初めての南アルプス北岳・間ノ岳
(撮影2000年7月9日)
北岳頂上からの富士山
北岳・間ノ岳 どうせ山に登るのなら3,000m以上の山に登りたい。 北アルプスの3,000m以上の山は登り尽くした。 (実際は前穂高岳のみまだ登頂していないのであるが) ということで、 以前はあまり考えた事のなかった南アルプスを目指すことにした。 |
どうやって行くの? 中央道を韮崎インターで降りて、西に向かい南アルプス林道で広河原を目指します。 |
一応登山の準備をして仕事をしていて、昼休みにインターネットで天気予報を確認すると、予定より台風の通過が早かったようである。3時過ぎに仕事を切り上げ、みつわで食料や飲み物の買い物をし、そのまま365号線経由で木之本まで走って高速に乗った。薄暗くなるころやっと駐車場に着いたが、午前中まで南アルプス林道が通行止めであった影響でガラ空きであった。(といっても数十台はあった。)麓のコンビニで買った弁当を食べていたら暗くなった。駐車場に車を動かして9時頃には寝た。 |
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大樺沢 | ||
翌朝は期待通り台風一過の晴天であった。 車を川を渡った対岸の駐車場に移動して5時過ぎに出発した。(その方が近いかと思ったが、バス乗場近くに駐車して吊り橋を渡った方が近かったようである。) |
6:05 大樺沢から頂上を望む。 |
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二俣 | ||
二俣 6:25 |
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大雪渓 | ||
登山道は主に雪渓の右手の巻き道を通って登りました。 登る時にはほとんど人がいなかった大雪渓でしたが、下山する時にはかなり大勢が雪渓を歩いて下山していました。女性の中にはおしりで滑って下りている人もいました。(自分は安物のトレッキングシューズなので雪渓には降りず、巻き道を引き返しました。) |
大雪渓の上部 7:03 |
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八本歯のコル | ||
登山開始から八本歯のコルまで力一杯飛ばした為、コルに出る寸前にヘトヘトになってしまった。 連続するハシゴ場を立ってバランスを取って登る事が出来ず、四つん這いになって進んだ。 |
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頂上 | ||
大きな岩の折り重なった所を飛び越しながら進んでいたら、頂上に着いた。(8:25)頂上まで3時間15分位だったと思う。 頂上には7〜8人の人がいた。東京から来て昨日肩の小屋に泊まったというおじさんが、ビールを二本飲んで赤い顔をしていた。 自分も凍らせて持ってきた(会社でもフリーザーに入れて置いた)ビールを取り出して飲んだ。やや冷えが足りない程度で、結構いけた。 しばらくすると、ランニング姿の二人連れが現れて、聞こえるように3時間ちょうどだと言っていた。持ち物はウエストバッグの飲料水のみであった。(あんまり大したことないんじゃないの、とライバル心が湧いてきた。) 展望には大満足で、時間の過ぎるのを忘れる位であった。 |
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頂上からの展望 | ||
仙丈岳 |
甲斐駒ヶ岳 |
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頂上からの展望その2 | ||
山に登って富士山を見つけると 得した気分になるのは何故だろう。 |
酔っぱらったおじさんに撮ってもらった1枚 |
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中白根山頂 | ||
間ノ岳に向かっている途中、ちょっと腹の具合が悪くなり北岳山荘でトイレを借りた。山で「大」をしたのは何年ぶりか記憶にないが、紙をトイレに捨てずに箱に入れるようになったのを初めて知った。 一応身軽になって、中白根に向かった。 中白根より北岳を振り返る。 |
間ノ岳を望む 中白根の山頂はだだっぴろい広場であった。 誰もいない山頂であった。 |
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間ノ岳 | ||
北岳から間の岳までは3,000m級のスカイラインで快適なハイキングかと思ったが、結構登りのきつい所もあった。(相当へばっていたという事かもしれない) 間ノ岳への途中、30代の男性を追い越したが、間もなく到着したので話をした。主にデジカメの話になった。彼はフジのファインピクスを持っていた。(200万画素ズームなし) |
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農鳥岳を望む | ||
間ノ岳に来る途中「あわよくば農鳥岳まで行って戻ろう」と考えていたが、頂上から農鳥岳を見てあきらめた。 鞍部までかなりの標高差であり、またほとんど同じ標高差のアルバイトを2回繰り返さなければならないし、コースタイムもバカにならない。しかもかなりバテを感じていたので、さらにチャレンジする気力が湧かなかった。 「車に戻ってからさらに5時間以上かかるのだから無理をしないでおこう。」と言い訳をした。 |
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高山植物 | ||
キタダケソウ? |
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下山 | ||
という事で、間ノ岳から引き返し、中白根を登り返し、北岳山荘の横からは緩やかに下るトラバースを通って少しでも近回りをしようとしたが、いつまでたっても稜線と離れない感じが続いた。 軽アイゼンもストックも持っていなかった上に、安物のトレッキングシューズだったので、前述のように雪渓には入らずに下ったが、度々スリップして尻餅をつきそうになったので、帰ってから妻に「このシューズはスリップして危険だから新しい登山靴を買うよ。」と言ったが、今考えると疲れていて重心が後になったためにスリップしたのではないかと思う。 すっかり登山靴のせいだと思っていたので、早速アルペンの夏山セール全製品1割引を利用してスポルティバのトレッキングシューズ(定価2万円以上のものが3割引位の値札が付いていて、さらに1割引になった。ちなみに他の登山靴は1〜2割引にしかなっていなかった) |