錆鉄人の買いたい心書(解体新書ではありません)

其の1.自動車買い替えの巻(読み応えあり!2005年3月購入後も更新中)
其の2.デジカメ買い替えの巻(リコーのCaprio R4を買いました)
其の3.HDビデオの巻(考慮中)
其の4.耕運機の巻(2006年2月13日購入)
其の5.薄型テレビの巻
其の6.台所のリフォーム
其の7.再びデジカメ購入の巻
其の8.再々デジカメ購入の巻(2009年7月)
その9.パソコン購入の巻(2009年10月)

其の9.パソコン購入の巻
錆鉄人は会社のノートパソコンを自宅や出張で利用する為に常に持ち運んでいて、ついでに個人的なデーターも一緒に扱ってきましたが、時代の流れで情報漏洩対策としてパソコン利用が制限されるようになり、デジカメのデータ等を分離する必要が出てきました。

現在使用しているノートPCはDVDはROMのみで、CDには焼けますが容量の少ないCDではすごく面倒です。
という事で、天女のノートPCを使って一部はDVDに焼いていたのでありましたが、いよいよ容量が一杯になってきてしまったので外付HDなどを考えていた所に、パソコン利用制限のお達しで、数年ぶりに自分用パソコンを買う事にしたのでありました。(逆に数年前までは、貧乏会社なので錆鉄人の個人パソコンを仕事に使っていたのでありましたが・・・)
久しぶりのパソコン購入、コストパフォーマンス第一主義の錆鉄人はデスクトップにも大いに惹かれました。
しかしながら、高性能なパソコンが必要な事をする計画は当面ない事と、地球の為に省エネのノートPCのほうが良い、いざとなれば持ち運べるし・・・という事でノートに決定。

折しもWindows7の発売を控えて旧機種の安売りがあるかも・・・と思っていましたが、購入時期を逸して7の発売を迎えてしまいました。
という事で、焦りを感じつつ再度機種を選択。金無し錆鉄人は「低価格でそこそこの性能」という「相反性理論」に挑戦し、価格ドットコムを調査。
遂にLenovo G550 2958-27Jをピックアップ
(ThinkPadという名前のほうがカッコいいのですが、のれん代があるのか、価格性能比は1段落ちるので断念したのでありました)

CPUはCeleron T3000 (1.80GHz+1GB)という事でやや非力ですが、現在使っているノートがCore2のT7100(1.8GHz)なので、あまり遜色はないかなと想像。
ちなみにこの時期のノートPCでCeleronとなるとCeleron 900(2.2GHz+1MB)もラインアップに加わっている事が多いのですが、こちらはシングルコアなので、2.2GHzと周波数は高いが、デユアルコアのT3000のほうが性能は上だろうと想定。(ラインナップでどちらも使っている機種があるが、T300が上位機種!)
調べてみると標準時消費電力はCeleron 90015.46Wに対してCeleron T300014.62Wとこちらの方が少ないのも優位点。
今年のモデルなので液晶が15.6型 (1366×768)なのは◎(でもDVDを見るってことはないかも?)
ちなみに外部出力時は2,048×1,536ドット(1,677万色VGA出力)というのも美しい。
メモリは3GB(2GB+1GB:PC3-8500 DDR3 SDRAM)と水準以上
HDDが250GBなのはこの価格帯のノートとしては秀逸
勿論、光学ドライブはDVDスーパーマルチ 2層対応
無線LAN内蔵
さらには内蔵カメラ(30万画素はやや不満ですが・・・)まで付いていて
44,428円送料無料!
抜群のコストパフォーマンス!

勿論8月5日発表の旧機種なのでOSはVISTAの Home Premium (SP1)ですが、1,680円(送料込)で7にアップグレード出来るので心配はありません。

ちなみにWindows7発売と同時に発表されたDELLのInspironは64,980円でHDDが320GBという以外はほぼ同じ仕様です。
おっとメモリは2GBと少ないので原価的には大差ないはずです。

という事で、結婚記念日の10月26日、注文したのでありました。
今時Officeは無くても無料ソフトで済むので、とりあえずはこれっきりでOKです。
本当はカードリーダーがあると楽なのですが、その機種は一気に高くなるので、1,000円もしないカードリーダーを買って天女のノートと併用するほうが良いという結論に達したのでありました。
という事で、44,000円送料無料と最安値表示の横浜卸売で注文しようとしましたが、「該当製品はありません」との表示。(試しに27日も覗いてみましたが、やはり該当商品無しと出たのでインチキっぽい会社です。)
しかたがないので、44,428円(送料無料)という微妙な値付けで2番目に出ていたニッシンパルのHPを開くと、ちゃんとありました。代引き料金800円をプラスして、45,228円で注文完了。午後2時までの注文は即日発送と書いてありましたが、夜に発送完了のメールが送られてきて27日には受け取りました。ニッシンパルさん偉い!


其の8.再々デジカメ購入の巻
【経緯】
デジカメの購入は再々ぐらいではなく、少なくとも10台は買っているのではないかと思われますが・・・
其の7のパナソニックのTZ-5、錆鉄人の要望がほぼ詰まったコンパクトデジカメで十分満足していました。ただ、花の青い色がほとんど乗らないという事を除けば!(山に登って高山植物をたくさん撮っていますが、がっかりする事ばかりなのでありました。)
と言う事で、天女が登山の汗で白く塩を吹いたザックと一緒にデジカメを水に漬けて洗ってくれても、再びTZ-5を購入したのでありました。(デジカメはオシャカになりましたが、翌日メモリーカードは奇跡的に復活し、データーだけ取り出せたのでした。しかし、その翌日にはオシャカになっていて、全く奇跡のような復活劇でした。)そのTZ-5は、大朝日岳と下山後の米沢城址で合計3回も落っことしたのですが、奇跡的に撮影機能には異常がなく今日に至っています。(もっとも、レンズカバー収納部の金属カバーがひしゃげたので、レンズカバーが正常に収納出来ないので、手で押し込んでやらないと、写真の右上と左下が黒くなってしまいますが・・・)

そして、古くなったとはいえ、R6はまだ顕在で、それは天女のカメラとなっていたのであります。
という事で、6月14日の黒部五郎岳にワープします。
前日は横浜で天使達の撮影でかなりの枚数を使い、黒部五郎岳では長い道中でも写真を撮り続けていたら、バッテリーがなくなってしまいました。という事で、天女のR6を貰って撮影を続けておりました。稜線を戻っている途中、ガスに巻かれ下山ルートがわからなくなってしまい、しばらくパニック状態に陥り、行きつ戻りつしましたが、錆鉄人は冷静になって稜線を進み、見覚えのあるピークに到達しました。天女に「ここ覚えているやろ?」と聞きましたが、いつも足元しか見ていない天女なので、首を横にふるばかり。
それではという事で、「来る時に撮影した写真を見せて天女を安心させてやろう」と考え、カメラの画像をめくりながら歩いていたら、錆鉄人も足の誤まり(弘法も筆の誤り・・・からの引用、猿も木から落ちるが正解ですが・・・)何と、こけてしまいました。かつての錆鉄人ならば、こけても決して倒れずいつも静かに笑っていた(「雨にも負けず」より)のでありますが、寄る年波には勝てず、地球に激突してしまいました。しかしながら、かの貴乃花のように、錆鉄人は倒れたその瞬間においてもカメラを持った手首を持ち上げ、カメラの損傷を避けるという勝負に徹した、じゃなくて、カメラを守ったのでありました。
が・・・、錆鉄人が身を捨ててカメラを守ったにも関わらず、倒れた時の衝撃が肘から伝わってレンズのメカに悪影響したようで、レンズが戻らなくなってしまいました。
撮影モーードじゃなく、撮った写真を見ながら歩いていたので、そういう時はレンズが収納されるルーチンになっていたら、カメラは助かったのではないかと思われます。リーコーの技術屋さん、もう少し考えて作って下さいね。

という事で、天女の使うカメラがなくなってしまいました。
愛妻家の錆鉄人は、ほうっておけません。早速新しいデジカメを買って、錆鉄人の今使っているTZ-5を天女に譲る決心をしたのでありました。(って、本当は新しいデジカメが買いたいだけでしょうが、と言われれば、全くその通りであります。常に、「天女のために」というのは錆鉄人の言い訳の為の枕言葉でありまして・・・)
TZ-5の新型、TZ-7は発売前からリサーチ済み!
その他、キャノンやオリンパスからもTZ-5とほぼ同じサイズの10倍ズームが発売されているのもリサーチ済み。しかしながら、TZ-7と比べれば、魅力はかなり落ちるというのが、錆鉄人の結論でありました。
という事で、再度TZ-7の特徴をおさらいします。
広角25mmから望遠300mmの12倍ズームとズームはさらに上下に進化
重量もTZ-5の214gから206gと血のにじむような努力の跡が伺えます。(技術者の錆鉄人はこういう所は評価したい)
動画撮影機能は1280x720と変わりませんが、従来のJPEGに、AVCHD Liteが追加されて、ビデオとしても使い勝手が向上
  もっとも錆鉄人は、ダイヤルが勝手に回っていた時以外、動画を撮影した事がありませんが、天使達を簡単に撮影出来るのは魅力です
画素数も、1010万画素(有効画素)/1270万画素(総画素)と上がっている。
  もっとも、画素数増加が必ずしも画質のアップにはつながりませんが・・・

