買いたい心書 其の3.HDビデオカメラの巻

デジカメの新規購入を迷っているうちに、ソニーから20万円以下で買えるHDカメラが発売されました。
実は錆鉄人はここ数年DVカメラを使った事がないのですが、製品そのものよりも新技術とか新製品そのものに興味があるので、リサーチは欠かしていないのでありました。
錆鉄人のビデオ歴は、二女が生まれた頃にポータブルデッキを肩から下げて大きく思いカメラを担いで撮影した所から始まり、パスポートサイズのTR-55が発売された時にこれしかないと購入して、その夏の富士山登山を初め家族登山・旅行に何年も大活躍してくれました。その間にHi-8が出てやや高画質化したが、機体の大きさなどから触手が動かないままに子供達が中学生になり、ビデオ撮影をする機会もなくなっていたのでした。この頃にはポータブルビデオカメラも遂にデジタル化(DV機)され、圧倒的な高画質となりましたが、我が家ではビデオは必要のないものになっていたでした。
しかるに二女が中学校の卒業式で送辞を述べることになり、錆鉄人は千載一遇のチャンスとして、「我が子の晴れ姿をDVを買って撮影しなかったら一生後悔する!」と天女に購入を認めさせたのでありました。そしてこのDVは、親戚の結婚式などで活躍し、長女のポーランドでの結婚式にも大活躍してくれたのでありました。
そしてその後は全くDVカメラは使用していないのですが、長女が12月に出産することが分かったので、俄然高画質ビデオを買いたくなったのです。動画撮影に関しては、デジカメも徐々に機能をアップさせていますが、長時間撮影が出来ない上に、映像の質や音質などでもまだまだです。そうしているうちに、ソニーからHDビデオ初の大衆機というべきHDR-HC1が発売されたのです。それまでもハイビジョン対応のビデオは発売されていましたが、値段は30万円程度する上に馬鹿デッカイ代物で錆鉄人はとても買う気持ちはありませんでした。しかるにHDR-HC1は値段も15万円以下で、大きさは今持っているパナソニックのDVカメラと変わりありません。錆鉄人の好きな「・・・パフォーマンス」という尺度で考えると、コストパフォーマンスで2倍以上、ボリュームパフォーマンスでも2倍以上、重量パフォーマンスでも2倍以上となり、総合では8倍以上の総合パフォーマンスを達成しているのであります。但し、コストを下げている分が画質など微妙な点で前機種よりも劣っている可能性はありますが、今のDV画質と比べれば雲泥の差であるのは間違いないので、そこの所(HD画質)に関してはあまり拘泥しないつもりでいます。
そして、7月に娘夫婦が帰って来た時に、子供が生まれたらHDビデオカメラをプレゼントすると宣言したのでありました。
が、天女の性格を受け継いで「もったいない」意識の強い長女は、「結婚式の前に買ってくれたのはそのためじゃないの?もったいないわ!」と答えたのでありました。
しかしながら、錆鉄人は赤ちゃんが生まれるのだから、それは其の時点で最高の画質のフォーマットで撮影しておきたいと思っているのでした。錆鉄人が最初に自分の子供を撮影したときのビデオを見ると、その画質に愕然とするのでした。解像度がないばかりではなく、分解写真のような動きでしか写っていません。それでもとても貴重な記録で我が家の宝でありますが。
そういう思いをしたくないので、出来れば最高の画質で最初から写したいと思うのであります。とはいえ、今の技術を考えた場合、テープ方式がが続くかどうかは疑問でもあります。ハードディスクを用いたもっともっとコンパクトなHDビデオカメラが1〜2年以内に出てくるのは間違いないと思うので、それを待ったほうが良いのではないかとも思うのであります。1〜2年待つならデジカメも進歩してHD画質での動画撮影が可能なものが出てくるかもしれません・・・・
しかし、その間に取り逃がした映像は過去に戻って撮影する事は出来ません。悩むところであります。

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