山陰旅行 親孝行のつもりで温泉旅行に行こうという所に いろいろとくっつけてハードスケジュールにする錆鉄人お決まりの計画です。 従って、最初の目的だけでも 1.親孝行旅行(天女のお母さんと温泉に泊まる) 2.二女の良縁祈願の為に出雲大社に行く(二女も同行) 3.米子に住む天女の恩師に逢いに行く(体調不良との事) 4.天気が良ければ大山登山をする(天女と二女は未登頂) 5.お母さんと錆鉄人は2人が登山している間に足立美術館見学 6.八重垣神社に行き二女の結婚占いをする(お遊びのつもり) 7.島根ワイナリーのワイン祭りに行く(出雲大社の近くにある) 7.帰りに遠回りしてラジウム温泉の三朝温泉に日帰り入浴 という欲張りな計画を1泊2日で計画していたのでした。 足の弱ってきている天女のお母さんにも配慮したつもりでしたが 結構歩かせてしまいました。 でもとても喜んで下さいました。 |
実際のスケジュール | ||
天気予報で14日も15日も天気が良くなさそうなので、前日のうちに大山登山は諦めて、みんなで足立美術館に行く事に変更しました。 それで登山口と足立美術館の間を往復する時間が不要になったので、出発時間を1時間遅くして朝の6時に出発しました。しかしながら、絵心のある?天女が足立美術館で横山大観の絵に見惚れていて(実際は絵の説明文を読むのが遅いという理由でありました!)結局足立美術館に2時間半もいたので予定より遅くなって恩師のM先生のお宅に到着しました。足のお悪い先生でしたが、奥様と一緒に大歓迎して下さいました。先生はいろいろと病気を抱えられているとの事でかなり心配です。天女とユミちゃんは先生の蔵書から1冊づつ本を頂きました。先生の所でも長居をした上に雨は止まないので、1日目はそのまま玉造温泉に行くことにしました。 こういう時、助手席にユミちゃんがいると大助かり。取説を読まないでもカーナビで目的地の設定をしてくれます。設定の仕方を全部聞いて半分忘れてしまい、結局設定が出来ない天女は「何てすごい子供を生んだのだろう」と感動することしきりでした。 という事で、玉造温泉グランドホテル長生閣に入ると、まずはロビーで抹茶のサービス。部屋に案内されると、予約したのと違って豪華で大きな部屋にビックり!(8畳のはずが12畳で、しかもトイレは2つ、洗面台も2つに、さらに化粧専用室がありました)大感激でしたが、もしかして高い料金を払わされるのではないかと気の小さい錆鉄人は不安でした。でも翌朝の支払は予約した金額だったので良かったです。(当然かもしれませんが)きっと団体さんが多かったので、1グループだけを違う部屋に出来ないという理由だったのではないかと思いました。 そんなに高くない宿泊費でしたが、料理もとても満足でした。その後で本当は安来節のショーを見に行こうと思っていましたが、雨が降っていたので止めて、従業員による太鼓と庭園のイルミネーションショーを見ました。宿泊客を楽しませようと一生懸命な感じが良かったです。 |
2日目は、実は八重垣神社での結婚占いがメインとなった感がありましたが、雨が降っていたので、先ずは出雲大社に行き、しっかりと良縁祈願をしてきました。途中にワイン祭りをしている会場があり、候補には挙がっていたのでしたが、あまりの混雑振りにパスして、天女のお母さんが散策したいと言う松江城をを目指しました。時間的に昼食時間になったので、るるぶを見て松江名物の鯛めし(1,575円)を食べるために「みな美」に行きました。これもユミちゃんが目的地を設定してくれるので楽です。鯛めしばかりではつまらないので錆鉄人は「さざなみ」といううなぎ定食のようなものを注文しました。(2,520円)これはみんなにも少しづつ試食してもらい、天女の鯛めしを1/3程もらいました。全部とてもおいしかったです。 続いてすぐ近くの松江城を散策。想像以上の立派な石垣でした。 雨も都合良くやんでくれたので、いよいよ運命の八重垣神社へ!