巨樹・巨木 日本の巨木と言えば屋久島の縄文杉と誰もが答えるであろう。 樹齢7,200年との説があったが、 (その後の噴火が判明したのでもっと若いとも言われている) 動物のように移動できない樹木は風雪を避けられないのに 動物をはるかに上回る年齢を重ねるのは何故でしょうか。 丹南にも縄文杉ほどではないものの地元の人に愛され 歴史を見守ってきた見事な巨樹・巨木があります。 みんなで関心を持って大切に守っていきましょう。 |
丹南の巨樹巨木リスト 【武生市】 横根寺の門形杉 中居町白山神社の大杉 八幡神社の丹南一の大杉 味真野の桜 【鯖江市】 三峯の大イチョウ 刀弥神社の大杉 【今立町】 花筺公園の薄墨桜 大滝奥の院の大杉 大滝神社のゼンマイ杉 室谷の大ケヤキ 清根のキタゴヨウ 杉尾の大杉 【池田町】 須波阿須疑神社の大杉 【今庄町】 岩谷の大カツラ 岩谷の大トチノキ 栃ノ木峠のトチノキ 【宮崎村】 蛍の宮の大カツラ 【朝日町】 越知神社の大トチノキ |
丹南の巨樹・巨木の情報を募集しています。 番 外 天女の羽衣掛けの柳(滋賀県余呉町) 森の巨人たちNEW (林野庁選定 巨木百選リスト) 福井県の巨木ベスト100NEW |
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横根寺の門形杉 横根寺から道路を100m程進み左手に入った所にこの門形杉の巨木がある。根本には地蔵尊が安置されて、霊水が湧き出ている。 斜面のすそに生えている木は3本に分岐していて、太い1本の枝は道を覆うように水平に伸び、 道の反対側にある木に沿って上向きに伸びていて、「門」の姿を形作っている。 この木には大杉権現の名があり、養老元年(1717)に泰澄大師が、霊松山横根寺を建立された折のお手植えのスギが、不思議の誓願によって鳥居姿の夫婦大杉に成長したとの銘板が建っている。 横根寺の門形杉 |
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中居町白山神社のバラ大杉 当地方産業として伝わる杉苗の母樹で針葉が短くて開出し、小枝の分岐する角度が大きいのでバラ大杉と呼ばれている。 根まわり:8.2m 目通り:7.2m 高さ:32m 樹齢:450年 県指定天然記念物 白山神社には江藤先生の碑が建立されている。 中居町白山神社のバラ大杉 |
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八幡神社の大杉 樹囲 10.5m 樹高 55m 丹南一の巨木であるが、その存在を知る人は少ない。 もともと1本の木から4本の幹が伸び出したもので、それぞれの幹は天に向かって勢い良く伸びている。 |
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味真野の桜 味真野小学校の校庭の真ん中にどっしりと根をはっている味真野の桜は推定樹齢150年と言われています。 見頃は四月中旬頃です。 味真野の桜 |
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三峯の大イチョウ 山頂近くの三峯村は昭和初期にその歴史を終えたが、乳授けの大銀杏として有名な幹廻り10mの大木は健在であったという。 しかしながら、昭和56年の大雪により惜しくも折れてしまった為、やむなく枝を払い隣に穴を掘り、願いを込めて埋めた所、折れた大樹は不思議にも芽を吹き、大銀杏の不滅の生命は見事に蘇えった。それがこのイチョウの木である。 三峯の大イチョウ |
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刀弥神社の大杉 今立町方面から福井市に抜ける戸口トンネルの手前に上戸口集落はあるが、集落入口近くの左手の山裾に刀弥神社はある。 鯖江市指定天然記念物 |
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花筺公園の薄墨桜 車道の終点から歩いて20〜30分で保護の為の竹垣の中にしめ縄を張った薄墨桜に着く。標高約180m。根元はコブ状にふくれ、根回りは5.7mである。 この薄墨桜は、室町時代世阿弥(ゼアミ)作と伝えられる謡曲「花筺(ハナカタミ)」ゆかりのサクラとされ、標板には樹齢500〜600年とある。 伝説によれば、男大迹皇子(オオトノノオウジのちの継体天皇)がこの地に滞在されていた時、桜をこの上もなく愛されていましたが、即位の為京に上られたときに形見として残されたと言われています。皇子が在郷の時は、花は淡紅色で匂いは四方に満ちていましたが、都へ上った後は花の色が次第に薄れ、いつのまにか薄墨桜と呼ぶようになったといわれています。 花筺公園の薄墨桜 |
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大滝奥の院の大杉 重要文化財の拝殿で有名な大滝神社の奥の院 大徳山は、白山開基泰澄大師が養老3年(719年)に開いた霊場で、小白山大滝児大権現(おしらやまおおたきちごだいごんげん)と呼ばれ白山につぐ霊場であったといわれていますが、麓の駐車場より約30分で到着します。(標高285m) 大杉へは奥の院から左手に2〜3分進んだ平地にあり、地上5〜6mより八方に巨枝を拡げた姿は生命感が躍動しているように思われる。案内板によると根回り9.8m、樹高23m。 県指定天然記念物 大滝奥の院の大杉 |
