憧れの 乳頭温泉郷「鶴の湯」と岩手秋田温泉巡り
ダイジェスト版 その2

2013年8月10日〜13日





鶴の湯の魔法

実は、鶴の湯は有名な温泉なので一度は泊まってみよう、という事で予約しましたが、予約が取れたのは3号館という変哲のない所でした。
本陣のキャンセルが出たら本陣にして欲しいとお願いしていた所、8日の豪雨で新幹線が止まった為でしょうか、4部屋しかない茅葺き屋根の本陣に宿泊できる事になりました。しかしながら、田舎暮らしの我々にとって、「いろりのある茅葺き屋根の古い部屋」など大して面白くはないと思っていたのでした。

チェックインをして部屋に入ると、片隅にいろりがあって、砂がきれいに均されて渦巻き模様になっていて、中央に炭が並べてありました。灯りは薄暗い裸電灯だけで、夕方になるとランプが灯されました。

勿論(?)テレビも冷蔵庫もなく、エアコンもありません。しかしながらトイレはウォシュレットで、古い洗面所があって、「冷たい谷水」とお湯が出るようになっていました。

隣の部屋とは板1枚なので、お隣さんの話し声も聞こえてきます。古さをかもし出すためでしょうか、ガラスは汚れたままになっていて、一応網戸が入っていました。

それからチェックイン時に聞いて驚いたのですが、部屋の鍵はありません。
貴重品は預けて、寝る時は「芯張り棒」で入口の戸を押さえておくというものでした。

という事で、一言で言えば、田舎暮らしの我々でも唖然とするような部屋です。



露天風呂から戻って来ると、囲炉裏の炭に火が点いていて、炭から少し離れた位置に串に刺した生の岩魚が立っていました。
エアコンがない部屋で炭が熾っているので、暑がりの自分には堪りません、入口の戸も開け放して団扇であおっていました。

が、なんとも言えない幸せな気持ちというか、うまく表現できませんが、もの凄い満足感に包まれていました。

鶴の湯さんは数年前に日帰りで訪れていたのですが、その時には感じた事のない安らぎ、満足感でした。それは「有名な鶴の湯に泊まるのだ!」という高揚した気分で入口の門を入った瞬間に、催眠術にかかってしまったようなものかもしれません。

自分からは何もしゃべらない天女と並んで団扇を煽りながら、ただニコニコしている自分に気がつき、天女の手を握ると、天女もにっこりと微笑み返してきました。

「すっごく満足だね・・・。ただここにいるだけで・・・」

時間がある限り温泉に入りまくろうとか、旅館の何かを楽しもうとかいうガツガツした邪念もなく、のんびり外を散歩したり、部屋の前のベンチ(といっても単なる板ですが・・・)に座って涼んでいました。

鶴の湯の人が時折、岩魚をひっくり返しに来て、6時に夕食が運ばれてきました。びっくりするようなご馳走はなく、見た目はどちらかといえば普通に出てくるような田舎料理でした。

でも、いろりで長時間かけて焼き上げられた鮎は、今までに食べた事のないほどジューシーで、名物の芋鍋から漬物にまで、心がこもっているように感じられました。

ただ、人によっては鶴の湯の料理はおいしくないという人もいるので、やはり我々は魔法に掛かってしまっていたのかもしれません。

露天風呂三昧

みんな錆鉄人と同じようにガツガツしないのだろうか、
こんなに素晴らしい温泉なのに入浴客はほとんどいない
という事で、天女も湯浴着も着ていません。



朝の露天風呂
やはり貸切状態でした。
朝の散歩

露天風呂への橋


こちらは泊まる予定だった2、3号館
散歩の続き

大きな水車が回っています


門の外にある宿泊棟

内湯




さわやかな朝




心張り棒はこんな感じです


朝食
朝食は、この本陣の奥の2部屋(写真では手前側)が食事処になり、場所は自由だったので、またいろりの所に座りました。




新本陣

鶴の湯の本館の奥は新しい普通の旅館の風情です。
ここが新本陣で、いろりのある部屋とない部屋があるようです。
プライバシーを重視するならこちらです。
こちらも泊まってみたいけど、3月はどうしようかな・・・


チェックアウト時に温泉の素を買いました。

天女の衣装替え!
今までなかったような・・・
(手に持っているのは鶴の湯の団扇です)
続く
ダイジェスト版のつもりでしたが、鶴の湯さんのボリュームが大きくなったので、続きはその3に移行します。

鶴の湯さんを出たあとは、「まっとうな温泉」で無料入浴出来る黒湯さんに行きました。



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