松江まで着てしまったので、今しかないというタイミングでしたが、しっかり雨が止んだのは幸先の良い結果を示しているのでしょうか?(親としては、雨が降っているほうが紙が早く濡れて沈むのも早いのではないか、と思っていたのでしたが・・・)八重垣神社は思っていたよりこじんまりした神社でしたが、結果は万々歳!全員歓喜の声を上げました。 後は三朝温泉に行くだけですが、徐々に夕方が近付き目的の「旅館大橋」が受け入れてくれるかどうかが心配でしたが、OK。天女とお母さんを先に下ろして駐車場へ、満杯に近かったのですが何とか駐車して温泉に入りました。お母さんも「この旅館に泊まりに来たい」という程良い温泉だったとの事で良かったです。 という事で後は帰るだけでしたが、京都でユミちゃんを下ろすのと入れ替わりに京都にいる姉を乗せて、家に着いたのは午後11時近くになりました。 総走行距離約1,200kmの旅行でした。 |
|
足立美術館 | ||
実は錆鉄人はかって足立美術館を見学したことがあったのでしたが、ほとんど忘れていました。 アメリカ(何故アメリカにあるのか不思議ですが)の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」で3年連続庭園日本一に選ばれたという名園と、特に横山大観のたくさんの作品で有名ですが、入場料が1人2,200円と高いのが金無し錆鉄人には痛い所です。ホームページに割引券があったので(1人2,000円になる)ちゃっかり印刷して行きましたが、天女もこんな高いのだから2時間はいなくては元が取れないと言い出す始末でした。 まず庭園は本当に見事で感嘆しきりでしたが、庭木の剪定か何か作業をしていたらしく、昼休み(たくさんのおにぎりを持っていったので車の中で食べて丁度12時頃に入館しました)もその脚立が置き去りにされていて、最高の写真が取れなかったのが残念でした。 その後、美術館に行きましたが、天女は写真に添えられている説明書をじっくりと読むのですごく時間がかかりました。大観の絵も良かったですが、童画がすごく気に入った天女は童画の画集や絵葉書を買い大満足でした。 |
このすぐ左がメインの庭なのですが 脚立が邪魔をしていました! |
|
恩師M先生訪問 | ||
次はM先生訪問です。カーナビで住所を設定したらちゃんと案内してくれましたが、家の前に着いたら先生と奥様が雨にもかかわらず出迎えて下さいました。自慢の天女米を一袋(30kg)おみやげに持って行きました。(専制からは毎年梨を頂いています)13年前に1度訪れただけですが、先生は子供の名前も覚えていてくださって感激しました。 先生は数年前に病気をされて足が悪くなり、今は運転もなさらず、他にもいろいろと病気を併発されていらっしゃるとのことでした。先生は身辺の整理をなさっていて、天女が名古屋時代に出した年賀状から今までの手紙26年間分をアルバムに貼って返して下さいました。先生がもらった手紙類は全部で7,000通ほどあるらしいのですが、その全部を相手の人に返そうと思っているとの事でした。先生のその覚悟を聞いた時、思わず涙ぐんでしまった錆鉄人と天女でした。頑張って長生きされて欲しいと思いました。 |
最後に記念撮影をしました。 天女は今にも泣きそうでした。 |
|
玉造温泉グランドホテル長生閣 | ||
先生のお宅は米子空港の近くだったので中の海の北側から大根島(おおねしまかと思ったらだいこんじまでした。ユミちゃんは一年生の時にこの付近をワンゲル部で歩いたとの事でした)を通って、宍道湖との間を通って玉造温泉に向いました。 玉造温泉グランドホテル長生閣は、ホームページを見ると日本のホテル百選で、クチコミ情報でも満足度が非常に高かったので決めましたが、我々もすごく満足しました。 その中には、料理が冷えていたとかいう古城がありましたが、ちゃんと改善されたのか、食べるタイミングも見計らかって出てきて、おいしかったです。部屋には普通の冷蔵庫以外にもお客様用冷蔵庫(と部屋係の人が言った)があって、持ち込みを容認しているみたいでした。(金無し錆鉄人は、部屋に入るなりユミちゃんとコンビニで買ったビールを飲んで、夕食の時は生ビールを2杯飲んだだけでした。天女とお母さんでお酒を2本飲みました。) とても満足だったので、クチコミ情報にも投稿しようかなと思っています。 |
