白武峠からの 西吾妻山

04.07.28

西吾妻山(2,035m)

吾妻山は非常に大きな山域であり色々なピークがあるが
最も高いピークが西吾妻山であり、
日本百名山としては西吾妻山が選定されている。
西吾妻山は白武温泉からリフトで天元台まで登るのが最もコースタイムが短い
しかし、Webで調べると、リフトの運行は8時からとなっていて
東京から来る友人との待ち合せにはとても間に合わない。
従って白武峠からのコースで登ろうと考え
Webで登山記を調べたが全く検索がヒットしなかった。
地元の自治体のページでも紹介されていなかった。

昭文社のエアリアにはちゃんと登山道が引かれ
コースタイムも出ているのでちゃんと登山道はあるだろうと考えた。




どうやって行くの?
磐越道の猪苗代磐梯高原ICでおりて、北に向い桧原湖まで走り、そこから何とかラインを上っていくと約10kmで白武峠駐車場に到着します。白武峠は福島県と山形県の県境に位置し、標高は1,402mもあります。西吾妻山との標高差はたったの600mしかなく、やや距離が長いものの急げば2時間はかからないと思いました。
会社終業後、家に帰らず高速道路に乗ってひたすら北を目指して進みました。最近体力が低下したのか、到着する前に眠くなる癖がついたのですが、この日は磐梯SAまで走りきりました。時間は11時半頃でした。高速道路はETC夜間割引をしているので、午前0時から4時の間にICを出れば福井IC〜猪苗代磐梯高原ICまで1万円の所が2,000円程割引になるので、磐梯SAで寝て3時半に起きて4時前にICを出る事にして、持ってきた目覚まし時計をセットして寝ました。
途中トラックの音で何度か目を覚ましたりしましたが、必死で寝て目覚ましで起きました。トイレに行って顔を洗って出発し、10kmも走らないうちに猪苗代磐梯高原ICでした。出る時にETCに表示された金額は10,000円となっていたので、ちょっと不安です。
白武峠から見る日の出
駐車場には旧型のエルグランドが駐車していて、初老の夫婦が登山の準備をしていました。これから西吾妻ですかと尋ねると、「そうです、よろしくお願いします。」と言われた。自分と同じように後席をフルフラットにして布団が敷いてあるように見えた。ちょうど日の出の時間でした。
自分はICを出てすぐにあったコンビニで買ったパンとおにぎり、ペットボトルをザックに詰め込み、登山靴を履くと、お二人も準備が丁度すんだ所のようでした。
でも、自分は11時半には二本松駅に迎えに行く必用があるので、「お先です」と言って出発した。

日の出
駐車場を振り返る
駐車場の付近には、登山口の標識は出ていませんが、道路の反対側から山に向かって道があるのでこれだろうと思って進みました。

右側が4〜50台駐車可能な白武峠駐車場
奥にトイレがある
登山口
数分歩くと、標識が立っていました。ここが登山口という事でしょうか。標識には白武峠まで300mとなっていますが、500mはあると思います。
余り登山者がないらしく、登山道には草や笹などが覆いかぶさるように茂っていて、すぐにズボンを濡らしました。そして、登山靴にもあっという間にしみこんで来ました。今回は天気が良いから防水スプレーをしてこなかった油断を突かれました。30分も歩かない間に登山靴の中はグチャグチャいいだしました。


これはナンダ!
グチャグチャもなんのその、じゃんじゃん飛ばしました。すると、小さな谷川に出くわしましたが、橋ではありません。何とハシゴになっていて、1.5m程下りてまた登らなければなりません。こんなのには初めて出くわしました。

湿地


登山道
やがて登山道は岩まじりのやや険しい道となります。この付近で戻る時にルートを間違え十数メートル進むと登山道が消えてしまい焦りました。ここは結構間違う人が多いようで、そのポイントまではしっかりした道になっていました。

西大巓

西大巓は西吾妻山に近いピークで見晴らしが良い場所と書いてありましたが、ここからの飯豊は本当に雄大でカッコ良く見えました。
向こうに見えるのが西吾妻山の頂上です。

西大巓からの飯豊連峰
まだかなりの雪を残し雄大に横たわっていた
頂上
西大巓から頂上は上の写真のようにかなり近くに見えますが、実際はここから少し右に進んでから標高差で100m程も下ってから、また登ることになります。

頂上はガイドブックに書いてあるように
眺望はありません
梵天岩
時間があるので梵天岩・天狗岩・避難小屋と回って帰ることにしました。

       梵天岩の標識

岩の上から東吾妻方面を見渡す
白く曲がっているのは木道
付近には地塘が光っていた
ツアーコース
西吾妻の頂上からは、この石ころの広場を通って少し進んだ所が梵天岩で、戻ってきた所に「ツアーコース」の標識が立っていて笑わせる。
中央の膨らんで見える所が下の東神社である。

吾妻神社

妻の影響か、最近は頂上の神社・祠にお賽銭を必ずあげるようになった。

神社の左から避難小屋方面を望む
向こうに見えるのが西大巓
避難小屋

避難小屋まではほぼ木道が続く。西大巓への木道から50m程右に入っている。

中は相当広いは土足で汚れていた
トイレは結構きれいだった。
まだシーズン初めの為であろうか
西大巓から

北のほうの山並み
朝日・月山・鳥海山だと教えてもらったが、この写真ではさっぱりわからない。(心眼!)

駐車場をほぼ一緒に出発した東京の夫婦連れ。北海道以外は百名山を登りきり、来月北海道に行くと言っていた。奥さんは61だと言っていた。
駐車場に戻る
駐車場に戻ったのは
泥だらけのズボンをぬいで、トイレの手洗いで洗った。靴下も洗った。洗っているとマイクロバスが駐車場に入ってきて、一人の女性がトイレに来た。これから登るのですかと聞いたが、みんなは登っちゃってもう下りているとかで意味が分からなかった。
この後、鉄小屋泊まりで安達太良山に登りました。
シャンペンに感激・安達太良山

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