という事で、勇んで価格ドットコムを開く錆鉄人でありました。
発売からすでに数か月が経過しているので、今頃はもう3万円をかなり下回っているはずだ!と考えながら・・・
しかし、そこに出ていた金額を見て錆鉄人は驚いてしまいました。
3万円を下回るどころじゃなくって、確か3万3千円位でした。
金無し錆鉄人の希望金額をはるかに越えており、これは待つしかないと考えました。
もう一度、キャノンやオリンパスのカメラの仕様を調べてみたり・・・

と、そこに伏兵、
尖った特徴を持ったカシオが参入!
EXILIM Hi-ZOOM EX-H10
が発表になったのです。
カシオはデジカメの先駆者で、
その後も薄型、軽量、バッテリーの長寿命、さらには様々な撮影機能などで
コンデジ業界の中ではそれなりの地位を占めていましたが、
そういう機能は
遅かれ早かれ他社が追い付いてくるものなのであり、
コンデジの性能・機能アップが一段落した昨年辺りから、
「もうカシオはダメじゃないか、これからはパナ・ソニーとカメラメーカーしか生き残れないのではないか」
心情的にはカシオファンの錆鉄人は、その行く末を案じていたのでありました。

そこで、カシオが見出した活路はハイスピードという事ですが、
それはそれで面白い機能で、それはこのカメラでしか出来ないという
一芸名人的な所がありますが、
万人受けする機能ではないのでそれほど売れず、カシオの決算は真っ赤っか!
だったというのはよく御存知でしょう。
日本が付加価値、付加価値とばかり唱え、基本の安く良い物を大量に作るという技術を忘れてしまい、
「ガラパゴス現象」と呼ぶ世界に通用しない特殊な製品ばかりになってしまい、
世界の市場は、韓国や台湾のメーカーに席捲されているように
これでは駄目だな、と錆鉄人が思った通りになりました。

そこで反省したカシオは(って、勝手な想像ですが・・・)
やはり普通のカメラの機能でも負けない商品に、このハイスピードを加えれば(さらに安くすれば)売れると気付いたのでしょう。
さらにダイナミックフォトという他社にはない機能も付けてきました。
その機能は、
広角24mmから望遠240mmの10倍ズーム
  TZ-7とは望遠では負けていますが、広角では1mmですが勝っていて、ここは大きな差が出る所です。
  望遠のほうは、デジタルズームという機能もあるので、それほど差が出ないのであります。
薄型軽量のカシオの真髄たる軽量コンパクト!
  1gにも拘る錆鉄人なので、164gは大いに評価出来ます
何と1,000枚の長寿命バッテリー
  大型バッテリー使用で、バッテリーを含めた重量はTZ-7を超えるという事はないでしょうね?と言いたいですが・・・
最短撮影距離が標準で15cmというのも良(これはリコーには勝てませんが・・・)
  ただし、マクロにしても7cmってのは・・・、TZ-7でさえ50cm→3cmなんですから。
  レンズを作っていないカシオの技術者の辛い所でしょう。
動画は標準のJPEGで1280x720。まっ、これでいいんですよ、所詮。
こちらには、ハイスピードとダイナミックフォトという飛び道具がありますから・・・
とカシオの技術者が言ったかどうかは分かりませんが、
何を重視するか、何を妥協するかによって、どちらでも選択出来る出来栄えであります。
(数字で出せないからですが、手ぶれ補正はTZ-7が勝っていると思いますが・・・)

EXILIM Hi-ZOOM EX-H10 の発売は7月3日から。
カシオのカメラは値下がりが激しいので、
北海道行きの1週間前まで待てば、三万円以下は十分可能
だろう、その時のTZ-7の価格はどうなっているか・・・
と待ち構えている錆鉄人でありました。

という事で、ギリギリまで購入を待っていた錆鉄人、
カシオのEX-H10は想像通り、3万円を切り、28,000円台に突入。
一方、TZ-7は毎日のようにリサーチしていると、遂に3万円ジャストのショップが登場。
さらなる値下がりを期待して様子見をしましたが、そのショップは一瞬で消え、
元の31,500円前後の価格になってしまいました。
その後も粘り強くリサーチをしていた錆鉄人ですが、いよいよ北海道出発まで1週間となり、
ここで決めなきゃ!と決心。
価格ドットコムだけじゃなく、楽天でも検索しましたが、32,000円を僅かに切るのみ・・・
ここで、価格ドットコムにカメラのキタムラで29,800円という情報を得たので
月曜日の昼休み覗いて見て安ければ購入、駄目ならネットでと方針を決め、
やっと安心して眠った錆鉄人でありました。

という事で、13日のお昼休み、12時のベルと共に飛び出すというはしたない真似はせず、
3キロ程離れた所にあるキタムラへ。
行くと、「30,100円!下取り500円〜」との表示。
喜んだ錆鉄人は、
価格交渉も忘れて購入してしまったのでありました。
安かった分は1,480円で5年保障を付けました。
という事で、支払総額31,080円でした。
目出度し、メデタシ!
今田は優貴君と愛奈ちゃんの動画も撮りまくります!

尚、メモリーカードは高かったので(8Gで6,000円位していた)
ネットで16Gを送料込み3,070円で買いました。

ところが・・・!
涙なしでは語れない悲劇が・・・悪沢岳の項をご覧ください!
1ヶ月後、錆鉄人は違った色のTZ-7を手にしていたのでありました。

其の7.再びデジカメ購入の巻
2007年9月、リコーR4の故障で急遽デジカメを買いに越前市まで出かけ、パナソニックのTZ-3と迷った末、軽量コンパクトを優先して再びR6を買った錆鉄人(1週間後にはR7が発売されるのを知っていましたが)でしたが、逆光時(撮影エリアに太陽が入っていなくても!)のあまりのハレーションの凄さにレンズのコーティグがされていないのではないかとさえ思った程でした。リコーなのでノイズが多いうえに色乗りが非常に悪く、軽量コンパクト以外に不満だらけだったので、春には買い替えると宣言していたのでした。(天女を諦めさせるための作戦でもありました。)

という事で、2008年の春の新製品ラッシュを期待を込めて調査していた錆鉄人でした。
錆鉄人の必要な機能としては
広角28mm以下〜望遠200mm以上(R6のスペック)
画素数は800万以上(R6700万画素)
軽量コンパクト
画質がそこそこ良い(R6はひどすぎる!)
手振れ補正(今どきほとんど装備してますが・・・)
高感度撮影(高感度でもそこそこの画質)
バッテリー寿命が長い(一応200枚以上あれば・・・)

こうして並べるとリコーRシリーズの「カタログスペック」は中々のものですが、新製品のR8はデザインが良くなったとの評価ですが、錆鉄人的には重くなった事が許しがたく、R6の情けない写りも尾を引いて、2代続けたリコーRシリーズですが今回はあっけなく却下したのでありました。

同等スペックを探すと、広角28mm以下〜望遠200mm以上はほとんどありません。
5倍ズームの28140mmとすればかなりの選択肢が出ますが、白山から槍穂を撮影する事を考えると、200mmは欲しい所です。
十数倍の倍率のデジカメもありますが、ミニ一眼レフタイプとなり、大きさ・重さ共に錆鉄人の許容範囲を超えています。

という事で、該当機種は発売前から注目していたパナソニックのTZ-5しかありません。
広角28mm以下〜望遠280mm以上
900画素、画質はパナソニックなのでリコーよりは良さそう
R6よりは大きいが、TZ-3より軽量コンパクトにするべく努力した点は評価できる(210gR8より g重い)
手振れ補正は業界最高レベル
高感度もリコーよりは上(リコーはノイズ多し)
AI機能も充実して手軽に良い写真が撮影出来る
美点は動画がHD対応
デジカメでは最高画像。動き回る天使の優貴君を手軽に高画質で撮影出来るのはうれしい限りです。
難点はマクロが弱い事。
最近マクロ撮影に目覚めた錆鉄人なので迷っていましたが、価格ドットコムの口コミ情報にマクロの写真が出ていて、これなら十分満足。
デザインもTZ-3より洗練されて錆鉄人的には納得。
(自己満足感を高めるために美点を書きならべる錆鉄人でありました。)


という事で、キミマロのCMは品位を落としていますが、TZ-5に決定!