出発前にロビーで撮影 奥は前夜のイルミネーションショーの庭 |
|
出雲大社 | ||
出雲大社は13年前にM先生宅を訪れた(この時は先生がホテルに招待して下さったのでした)翌日に親子でお参りしましたが、今回はユミちゃんがメインです。 行く途中に島根ワイナリーがあり、雨の中かなりの混雑振りで駐車場に入る車の列を見て、あっさりとワイン祭りはやめることにしました。(錆鉄人は「待つ」のが嫌いなのです) 出雲大社では良縁を授かった長女に代わって御礼をして、二女のユミちゃんの良縁を祈願しました。お母さんも孫(天女の弟さんの子供たち)の良縁祈願をしたと思います。 |
これで良縁は間違いなし 従って八重垣神社の結婚占いも 良い結果となって当たり前のはずでした。 |
|
みな美 | ||
昼食は松江で有名な「みな美」に行きました。カーナビで場所は分かったのですが、狭い所に入り込み、また狭い駐車場に車を停めました。でも駐車場に近づくと係員が案内してくれ、玄関までの傘も出してくれサービスが行き届いていました。 団体さんが一杯で予約なしで行ったので少しロビーで待ちましたが、その間に天女はお土産が買えて満足してました。 落ち着いた部屋に通されると、外には宍道湖が見えました。 天女とユミちゃん、お母さんは鯛めし(1,575円)を、錆鉄人は天女の鯛めしを半分食べるので違うものをという事で「さざなみ」(2,520円を注文しました。これはうなぎの定食?で3人にも分けて食べましたが、これもおいしかったです。 ここはお勧めです。 |
これが有名な鯛めし! おいしかったです。 |
|
松江城 | ||
すぐ近くが松江城です。お母さんは以前に、船に乗って遊覧したとの事で松江城を歩いてみたいとの事で行きました。 行ってみると、想像以上に立派な石垣に驚きました。右の写真の所までは無料で行けますが、お城の中は入場料が必要です。お母さんは足腰が弱っているのでお城の中の急な階段は危ないと思い、時間もなかったので行きませんでした。 |
||
遂に!運命の八重垣神社へ | ||
いまや今回の旅行の最高のイベントとなった感のある結婚占い(恋占いともいう)を」するために、松江からは少し戻る事になりましたが八重垣神社に行きました。 運よく雨は止んでいました。それとも運悪くというべきでしょうかか(雨が降っていたほうが早く沈むと考えられます) 期待よりも不安な気持ちで神社にお祈りを捧げ、奥の院へ・・・ |
||
三朝温泉「旅館大橋」 | ||
最後は世界一のラジウム温泉とも言われる三朝温泉のなかでも、建物じたいが国の記念物に指定されているという「旅館大橋」で立ち寄り入浴です。 雨の中を米子自動車道湯の原ICまで走り、さらに山の中を1時間程走って、夕暮れが近づく頃やっと旅館大橋に着きました。玄関の所で駐車場を聞きましたが、駐車場は狭くやっと駐車しました。 時間も遅くなっていたので1時間で上がる約束で別れて温泉に入りましたが、お母さんはとても気に入って、この温泉に泊まってみたいという程で、一人1,000円の料金以上の価値があったと思いました。 それから、もう一度米子自動車道まで戻り、家に帰ったのは午後11時近くなりました。 |
(旅館大橋のHPより拝借しました) ラジウム泉の蒸気(ラドン)を吸う事によって 疲労回復、免疫力の上昇、体内の細胞の活性化につながり これを「ホルミシス効果」と言うそうです |