2007年春 台所リフォーム大作戦

我が家の台所はいつ頃今のようになったのか?
少なくとも天女と結婚する前から今のままであったことは記憶しています。
という事なので、ほぼ30年経過している事になると思われます。
従って、いろいろな所がくたびれて来ているのでありました。
しかしながら錆鉄人の「金無し」を理解している天女なので、
はやりのシステムキッチンが欲しいなどと錆鉄人を困らせたりはしません。
もちろん、「地球の為に無駄な資源を使わない」という理想に燃えているからでもあります。

台所の改造に至る経緯
しかしながら、数年前から台所の床が撓むようになってきていたのですが
今年になって急激にその撓みが目立つようになり、
このままでは踏み抜いてしまうのではないかと心配になってきました。
そこで、大工さんに床の貼り替えをしてもらい、
ついでに「思い切って!」システムキッチンにしようと提案したのでありました。
普段は2人だけの生活ですが、3年前にメグとクバの結婚披露宴をした時には
クバのお母さんが「くたびれた台所」にも足を踏み入れられたし、
この先も、クバのお母さんだけでなく、
他のお客様に入ってもらっても一応恥ずかしくない台所にしなくては・・・という思いは天女も同じで
遂に、国宝級とまではいきませんが(あと100年使っていると国宝になったかも?)
「我が家の重要文化財級」の古い台所の改造を決意したのでありました。
ちなみに、錆鉄人家の国宝は「家族」であり、
重要文化財は「思い出」であります。

という事で、一大決心をしたのではありましたが
「金無し錆鉄人」家なので、2人共仕事をしています。
大工さんに工事をしてもらうとなると、無人の家に入って工事をしてもらうしかありませんが
それは「嫌」と天女が難色を示したのでありました。
我が家は田舎の家なので部屋に鍵などかかりません、
というか、障子と襖の部屋ですから、どの部屋でもフリーアクセスです。
勿論、大工さんが関係のない部屋を覗き見たりする可能性はないと思いますが
一応、他の部屋も見られても良いように片付けする必要が出てくるのでありました。
しかしながら、これが簡単なことではなく
(山ほどある不用品を処分すれば良いのですが
 天女は地球の為にリサイクル・リユース出来る可能性のあるものは決して捨てないのであり、
 その為に我が家は蔵を建てなければならないのではないか、と思われる位なのでありました。)

錆鉄人もどうしようかと思案し、リフォーム大作戦は頓挫しそうな雰囲気でありました。

そうしているうちに、
娘夫婦が今年のゴールデンウィークには帰省せず
天使の優貴君を見せる為にクバの母国ポーランドに行き、
ヨーロッパ観光もしてくるというという事になったので、
錆鉄人は急に「暇」が出来たのでありました。
しかし暇があっても、
親離れならぬ「天女離れ」出来ない錆鉄人は「一人では遊べない」ので
このゴールデンウィークを使って、自分で台所の床の張替えをして
システムキッチンを入れてもらう事にしたのでありました。
勿論、飛行機の確保が困難なゴールデンウィークにヨーロッパに行くというのですから
娘夫婦のヨーロッパ行きは3月初めには決まったので
ゴールデンウィークまで十分な準備期間があったのでありました。

【台所の現状・経年変化】
1.天井
天井の石膏ボード(ジプトーン)がかなり黄ばんできました。
継ぎ目からは埃と思われる汚れが見えます。
でも、歴史を感じていいんじゃないでしょうか。
張り替える必要性は感じません。(と天女は申しております)
  って、単にお金がないというのではなく、
  地球の為に無駄なリフォームはしないという事であります。
(念の為に言っておきます)
2.壁
天井同様に薄汚れてきました。
でも、歴史を感じていいんじゃないでしょうか。
張り替える必要性は感じません。(と天女も申しております)
  って、単にお金がないというのではなく、
  地球の為に無駄なリフォームはしないという事であります。
(念の為に言っておきます)
3.床
数年前から所々が沈み込みだして、範囲・沈み込み量ともに拡大しています。
そのうちに踏み抜きそうなので、安全上からも張替えが必要です。
お湯でも持っていて、床が抜けたら大やけどしないとも限らないですから。
4.勝手口の出入り口のアルミサッシ
開けるたびにレール部に擦れています。
戸車が減ってきたのか、レール部分が凹型にたわんだ為ではないかと思われます。
これはそのうちに自分で原因を突き止めて修理しようと思っています。

