環境基本条例制定について

                                     今立町××  ○○ ○

 環境関連のホームページにアメリカ・ナバホインディアンの『自然は祖先から譲り受けたものではなく、子孫からの借り物である』という言葉が出ていました。ひとりひとりがこの言葉をかみしめ、私たちの子孫の為にこれ以上の環境悪化をくい止め、よりよい環境を保持する為の責任と義務を感じ、行動しなければならないと考えます。

 しかしながら、今まで、特に先進国の人類は「先祖から譲り受けた自然(地球)をどんなふうに使おうが勝手だ」という不遜な態度で自然破壊・環境破壊・環境汚染を繰り返してきました。その結果、海が、川が、大気が、地下水が、食料が汚染され、生活環境や森林が破壊され、さらにオゾン層まで破壊が進み、これらの「汚染・破壊の慣性力」は、京都宣言でも押しとどめる事は困難と思われます。環境汚染による人類(のみならずほとんどの生物)の破滅に至る終末時計は、その秒針の進む速度を今も加速していると思われます。

 このような情勢のなかで、自分は今立町が環境条例を制定するうえで、
以下の点が重要であると考えます。

(1)
普遍的かつ先進的であること
     世界的に通用し、模範となる内容であること
(2)分かりやすい言葉と内容で記述すること
     法律用語的記述は避けると共に専門用語には解説を付け、
   小学生高学年以上が理解できる内容であること

(3)単なるスローガンに終わらせないこと
     低レベルの実践に止まってもならない。
(4)町民(地球人)の権利と義務を明確にすること
     地球人として良い環境を積極的に守るための行動の義務と、
   よい環境で生活する権利の確認を行うこと

(5)町政の情報公開を徹底すること
   町民全員(あるいは世界中)の監視とバックアップを得る体制を構築すること
   (単
なる環境条例制定の情報公開を言っているのではない)

 ちっぽけな自分、ちっぽけな今立町を考えたとき、巨大な風車に突撃するドン・キホーテ以上の空しさを感じない訳でもありませんが、巨大な堤防も蟻の1穴から決壊するとも言われます。ちっぽけな自分、ちっぽけな今立町ではありますが、「正しいこと」「大事なこと」に精一杯取り組むこと、行動することが責務であると考え、環境基本条例の制定に参加したいと思います。

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