれない。なんといっても冬は十二単なのに、車中泊の時は数枚しか着ていないからかもしれない。
という事で、愛妻家の錆鉄人は天女の為に電気毛布を買ったのであります。寝る時だけではなく、車内でくつろいでいる時にもあったほうが良いと思ったからです。

そして、12月の岡山・鳥取の遠征時に始めて使用しました。
普段寝るときは、(錆鉄人もお年寄りになってより寒さに弱くなったものですから)今年から錆鉄人のほうだけ電気毛布を敷いているのですが、勿論、天女のほうにしました。
湯原温泉での車中泊で、樹氷がきれいな朝になりましたが、暖かくてシュラフには入らずにすみました。(というのは、錆鉄人も天女にくっついて寝ていましたから)
この時は、敷布団の上に毛布を敷き、電気毛布、(シュラフ)、毛布×2、こたつ布団というものものしい態勢ではありましたが・・・(8mm厚の銀マットを窓にピッチリはめ込んで断熱した効果もかなりあったと思われます)

なお、電気毛布はインバーターを使えば家庭用(100V)の電気毛布が使用出来ますが、インバーターの変換効率は100%でないため(80〜90%程度と思われます)余分にバッテリーを消耗する事になるので、錆鉄人的には避けたい所です。


これもメルテックさん!
Amazonで2,780円(送料込)で購入

最大消費電力40W
強弱切替スィッチ付
(強:約40度 弱:約30度)
サイズ:1500W×1100H
断熱対策
冬の車中泊で重要な事は断熱対策です。
氷点下の屋外で、鉄の箱にガラス1枚ですから・・・車内も氷点下になってしまいます。(錆鉄人の場合、朝起きたら窓ガラスの内側が霜で全面真っ白!という事を何度も経験しています)

断熱方法は、いろいろ考えられますので、詳しくは別のスレッドを立てて説明したほうが良いと思いますので、ここでは簡単に・・・


車は(乗用車の場合)鉄板の部分は内装が施されているのである程度の断熱性があると言えます。窓ガラスは結露しますが、内装には一般的には結露しませんから、窓ガラスを断熱する事が重要という事です。

1.カーテン(市販品、手作り)
2.専用の窓用断熱品(バグネットなど)
  吸盤を使って窓に貼り付けます。
3.(2)を真似て吸盤+銀マット
4.厚手銀マットを窓に嵌め込む
断熱効果は、(4)>(2)>(3)>(1)

錆鉄人的に推奨するのは、最後の銀マット嵌め込みです。コストパフォーマンス抜群ですから。
窓ガラスの内側は必ずガラス部分より膨らんでいるので、ガラス面よりやや大きめに銀マットを切ってはめ込むだけなので、あっという間に脱着が可能です。
カーナビ
車中泊には、ワンセグ(出来ればフルセグ=地デジ)付きのカーナビが欲しいものです。
今や車に標準装着されていたり、新車購入時に装着したりで、装着率は 50%以上かもしれませんが、錆鉄人的には、メーカーやディーラー、業者によるダッシュボードへの装着は車中泊には向いていないと考えます。

それは、電源です。
カーナビは何故か単独でON・OFFするスィッチが付いていなくて、車のACCを入れると電源オンになってしまいます。(ラジオでさえON・OFFスィッチがあるのに、不合理、非常識な設計、設定です)
従って、例えばラジオを聴こうとしても、カーナビの液晶も点灯し、不必要な電気を消費し、すぐにバッテリー上がりとなってしまうのです。(錆鉄人は足摺岬で経験し、背骨が曲がってしばらく治りませんでした。って、バッテリー上がりとどう関係しているのと思われる人はこちらをご覧下さい。)

という事で、ポータブルナビ
ポータブルナビは一般的にはシガーソケットから電源を取るので、ON・OFFは自在(スィッチつきのソケットを使用すれば抜き差不要)です。
何よりも「安い!」
機能は必要にして十分!

日本のカーナビは携帯と同じでガラパゴス化しているとしか言えません。
日本の家電が世界で負けているのは、高く売る為に不必要な機能を付加する事ばかりにかまけ、「良いものを安く」という精神を忘れたからだと思います。

錆鉄人は7インチフルセグ(地デジ)のGORILLAを買おうと思っていましたが、なんと画面はQVGA(320×240)!今どき、携帯でももっと画素数があるのに・・・ぼけたテレビしか見られません!それでいて、右の780Dより2万円以上高いのですから!(VICSがついていて、16Gメモリーで、ゴリラなので道案内機能は定評がありますが・・・)
Panasonicは消費者を無視して、2世代前の液晶の不良在庫を売りつけようとしているとしか思えません。

という事で、錆鉄人のお勧めはこれ!
JM-FT780D
何と!価格ドットコムで33,502円!
(錆鉄人は39,000円で買ったのですが・・・)


【優れている所】
コストパフォーマンス抜群
1.GPS受信性能が高い
2.2アンテナ2チューナーでTVを高感度受信
3.ワンセグにみならず地デジ受信可能
4.バックモニター装着可能
5.SDメモリーで音楽・動画・写真再生可能
6.サポートセンターが親切!
7.リモコン操作が可能
8.何と!ON/OFFスィッチがあります!

