燃費鉄人の鉄則 「しないをする」

最新情報;オイルの効果

錆鉄人はビンボーです。
さらにはケチです。(今はケチと言わず、無駄をしない事を「スマートライフ」と言うらしい。)
ビンボーでありながら、百名山の登山の為に県外への遠征をしているので、年間走行距離は3万km近い。
従って、少ないガソリンの消費量で車を走らせることに日頃から気を遣い、遂に燃費鉄人になったのでありました。

ガソリンを無駄に消費させることは誰にでも出来ます。
(エンジン掛けっぱなしの車が如何に多いか!)
公道を他人より少し早く走らせる事も誰にでも出来ます。
(錆鉄人もかっては高額納税者でした。)
でも、同じガソリンの量で車を長い距離走らせる事こそ「腕」が必要です。


実際には「頭(無駄をしないで運転する計算・予測能力)」と「足(アクセルワーク)」です。
燃費良く走る人は運転がうまいという事です!

以下に、燃費を良くする鉄則を述べます。
燃費良く走ることは自分のフトコロに優しいばかりではなく、地球環境の為にも大切な事です。
これは誰にでも出来る事ですから、是非実行して下さい。
そして、あなたも
燃費鉄人になって、地球環境・子孫の為に貢献しましょう!

そして浮いたお金で、おいしいものを食べたり、もっと違う所へ行く計画を立てましょう。
(その分違う所へ行っていたら同じ計算かもしれませんが、実際は無駄をしながらでも行ってしまうものです)

【 実践編 しないをする!】
鉄則その1.エンジンを掛けない!
  エンジンとは、基本的に動いている限りガソリンを消費するものなのです。
  今の車は性能が良くなっているので暖気運転は不要です。まず暖機運転をやめましょう。
  次に、車を走らせない時は必ず、すぐにエンジンを止めましょう
  ちなみに(エンジンにもよりますが)アイドリング10分で約150mLのガソリンを消費します。
  錆鉄人は冬の山中での車中泊でも、絶対に暖房の為にエンジンは掛けません。
  (窓ガラスが凍っている場合は、エンジンが温まって溶かせるようになるまで運転出来ませんが)

鉄則その2.アクセルを踏まない!
  アクセルを踏まなければ走れませんが、問題はアクセルの踏み方です。
  急発進・急加速の為にアクセルを思いっきり踏み込んでも、車は急に速度は上がりません。
  アクセル踏み込みによって大量に吸い込まれたガソリンは大部分が騒音となって消費されます。
  発進時のエンジン回転数は2,000rpm程度に抑え、
  ATの変速タイミングをつかんでアクセルをゆるめギアチェンジを促進させます。
  これを繰り返して50km/HではATの4速で走っているようにします。
  そして常にアクセル開度が一定な状態を保ちましょう。

鉄則その3.ブレーキを踏まない!
  カーブや交差点の手前ではブレーキを踏まなければ危険だ、という考えは教習所の教えです。
  ブレーキを踏まなければ衝突する時以外は、極力ブレーキを踏まないようにします。
  ブレーキを踏めば必ず速度が低下し、次に増速するために余分なガソリンが必要になります。
  今時教習所の教え通り走っていたら、全国が渋滞して身動きが取れないでしょう。
  でもカーブでブレーキを踏みなくても良いようにスピードを落としたら、この鉄則に反しますね?
  カーブでは対向車が来ないこと(及び後続車の動向)を確認しながら
  アウトーインーアウトでコーナーを走ります。
  つまり、一時的に反対車線を走ってでも出来るだけ大きなR(アール;回転半径)で走るという事です。
  理想は直線的にカーブを走行する事です。
  スピードも落ちず、同乗者も車酔いする可能性が少なくなります。タイヤも減りません。
  さらに交差点で信号がある場合は、遠くから信号の色に注目して
  赤になったらすぐにアクセルから足を離して、惰性で走行するようにします。(後続車に迷惑がかからない限り)
  ただし、このような時にニュートラルにするのは逆効果です。
    (エンジンブレーキの場合は燃料カットとなりますが
       ニュートラルにするとアイドリング状態となってガソリンを消費します。)
  当然、この運転はタイヤにも優しく、タイヤの長持ちにも貢献します。(ブレーキも長持ちする)

【注意】
鉄則2・3を実行する場合は、くれぐれも対向車・後続車の通行の妨げにならないように注意して下さい。
また、一時停止では完全に止まってください。お巡りさんが潜んでますよ。

鉄則その4.余分な荷物は積んでおかない!
  1人で走った場合と家族を乗せて走った場合では、同じ所を走っても燃費が違います。
  勿論、家族で走った場合のほうが燃費が悪くなります。
  重いものを持って歩くのはしんどいように、車も重い場合のほうが余計な力(=ガソリン)が必要です。
  当然、屋根の上のルーフキャリアなんてものは、抵抗を増やすので燃費に悪影響です。
  必要な時にのみ取り付けるようにしましょう。
  その前に本当に必要かどうかを考えてみましょう。
  

以上の「4ない」を実行する「しないをする」=燃費鉄人のキーワード)ことで、車の燃費は確実に20%向上します。
車重1,560kgのステップワゴンで日常10km/L、高速12km/Lが可能となり
年間25,000km走行の場合で約5万円のガソリン代節約になります!
(混雑が激しい市内走行や高速の渋滞時は除く)