金無し錆鉄人なので、問題は価格。研究熱心な錆鉄人は常に価格ドットコムのデジカメの価格変動を観察し、「価格ドットコムに出た最初の金額からほぼ1カ月で2/3となり、あとは新製品が出るまでそれ程下がらない」という錆鉄人の価格ドットコムの法則を発見!(勿論、製品の人気などによって違いが出ると思われますが・・・)
という事で、初出価格49,800円の2/333,200円が基準価格でしたが、一応3万円以下になったら天女のお許しが得られるのではないかと思っていました。天女が仕事を辞めたので、収入が激減した錆鉄人家なのでありますが・・・天女のヤリクリ上手が何とかしてくれるでしょう。(って、天女は化粧品は必要ないし衣服も買わないので、うんとお金が貯まっていてもいいのですが・・・。錆鉄人の購入した不用品の山に消え去ったに違いありません!
予想通り発売1カ月後には
33,000円の想定ラインに達しましたが、その後もズルズルと毎日のように数百円ずつ価格が低下するので、高値で購入して後悔するのは厭だな・・・と決断出来ない優柔不断な錆鉄人でありました。しかし5月21日、遂に何と27,000円を割りました!錆鉄人は如何にも下がり過ぎで、近々反転上昇するのではないかと恐れ、天女に最終のお伺い。この所、ごきげん麗しい天女は、錆鉄人の度重なる洗脳の効果もあって即座にOKしてくれました。

という事で5月22日午後9時、遂に錆鉄人は一大決心をして購入に踏み切りました
26,990円で送料無料・クレジットOKのイートレンドが総合的に一番安いという判断で購入手続きに入ったのですが、ブラウンを購入したかったのに黒しかありません。しかし、何よりも価格優先の錆鉄人家なので黒でもいいやと購入の手続きを続け、クレジットでの購入を選択すると、一般価格となって何と2,000円近くも金額が高くなるではありませんか。
しかたなく価格ドットコムの金額上位のほうから何軒か調べてみると、26,860円で送料無料、代引き手数料420円の浪速コーポレーションが一番有利だと判明。手続きをして購入決定!総額27,280円!でした。

そして24日には目出度く配達され、その画質と機能に大満足の錆鉄人でありました。しかも、TZ-5の価格は、錆鉄人の購入後はほとんど低下せず、錆鉄人が安物買いの鉄人であるという事が証明されたのでありました!

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其の1.自動車買い替えの巻

【目標20万km突破から買い替えモードへ】
錆鉄人の愛車は平成9年8月登録のステップワゴンである。それまで乗っていた車(コロナサルーンの1800cc)は脇見運転のアベックの車にぶつけられて全損になってしまい、錆鉄人は九死に一生を得て(ガードレールが抜ける寸前で持ちこたえてくれたので川に転落しないで済んだ)奇跡的に鞭打ちだけで済み、病院のベットに寝ている時に契約したのであった。(錆鉄人の短い首でもやはり鞭打ちになるのかと我ながら思った。)そんな訳でマイナーチェンジの寸前であったにもかかわらず、価格交渉など出来ずじまいだったので、値引きは少なくオプションも付けたので支払は200万円を超えたのを覚えている。この時は既に子供達も中学生になっていて、一緒に旅行や登山に行くという事はなくなっていたが、8人乗れて本体価格179.8万円(税別)というステップワゴンは良い選択だと思っていた。(マラソン大会の場合でも、「参加料が一緒だから長い距離のほうがお得!」というお馬鹿な考えの錆鉄人なので、乗車人数一人当たりで割った場合のコストパフォーマンスに惚れたのである。この頃は嫁さんと県外のマラソン大会にも時々参加していたので、車中泊が出来るという事も大きな理由であった。)
それから8年、走行距離は約18.9万km車中泊は延べ数十回で、セーブしたホテル代と時間を金額に換算すると「車の購入代金以上」になっていると確信出来るが、「20万km達成という金字塔を打ち立てる」という大目標を持って昨年8月車検をした。(本当は去年の3月に16万kmを越えていたので買い替えを画策したが、カーセブンの買取価格がたったの3万円との評価しかなく、あまりにもステップワゴンがかわいそうなので諦めて乗り続けようと決意したのであった。)

しかるに2月の末に天女と娘を乗せて買物に行った帰り、家の前の橋で直角にハンドルを切った所、ブレーキからキーキーと大きな音がしだした。錆鉄人は最近数回この現象に遭遇していたので何度かブレーキを踏んでみたが回復せず、しかたなく左足でブレーキを踏みながら(そうすると音が消えるので)進ませて車庫に入れたが、天女は気持ち悪がって買換えを勧めるので、俄然その気になってきた錆鉄人であった。(一応、去年買換えを考えたくらいだから、資金は確保してあったのであった。)
錆鉄人は車は単なる「移動と宿泊の手段」であるという考えであるから、車を飾り立てたり高級車に乗ってステータスを競うつもりはなく(というか、そんなお金はない。でもあっても買わない!)従って洗車などは年に1回するかしないかである。(そのために車体の色は汚れの目立たないシルバーである。シルバーは本当に汚れが目立たず、山道を走って泥だらけになっていても雨の中を走れば自動的に綺麗になっているという優れた塗料である。)従って、後輪のタイヤハウス周辺に昨年から錆が目立ってきていたが(ぶつけてもいないのに、ホンダさん!塗装が悪いのではないですか?錆鉄人だから錆びた車でもいいんじゃないかとは思っていたのですが、勢力拡大が目立ちます。)走る上では問題ないので放っておいたが、そういう事も含めて買い換えようかという気分になってきたのであった。

ところで、錆鉄人は以前は環境活動をしていたのであるが、登山の為に年間2万km近くも走っているので、今は活動を自粛している。(環境を声高に唱えながらコンビニでエンジンを掛けっぱなしの人を見て幻滅したが、錆鉄人の場合どんなに寒い時車中泊していても無駄にエンジンを掛けたことは無い。とはいえ「、趣味の為に年間2万kmでは言い訳が出来ない」と考えている。)そんなわけで、これからも走行距離は相当多いと思われるので、うんと燃費の良い車にしたいという考えも持っている。勿論、金無し暇無し休み無しの登山スタイルの錆鉄人と天女にとって、燃費が良いという事はそれだけ家計にも優しいわけである。
錆鉄人は環境のことや狭い登山口までの山道を走る事も考えると軽ワンボックスが一番良いという信念を持っているが、今の時点で軽ワンボックスの買い換えると、周囲から「○○さんは何があったのだろう、きっとサラ金にでも手を出して首が回らなくなったのではないか」等と怪訝に思われてしまうに違いない。ここは買い替えるならば、それなりの車にしておく必要もあるのであった。(嫌ですね、田舎は世間体を気にしなければならないので・・・。ほとんど、天女と2人だけの世界に引き込んではいるのですが)

【車中泊可能な車の考察】
暇無し錆鉄人はクルマに手はかけないが、クルマ自体、特に新車情報には非常に興味を持っているので、11日と26日(田舎なので1日送れで陳列される)にはかかさずクルマ雑誌の立ち読みをして、時には購入もしているので、クルマに関しての情報は豊富なのである。従って燃費が良くて車中泊が出来る車という観点でクルマを物色すると、すぐにいくつか浮かんでくる。
ホンダなら無理をすればフィットでも可能であろう。本当にフィットというのは「画期的なクルマ」であり、ベストセラーになっているのもうなずける。モビリオは無理であるが、モビリオスパイクは楽々車中泊が可能である。(実は2月ごろから買換えも一応考えて展示会に出かけたりもしていて、スパイクは産業展示館でやっていた展示会で実際にシートを畳んだスペースに寝てみたが、天女も楽に運転出来そうなので案外気に入っていたのであった。この時はプレマシーも見てきたが車中泊対応ではなかった。)この時、HRVがあったのでシートを折り畳んでみたが、これも車中泊可能であり、最低地上高が175mmというのも山道を走る上や雪道では好都合だと思ったが、如何せんクルマが古すぎるのでどうかなと思う。勿論、ストリームであっても車中泊は可能で、燃費も長距離を走るなら13km/L位は楽に走るのではないかと思う。
ホンダに拘りがあるわけではないので、他社のクルマでも検討してみると、まず第一はストリーム対抗というか蹴散らしたウィッシュ。ウィッシュはシートを倒した場合のスペースはストリームより広くて寝心地も良さそうに思う。ウィッシュの難点はAピラーが寝すぎていて、右斜め前の視界が大きく損なわれている点や、スタイル優先でクルマの先端が確認できず、さらにボディーが後にいく程高くなって点で、運転の下手を自負している錆鉄人は乗りたくない車である。カロータフィルダーウィングロード(シートを倒した時の荷室長さではウィングロードがやや長かったように思う。)もギリギリ車中泊可能と思われる。ただ、こういう種類の車の場合、後席を倒しても後輪サスが室内に出っ張っているので、幅が狭くなっている部分がある事は覚悟しなければならない。
最近出たアイシスやラフェスタ、プレマシーであるが、アイシスはパノラマオープンドアというものが好きになれない。逆に危険に感じる事と、そのために50kgも車両重量が重くなっているという事なので納得出来ない。ラフェスタは視界など運転し易さを考えたデザインは評価出来るが、あのスタイルは好きになれない。もう少しなんとかならなかったのであろうか。プレマシーはスタイルは良いがその分サイドウィンドウが傾斜しているので、中は広いと思えなかった上に、最低地上高が130mmでは雪道が怖くて乗る気になれない。
クルマ雑誌やWebでは、ホンダからフィットベースのワゴン「エアウェイブ」が4月に出るというスクープ記事が出ていて、Webの情報で全長は4.35mとフィットより50cmも長くなっているので後席を畳めば2mを優に越えるベッドスペースが出現するのではないかと期待された。ただ車高が1.505mと低いのは残念で、せめて駐車場対応の高さ1.55mにして欲しかったが、スタイル優先であろうか。それとも、スポーツ性能優先による低重心化の考えであろうか。「機能に徹すれば良いのに」と思うが、ホンダは売れるためにはスタイルや他社と違うスポーティな操縦性が必要と判断したのであろうか。
かつて、日産はトヨタと違ってそのスポーティさを売り物にして販売競争に負け、外国資本の傘下に下ってしまった(一時の日産は「本当に何を考えているの?」というようなお馬鹿なマイナーチェンジを繰り返すお粗末な会社であった。)が、ホンダも同じ轍を踏まないか心配である。「スポーティさで車を買う人はほんの一部でしかない」という事は、最近のホンダの売れ行きを見れば分かると思うのだが・・・。しかしステップワゴンが完璧にノア・ヴォクシーに敗れ去り、ストリームもあらゆる面でウィッシュに負けて販売台数はほぼウィッシュの1割と悲惨な有様で、オデッセイだけが売れているのだから、豊田に勝てるところはスポツ性能しかなく、そこに行くしかないという事であろうか。
最後の逃げ道かもしれないが、トヨタはちゃんとそれにも対応した車をそれ以上魅力あるものにして出してくるに違いない。やはりトヨタはすごい会社である。(錆鉄人はトヨタキュービックカードを愛用していて、ポイントが4万点=新車を買えば6万円分のキャッシュバックがあるのであるが・・・。しかもカードに加入して間もなくの頃、プレゼントに応募したら5万円の商品券が当たったという夢のような経験をしているのであった。)
あまたある車雑誌が、こぞってファミリーカーであろうとなかろうと「コーナリング性能がどうのこうの」とばかり言っているのが一番のガンだと思う。続けてクルマ雑誌の批判をすると、昔はちゃんと走行時の「騒音レベルを測定」したり、「加速性能も実測」して記事にしていたが、ここ数年そういう測定をした比較記事がほとんどなくなって(自分の知る限りない)、単なるカタログ数字だけの比較記事になっているのもいただけないと思う。(ひどい雑誌はそのデータが間違っていたりする)、ひどい記事になるとマイナーチェンジしたのに、その前の車での印象をそのまま記事にしているものもある。まあ、新車のインプレッションはほとんど「メーカーからお金をもらってチョウチン記事を書いている」のであろうから(これは、あくまでも錆鉄人の推測にしか過ぎませんので・・・)、信用しなければ良いだけなのであるが・・・。

