智恵の神様 文殊菩薩を祀る
早春の文殊山(365m)
   (撮影:2001年3月17日)  
文殊山に登ってお願いをすれば頭が良くなると聞かされていたが、
   中学生の時の学校登山は雨で中止になり登られなかった。       
 あの時登っていれば・・・と思いつつ30年余りが過ぎた今、     
遅まきながら(ボケ始めた頭の回復を願って)登ってみた。
 
    
越の大徳 泰澄大師が開いたと謂われる越前五山の中心「文殊山」
                       

登り口
    福井方面からも鯖江方面からも何コースもありますが、
    福井市大村町よりのコースが登山道が最も整備されていて良いのではないかと思います。
    実は、1週間前の3月11日、あまりの好天に朝食を途中でやめて鯖江市南井町から登り始めましたが、
    砂防堰堤の下から雪が残っていて登山道が判らず、
    尾根に出れば道が判るだろうと、やみくもに斜面を登り尾根に出たのですが
    奥の院のさらに南のピークだったようで尾根道が見あたらず、
    永平寺マラソンにも行く必要があって時間が無く断念した経緯がありました。
    (往復で1時間半しか時間がなかった為)
    そこで、山と渓谷社の「福井県の山」(1,750円)にも出ている大村町コースを選択しました。
    大村集落内の道路は狭いのでご注意願います。
    
     (榎坂トンネルの北 約1kmにある登山口の看板)

駐車場
    集落の奥に前に約10台分、
    その150m程手前を右に曲がって100m程進んだ所にある
    楞厳寺(りょうごんじ)に約10台分の駐車場が有ります。
    さらに、楞厳寺右手奥にも約10台分の駐車場があります。
    (いずれも無料)
    
    楞厳寺と手前の駐車場
    
楞厳寺(りょうごんじ)
    楞厳寺は上写真のように小さなお寺ですが実は大変な歴史を持っています。
    →楞厳寺のホームページ
    

   文殊山の見どころ
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泰澄大師について

泰澄大師に関するホームページ

いろいろあると思いますが、
泰澄大師を町興しに活用している朝日町のホームページを御紹介します。
泰澄大師に興味を持った方は是非、越知山にも登って見て下さい。
丹南ウォークでも近日中に公開予定です。

泰澄大師は白山をはじめいろいろな所に伝説を残しています。
   栢野の大杉

登山道を室堂まで  topへ
登山道
楞厳寺を8時53分に出発した。
登山道は楞厳寺右手を進んで行きますが、この楞厳寺の横にも駐車場が確保されています。(若干傾斜していますが)
登山道はこの写真のように山頂の本道まで幅が2m以上あり、山仕事の人の車が進行出来るようになっているのではないかと思われます。
ただし、すれ違い出来る場所はありませんし、カーブもきつい所があります。路肩も弱い所がありますので保証は出来ません。
古墳坂・ツチノコ坂
ゆるやかな里山の登山道を早足で約5分進むと、古墳坂・ツチノコ坂の案内があった。登山道に添って、いろいろな樹木の名札やこのような案内があり飽きさせないようになっている。
前方後円墳があると書いてあったが、早足で歩きながら当たりを見まわしたが浅学な自分にはよく分からなかった。
ツチノコについては、今から20年程前だろうか、池田湖のイッシーなどと一緒にブームとなったが、実在については確認されていない。もし本当にいて祥子として写真を撮ることが出来たら一躍有名人となれるであろう。
自分としては「やらせ」として作為的な感じがしたが、勿論目くじらたてるほどのことではなく、ロマンと感じる人もいればそれも良いだろう。
文殊霊泉
     
文殊霊泉の看板の右手に下に降りる階段があり、約50mほど下ったところが右の水飲み場である。尾根との標高差は20〜30m程しかないのに、豊富に水が流れ出ていた。積雪が残っているので雪解け水だと思い、手を切るような冷たさを予感してすくった水は以外にも暖かく感じた。確かに霊泉かもしれないと納得して戻った。

トイレ
霊泉を過ぎて間もなく、トイレが見えたら室堂はその先にある。
トイレは思ったよりきれいであった。
使用する人はよごさないように注意して下さい。
また手洗いの水が出る事にも感心した。
天狗杉と室堂
         
天狗杉が室堂を守るように立っていた。
室堂一帯は広場となっていてバドミントンなどをして遊ぶ事も可能で、トイレ・休憩所もあり、ハイキングでの利用にももってこいのように思われた。

文殊山頂上へ  topへ

北方 福井市の眺望
展望台
展望台からは、ちょうど南と北に展望が開けていて、福井市や鯖江市方面が見渡せる。白山は東側の杉の木に遮られて全体を見る事は出来ないのが残念である。
      
              南方 三里山とその向こうの日野山
文殊山頂上とお堂
文殊山頂上(365m)は越前五山(東:白山、南:日野山、西:越知山、北東:吉野ヶ岳)に護られている。
また、山頂は青龍・朱雀・白虎・玄武の4神に護られている聖地である。(これらの4神はお堂の四方に配置された大石)
不思議な磁石石
お堂の横にあるこの石の上に磁石を置くとどうなるのか?
自分は山に登るときはカシオのプロトレック(高度・温度・方位が測定出来る時計)を持って行くが、故障しては大変なので試さなかった。
お殿様、福井城下展望の場
お殿様になった気分で福井市の都市計画など考えてみてはいかが?
(展望台からの眺望参照)
白山遙拝場よりの白山
右手の山の上に真っ白に白山が写っているのですが、自分の安物のデジカメ(131万画素2.5倍ズーム)の為、綺麗に見えないのが残念です。
(左の写真をクリックすると拡大した写真が見られます)

胎内くぐりを経て奥の院へ         topへ
奥の院への道
文殊山山頂から奥の院への道は、それまでの車が通れる程のハイキング道から、山道となります。特に山頂からの下りは急な坂道となっていますが、ロープが張ってあるので安心です。

胎内くぐりの岩
 
立てかけたステッキ(長さ約90cm)でスキマの大きさを計って下さい。最初はこのスキマに気付かず通り過ぎて岩を回り込もうとしてしまい戻ってきた。
岩はかなりオーバーハングしていて今にも転げ落ちそうで、若干不安を感じながら通り抜けたが、邪心はないことが証明されホッと安心。
胎内くぐり

  奥の院
胎内くぐりから奥の院はすぐ近くである。
奥の院は傾きかけた小さな社があるだけで、周囲に木が生えていて展望も良くなかった。
戻り道で胎内くぐりを過ぎた鞍部に南井方面への案内看板があり、山姥の洞窟とか八畳敷の岩などがあるらしく興味を覚えたが、元来た道を10日前に痛めたあばら骨のヒビの痛みを堪えながら小走りに戻った。
地図を見ると、南井に下りても距離的にはほとんど差がないようであり、何度か小さなピークを上がり下りすることを考えると、南井におりたほうが良かったのではないかと思った。
楞厳寺に戻ったのは10時35分だった。


   
                   
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