【 上級編 するをする!】
ここでは、「しない」から「する」ことを重点的に述べます

鉄則その5.こまめな空気圧チェックをする
  タイヤの空気圧は乗っているうちに自然に低下してきますが、
  タイヤ空気圧が下がると燃費が悪化します。
  従って時々空気圧をチェックして空気圧を正常にします。
  標準空気圧よりやや高めのほうが燃費は向上しますが、
  あまり高くすると設置面が変形してトレッド中央のみが偏磨耗するので注意が必要です。
  (+0.2kg/cm2程度に)

鉄則その6.バネ下荷重を小さくする
  バネ下荷重とはタイヤとホィールの重量のことです。
  数kgの鉄下駄を履いて歩くとしんどいですが、ザックで担いでいるとそれ程負担ではない事と似ています。
  タイヤはサイズが同じならほとんど重量差がないので、鉄板からアルミに変えるという事です。
  理論的、あるいは統計的なデーターは知りませんが、数パーセントは燃費が向上すると思います。
  インチアップは走りのバランスが崩れるので、燃費悪化につながると思います。

鉄則その7.低燃費オイルを使用する
錆鉄人はオイル交換は基本的に自分で行っている。
もう10年以上も前の話であるが、かって某SSに勤務していたという友人から
「SSではリッター数十円のオイルをドラム缶で買ってリッター1,000円位で売っている。」
という話を聞き、どのようなオイルが入れられたかも知った事ではないと思った事と
勿論、金無し錆鉄人にとって「安く済む」という大きなメリットがあるからであった。
「安く済む」という事が」重要な要件でもあるので
自分で交換するオイルはホームセンター等で4リッター1,000円前後の安売りの時に買っていた。
勿論、このような安売りの対象となるのは一般的な10W-30グレードである。
(SG→SH→SJ→SL→SMというように、Sグレードに関してはほぼ最新のグレードを購入)
従って今まではオイルで5W-30のような低燃費オイルを自分で交換した事がなかった。
今回(05年11月)、
ステップワゴンが前回のオイル交換時からほぼ10,000km(総走行距離25,000km)となり
交換時期となったので、買い置きのオイルもあったがホームセンターを覗いたら
今まで2,000円以下では売っていなかった5W-30グレードのオイルが期間限定特価1,280円で売っていた。
これはお買い得と即断した錆鉄人は、早速2缶を買って帰り、週末にオイル交換をした。
その結果は「驚くような違い」が現れたのであった。
新車時は、オイルが温まった時点で平坦な道路を60kmで走っていると
エンジン回転数は1,500rpm付近を指していたのであるが、
今回のオイル交換前にはほぼ2,000rpmで、滅多に1,500rpmに落ちることはなかった。
(意識的にアクセルから足を離すと落ちるが、低速走行でアクセルを気持ち戻しても回転は落ちなかった。)
それが、5W-30に変えた途端に、すぐに1,500rpmに落ちそのまま走行出来るようになったのである。
これが燃費にはどれだけ貢献するかはまだ分からないが、
走行距離と燃料計の下がりを見る限りは、1割位アップしているように感じられる。
ここで費用対効果を考える。
オイルは4リッターで500円高かったとして、10,000km走ると1km当たり僅かに0.05円のアップである。
交換時期を5,000kmとしても、1km当たり0.1円のアップである。
一般に高燃費オイルというものは3%程度の燃費アップを謳っているので
ガソリン1リッター125円として、リッター11.5km走る錆鉄人のステップワゴンの場合、
1km当たりのガソリン代は約11円である。
これが3%向上すれば、1km当たり0.33円低下する。
従って、差し引き1km当たり0.28円安くなる事になる。
これは小さいようであるが、実際はかなり大きな差である。
つまり、年間10,000km走れば2,800円違ってくるのであり、
錆鉄人の今年のように年間30,000kmも走れば、8,100円も安くなるのであった。
錆鉄人は約400km程走って、1割位燃費が向上してように感じているが
その場合まら、年間30,000円も違ってくるのである。(次回の給油が楽しみである)
従って、初期費用にばかり目を奪われ
までこの計算をしなかったことを錆鉄人は非常に後悔しているのであった。
正に「安物買いの銭失い」であったと深く反省するのであった。
なお、10W-30に交換した場合、
最初からこのような傾向(回転が落ちにくい)であったかどうかについては記憶が定かではなく
高速走行(取説によるとシビアコンディション)が7〜8割で10,000kmも走行したので
オイルが変質して、硬化してきていた為であった可能性も考えられるので
今後の推移には注意したいと思う。

という事で、この瞠目すべき差に感動した錆鉄人は、
5W-30のオイルを買い占めるべく
数日後に再びそのホームセンターを訪れて3缶買って帰ったのでした。
週末にスタッドレスへのタイヤ交換と一緒に、
天女の車のオイルを交換しようと思っていますが、
以前に買ったものを含めると2年分以上の在庫となってしまったのでありました。
(以前のものは不良在庫となってしまいそう・・・)

鉄則その8.燃費向上グッズ
世の中にあまたある「燃費向上グッズ」
それらのほとんどは偽物である事が断言出来ます。
日本人だけではないと思いますが(だからプラシーボ効果という言葉がある)
高価なものを買ったのだから効果があったと思い込む、
あるいはそのように自分自身を納得させてしまうだけです。
例えばこのような実験結果もあります。
http://www.fnf.jp/dps.htm(ホット稲妻の実験)
よくいわれますが、
穏当に価格相応以上の効果があるものなら
年間何千億円も研究開発に投資している自動車メーカーが採用しているという事です。
おかしな添加剤など使わないに越したことはないという事ですね。

鉄則その9.イリジウムプラグ

工事中

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