【ベルノ店へ行く1】
かなり横道にそれたので購入対象のクルマに戻ると、やはりステップワゴンの広さ、寝心地は捨てがたく(つまりほとんどの車は車中泊も可能なレベルであるに対して、ステップワゴンは車中泊が快適といって良い程のレベルにある)会社の横にあるベルノ店に行って見積もりをしてもらった。この時、エアウェイブの話をしたら、事前説明用と思われるカタログを見せてくれた。Webに出ているのと同じ写真が使われていて、シートアレンジなども載っていた。後席のシートを畳んだときの荷室の長さは1.81mと出ていて、大いにガックリした。つまり、登山用のザックや登山靴さらに着替えや食料などを積んで走る事を考えると、毎回助手席に荷物を移動させたりしなくてはならず、かなり窮屈な思いをするのではないかと思われた。現に今乗っているステップワゴンでも、コンビニ弁当のゴミなどが溜まってくるので帰る時には窮屈な思いをすることもあるので、寝られるスペースがあれば良いというわけにもいかないなと考えた。
もっともエアウェイブの燃費はWebに出ていた通り18km/Lと良い値であった。WebではL仕様で157.5万円と出ていたが、新車なので値引きも少なく、ステップワゴンと余り差がない支払額になるのではないかと思われた。運転席の高い車に乗っていると、運転がし易いのでもう普通のセダンタイプには戻れないとも思うのであった。(特にホンダのセダンタイプのシートは低いので座るのが大変だと思う。フィットも低いので外に出る時面倒に感じたものである。)

という訳でステップワゴンであるが、5月にフルモデルチェンジなので3月の期末決算と併せて大いに値引きが期待出来ると思って行った。買うなら当然お買得仕様のハッピーエデイションであるが、これは標準のG仕様からオーディオを取って高級シート生地などをつけて(オーディオレス分以上の装備と判断する)10.5万円安い値段なので、これだけでも10万円以上は得していることになる。(当然、モデルチェンジ直前の末期モデルであるからのサービスであるが)車重は全て1.5トンを越えているので重量税が今より年間6,300円高くなるのはちょっと痛いが・・・。
営業の人はまあまあの値引きを示唆してくれて、さらに値引も可能かという感触であった。しかも、今ならオプション10万円プレゼントがついているので、10万円以上オプションを付ければさらに実質「+10万円」値引きとなることも大きい。買うにしても違う店にも行って、最も安い所から買おうと思っているので、これからしばらくは忙しくなるだろう。
改めてステップワゴンのカタログを見ると、最小回転半径は5.3mと今乗っている初代よりは小回りが利くことを発見。(初代は5.5m、錆鉄人は橋を曲がる時、度々後輪が脱落防止のコンクリートの上に乗り上げてしまうのであった。)さらに10.15燃費も数値は向上している。(11.2→12.0km/L)
ステップワゴンは値引きも最高に期待出来て、そのほかにも20万円ものプラスがあるのだから、コストパフォーマンスに目のない錆鉄人は抵抗力がなくなりつつあるように思われる。

【カローラ店へ行く】
3月2日
会社の帰りにトヨタカローラ店に行った。お目当てはミニバンのベストセラーのノアである。どれ位値引きしてくれるか、まずはお手並み拝見であったが、時間が午後7時頃だったせいか、入口にいた男性は電話中で、帰りかけていた女性社員からは無視された感じで少し気分を害したが、しばらく1人でクルマを見た後で入口の人に告げたら若い営業の人が出てきて対応してくれた。
「出来るだけ安く買いたいので」と言ってXタイプでオプションはほとんど付けない条件で見積をしてもらった所、見積書は244万円で値引きは一律7万円というつれない話であったが、セールスマンは売りたいらしくステップワゴンの下取り価格の査定をしてくれて5万円になった。という事で232万円。ステップワゴンならDVDナビが付いておつりがくるよねと言ったら、店長と話しをするからしばらく待ってと言って、7万円ほどあったオプションもやめる事にして今週末までに決めてくれるなら212万円にするとのことであった。もちろん、ヴォクシーも見積をしてもらうよと言ってある。オプション7万円を引くと見積金額はほぼ237万円程度だと思われるので、この時点で25万円の「値引き+下取り」であった。(ステップワゴンは18.9万キロなのでまず値段はつかないものであるが・・・)感触としては、本当に土日に決めるならあと5万円はいけるのではないかと思った。Xタイプでノーマルなら重量がちょうど1500kgなので重量税が年額で6,300円安いのは利点である。
オプションを付けないほとんどスッピンのノアでこれだけの値引きがあるとすると、モデルチェンジ末期のステップワゴンとしては値引きが少ないように思われるので、明日以降再交渉をする必要を感じた。

家に帰って天女に話をする。ノアも今のモデルのステップワゴンもあまり知らないのでカタログを見せながら説明した。天女は値段は少し高くても燃費が良くて維持費が安いほうが良いのではないかと言うのであった。(カタログ燃費はノアのほうが良い)