という事で、大工さんに床の張替えをしてもらい、
ついでに台所セットも「システムキッチン」に買換えようという事になったのでありました。
ちなみに、4番目の姉が数年前に台所をリフォームして「600万円も費やした」と聞き、
(買物に2人で出かけた時に米を持って行って、ついでに見学してきました。)
金無し錆鉄人も「覚悟」を決めてリフォームを決意をし
古びた台所で文句も言わずに家事をしてくれている天女に感謝して
「お母さんのしたいようにするから、欲しいものを選べばいいよ。」と言ったのでした。


ちなみに、錆鉄人はこれまでにも
居間を3畳分ほど板張りにしていますし、
お風呂の脱衣所の床がシロアリでボコボコになった所も張替えています。
庭のコンクリートもすれば、雨樋の修理、畑へ井戸水の配管をして蛇口を付ける工事などもしています。
(井戸水の配管だから違反ではないと思うのですが・・・)
という事で、時間は大工さんの2倍以上掛かるかもしれませんが、
ゴールデンウィークの暇つぶしにのんびりとやる事にしました。

3月24日午後は雨になったので、
小屋に「仮の流し台」を設置し、蛇口を取り付けホースで配管も完了。
外にある井戸水の蛇口に取り付けた散水ホースのワンタッチカプラーとの差し替え利用です。
流し台は何故か小屋の2階に流し台があったのです。(父と2人で引き上げた記憶はあります・・・)
30年前に使っていたものではないかと思われます。
排水のホースを買ってきて取り付ければ、今日にも利用可能です。
雨の時に野菜を洗ったりするのに便利な気がするので、
キッチンリフォームの完成後もそのまま設置しておくかもしれません。

これからしばらくは仮流し台の周囲を片付けて、台所用品を移動させるスペース作りを行います。
なにせ、30年以上前の流し台が捨てずにある位ですから、ガラクタがトラック数杯分もありますから・・・
実際の作業は4月28日から始めて、5月4日までに完了し、
5日、6日は田植えの予定としました。(代掻きを田植えに合わせてお願いしました。)
連休中の天気が良い日には久しぶりに白山にでも登ってこようかと思っています。

【錆鉄人家の台所設備の変遷と買換え予定】
1.流しセット
30年変わっていませんが、
天女はシンクにある「まな板収納部分」(まな板はとっくに捨てました)の掃除がし難いとこぼしています。
当時は便利だと考案され、普通のシンクよりかなり割高だったはずですが・・・。
その為か天女はカタログを見て、
一部が丸く凹んでいるシンクは嫌だ、シンプルなものが掃除が楽だから良い、と言っています。
錆鉄人的にはスポンジ1〜2枚分の面積だと思うので
使い勝手で判断したほうが良いと思うのですが・・・

それよりも、野菜の切れ端などのゴミ処理を考えて欲しいと思っています。
いつもシンクの片隅に生ゴミが置いてあって見た目も悪いし、ゴキブリの餌になっていると思うからです。
ステンレス(錆び無し)と言いながらも、一部に錆びが出てきているのも、
「錆鉄人」家のキッチンらしいと言えるかも知れませんが、買換えてきれいにする予定です。

という事で、憧れのシステムキッチンに買換えるのですが
(でも、天女は全くと言って良い程憧れてなんかいません。)
天女は食器洗い機内蔵のものはいらないと言っています。
2人だけなので茶碗と皿で数枚しかないので、
「食器洗い機にセットする間に洗い終えてしまうわ。」と言っています。
天女の性格から言っても、あったとしても余分な電気エネルギーを使う装置を使うはずがありません。
さらに10年後に壊れた時に、取り替えられるものがあるかどうかも分かりません。
(15年前に設置したTOTOのウォシュレットを、ちゃんと修理してくれたのには感心しましたが!)

