樹氷のトンネルを通って 韓国岳

撮影 平成15年12月27日

韓国岳(1,574m)

日本百名山では霧島山となっているが
霧島山はその辺りの山域を指す言葉であり
ピークで言えば韓国岳を指すことになっている。
高速を走行中、鹿児島の辺りからも樹氷に白く輝いているのが見え、
登山好きな人なら今日はみんな登っているのではないかな
と言いながら溝辺・鹿児島空港ICで下り、霧島へ向かう。

霧島温泉の辺りに近づくと硫黄のにおいがする。
道路沿いにも噴気を揚げているところがあったりする。

霧島、高千穂峰
霧島神社や高千穂峰というと今や「坂本竜馬の新婚旅行地」として有名である。我々も2人の子供が大学へ行って以来、友人達からは「新婚さんみたいで良いわね。」と言われているので、新婚旅行気分で行ってみたかったが、あいにくと時間がなかった。
また、高千穂峰は、噴気孔が発見され噴火の危険があるという事で登山禁止となっていた。(事前にWebで分かっていた。)
駐車場
百名山登山ガイドで調べると、えびの高原レストセンターの駐車場を利用することになっている。しかし、ここからは車道沿いに10分程歩いてから登山道になると書いてある。果たしてWebで調べると、その部分「韓国岳登山口」に10台程の駐車場があると書いてあった。早朝ではないので満車かもしれないと思ったが、とりあえず行ってスペースがなかったら戻ろうということにして、行ってみたら運良く1台分だけスペースがあった。
単なる観光客とおぼしき人達が登山道を歩いているのが見えた。車から降りて登山靴をはこうとすると、足元は凍っていた。ここは標高1,200mほどの高地である。

駐車場前の登山口より(15:13)
左は硫黄岳、中央が韓国岳
樹氷のトンネル
登山口からすぐに硫黄岳に到着する。この辺りには一般観光客もいる。登山の格好をした人が「登っている人がいないようなので途中から下りてきた。」と言うが足跡はたくさんあった。
硫黄岳から少し登ると樹氷のトンネルが始まった。この辺りまで観光客が来ていた。妻は夢中で写真、写真と言うので写したが、これは樹氷のトンネルの始まりで登るに従って樹氷もきれいになったのであるが、低温の山での撮影で、3日間電池が持つかどうかが不安でその後は写真を撮らなかったのが残念であった。(本当はもう1台デジカメを持って行くつもりであったが、出発前に見つからなかった。帰ってからウエストポーチに入れたのを思い出して探したらあった。)

妻は歓声を挙げてはしゃいだが
これは序の口であった。
樹氷その2
樹氷のなかを真っ青な空に向かって階段が続く。頂上は近いので急ぐ必要はなかった。
樹氷に見とれ、ため息をつきながら登る
頂上
今回の九州百名山は祖母山を除き、妻を急がせることはほとんどなかった。そういう面でも妻の満足度は高かったようである。(いつも時間が無いので、頂上に着くまでハーハー、ヒーヒーで登り、着地する場所が悪くても文句を言って、1歩でも無駄にしないで効率良く登り、下山することに努めていた。)
快晴で風も弱く見晴らしも良くて、頂上は最高であった。妻も今まで登った山の中で最高と喜んだ。

快晴の空をバックに(16:04)
高千穂峰
一番向こうが、坂本竜馬とお竜さんが新婚旅行で登った高千穂峰である。坂本竜馬ファンの次女は、何で登らなかったと言うだろうが、時間がないばかりではなく、登山道付近に噴気孔が出現していたのでこの時点では登山禁止でもあった。(とはいえ、こっそり登っている人はいたのではないかと思われる。)
大浪池
こfれも頂上から南にある大浪池を写す。霧島はこのような噴火口を持った山が多く(中には水をたたえていないものもあるが)、たくさんの池があり、えびの高原レストセンターを拠点とした池巡りも観光コースとなっている。(これは登山ではなく一般の観光コースである。と言ったが、30分余りで登ってしまえる韓国岳は登山と言えるのか?やや疑問であった。)
頂上には20分程いて下山。ザッグに取り付けていたプロトレックはマイナス4.6℃を示していた。

下山
中央の山の左麓にレストセンター。韓国岳登山口駐車場は妻の頭のすぐ右にある。(道路沿い)
満足して硫黄岳のところまで戻ったが、コンクリートの道を登ってきたことを忘れて(駐車場は下だと思うのに、この道路は左に続いていた)、硫黄岳の横を下りようとして足跡がないので戻ったりした。結局、駐車場ではない所に戻っても歩けばいいからと言ってそのコンクリートの道を下りたら駐車場に着いた。(17時頃)
ちょっと情けない気分だった。

ここからえびのICに向かい、松橋ICで下りて高千穂へ走った。

16:40

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