天女米伝説 昔々、人々は超強力な農薬や除草剤で米を作っていました。 おかげで害虫は根絶しましたが、 かつては乱舞したホタルも姿を隠し 農作業をするお百姓さんも農薬の害に身体を蝕まれ そのお米を食べる子供達にはアレルギーが多発していました。 そんな人類を救おうとある時、 何処からともなく美しい天女が舞い降りて錆鉄人に告げました。 「無農薬・無除草剤・有機肥料で米を作りなさい」と。 (一部に誇張・脚色あり) しかし、無知な錆鉄人はそのような稲作を知りません。 やむなく天女は人類を救う崇高な目的を諦め 錆鉄人に嫁いで稲作の指導をすることになったのでありました。 そして月日が流れて 今や「天女米」は10kgが10万円もする超ブランド米となりましたが 無欲な錆鉄人は耕作面積を増やすこともありませんでした。 従って自家消費する量をどうにか収穫出来るだけでありましたので いつしか「幻の天女米」と呼ばれるようになったのでありました。 |
天女米とは 【定義】 工事中 |
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田植え後約1ヶ月 | ||
田植えは5月7日、8日に行いましたが、こちらは8日に植えた従来からの田圃です。 今年は藻が大量に発生しましたが、まずは順調に生育し一株の本数もかなり増えてきました。 昨年はヒエが大発生したので、真夏の炎天下を天女と一緒に延べ10日程もヒエ取りをしたのでした。ヒエは水を切らさなければ発芽しないと聞いたので、今年は畦シートを田圃の周囲に巡らせて漏水を防ぎ水が切れないように管理していました。 しかし、10日頃、横から稲株の間を見ると何かが生えているのが見えました。11日に田圃靴を履いて入ってみると、やはりヒエでした。しかし、生えたばかりのヒエはヒョロヒョロとして取り難く、この日は主にウリカワの大きいものを取っていました。 |
手前はイノシシ避けの電柵 約5,000Vの電圧がかかる 左奥の木はホウの木、右はイチジク |
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抜いたヒエ、ウリカワ | ||
6月19日、あまり気が進みませんでしたが、いつまでも放っておく事は出来ません。ヒエ取りに田圃に入りました。 まだヒョロヒョロしたものもありましたが、田圃の真ん中辺りは、稲と見紛うほど大きくなっていて、4株程の幅で歩くと田圃の真ん中辺りで袋一杯になる程大量に生えています。ちょっとだけのつもりでしたが、結局半日田圃に這いつくばっていました。 |
取ったヒエの山 (他にも数箇所) |
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ウリカワ | ||
正式の名前は知りませんが、父からウリカワと教わったと思うのでそう呼びますが、ハスのような花が咲いて大量の種をばら撒き増えます。大きくなったものは稲と同じ位の高さまで伸びたものもありますが、水の中にはビッシリと小さなウリカワが生えています。 これは諦めて、大きくなって水面上に出ているものとヒエだけを取りました。 以下、続く |
ビッシリ生えたウリカワ |
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ヒエ抜き8月13日〜 | ||
6月後半、天女も何日も丹波に入ってヒエを抜いていたので、今年はもう大丈夫と思っていたのですが、7月末の出穂と時を同じくしてヒエが急に伸びてきて、穂の上に目立つようになりました。受粉時に稲の間を歩くのは悪いので、お盆休みにヒエ抜き(実際はヒエ切り)をする事にしました。 天女にはお盆休みはありませんが、13日は休みだったので朝食後一緒に田圃に行きました。去年土日の休み毎にあれだけ田圃に入ってヒエを取り除いたつもりでしたが、入ってみるとがっかりするほどたくさんヒエが生えていました。 久しぶりに田圃に這いつくばって、さらに抱えきれる限りのヒエを担いだので、錆鉄人の背中は悲鳴を上げています。 |
田圃の手前8列は横に植えてあるので そこを越えてヒエの多い所を 4列位の幅でヒエを切り取っていきました。 2日でほぼ取りましたが まだ伸びてくるひえがあると思います |
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ヒエ抜き8月13日〜 | ||
今年は雨が多いので田圃は水が溜まっていてかなりぬかるみます。狭い稲株の間を歩くのでズボンは泥だらけになります。その泥の上に手に持てなくなったヒエを置いて次の場所に移動してヒエの切り取りを続け、後でそのヒエを集めて抱えて捨てるのでシャツの泥だらけになります。つまり、上から下まで泥だらけになって家に帰ります。 6月にヒエ抜きをした効果か、去年の数分の一しかないようで、2日作業をしたら、ほぼヒエが見えなくなりました。メデタシメデタシ。 去年は取りきれないうちに種が相当こぼれてしまいましたが、今年はあまりこぼれていないので、来年はもっと少なくなるのではないかと期待しています。 以下、続く |
切り取って捨てたヒエの山 ヒエの長さは80〜100cm高さ約1m 去年はこの数倍になりました! |