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大滝神社のゼンマイ桜 「巨樹・巨木」(渡辺 典博 著、3,200円)に全国の巨樹・巨木674本の1本として紹介されています。 ぜんまいが伸びる頃(4月15日ごろ)に満開になるため、ぜんまい桜と呼ばれている。(エドヒカン)上記の奥の院の大杉に向かう途中にある。 大滝神社のゼンマイ桜 |
平成14年 4月 7日撮影 |
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室谷の大ケヤキ 室谷の水間神社に着くと参道に並ぶ大きなケヤキの木が目につきます。どれがその大ケヤキだろうかと思ってしまいますが、本物は神社の奥の拝殿左後ろにあり、案内標識によると目通り11.2m、樹高32mと言われています。 高さ4mの所から4本に分かれています。 県指定天然記念物 室谷の大ケヤキ |
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清根のキタゴヨウ 清根集落入口右手にある家の車庫をくぐって、すぐ向こうの低い尾根についた山道を竹林の倒木を避けながら歩いていると、すぐに前方に肩を怒らせたような異様な姿が目に飛び込んで来ます。 周囲は約4メートル。 真っ直ぐな幹の部分が短いために、材木として利用されずに残ったのでしょうか。福井県の天然記念物に指定されています。 県指定天然記念物 清根のキタゴヨウ |
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須波阿須疑神社の大杉 須波阿須疑神社の本殿の右手に小さな祠があり「荒魂大杉大明神参道」の標板があります。ここから山道の登りとなりますが、階段が整備されています。本殿裏の社叢は杉林で昼でもうす暗い感じがします。約十分程登ると、しめ縄をめぐらした大杉があります、これが神木大明神である。地上8m程の所で、太い枝を出した一本立ですっきりした姿です。神社からの上りは標高差で100m以下と思います。 県指定天然記念物 須波阿須疑神社の大杉 |
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岩谷の大カツラ 武生市から広野ダムまで車で約45分、ダムの堰堤を渡ってさらに数キロ進むと夜叉ヶ池の登山口駐車場に着く。手前にトイレがありその向こうの斜面のすそにカツラの巨木が立っている。 幹廻り6.4m樹高32m、樹齢400年といわれる。 主幹は地上3m程で2本に分かれるが、梢はよく張り出して枝張りは東西24m、南北22mといわれる。また、根元すぐ上から数十本の枝がまっすぐに伸びていて、みるからに生命得よくに満ちあふれている。 岩谷の大カツラ |
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岩谷の大トチノキ 夜叉ヶ池への登山道を進み、途中目のくらむような断崖の道から夜叉ガ滝を眺め、さらに少し進むと日野川の源流はようやく道に沿うようになる。川にかかった橋を2度渡ると、標高700m 付近で渓流と分かれて登りとなるが、直前に谷川を渡渉する。ここが水補給の最終地点であり、一服する登山者が多い。この地点の右側斜面に2本の大きなトチノキがあり、上の方が大きく幹廻り7.3m樹高約20m、樹齢400年といわれる。裏の方には直径30cm程の穴があり、中はかなり大きな空洞となっている。 岩谷の大トチノキ |
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栃ノ木峠のトチノキ 365号線を今庄町役場を越え、滋賀県に向かって走ると、県境の標識があり、右手の滋賀県側はスキー場になっている。その手前の斜面に大きなトチノキが生えています。 雨にも雪にも耐え、幾多の歴史を秘めて空に雄々しくはばたいている姿は雄大そのものである・・・と案内板にあるように、国道からもその雄姿は際だっています。 365号線を下りきった余呉町には羽衣伝説の柳の巨木もあります。昔と比べて(急カーブや一部狭い所はありますが)道路もかなり良くなりましたので、ドライブがてらにいかがですか? 栃ノ木峠のトチノキ |
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蛍の宮の大カツラ 武生市と宮崎村を結ぶトンネルを過ぎて約1km、八田地区の道路沿いに蛍の宮の大カツラがあります。幹廻り9.8m、樹高30m、樹齢600年といわれる。(カツラの巨木はどれもこのように幹が集合した形となっています。) 幹の先端の一部は枯死していますが、道路脇にありながら樹勢は良いようです。幹には、直径40〜50センチもあるフジが巻き上がっていて、春には青紫色の花をつけて一見の価値があるとの事です。 宮崎村指定天然記念物 蛍の宮の大カツラ |
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越知神社の大トチノキ 朝日町飛び地となっている標高614mの越知山頂近くの殿池の土手に、この巨木は立っている。幹廻り6.4m樹高22m、樹齢400年といわれる。 一帯は平面となっていて一角には室堂やゴマ堂があり春から秋にかけては神主さんが常駐するという。すぐ近くの山頂には越知大権現の本殿が鎮座する。 越知神社の大トチノキ |