今はL型構成ですが、コーナーの部分は死んでいるようなものなので
天女はストレート(I)型のセットが良いと言っていましたが、
錆鉄人はコーナーは無駄でも、移動が少なくて済むからL型が良いと主張しL型に決まりました。
錆鉄人はタカラのホーローがきれいでいいなと思ったのですが
記憶力の良い天女は、ホーロー鍋が数回で剥がれた忌まわしい過去を忘れられないので却下されました。
という事で、他にもいくつもカタログがあったのですが天女の好みでINAXに決定。
トップの材質は人工大理石がきれいなのですが
熱いものは直接置かないように注意書きがあり、
表面のコーティングの耐久性にも疑問があったのでステンレスに決定しました。
(何せ、天女は1000歳で死ぬまで使い続けられるものを買おうと考えているのですから!)
設置と配管工事はプロにお願いする予定です。
井戸水の配管のどこかで水漏れしているので、
水漏れがひどくなった時に配管替えが出来るように予備の配管をしておこうかと考えています。

天井の吊下げ式戸棚については、
今あるものが機能を果たしているので買換える必要はないと言い張っています。
錆鉄人も地球の為に、「新しいものが良いという考えは捨て、使える間は使おう」と同意しました。
決して金がないからではありません!
何せ数百万円の出費は覚悟したのですから・・・

2.ガスレンジ(プロパンガス)
1〜2回買換えています。
壊れたとしても娘が大学で使っていたものがあるので、当分買換える必要はないでしょう。
天女は電磁波は身体に良くないと信じ込んでいるので、
というより、天女には電磁波が害を及ぼすに違いありません。
電子レンジには厳重に電磁波防止シールを貼って、しかも作動中は近付きません。
従って、クッキングヒーターを買うことは天女の生涯にわたってないでしょう。
しかしながら、システムキッチンのカタログを見るとガスコンロは組込式になっています。
という事で、今あるものは捨てるしかないようです。

3.電子レンジ
天女が嫁入りで持ってきたものを買換えたのが現在のレンジですが、
15年程前に20万円程したケーキなども作れる多機能の最高級品ですが
天女は暖め以外の使い方をマスターすることは遂にありませんでした。
しかし、娘がクッキーなどを作りました。
おっと、思い出しました!
天女も頑張って誕生日のケーキなどを作ったのでありました。
凄いな!天女は!
ところが5年以上前に電源スィッチが入らなくなり、錆鉄人が見事に修理して使えるようにしました。
しかし、その為「かなり気まぐれ・人見知りをする」ようになって、
天女は暖めが1回で出来ないとこぼしています。
錆鉄人が休日にカレーライスを暖める時は「おかず温めモード」でバッチリなのですが・・・
クバが単身暮らしをする時に買った単機能の電子レンジが蔵に仕舞ってありますが
天女は暖めるだけで複雑なことはしないから、それを使おうと言っています。
しかし、錆鉄人的には、ヘルシオ的な加熱水蒸気のレンジが欲しいと言ったら
錆鉄人の健康をいつも考えてくれている天女は買い替えに同意したのでありました。


4.冷蔵庫
これも天女が嫁入りで持ってきたものを1度買換えていますが、優に10年以上経過しています。
5年程前にモーターの電源が入った時の騒音がひどくなったのですが、
錆鉄人が防振ゴムを調整して今は静かです。(何でも自分でするのが錆鉄人流
しかしながら、錆鉄人的には「自動製氷器」が欲しいので
「新しい冷蔵庫は電気代が半分以下だよ!」省エネ好きの天女の洗脳に努めています。
我が家では冬はコタツを常時使っていますが、
夏はほとんどエアコンを使わないのに冬より電気代が数千円高いので
冷蔵庫の電気代ではないかと考えているのでありました。
(なにせ、冬は「冷蔵庫より室温のほうが寒い」という自慢の「南極越冬隊より寒い生活」をしていますから・・・)
一応、400Lクラスのものに買換えたいと思っています。(現行350L)
(天女は買いだめが大好きなので冷蔵庫はいつも満杯なのです!でも期限切れになる前に使ってね!

という事で、4〜500万円かかるのかな?と覚悟していたキッチンのリフォームですが
何と100万円位で済んでしまいそうな雰囲気です。 (胸を撫で下ろす錆鉄人でした!

錆鉄人家は、物には拘りませんから・・・
「便利」という製品は基本的に「地球の為に良くない」し、
身体を動かさなくなるから、「自分自身にとっても良くない」ものである事が多いのです。

そしてブヨブヨになった身体を痩せさせる為、お金を払ってフィットネスクラブに行く
・・・って、
馬鹿じゃないかしらん?

人間よ、怠惰をやめて身体を動かそう!

(天女は普通の人の倍も動き回ってかいがいしく家事をしてくれているので、いつもガリガリです。)

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