ゴールデンウィークに 槍ヶ岳

2011年8月28日

槍ヶ岳


もともとゴールデンウィークは天使のもとに行き
来日するバブチャ(ポーランド語のおばあちゃん)とご挨拶して
東北の温泉巡りに行くつもりでしたが・・・

百名山全山日帰りを夫婦で達成したので
ある程度の達成感もあって
あとは良い季節にボチボチと、と思っていたのでしたが・・・

来年に還暦を迎える錆鉄人は体力の衰えを感じるようになり、
このままでは弱くなるばかり、
もちろん、住みにくい地上に住む天女はそれ以上に・・・

ここはガツン!と身体に刺激を与えなくては!
という事で、
折角の長いゴールデンウィークを活用して
槍ヶ岳に登ろうという事にしたのでありました。

錆鉄人は意志薄弱なので
大きな目標を立てないと動けないのです。






どうやって行くの?
槍ヶ岳山荘はゴールデンウィークに合わせて小屋開きが行われ、宿泊客を受け入れます。(27日から)
ルートは夏山登山のメジャールートである上高地から槍沢経由が一般的で、グー流伝ウィーク中は日によっては数珠繋ぎの登山者があり、十分なトレースが期待出来ます。途中の小屋も営業していて、雪がある事を除けばほぼ夏山と同じで安心感があります。
問題は、上高地からのアプローチが長く、上高地へ入れる時間も限られているので、2泊3日コースになる事です。それだけ費用がかかり、また3日ともなると天候が悪化する危険性が高くなるという事です。
天候の悪化=冬山と同じ→即、遭難の危険となるからです。

一方、西側の新穂高からのルートは登山者は少なく、途中の槍平小屋も営業していません。ただし冬季小屋は開放されていてます。(収容人数15〜20人程度)もう一つ、滝谷避難小屋が使用可能です。
こちらのルートは槍ヶ岳山荘までの距離が短く、豊富な残雪があるのでスキーヤーの入り込みが多いようです。
こちらは通い慣れた道ですが、春山のルートは夏道とは違い、白出沢からは沢沿いを歩き、飛騨沢を登りますが、宝の木から大喰岳を目指すという説と、そのまま飛騨沢を登りつめて飛騨乗越に行くルートがあるようです。
大喰岳ルートのほうは岩があって、逆に難しいのではないかという気もしますが・・・

どちらのルートにしても、雪崩を警戒しなくてはなりません。(白出沢から沢沿いにルートを取るのは雪崩を警戒しての為と思われます)
特に前日に新雪が積もった場合などは避けたほうが良いと思われます。

計画
という事で、福井からのアプローチと懐具合、天候の具合を勘案して、「新穂高から登り、槍ヶ岳山荘に1泊して(何と21年振り!)翌日下山する計画です。
スキーヤーは3月でも入り込んでいるようですが、ゴールデンウィークはそれなりに多くなり、トレースも出来るだろうと思っています。ただ、我々はスキーではないので雪に足が潜ってしまいそうなので、スノーシューで行こうと考えています。勿論、飛騨沢の登りである程度の傾斜と雪の硬さが出た時点で10本爪に履き替える予定です。


実行するのはゴールデンウィークの前半は基本的に避け(トレース期待です)、5月1日以降で移動性高気圧に覆われて好天気が2日間予想される日を選びたいと思っています。
という事で、計画はしたけれど行けなかったという事もないとはいえません。
なにせ、来年になれば毎日が日曜日になる錆鉄人ですから!無理はしません。(ちなみに政府は来年から希望するものは65歳まで定年延長が可能になるように法律を改正するらしいですが、錆鉄人はしたいことがたくさんあるので65歳まで待てません)
装備
春山は天気さえ良くて雪崩がなければどうって事はありませんが、天気が急変すれば冬山です。従って、しっかりした装備は欠かせません。

以下、工事中


体力養成





登山における遭難について その1
登山で遭難した場合は関係者が捜索費用を出さなくてはならないのに、海で遭難した場合はそれがないのが、錆鉄人はかねてから疑問に思っているのですが・・・
登山は数日に渡って実行する事が多いので、必然的に天気が変わる可能性が高くなり遭難に至るという場合があるいにしても、海での釣りや海水浴ってその場限り、その日限りの行為なのに遭難するというのは、よほど無責任な行動を取っているからで、それこそ罰金を取るべき行為じゃないかと思っているのですが・・・

と、ここまで書いたように、登山における遭難はほとんどの場合、天候の急変、悪化によるものです。
天候悪化が予報されていても、何ヶ月も前に「天候とは無関係に予約した登山ツアー」で、主催者も実行しなければ収入がなくなるし、参加者もこの機会を逃したら当分その山に登る機会を逸してしまう・・・という事で、「両者の志向が一致」するので悪天候(の予報)を無視して突っ込んでいく。結果、遭難するというのが一番多いのではないかと思います。数年前のトムラウシの大量遭難がその典型ではないかと思います。


ツアーでなくても、長いバカンスを取って、天気の良い日に登山するという習慣のない日本人は、グループでも個人でも悪天候に突っ込んでいく、運がよかったから無事に下山できた・・・というのが多い気がします。
みんなちゃんと有給休暇があるでしょう。有効に使って安全な登山をして下さい!有給を使わずに一生懸命会社の為に働いています、というポーズしか取れないような人は、対して会社に貢献していないものです。
錆鉄人がその典型で、休みも取らず百名山日帰りばかり繰り返していましたが・・・

という事で、錆鉄人は自己を正当化するために「日帰り登山万能説」を唱え、百名山全山日帰りをした訳であります。(ご存知のように、本当はお金と暇がなかったからですが・・・)

と、話が横道にそれてしまいましたが、
登山のおける遭難防止は1にも2にも天気の良い日、天気の安定した日を選ぶという事です。
登山における遭難について その2
登山における遭難の典型は、(1)のような厳しい条件になった場合、ガイドツアーの登山者の中には体力不足、装備不足、対応力不足の人が必ず含まれているので、通常でも予定通り歩けないのに悪条件の中ではさらに遅くなり、さらに厳しい状況に一行を追い込んでしまうという事です。
ガイドツアーを目のかたきにしているのではありませんが、実に結果オーライの世界なのです。明日から3日間は晴れる予報だからツアーを募集しますと言ったて参加者が集まらないからしかたがない所ではありますが・・・

スイスのようにガイド制度があって、前日にでも申し込めるようなしくみと登山者のゆとりが必要じゃないでしょうか。
なにせ、錆鉄人は裏山よりも標高差のないブライトホルンに(4,150m?ですが登山開始地点がすでに4000m位ありました。最初は少し下りましたが・・・)、プライベートガイドに3万円強を支払って(2人で登ったのでその2倍の金額をガイド協会に支払っています)アップザイレンされて、裏山のような雪の上(ガイドが茶目っ気のある人で、わざとミニクレバス地帯に連れ込んで、同行者が見事に落っこちましたが・・・)を歩いて登頂した位でありますから!エッヘン!
一般登山者が我々の後を何十人もぞろぞろと付いてきましたが・・・
大人でお金持ちの錆鉄人は文句も言いませんでした!(正確には「言えませんでした」)

再び脱線しまくっていますが・・・
要するに体力と装備が必要という事です。対応力は一応ある程度の経験をすれば身に付くものです。


工事中




工事中




工事中




工事中




工事中




工事中




工事中




工事中




工事中




工事中




                      HOME

inserted by FC2 system