古代ロマンと伝説の地 戸隠山・高妻山
(撮影平成15年6月14日)


高妻山(2,353m)

戸隠山を前山と呼び、
高妻山・乙妻山を後ろ山と呼ぶ
と書いてあります。

戸隠山同様に修験道の山で
一不動から頂上の十阿弥陀まで祠が祀られています。
実際には乙妻山頂上の十三虚空蔵菩薩まであるらしいのですが
時間の関係で乙妻山までは行けませんでした。


どうやって行くの?

戸隠山の項を参照下さい。

【備考:乙妻山まで】
十一 阿しゅく
十二 大日
十三 虚空蔵菩薩
帰りのルート
芦原温泉の集合時間は午後6時半なの、結構余裕があるのではないかと思っていましたが、ガイドブックにはルートが険しく、また上り下りを繰り返すので案外時間がかかると書いてあり、遅くなったら信濃町インターから上越回りで帰ろうと思っていました。
この場合、戸隠から信濃町までは約15分、高速で金津インターまで約270km約3時間として、最悪3時出発で良いと考えていました。
実際は12時40分に下山したので、来たルートを引き返し、糸魚川から金津インターまで北陸道で走り、芦原温泉には5時半頃に到着しました。

一不動 8:13
今回は戸隠山から尾根伝いに来ましたが、一般的には戸隠牧場から沢伝いに、ここ一不動に登って来ます。
戸隠山は修験道の山であり、山頂に至るまでのピークごとに祠が置かれていて、一不動から順番に十阿弥陀まであると書いてあったので全部の写真を撮ろうと思っていました。
しかし、着いた時一不動の祠は見当たらず、避難小屋の後ろにあるのだろうと思い、帰りに写真を撮れば良いと思っていたら忘れた為写真はありません。

一不動の避難小屋
二釈迦
一不動の避難小屋から高妻山へへの最初は小高い丘に登る感じです。その丘の上に到着しましたが、ピークごとにあるという祠が見当たりません。
ここではないのかな、と思いながら進むと三文殊に到着してしまった。
しかし、帰りには二釈迦の祠を発見。登山道の脇にあるものと思っていましたが、登山道の少し上にあったので登りの時は見落としたのでした。

下山時の撮影(11:43)
雨が降っていたが撮影し
サイドポケットからザックに仕舞いました。
三文殊 8:27
二釈迦を見落として、そのまま進んでいると登山道の脇に三文殊がありました。祠はありましたが中に石仏はありませんでした。


四普賢 8:39
四普賢も登山道沿いにありました。やはり石仏は入っていません。(結局1つも入っていませんでした。)

五地蔵 8:50
五地蔵は休憩する人が多いのか、今までと違ってかなり広い広場がありました。
十の半分の「五」なので、もう半分かと思いがちですが、まだまだ先は長いです。(ただし、登山口のキャンプ場から考えると半分は過ぎています。)


六弥勒8:55
経過時間からわかるように、六弥勒と七観音は非常に近いところにあります。
七観音9:00
八薬師9:18

九勢至 9:25
ここまでは、すこし歩けばピークに着くのでそれほどきつくはありません。
しかし、ここからの最後の登りは、結構急で標高差も大きく、蟻の門渡りで足が攣ったあともそれなりに飛ばしてきた事もあり、バタバテでした。
もう嫌になった頃、下りてくる人に出会いました。4時半になる前に駐車場を最初に出発した人でした。「あとどれ位ですか」と尋ねたら「尾根に出ればもうすぐなんだけど」と禅問答のような答えをして下りて行きました。その尾根に出るまで、あとどれ位あるかが知りたかったのに・・・
石の上に腰を下ろして休憩しました。500ミリのポカリ1本と900ミリのコーヒーは一不動までで飲み終えて、最後の500ミリのポカリも残りが1/3程度に減ってしまっていました。
尾根に出る 10:03
ヨタヨタになってやっと尾根に出ました。
どうやら向こうに見えるのが高妻山の頂上らしく思われました。この頃になってガスが少し晴れてきましたが、相変わらず遠くの山は見えません。
十阿弥陀10:08
尾根に出てすぐにこの銅鏡?のようなものが目に付いていました。高妻山頂上との中間の当りにありました。
ここで単独行の女性とすれ違いました。装備とスタイルを見て山慣れしている人だと思われました。
高妻山頂上10:12
この頃だけ日が射してきた中、頂上に到着。頂上には1人の中年男性がいました。駐車場から「ささやきの小径」の入り口がわからず、下まで行って又駐車場まで戻ってきた時に出発しようとしていた人でした。もう登ってきたのと言われたので、戸隠は怖かったですと言うと、そんなことはないように言います。
写真を撮ってもらい、少し話をしましたが、さっきの女性はすごく強いと感心していた。ここまでパン1個しか食べていなかったのでさすがに空腹を感じ、昨日コンビニで買ったオニギリを2個食べました。
桜と十阿弥陀
自分もすぐに気がついていましたが、脇にはちょうど桜が咲いていました。中年男性は桜が咲いていますねと言いながら歩き出しました。


中央の岩場が十阿弥陀
古銭
三角点の上には古銭?が何枚か置いてありました。穴が四角だったのでそう思いましたが、風化した5円玉もあるのかもしれません。
下山
展望もないので頂上には10分ほどいただけで下山。宴会の時間が気になったからでもありました。途中で出会った人を全て追い越して進みました。
五地蔵から下っていると、戸隠の登りの途中で追い越した仙台の夫婦に遭遇。「えっ!もう登ってきたのですか?」と驚かれましたが、蟻の門渡りで足が攣ったことなどを話しながら怖かった話で意見が統一。
あの時「夕方から芦原で宴会なので・・・」と話していたので、「充分宴会にも間に合いますね」と声を掛けられて分かれた。この人達は戸隠神社の駐車場に車を停めたと言っていたので、牧場に下山してからも道路を長い距離歩く必要があります。
三文殊のあたりから降り出した雨は、だんだんと勢いを増してきていました。二釈迦の祠の写真を撮るまではデジカメをザックのサイドポケットに入れておきましたが、写真を撮ったあとはザックの中に仕舞い込みました。雨がひどかったので、一不動の避難小屋の手前の分岐ではちゅうちょなく下山してしまいましたので、一不動の祠の写真を撮ることを忘れてしまいました。
ポケットに入れ途中で何回も見たエアリアは、びしょびしょになっていました。
水場
一不動から数分下りた所に水場があるとガイドブックに書いてあった通り、ありました。
雨は強かったですがザックからデジカメを出して撮影しました。下山道はずっと沢の中を下りる状況であり、もっと雨が強くなったらどうなるのと心配になります。濡れた石の上を歩き続けるのでしたが、石が滑らないのが幸いでした。
途中、1枚岩の下降・トラバースがありましたがそれほど怖くはありません。こんな雨の中を登ってくるパーティもありました。
やがて、沢から外れてかなり平坦な所を歩き、牧場の柵に到着。柵を入ってからも結構長い距離を歩いてやっと入り口の柵に到着。12時40分車のドアを開け、バックドアを上げてその下で着替えをしました。(やはりムーブも跳ね上げドアにして良かったと思いました。)

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