おっと忘れていました。
9.細精WVGA画面で地デジがきれい!
(800×480)
QVGAのテレビ画面とは雲泥の差です。
テレビを見るならWVGAをお勧めします。

【高級カーナビと比べてないもの】
1.VICS情報が受信出来ない
(大都市圏でなければ不必要)
2.CD・DVDプレーヤー
(780DはSDカードで可能)
3.地図はゴリラのほうが見やすいと思います
(100m図でも道路幅などが分かりやすい)

シュラフ
狭い軽ワンボックスカーの車中泊でなくても、出来るだけ装備はコンパクトなものにしたいものです。
放っておけば屋外と同じ室温になりかねない車中泊で快適に眠る為には、暖かい寝具が必須です。「コンパクトで暖かい寝具」となると、登山用のダウンシュラフが一番です。
錆鉄人は、夏季キャンプ用の封筒形に、マミー形では夏用の超軽量ダウンシュラフ(イスカエアー280、薄いペラペラで寝心地は良くない)からコージツで買った3期用シュラフ(化繊でそれなりの厚みがある)、冬山低山グレードのイスカやモンベルのUL SSダウンハガー#3など、10個近い購入歴があります。(ほぼ今でも現役です)


イスカ エア450DX(840g -6℃) 28,000円程度
使用している生地も安物とは違って心地よく寝心地は最高です。

ダウンでないシュラフで対応温度が同じものは、中の綿(に相当するもの)が分厚くなって収納した時の大きさや重量は倍位になりますが、車中泊で使用するなら分厚いので寝心地も良いと思われます。



mont-bell ウルトラライトSSダウンハガー#3
620gとイスカより軽量 25,500円〜

SSとはスーパーストレットの略で
自在に伸縮するので動きを妨げず
しかも身体に密着するので暖かい優れた機能
です。
使用温度は#3が目安で -10度〜
一般的には毛布などを組み合わせてこれでOKです。

しかし、錆鉄人はジッパー無しタイプを買った為
(そのほうが暖かいのですが)
温度調整が難しく使い勝手が今一なのが残念です。


さらに後悔している事は・・・

同じものを2つ買わなかった事です。
ジッパー位置が右と左の選択が出来るものは
2つをジッパーでつなげられるので
天女と一緒に寝られるのですが・・・
車中泊は淋しい錆鉄人です。

扇風機
寒さに弱い錆鉄人ですが、実は暑さにも弱いのです。
という事で、扇風機を購入しました。

6インチ充電式バッテリー一体型扇風機で、
蛍光灯ライトと6LEDライトを搭載した多機能モデル
(ライト2種類は重複しているように思いますが・・・)
これで、送料込500円!
まともに動く訳がないと思いましたが、駄目元で2個購入。
買ったのが12月だったので、1個しか試してみていませんが、ちゃんとファンが回り、ライトも点灯しました。
しかも蛍光灯は可動式になっているという優れもの。
これで、送料込500円とは・・・中国恐るべし!です。(というか、在庫処分だと思われますので、買ったもん勝ちのような・・・)



尚、100Vの扇風機をインバーターで動かすのは、騒音が大きくなるのでお勧め出来ません。(インバーターが高価な正弦波タイプならOKですが、普通の数千円のインバーターは矩形波なので滑らかな回転が出来ない為です)
【自作】
パソコン用のファンは12Vで回転し非常に静かです。
1000円以下で購入出来るので、それで自作するのもお勧めです。



まだ販売しているようなのでリンクを紹介します。
  ここです!
ただし、まともに動かない製品に遭遇したとしても、
錆鉄人は責任は持てません。
錆鉄人のように自己責任でお願いします。
湯たんぽ
昔からの日本人の生活の知恵「湯たんぽ」
省エネと電気使用量の削減の為に見直されてきています。
ホームセンターでも売っていて、値段も手頃(1,000円以下もあります)
お湯を入れるだけなので、1晩当たりの費用は極僅か、それでいて、暖かさが朝まで持続します。
毎日、お湯を入れ替えるのがちょっと面倒ですが・・・
スィッチを入れれば何でも出来る便利な生活じゃないと・・・そういう人は車中泊などしないと思います。