【購入対象車の比較】
ここで両車の比較をする。
1.車両価格
ステップワゴンはモデル末期のお得仕様になっているので、装備を考えると車両価格が20万円以上は安い感じである。
2.維持費
年間走行距離2万kmとして、カタログデータの10.15燃費を比べるとノアが14.2km/L、ステップワゴンが12km/Lなので、実用燃費はノアの方が1割程度良いものと仮定してノア11km/L、ステップワゴン10km/Lとし、さらにガソリンはリッター110円とすると年間2万円程安いことになる。地球のために燃費が良いことは魅力ではある。
バックのし易さを考えてナビがあったほうが良いと思うので(後述)ノアもナビをつけると重量税は一緒になるので、7年乗ったとしてガソリン代の差額分14万円程維持費は安くなると考えられる。従って装備のお得感はほぼ維持費で解消される。(いろいろな装備が付いていて高くなっていても、必要がない装備なら意味がないのであるが、一応、ステップワゴンの装備が良い分は+で考える。)
3.室内・寝心地
ステップワゴンのほうが格段に広く、フルフラットにした場合の寝心地は完全に上回る。寝心地に関しては、錆鉄人の乗っている初代よりもかなり良いように感じる。まだまだ金無し・暇無し・休み無しの百名山登山を続ける必要のある錆鉄人と天女にとって、寝心地は最優先すべき課題であると考えている。となるとステップワゴンが最有力となる。(寝ることだけ考えたらマツダのフレンディが今も最有力だと思うが、FRなので4WDを買う必要があり、車両価格は50万円は高く燃費も3割は悪いと考えられるので、年間10万円の維持費アップとなり、対象外となってしまうのであった。)
4.装備
リアのドアは1枚と2枚の違いがあるが、錆鉄人の場合は後席に人を乗せるのはせいぜい年間で数回しかないと思われるので、後のドアはなくても良いくらいである。(実際はベッドモードからトイレに行く時などは後ドアから出入りしているのであるが)従ってドアの枚数が少ないことは錆鉄人に限ればハンデにはならないと言える。逆に右側にも必要だという人(特にチャイルドシートを2つ付ける必要がある人)にとっては絶対的な差になるが、日本人の習性としてないよりはあったほうが良いという考えからか、ステップワゴンは購入対象から外されている場合が多いように思われる。CARViewのユーザーレポート(ノア・ステップワゴンなどは100件以上あり、最も充実していると思う)を見ると、「ステップワゴンは運転席側に後ドアがないことを承知で買ったが、買物をした時など荷物を載せられないのでやはり不便だ。」という内容が書いてあるが、錆鉄人がそんなにものぐさではないし、オートドアで開けられるので便利なように思う。もっとも、ノアで両側オートドア使用にすればもっと利便性は高いが、20万円は高くなるに違いない。(調べたら10万円余りのようだ)
天女に「ステップワゴンはこの値段でリアドアがオートスライドだから人を乗せる時ちょっと自慢出来るよ。」と言ったら、天女は「そんな事を自慢するのは良くない。」と言うが、安い上に付いていれば文句はない。特に天女はリアドアの開け閉めに苦労しているから(しょっちゅう半ドアになる)便利だと思うに違いない。2列目にクーラーボックスが付いているのも、冷えたビールを頂上で飲むためには都合が良い。ハッピーエディションはシート生地が高級らしい(24Lと同じモケット生地となる)のでそれもプラス要因と考えると、装備に関してはステップワゴンの圧勝である。(同じ金額で考えた場合)
5.希少性
実を言うと錆鉄人の集落(65戸)で3〜4台もノアに乗っている人がいるが、このモデルのステップワゴンは1人もいない。あまり同じクルマの人が多いのは、しかも遅れて同じクルマを買うというのもちょっと気分が良くないのでこれもステップワゴンの勝ち。(売れていないのはそれだけ魅力がないからとも言えるかも・・・。集落内のノアに乗っている人は、みなマイナーチェンジ前の車なので、マイナーチェンジ後のノアなら違うとも言えるけど。)
6.値引
ノアも結構値引をしてくれるので、ステップワゴンはもう一段の値引をしてもらわないといけないと思っている。
そこで、オプション10万円プレゼントを利用してDVDナビとリアカメラセットを付けて(セット価格30万円近い)さらに値引を頑張ってもらうように交渉しようと考えた。ナビセットにも値引が可能なはずだから、基本的には今聞いている金額でナビを付けて欲しいという作戦であった。天女もバックする時に後が映ることを話したら「それは安全だから欲しい」と言った。錆鉄人はナビのようなぜいたく品は絶対に買わないと決めていたが、夜間県外の知らない所を走っていると嫌になるほど現在地や行き先が分からなくなって苦労している(天女ナビは就寝中であっらり、起動中でも反応が遅いので交差点を過ぎてから、「今の所を曲がるのよ。」とか言うのであった。)ので、ノートパソコンでナビが出来るようにしていたのであったが、実際には使った事がないのであった。
現時点では値引はあまり差がないが、モデル末期のステップワゴンのほうが10万円は多くて当たり前だと思う。
7.走行性能
錆鉄人は燃費最優先の走り(急加速はしない。ブレーキも出来るだけ使用しない。)しかしないので、走行性能はほとんど気にしない。カー雑誌の試乗記やCARViewのユーザーレポートを見ても走行性能には様々な意見があるが、総じてノアは走行安定性に振った分だけ乗り心地が硬く、ステップワゴンは逆に乗り心地に振った分だけ横風やコーナリングに弱いという事かと思われる。横風に弱いのは高速道路で怖いが、今のステップワゴンよりはマシだろうと思うので、ミニバンの宿命と諦めることにする。
それよりも優先して考えたいのは、室内の静かさであるが、上述のように最近の雑誌では騒音レベルの実測による比較はほとんど影を潜めているので良く分からないのが実情である。ステップワゴンがマイナーチェンジをした時、静粛性は格段に良くなったと試乗記に書いてあったし、オーナーレポートの中には初代からの買い替えの人もいて静粛性が高まったと書いているので、かなり良いのではないかと期待している。
さらに大切なのは運転のしやすさであるが、ノアのAピラーはかなり寝ているので、斜め前方の視界が遮られて、事故を起こす危険性が高い。今の車は衝突安全性といって実際にぶつかった時の安全性にだけ力を入れているが(これは公式機関から数字で評価されるために優劣がはっきりするからであろう)こういう面の予防安全にももっと力を入れる必要がある。そういう面では日産のラフェスタは大いに評価出来るし、5月にモデルチェンジするセレナもスクープイラストを見る限り、視界というものを考慮しているように思われる。まだまだ日本人はステータスやカッコ良さを車に求めている人が多いが、日産はゴーン改革以来元気だが、もっと評価されるようになるに違いないと思う。(ちなみに衝突安全性は基本設計が新しいノアのほうがやや良い。)


さて、この比較の文面からも、錆鉄人は現状ではステップワゴンに軍杯を挙げたがっているのが分かると思うが、それはあくまでも、ノアを遥かに上回る値引きをしてくれるという前提での話ではある。天女は「お父さんが欲しいと思うのを買えばいいよ。」といつも通り優しいことを言ってくれているし、50代にもなって子供達にかかる費用も少なくなる(後1年で下の娘も大学を卒業する)だろうから、年間数万円程度の維持費の違いは気にしなくてもいいのではないかと話し合った。天女は「そうね、今まで贅沢な車には乗ってこなかったんだから、300万円位の車を買ってもいいんじゃない?」とまで言う。だんだんとエスカレートしそうな雰囲気ではあるが、そこは金無し暇なし錆鉄人であるので、そこまで高望みはしない。(と天女は分かっていて言ったと思われる)どんなに高い車でも7〜10年で必ず0円になるのだから、高ければ高い程もったいないと思うのであった。しかし、今回買ったとして(今乗っている車も当初は9年乗ろうとしていたので)9年乗れば60歳になっていて収入もなくなるので、次に買う車はもっと小さい車(軽ワンボックスカー)か中古車になるのではないかと思われる。従って最後の新車購入かもしれないので、値引交渉も楽しんでやりたいと思っているのであった。

【ベルノ店に行く2】
3月3日
昼休みに会社の隣のベルノ店に再交渉に「歩いて」行った。昨日の営業の人は外出中で10分位で戻るというので、ステップワゴンの展示車を見ていた。展示車は白のスパーダで、シートの色はスパーダ専用の黒なので印象は普通のステップワゴンとはかなり異なるが、シートの作りそのものは同じだと思われるので座り心地などを確認した。今乗っているステップワゴンよりはシートが柔らかい感じで座り心地は良く感じた。ただ、2列目シートの角度調整をしてみたが、一番起こした状態でもかなり傾斜していて倒れすぎではないかと感じた。これは再度確認する必要がある。知ってはいたが3列目シートのスライドが出来るようになって良くなったと感じた。次にフルフラットにして寝てみたが、やはり寝心地は格段にアップしているように感じた。
総体的に今乗っているステップワゴンとはあらゆる面で上回っている感じなので、もう一度ノアとの比較が必要であると感じた。
そうしているうちに昨日の営業の人が戻ってきたので、再見積の話しをした。オプション10万円プレゼントを使ってDVDナビ+リアカメラセットを付けて精一杯値引をしてと告げた。いろいろなグレードのDVDナビがあったが、やはり画面が大きいほうが良いので7インチでDVDも見られるタイプにしたら、セット価格27万円であり、見積金額は248万円にはね上がった。昨日よりも16万円もアップだから、昨日と同じ金額はとても出来ないという答えであった。まあ、しかたがないかもしれないが何とかアップ分を半分程度にはしてもらえる感触を得た。土曜日は天女も休みなので、午前中にもノアとステップワゴンの実車と値引を再確認してどちらかを買ってしまう公算が高い。というか、錆鉄人は99%購入モードになっている。

という事でちゃんと昼休み時間中に会社に戻り、T部長が4年程前にオデッセイを買った時の支払金額を聞くと、6〜7年で20万キロ走った旧型のアコードワゴンを下取りにして支払金額が200万円を少し越えた程度だったと言う!下取りは自分と同じように値段が付かないような車で、車両本体価格ははるかに高いオデッセイなのに、モデル末期のステップワゴンよりも安いではないか!
グレードは2300Lでナビも標準で付いているタイプであり、Webで旧カタログを調べると車両本体価格は250万円ほどである。この頃は消費税は別表示だったことを考えると、260万円台で、諸経費を入れると総額300万円程度と思われるものが200万円ちょっととは驚きで、再度確認するとあやふやな答えになってきたので真相は分からないのであった。しかし、それを聞いた錆鉄人はもっと値引交渉をすべきかもしれないと考えるのであった。
営業の人が可哀想かな?

