柳の5滝を巡りながら、今立町の代表的な里山を歩き、約1時間で権現山の頂上に至ります。運が良ければ、カモシカやリスにも出会えます。 |
どうやって行くくの? 武生ICからも鯖江ICからも車で約20分です。今立町の南越中学校横の中山交差点から池田町(清水谷経由)へ向かう県道2号線で銭ヶ花集落(農協福間支所がある、中山交差点より約1.5km)まで進み、標識に従って右に進み約3km程で登り口の柳集落に到着します。 |
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駐車場 | ||
柳地区の集落内の狭い道を上っていくと、駐車場に着きます。駐車場の先に林道が続いていますので、道路脇にも駐車が可能です。 駐車場左にはトイレもあり、きれいに掃除されていてます。この先、トイレはありませんので、ここで用を足してください。 |
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不動滝 | ||
駐車場からの道は、よく手入れされた杉林の中を進んで行きます。道はコンクリート舗装されていて、布滝までは遊歩道となっています。 なお、不動滝より上に人家や施設はなく、基本的に滝の水は飲むことが可能です。下流で飲用される方がいるかもしれませんから、汚さないようにしましょう。 |
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お釜滝 | ||
遊歩道からお釜のような滝壺を見ることは出来ませんが・・・ |
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布滝 | ||
高さ約40メートルの布滝は、少し斜めになった岩肌を水が滑り落ちてきます。滑り落ちる途中でいくつもの波に別れ、先を争うように落ちてくるさまは、滝の頂上から反物をころがして拡げているようで、見飽きることがありません。まさに「布滝」の名を実感します。 駐車場から布滝までは数百メートル、ここまでは3〜4歳の子供連れでも来られると思います。かなり広い展望台とベンチがあり、家族やグループでバーベキューをしている姿をよく見かけます。(ゴミは必ず持ち帰りましょうネ!) 登山道は布滝の左側のやや急な道を高巻きして上って行きます。登ってしまえば、窓滝まではゆるやかな登りに戻ります。 |
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窓滝 | ||
近くには、平家の落人が隠れ住んだという「平家のこもり穴」があります。この付近にはカモシカが現れることもあります。 いよいよこの先は本格的な登山道。とは言っても、地元の集落の人が山の手入れにも通う道、危険なところはありません。1,2ヶ所滑りやすい所を注意しながら、ゆっくり登れば頂上は案外近い。 |
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夫婦(めおと)滝 | ||
登山道最後の水場です。 |
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大くぬぎの木 | ||
夫婦滝を過ぎて、急な登りをあえぎながら数分。 行く手に大クヌギの木が現れます。幹の周囲は約5メートル、たくさんの瘤をつけた大木は、「権現山の主」の貫禄があります。 |
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頂上 | ||
駐車場から頂上までは約1時間。ゆっくり滝を愛でながら登っても2時間です。 頂上からは、天気が良ければ樹間より丹南盆地の中央に横たわる三里山(周囲が約3里あることからその名が付いたと聞いている)越しに、三国港や日本海が見渡せます。 時間が許せば、ここから尾根伝いにさらに10分ほどで三峯神社へ行けます。 下山は、登ってきた道ではなく、表参道から降りましょう。結構急な斜面をジグザグに降りて行きます。 標高差約400メートルを一気に下って、赤い鳥居に付いたら、その右の脇道を通って駐車場に戻ります。 |
頂上の松ヶ嶽神社とその横の鐘(登頂した人は必ず鳴らすという) |
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寄り道 | ||
自分の登山は高山指向なので、県内の山は数えるほどしか登っていません。 でも、この柳の滝経由の権現山は見どころがいっぱいのファミリー登山にはうってつけの山だと思いますが、去年出版された越前若狭の山を紹介した本の中には入っていませんでした。 地元の山という愛着もありますが、とても残念です。 |
銭ヶ花から柳集落の間の3km程の間に、 (1)室谷区水間神社の大ケヤキ (2)佐々木小次郎出身地を記念した小次郎公園 (3)赤谷区の瓜割りの名水 があります。 また、銭ヶ花集落の農協支所の手前の看板に従って500m程進むと機織祖神の八幡神社があります。 |