県内最高峰の隣三ノ峰
(撮影10月13日)


三ノ峰(2,128m)
県内から別山経由で白山へ縦走するルートとしても利用されています。
頂上のすぐ手前には立派な避難小屋があり宿泊する人もあります。
県内最高峰の二ノ峰まで足を伸ばす人もいます。
どうやって行くの?
国道157合線を大野市から和泉村に向かって走り、勝原スキー場の手前から左に入る道路がありますので、鳩ヶ湯方面の標識に従って進んで下さい。すぐに打波川を渡りますが、再度打波川を渡って左岸を走るようになると道幅は1〜1.5車線しかありません。数百メートルおきにあるすれ違い場所を利用して下さい。

第2土曜日だというのに学校があるというので娘を送っていって、家を8時45分に出発しました。目的は紅葉の刈込池、付録三ノ峰。自分も妻も風邪をひいていたので、長時間歩くことで風邪を吹き飛ばす事も目論んでいました。
【標準タイム】
上小池駐車場(35分)三ノ峰登山口(20分)山越邸跡(1時間)六本檜(1時間)剣ガ岩(1時間10分)三ノ峰避難小屋(10分)三ノ峰(40分)剣ガ岩(40分)六本檜(50分)登山口(30分)駐車場
 
      鳩ヶ湯付近からの三ノ峰
駐車場
上小池キャンプ場横をさらに進むと駐車場があります。約30台程駐車可能と思われますが、中央にも2列に駐車するように線引きがあり、その場合車が動かせないのではないかと思われました。(奥の方は線引きを無視して横向きに車が停められていた。)車は10台程度、ほとんどは県外の車であった。(宮城県ナンバーまであった。)
なお、ここからは林道まで下りますので、キャンプ場に駐車して林道を歩いても余り変わらないのではないかと思われました。ここから50m程下った所に大きな栗の木があって、栗を拾っている人がいました。

駐車場出発 10時15分
林道合流点
駐車場から5〜10分下って林道に出ます。
ここから川を渡ると刈込池に行けますが、かなり急な階段が続きますので、下山路に利用したほうが良いです。(と案内にも書いてあります。)
なお、三ノ峰は自分が登山をかじり始めた頃(大学を出た頃)から熊が出ると聞いていましたので、熊よけ鈴やラジオなどで自分の存在が早く熊に伝わるようにしましょう。(熊は通常は先に察知して遠ざかると言われています。)
登山道で出会う人は、みな遠くから鈴の音が聞こえた。
三ノ峰登山口
林道を10分程登っていくと、案内標識に「刈込池」としか書いてないので、登山口を見落としたかと思いましたが、妻も見ていないというのでそのまま進むと登山口がありました。林道からの登り口が崩れていてちょっと登りにくくなっていました。
三ノ峰登り口 10:26
山越邸跡
途中、「山越邸跡」という所があるとガイドブックに書いてありましたが、標識がなく分かりませんでした。
広場にベンチがある所
を通り、ここじゃないかなと妻と話しながら素通りしました。戻る時、支柱に山越邸跡と書いてあるのが分かりました。こんな所でどのような生活をしていたのでしょうか。
林道からここまではかなりきつい登りですので、休憩するには良い場所だと思います。

下山時撮影:14:13
六本檜
やがて尾根に登りつめる。ここが六本檜と呼ばれている所であるが、六本が1ヶ所にかたまって生えているのかと思ったがそうではなかった。
上に出ればガスの上に出て晴れるかと思ったが、頂上に着くまで視界は30m程のガスの中だった。

6本檜 11:07
避難小屋
6本檜からの尾根道で所々若干下る所もありますが概ね登りで、この付近はガスの中でも紅葉がきれいでした。妻に「紅葉がきれいだよ。」と言ったら「落ち葉がきれいだと思う。」と言うので「上を見てご覧。」と言ったら「そんな余裕はないのよ。」というので、止まってながめました。
それからも結構長い尾根道が続きます。小屋まで500mの標識が出てからしばらくは急な登りが続きます。尾根から巻き道のような所を進むと三ノ峰避難小屋はすぐそこでした。待っていてもガスは晴れそうにないので、頂上まで行って戻ってからここで昼食にする事にしました。

避難小屋 12:21
三ノ峰頂上
小屋からは10分足らずで頂上です。
あいにくのガスで何も見えませんので、記念撮影だけして小屋へ戻りました。

頂上 12:27
小屋の中
小屋の中には夫婦連れが上がり込んで昼食を食べていました。辺りには60リットルクラスの大きなザックが7〜8個置いてあり、腰を掛ける場所を占領していました。(どこへいっているのだろう?)
妻の作ったおにぎりを食べました。凍らしたビールは溶けないだろうと思い、缶チューハイを持ってきたので妻と一緒に飲みました。(妻は寒がっていたので、今日ぐらいはコンロを持ってきてスープやコーヒー位作れば良かったと思いました。)
しばらくすると5〜6人のパーティが入ってきたので、自分達は出発することにしました。

避難小屋の中
六本檜から上の紅葉

尾根道を歩いていると、ようやく陽が射してきて、紅葉がいっきに輝きだしました。(13:30頃)
六本檜


  六本檜から刈込池・上小池方面を望む

六本檜の分岐 13:43
根が浮いているので土嚢が積んである。
刈り込み池へ
六本檜まで下りてくる途中で、妻は風邪が治ったみたいと喜んでいた。しかし山越邸跡付近まで来ると「ああ疲れた。苦しいばっかりやで、もう山へは行かない。」という。すかさず「何を言っているの。きれいな景色は眺められてリフレッシュできるし、風邪は治るし、マラソンのトレーニングにはなるし、長い間やさしい旦那と一緒に歩いていられるし、一石何鳥にもなるんやで、こんな幸せな事はないやろ。」と言った。妻は「幸せな人」とつぶやいてあきらめた。

刈り込み池へは、この登山口からさらに林道を15分〜20分程度歩き、川を渡ってかなり急な階段を20分程度登る必要があります。

下山 14:24

                      HOME

inserted by FC2 system