21世紀の企業と個人
(ホクコンだより2001年1月号に寄稿)

21世紀は環境の世紀と言われている事は周知の事実ですが、
それは環境がビジネスになるという事以上に、
環境問題が深刻で人類の生存を脅かしているという事実を認識しなければなりません。
中国に代表される開発途上国は「公害対策」とか「二酸化炭素排出量削減」など構うことなく
経済発展政策を採り続けますから、
地球的な環境問題はさらに急激な悪化が予想されます。

地球的な視点では、
我々は地球環境を悪化させる事によって「利益」とか「便利な(楽な)生活」というものを得ている事実を認識し、
企業も個人も厳しい対応が必要なわけですが、
現在の経済システムでは、
より環境を悪化させるものが、より多くの利益や便利な(楽な)生活を得られる仕組みになっており、
前述の途上国問題や資源枯渇問題も含め、人類の未来は非常に厳しいと自分は考えています。

ホクコングループも環境にフォーカスを当てて21世紀に乗り出します。
経営者も技術・開発も営業も工場も事務の人も、
まず一人の人間として自らが地球環境に対して
「考え、旗を立て(自らの姿勢を明らかにし)、行動を起こす」事が必要だと思います。
そして、その視点で
経営を行い、
開発を行い、
営業を行い、
生産を行えば、
必ず他社を凌駕するものが生まれ、道は開くと考えます。
自己の信念や日頃の行動に裏打ちされた技術や営業ほど強いものはないと思うからです。

アメリカではインターネットによるe-businessの進展により、
経済は発展しているのにエネルギーの消費は減っていると言われています。
当社も「インターネットは地球を救う」をキャッチフレーズに
少数精鋭(経営の省エネ)で頑張っていきたいと考えます。

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