という事で、湯たんぽ
買う必要はありません。
ペットボトルにお湯を入れて、タオルなどでくるんでおくだけ(我が家は車中泊でなくてもこれです)タオルでくるむのは火傷防止(低音火傷)と保温性を高めて朝まで暖かさを保つためです。
水漏れしないように、フタをしっかりしめる事だけは忘れないようしましょう。また、ペットボトルは熱湯には耐えられませんので注意が必要です。ペットボトルはお茶の入っている四角いタイプは避けましょう。コーラなど炭酸飲料のものは内圧に耐えるように丈夫になっています。

車中泊の場合は、朝になってぬるくなったお湯は無駄にしません。そのまま鍋に入れてお湯を沸かして食事に使えます。
また、車中泊の前に温泉に入る場合は、カラのペットボトルを持っていって、お湯を汲んでくれば一石二鳥です。


代表的な湯たんぽ

ベッド
車中泊で一番大切な「寝る」
「食う」も「遊ぶ」も車以外で実行可能ですが、寝るのは車内。
ぐっすり眠らないと、翌日以降の行動に影響が出てしまいます。最悪、注意力が落ちたり、居眠り運転で事故!という事にもなりかねません。


【ぐっすり眠るために必要な事】
1.足を伸ばして寝る事が出来る事

例えば助手席のシートバックを倒して眠れない事はありませんが、エコノミー症候群の危険があると共に、疲れが残ると思われます。

2.ベッドが平らである事
(1)と同じですが・・・、数センチの段差でも寝心地が悪くなるばかりではなく、腰痛など体調不良になる可能性があります。

3.適度なクッション性がある事
錆鉄人は登山をしているので、石ころだらけの地面でも眠れると豪語したい所ですが、最低腰から上だけでも銀マットは欲しいです。足は場合によっては板の上でもかまわないと思います。

4.適度な温度である事
その為に、シュラフや毛布、網戸やウィンドウの断熱などが必要になります。

5.騒音に妨げられない事
サービスエリアでの車中泊は、トラックがエンジンを掛けたまま寝ているので、遮音対策は重要です。窓を開ければ排気ガスが入って来るので、夏場のサービスエリアでの車中泊は避けたいものです。

6.寝ている所を見られない事
これは心理的なものですが、外から見られると思うとなかなか寝付けないものです。(慣れと疲労度で違うと思いますが・・・)
カーテンなどで覆って、出入りする車のヘッドライトの明かりが入らないようにする事で寝付きが違ってきます。


エブリイワゴンやエブリイJOIN(ワゴンのシートをスライドとリクライニングしないようにして装着している)は、リアシートを折り畳んだ場合、荷室より5cm程度高くなります。(4ナンバーエブリイのJOIN以外のグレードは一体型シートで収納時は床面と同じ高さになります)


   (エブリイワゴン)

この段差を埋めなければ、快適に寝る事は不可能です。
方法としては、
1.荷室部分のみを嵩上げする。
スノコや風呂マット、銀マットの組み合わせで解消し、その上に布団やマットを敷いて寝るパターンです。
2.シートの上面以上の高床を作る。
床材としては安いコンパネが一般的です。
足はイレクターパイプと木材にほぼ分かれるようです。
また、足部分が独立していてその上に床板を乗せる分離型と、床板の裏に足を取り付けた一体型がありますが、錆鉄人的には高床の下を収納に有効活用する為に、分離型を推奨します。


癒し空間ダブルブラック
エブリイの助手席は狭い為、愛妻家の錆鉄人は天女の疲れ防止の為、助手席をフラットにして後席に脚を伸ばして長距離移動を考えていましたが、後席は振動が大きくて乗り心地が悪いとの事で、対策を考えていました。

本当はエブリイ用のシートカバーを探しに行ったのですが、これといって気に入ったものがなく買いませんでしたが、クッションで振動対策をしようとコーナーを見るとこれが気に入りました。
クッションは厚くはないのですが、低反発で効果が期待できた事と、何よりも2,480円とお手頃価格だったものですから・・・

という事で、早速シートに取り付けて天女に試してもらうと「いい感じ」との事。
エブリイは4ナンバーなので後席がリクライニングしないのですが、天女的にはリクライニングしなくても良いらしく、空間的なゆとりと脚を伸ばしてリラックス出来る上、横に走行食セット(錆鉄人は遠征の場合はいつも車を運転しながら食事をするので、おにぎりやパンやコーヒーセットなどを天女が用意していて、錆鉄人に手渡してくれるのですが、これを錆鉄人的には走行食セットと呼んでいます)を置けるので使い勝手がうんと向上するのです。


癒し空間ダブルブラック
2,480円

ワンタッチで装着出来るので
助手席、後席と座る所に取り付けます。
工事中




工事中




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