【本屋さんで情報の確認】
この日の夜はヴォクシーの交渉に行く予定だったが、変更して本屋さんへ行き、ミニバン関連の特集や新車情報を復習した。再確認すると5月に登場するステップワゴンの新型は、これまでのボクシースタイルからAピラーを寝かせたスタイリッシュなフォルムに変更し、低床化を進めて車高が低くなると書いてある。つまりウィッシュのように斜め前方の視界が悪くなると共に、きっと最低地上高も低くなるに違いないと思われる。錆鉄人は今のステップワゴンでもそれ程操縦性に不満はなく(とはいえ、昔乗っていたボンゴワゴンのほうがコーナリング性能は上だったと思っているが)、雑誌のイラストもカッコイイとは思えないので、モデル末期のステップワゴンを買うことについては、すぐに旧型となる事やスタイルが古臭く感じられるようになるのかもしれないという以外には不満はない。
という事で、主にノアとステップワゴンの評価記事を読んだ。
マイナーチェンジした後のノアの評価は高く、特にCVT化によるなめらかな加速と燃費の向上が評価されている。これに対してステップワゴンは、やはり右側のドアが1枚ないという事で大きくマイナスされている。しかし、エンジンについてはノアはうるさくてがさつなエンジンであるが、ステップワゴンはさすがにホンダエンジンである云々と書いてあり、静粛性を含めて評価が高い。(T部長のオデッセイに時々乗せてもらうが、結構ロードノイズが大きいが、社員のI君のオデッセイは結構静かである。)操縦性に関しては設計の古さというかシャーシの古さからトルクステアが残っているという事であるが、燃費第一でアクセルを踏み込まない錆鉄人にとってはほとんど問題ないと考えられる。重視したいのは取り回しや運転のしやすさであるが、これれはステップワゴンのほうがノアより好評価であった。
つまり、錆鉄人が本屋さんに行った理由は、旧型となってしまうステップワゴンを購入する事に対しての言い訳というか、正当性を見出すために行ったのであった。天女を納得させるために雑誌を買おうかと思ったが、無駄なのでやめた。ステップワゴンが2代目になった時の顔つきやリアのスタイルでは全然買う気が起こらなかったが、マイナーチェンジ後の今の顔つきはかなり良いと思っているのも買う気になっている理由である。本当に最初の顔つきはカッコ悪くて売れるのが不思議に思っていたものであった。(しかし、これもユーザーレポートを見ると旧型を買った人は、悔し紛れに旧型のほうが良いと言っているが・・・)

さて本屋から家に帰って天女に新しい見積を見せ、いくらならいいと聞いたが、分からないと言われてしまった。とはいえ、土曜日は天女も休みなので、午前中にはクルマ屋さん巡りをして結論を出すことになると思われる。順番としては、まず天女にノアを見せて価格交渉をして、それからベルノ店へ行きステップワゴンを見て価格交渉を行うというスケジュールを考えている。


【モデル末期のステップワゴンを買う理由】
ここで自分なりに、今ステップワゴンを購入する事に対する理論武装をしてみた。
   (もう買うことに決めているみたい・・・)

1.モデル末期かつ期末なので大幅値引で購入出来る
  モデル末期の車は、それまでに出てきたあらゆるクレームへの対応が出来ているので、
  工業製品としての品質は高く、故障無く安心して乗れる可能性が高い。
  お買得のハッピーエディション(実質10万円以上お得)+10万円オプションプレゼントがある。
2.新型が良いとは思えない(スクープ記事より)
  (1)スタイル
     面構えも、後姿も気に入らない。
  (2)運転のし易さ
     新型はスタイル優先でAピラーを寝かせた分、斜め前方視界は相当悪くなり運転し難くなる。
     ただし、新型は全長が短くなるとの話もある。(10cm程度なら変わらないと思う)
  (3)寝心地が悪くなるのではないかと思われる(推定)
     これは、現行モデルがフルフラットにこだわった余り、シートの座り心地に対する悪評があるので、
     モデルチェンジを契機に、一気に座り心地優先に方向転換されるのではないかと恐れている。
  (4)当然、値引は少なくなる
     反面、走行性能や燃費などは向上するのだろうと思われる。
     しかしながら2000ccモデルは従来どおり4速ATとの説が出ているので、画期的な燃費向上はないと思われる。
3.錆鉄人の利用目的には最善の車である
  金無し・暇無し・休み無しのヒーヒーハーハー登山はこれからも続くので、車内泊の快適さを最優先すべきだと思っている。
  フルフラット時の凸凹が多い車は座布団などで修正しても腰が痛くなる恐れが高い。(修正の手間もかかる。)
  テント泊でシートの上に直接寝る場合とマットがある場合以上の差があるのではないか。
  (だんだん歳を取って体力も衰えてくるのだから、快適な寝心地は重要である。)
4.現行車に乗り続ける場合、費用がかかる
  ブレーキ異音修理(単なるブレーキシューの減りによるものかもしれないが・・・(シュー交換1万円程度+)
  そろそろタイミングベルトの交換が必要(前回は10万km直前に交換。約3万円程度)
  追い越し等でアクセルを少し強く踏むとクラッチが滑ったような現象が起きる。
     修理費が高そうなので修理しないつもりであるが、症状が進行しないか不安である
  その他、今後は様々な不具合が発生しやすくなるのではないかと思われる。(不安)
5.家庭の事情が好転(経済的な余裕)
  上の娘が結婚して昨年大学も卒業し、家計への負担が少なくなった。
  さらに下の娘もあと1年で大学を卒業するので、来年からはぐっと楽になる。
  △とはいえ、奨学金を毎月返し続ける必要がある。(仕送りよりはかなり少なくなる)
  △この御時世なのでいつまで仕事を続けられるか(クビにならないように頑張っています!)
6.現在乗っているステップワゴンのタイヤが使える
  実は去年の3月、インターネットで車売却の見積を申し込み、○○という所がはるばる我が家に来てくれて見積してくれたが
  今すぐならという条件でたったの3万円だったので、余りにも愛着あるステップワゴンが可哀想に思い、
  車検を取って20万km突破するぞと決心し(一昨年の夏頃から古いスタッドレスを夏用に履きつぶしていたのであったが)
  新品のタイヤをアルミホィールに嵌め替えていた(4万円余りだったと思う)ので、普通タイヤはまだ4〜5万kmは走れるはずである。
  また、スタッドレスは2冬を過ぎたが、これも買い替えの時にアルミセットで買ったもので、使えなくなるのはもったいないのであった。
  違うサイズのタイヤやホイールとなった場合は、スタッドレスも新規に買う必要があるのに対し
  普通タイヤとスタッドレス(どちらもアルミホィール)を継続使用出来るので5万円位はお得な気がする。
  (ただし、普通タイヤ用のアルミは縁石で擦ったりして結構傷もあり新品のアルミを買いたい気もするが・・・)
 

【最終交渉前日】
3月4日
朝礼の後、U部長が部屋に入ってきて「ちょっと」と言って部屋の外に連れ出された。仕事の事かと思ったら、車の値引に関してのアドバイスだった。U部長も同じ型(マイナーチェンジ後の4WDで色は青)のステップワゴンに乗っているので、昨日会った時に買い替えようと思って交渉中である事を話したので、アドバイスに来てくれたのであった。U部長は今月7年目の車検を取るという事であるが、何だったら違う営業の人を紹介するよとも言ってくれた。その人は昨年N部長がインスパイアを買った時の営業の人で、下取りもないのに相当値引をしてくれたらしい。総額では400万円近かったのだから当然かもしれないけれど。
それでU部長に今の状況を伝えると、「もう少し粘れるんじゃない、お隣価格を出してもらえばいいよ。」とのアドバイスであった。どうしても値引できないならオプションをサービスしてもらったらという話であるが、とりあえず金額に拘って交渉すべきだ、本当に買う気ならいけるのではないかとの事であった。他社で見積を取ってみると言うより、何としてももう一段値引してと言うほうがいいとの事であった。といっても最後は自分の考えで交渉するしかないが、買いたいモードが高まりすぎているのが問題かもしれない。
ちなみに錆鉄人は、不言実行と言う言葉が嫌いなので、有言実行ではないけれど何でも宣言してしまうおしゃべりタイプなので、社内でもクルマを買う交渉をしている事をしゃべりまくっているので、いろいろな人から状況を聞かれる。こちらもその人が実際に買った時の値引などを逆取材させてもらっている。M部長はブリットに乗っているが、少し前に通勤用にスイフトを買ったらしい。それは新古車だった(12月に登録済み)ので、20万円以上も値引したらしい。「買い替えるよりは安いし、通勤用は燃費が良いほうがいいから」と言っていたが、トータルで考えると1台のほうがはるかに経済的だから、錆鉄人には真似の出来ない事である。40代であるが独身なのでそういう事も出来るのかもしれない。
昨日のT部長のオデッセイの件であるが、その後問い詰めたらどうも総額が300万円を少し越えたという事と記憶違いしていたのではないかと言い、「そうでないと100万円近い値引になってしまうから考えられない、250万円位の支払いだったのではないか。」とのことだった。
しかし、3月というのは本当にどこまで値引があるのだろうか、不思議な月である。ちなみにWebに出ている値引情報は正しいものもあるが、悪意を持ってデタラメを書込む人もいるので眉唾である。

さて、最初は購入意欲は半々だったが、いまや99%まで高まっている。
錆鉄人にとって抵抗力がなくなる「残り○個」「超特価」という局面である。(クルマに限っては一般的に新型の方が内容が良くなるので、残り僅かという所に飛びつくものではないが・・・。)
最後の最後のお願いとしては希望ナンバーを要望しようと思っている。今のナンバー(7が3つある)になってから何故か良い事が多いように思うので、同じナンバーにしたいと思っている。(錆鉄人は技術者の端くれだから、「自分の頭で考えて理解出来ないことは信じない。」と言っているので本当はおかしい話ですが、俗にゲンをかつぐというやつです。)いまだに自分の車のナンバーを覚えていない天女が、車を間違えないようにという優しい配慮でもある。

【最終交渉】
という事で家に帰ってからベルノの営業の人に同僚からもっと頑張ってもらえと言われたので考えておいてと伝えた。「一応ハンコを持っていったほうがいい?」と聞くとそれは是非お願いしますとの事だった。
3月5日(土)
朝起きたら雪が数cm積もっていたが、朝日も差し込んでお出かけ日和(契約日和かも?)となりそうである。今日は天女も運良く休みなので、一緒に車を再チェックして決めようと9時過ぎに家を出発した。少し走った所で天女に「この前ムーブのブレーキ鳴きの修理をしてもらってその後はどうか。」と聞いたら、もう全然音がしなくなったとの返事であった。ムーブの話をしたので、車を買ったNさんが今月限りで大阪に戻るという話を思い出し、お別れに会って来ようという事になり、最初はダイハツへ。受付の女性にNさんはいますかと言ったらテーブルで待っていてくださいと言われ、飲み物を持って来てくれた。飲んでいたら女性の人が来て、「Nさんは外出中で携帯も今は繋がらなかった。」と言われたので、「ブレーキ鳴きが治った報告とお別れしようと思ってきただけですから、Nさんにお伝え下さい。」と言ってテーブルを立った。それだけなのにコーヒーをもらって申し訳ない気持ちだった。「応対してくれた女性が感じいい人だったね。」と天女が言ったように、いい気分でダイハツを出発した。
まずは、カローラ店へ行ってノアをチェック。天女にシートの畳み方を教え、シートの座り心地や視界などをチェックしてもらう。シートの座り心地は気に入ったようで「高級感もあるね」という返事であった。運転席からの斜め前方視界をチェックしてもらったら、やはり「見難いわね。三角窓が少しも役に立っていないわ。」と言った。天女にも運転してもらわなくてはならないと思うので、これは重要なポイントであった。室内に関しては高級感があるねとの評価で、荷室のアンダーポケットも背の高いものが積めていいわねとのご感想であった。そうしていると若い営業の人が来てカタログをお持ちしましょうかと言うので、この前もらっているからと言って担当のSさんを呼んでもらった。
しばらくしてSさんがやってきた。駆け引きなどせず単刀直入に「ステップワゴンとの競合だけど、嫁さんも車は見てかなり気に入っているから、値引を力一杯頑張って欲しい。」と告げた。ベルノは中古のオーデオを無料で付けてくれるというので出来ないのか聞くと、出来ますと言って、これなら付けられますよと言って実物まで持って来た。黒いだけのFMAMカセットであるが文句は言えない。という事でオーデオも削除したので見積総額が4万円以上少なくなった事になる。所長に相談してきますと行って数分待たせて(この間に天女は「お父さん、もうステップワゴンを買うつもりでいるんでなかったの?それなのにSさんにあんなに面倒かけて。私、そういう人って嫌い!」とおっしゃる。車を買う場合は、みんな競合させて少しでも値引を多くしてもらう作戦を取るものであるから「だってノアがこんなに値引いてくれたのだから、ステップワゴンももっと値引いて欲しいって交渉するためにも、値引をたくさんしてもらう必要があるんだよ。」と答えた。天女が交渉していたらステップワゴンを15万円値引位で買っていて、「ハッピーエディションだからもともと10万円以上お得だから25万円以上安くなったわ」と思っているに違いない)、最終的には一応総額が減った分以上値引した額をパソコンの画面上で見せてくれた。が、錆鉄人としては実質は1万円程度の値引増でしかなく不満であった。「分かりました。これからベルノさんへ行って、嫁さんに車を見せて最終見積をしてもらうつもりだから、買うならまた来ます。」と言って席を立った。営業の人は意外そうな雰囲気だったので、オプションも何もない状態としては相当値引が大きかったのかも知れないと感じた。売れているノアという自信がそうさせていたのかも知れない。天女はカッコイイ営業の人やったねと言った。

さて、次は本命のステップワゴンである。
車を駐車場へ停めて歩き出したら、営業のUさんが飛び出してきて挨拶してくれた。そのまま外にあるステップワゴン(スパーダの白)を天女とチェック。
まずはオートスライドドアを見せる。ノブをちょっと触ると自動で開き、また閉まる。天女は動きが遅く感じたのか「イライラしないのかしら」と言うので「リモコンや運転席からも開けられるからそんな事はないよ」と言った。そして「道の駅などで車中泊している時も、ガシャーンと大きな音を立てずに開け閉め出来るからいいよ。お母さんはしょっちゅう半ドアになるけどその心配もないし・・・」と言った。
次に運転席、ノアに乗ったすぐ後だからよく比較出来る。運転席への乗り降りはステップワゴンの勝ち、やはりフロアが低く乗り易い。(これで不満は感じないが、モデルチェンジではさらに低床化すると書いてある。)シートの座り心地はノアの方が良いと天女が宣告。ノアの方が堅いけれど身体に合った感じがしたとの事。スパーダなので若干シートも違うかもしれないが、ノアと比べるとベンチに座っているような感じがあるのも確かである。運転席からの視界はやはりノアより良く、今のステップワゴンと変わらない感じである。
さらにウォークスルー2列目へ。肘掛が付いていても問題なく通過出来た。シートや装飾が黒いので雰囲気が違うが、座り心地のチェック。3人掛けで考えた場合、ステップワゴンのバタフライシートはやはり負けてしまうが、そういうシチュエーションは年に数回、数時間あるかないかであり、年に10回はあると思われる寝心地の方が重要である。シートバックの高さはマイナーチェンジ後高くなったという事を知っていたが、肩の上まではないが問題なく感じた。天女は窓が大きいのかしら、視界がいいわと言うので、ステップワゴンはウィンドーがノアよりは下まであるので視界がいいんだよと言った。これも安全運転につながるポイントである。
引き続き3列目へ。確かにシートバックの高さは不足しているが、ヘッドレストは頭に届くようになっていた。シートのスライド量が大きく途中でも止められて、前端・後端しか止められずしかも動かす時に角度が変わるノアとはしっかりしたメカという感じがした。とはいっても、3列目シートに座る事もやはり年に数回だろうから大きな問題ではない。いよいよフルフラットにして寝てみたシート表面がやや柔らかい感じで自分のステップワゴンよりは寝心地が良いと感じた。とはいえ、3列目シートの座る部分の前端が少し盛り上がっている為に、寝た場合に背中がエビ反りになるので肩の部分や足の部分に座布団を置くなどして対策が必要である。(これは今乗っているステップワゴンも同様である。)
最後にバックドアを開けて荷室の確認。奥行きはノアより大きく、自分のステップワゴンよりも広いが、ノアのアンダートレイは結構考えていると思った。日産のノートでも真似してきたし、今後増えるかもしれないと思った。
ここでリアカメラは何処に付くのかと思ってUさんに質問したら、これにも付いていますといって指差した所はナンバープレートの上のバックドアを開ける取っ手の部分のすぐ横だった。これだと少し高い位置にある障害物は見えないので注意せなあかんなと言ったら、カメラに頼りっきりは危険ですからと言われた。まあ、通常は充分便利に違いない。
という事で車のチェックは終わり。ステップワゴンでは駄目という部分はないし、重要なのは「見切りが良くて運転し易い事と寝心地」であり、これに関してはステップワゴンの圧勝である。「後はたくさん値引してもらう事。」と言って、Uさんとショールームに入った。
自動販売機のコーヒーをもらって、もう少し値引きを頑張ってよと要望を告げる。オプションカタログを見てDVDとHDDでは5,000円位しか違わないのでHDDのほうがいいのではないかと言ったが、応答性と言ってもコンマ数秒程度でDVDが見られるから良いのではないかと言われ、実際にそのタイプのナビのデモ機を持って来て、操作を説明してくれたのでそのままにした。(HDDって振動に弱いのに耐久性は大丈夫かという不安もあったので)一応要望は全部言ってみてくださいというので、リバース連動ドアミラーも便利そうだな、それから希望ナンバーを付けたいと言った。その後所長に相談に行くといってしばらくして見積もりを持って来てくれた。リバース連動ドアミラーは駄目だったが、希望ナンバーは入れてくれて一応希望額になっていたが、ここでHIDを付けたかった事を思い出したので(これは駆け引きとかではなく、本当に忘れていたのでした。昨日の夜、天女にHIDは明るくて運転がし易いと言うのでその分はお金を出して付けるよと言っていたのでした。)値段を聞いたら5万円という事だったので、それも少しは値引いてよと言ったが、「これは工場で付ける物で値引はなく、後でオートバックスなどで付けた場合はともっと高く10万円位するものですから。」と言うので、その分は払うことにして見積書を作りなおしてもらい(でも消費税分は値引いてくれたみたい)必要事項を記入してハンコを押した。
遂に契約終了!納車は20日頃と告げられた。
たくさん値引してくれたUさん、有難うございました。
(尚、購入店にご迷惑がかかるといけないので、値引と購入金額は言えません。悪しからず)
インターネットで「車楽市」のステップワゴンの新車値引を見てみたが、下取り考慮分、オプション値引き分を含んだ全国平均値引目標額の31万円より多かったのも気分が良かったです。これによるとノアも28万円と出ているので、カローラ店でノアを決めていたら、損した気分が続いたかもしれません。

【購入車の仕様】
車両本体価格(ハッピエディション+HID) 2,047,500円(HIDはメーカーオプション)サテンシルバー・メタリック
税金・保険料                   191,690円
販売諸費用等                   81,445円
DVDナビ+リアカメラセット           235,830円(2.2H)
  〃  取り付けアタッチメント         12,600円
リアカメラ取り付けアタッチメント         7,350円(2.2H)
フロアマット                     35,070円
オプション取付工賃(4.4H分)          26,400円
希望ナンバープレート               5,700円
合 計(契約時)                2,643,585円
ナビ連動ETC                    25,200円(1.3H)
オプション取付工賃(1.3H分)           7,800円
ETCデータ買書換え                 3,150円
合計(最終)                  2,679,735円
旧型のリサイクル料金              11,500円(推定)
新型のリサイクル料金              13,900円
合計(最終の最終)             2,705,000円

(ハッピーエディションは車両本体で10万円以上お得な仕様になっているので、実質は総額280万円位の車だと思っています)


とても良い買物が出来たと大満足でベルノ店を出て、出発前からの天女の要望であったセントラルホテルの紙と漆器のコラボレーション展を見に行きました。展示だけではなく即売もしていたので入場料は無料でしたが、駐車料が100円かかりました。コラボレーションしている製品は一部だけですが、いろいろ工夫がしてあって良い展示でした。そのあと「きときと寿司」に行っておいしい寿司を食べて、いい気持ちで家に帰りました。(といっても2人で3,000円もかかりませんでした。)
天女から「昔ほどスピードを出さなくなったから、乗っていても楽になったわ。」と言われました。

【後日談】
3月7日
Uさんから電話があって、「メーカーから車が送られて来るのが11日で、いつ納車が希望ですか」と言われたので、「それは早ければ早いほど良い」と答えたら、最短は16日という事だったのでその日にお願いした。
ついでにまだ迷っていたので、差額を出すからカーナビをHDDに買える事が可能かと聞いたら驚いた様子だったが、「今日注文したところなのでまだ変更は可能です。」と言われた。そこでもう一度HDDとDVDの差を聞いたが、電話番号で検索出来る建物などの情報が多いだけで、自分の欲しい山の中の道路に関する地図情報は変わらないらしい。しかも地図情報の更新方法を確認したら、今は「HDDを外してメーカーに送り更新して又送ってきたものを車に取り付ける」という事なので、最低1週間以上はかかるらしい。取り付け・取り外しの手間も考えると更新費用は結構高そうである。それに対してDVDは新しいメディアを入れ替えるだけで、費用も21,000円との事だった。HDDのほうが地図は見やすい工夫があるように思ったが、決定的な差ではないかと思われたし、この期に及んで機種変更はかなり申し訳ない気持ちでもあったので、機種変更はしないことにした。
それから言い忘れていたが、今つけているETCを自分で外して取り付けるのでデータの書換えが出来るのかと聞いたら出来るという事で、これもサービスしてくれた。オートバックス等でしてもらえば、3,150円のはずである。(この書換え料金は高すぎるといって物議を醸しているものではある。)
3月10日
出張があるので納車を2日遅らせてもらうように受付の人に頼んでいたが、営業のUさんから電話があって「車検も遅らせますか」という問い合わせであった。錆鉄人は2日分お得だと思って延期してもらうことにしたのでした。さらにUさんは「ナビ+1」プレゼントというのがあるので、ナビ連動のETCをサービスしますと言ってくれた。予期しない事だったのでさらに得した気分になった。(上記金額にETCも追加しました)
◎保険料金が安くなった!
ところで、車が変わるので自動車保険の見積をしてもらったら、同じ内容の保険では、車両保険(車対車)の金額が大幅に高くなるにもかかわらず保険料金が安くなる事が分かった。またまたお得!従来の車はマイナーチェンジ直前でエアバッグが付いていなかった事や、新車にはABSやイモビライザーが付いている等の違いであった。さらにもらったばかりのゴールドカード割引きがあるかと思ったが、入っている保険にその項目はなかった。(単にゴールドカードになったことを自慢しているだけです。)
後は、燃費が今より0.5km/Lでも良くなることを願うばかりです。当面、2000rpmを超えないように運転しようと思っています。26、27日に計画している関東遠征でも100km(今の車と同じ減速比なら2500rpm位)以上にならないように走行しようと思っています。
3月11日
新車購入を決めた直後であるが、11日は定例の本屋さん立ち寄り日。帰宅経路をやや遠回りしていつもの本屋さんに行き、いつも通り車雑誌のコーナーに行き雑誌を立ち読みした。新型ステップワゴンのスクープ記事を読んで自分の決断が正しかったことを再確認しようとしたが、様々な雑誌の記事から推察するとどうやら一部訂正が必要かもしれない。
○運転席からの視界に関して
ウィッシュやノアのようにデザインだけで視界の妨げでしかないような三角窓ではなく、かなり実用的な構造になっているようであり、Aピラーをかなり寝かせたにしては運転時の安全性は確保されているように思われる。(ホンダさん、偉い!
○ボンネット前端の見切り
これに関しても、ヘッドライトの一部を膨らませる手法で感覚的に前端をつかみやすくしているように思われる。またカッコ悪く見えるヘッドライトなどのデザインも、ボンネット前端を上げて運転席から見やすくするためだと書いてあった。(この点に関しては新型が上かもしれない。)
○シート
座り心地(=シートの大型化)中心にかなり改善されているとの記事であるが、フルフラットは継続されるみたいである。2列目シートの写真では現行車と同様にかなりフラットに見えたので、寝心地もそれほど悪くならないのではないか。。
△エンジン・変速機、燃費
基本的に変わらないようで、変速機も2000cは4ATのままのようである。全長・全高が数十mm短くなったが、後席ドアを両側にした事による車体剛性の低下対策と、ドアが2つになった事自体の重量増によって、車体重量はあまり変わらないか、逆に増加している可能性もあり、エンジン・変速機が変わらない事も含め燃費が大幅に改善しているとは考えられない。(錆鉄人の推測)
△価格
売れ筋のGグレードは現行と同様210万円と書いてあった。ドアが1枚増えた分は安くなったと考えて良いと思われる。それでも新型になって値引が少なくなる事を考えると、錆鉄人の買ったハッピィエディションのお買得度は群を抜いていると言える。
という事で、「やはり今のステップワゴンを買って良かった!」と自己暗示にかけようとしている錆鉄人でありました。いえいえ、本当に錆鉄人は「最高の決断、最高の買物をした!」と信じています。

3月18日(金)
遂に新車に乗り換え。17日に車の中の不要なものは全部取り出して車を渡したが、自分で後付けした大型ルームミラーを外し忘れてしまった。
新型ステップワゴンの情報は「ステップワゴンの部屋」をご覧下さい。
3月20日(日)
娘夫婦と4人でお昼に「きときと寿司」を食べに行き、その後ベルノによって旧車に付いたままのルームミラーを取り外してもらった。外で見ると白いプラスチックが黄色く変色していて古さを感じさせるが、機能的には問題ないので取り付けて越前海岸ドライブに出かけた。この時、Uさんから旧車の自賠責保険の領収書がないですかと言われ、車検証やマニュアル・整備手帳以外の書類は全部取り出してゴミ箱に捨てた事を思い出した。ゴミ出し日は月曜なのでまだ捨てていないのでゴミ箱に残っているはずなので捜して持ってきますと謝った。(帰ってゴミ箱を調べるとあったので電話して22日に持って行くと伝えた。)

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其の6.台所のリフォーム
錆鉄人の家は明治31年築、100年以上経っている古民家です。元々は隣の集落にあった家を買って移築したという言い伝えもありますので、後1,000年もしたら国宝になるんじゃないかと思っています。何せ天女が住んでいたというだけでも価値があるはずです?(何処の家でも1,000年後にも残っていたら国宝だろうけれど・・・)
という事で、1,000年後まで現状を保っていようと考えていましたが、台所の床が所々沈み、そのうちに踏み抜きそうな気配です。「危険」お書いた紙を貼って踏み抜きを避けようかと思いましたが、地球に優しい生活を優先している天女は、夜中に台所へ行っても電気を点けないので役に立ちそうにありません。愛妻家の錆鉄人は国宝の夢を諦めて台所のリフォームを決意したのでありました。

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