1日で百名山3つ登頂にチャレンジ(3)
草津白根山



草津白根山(2,171m)

草津白根山は従来はロープウェー山頂駅のそばの登山口まで
車で行って駐車出来たのであるが、
Webで確認したら、白根火山駐車場から先は通行止めになっていた。
とはいえ、30分足らず歩けば元の登山口で、
ここからは遊歩道を歩けば良いだけの楽チン登山である。

どうやって行くの
福井から直接行く場合は信州中野ICで高速を降りて、国道292号線を草津白根火山目指して走ります。高速を下りて約50kmほどもあるので結構遠く感じます。
我々は研究の末、四阿山・浅間山・草津白根山と回ると最も効率が良い事を発見したので、浅間山の車坂峠からの行程となります。
浅間山の項で書きましたが、途中おかしな標識に惑わされて大きな道草をして時間をロスしてしまい、頭に来て走っていました。
もう少しで草津温泉という所で、左折「○○大学・本白根登山口」と出ていました。本白根登山口はご大層に赤字で出ていました。自分の古い地図にはないルートでしたが、最近出来た近道だろうと左折しました。道なりに走っていると再び右折「○○大学・本白根登山口」で表示に従って右折、しばらく走ると「○○大学」は確かにありました。そこを過ぎるとすぐに舗装道路は終わり急な山道になり、ペンションのような建物が2つ程あり、そこを超えてすすむと、遂には行き止まり。手前に右に入る山道がありましたが、最近車が通った様子が見えません。これはおかしいとユーターン。途中標識があったのかと探しながら戻りましたがなく、2つ目の標識で間違ったのかと戻りますが間違ってはいませんでした。しかたがないので、最初の標識まで戻り、草津温泉を越えて湯釜に向かいました。
登山口の駐車場
草津温泉から山に入っていくと道路わきに雪が見えてきて、辺りは急にガスってきました。右「本白根登山口」の標識があり、おかしいとは思いましたが入ってみました。そこはゴンドラの乗り場でした。
そこからさらに上に向かって車を走らせましたが、想像以上に距離と標高差があり、ちょっと心配になる頃やっと白根火山の駐車場に到着、15:15頃でした。湯釜見物客の為の駐車場なので、登山口とは反対の道路右側にあります。駐車料は500円でした。
準備をして、登山口への道路の入口に行くと、右の通行止めの看板が出ていました。これは事前にWebで確認済みでした。通行止めのチェーンの先にシャトルバスが止まっていたので聞いたら、5分位後に出るというのでトイレに戻るのをやめて乗りこみました。
 
バスの運転手は質問してもぶっきらぼうで、観光地のこのようなバスの運転手は失格だと思いました。何よりこの地に良い印象を持ってもらおうという熱意がぜんぜん感じられません。
山頂駅
結局乗客は我々2人しかいなく、無愛想な運転手が無言で乗り込んできて出発。数分でロープウェーの山頂駅に到着。
濃霧の中、入口のドアを開けて中のトイレに妻が入って行きました。トイレは会談を下りるという表示がありました。
妻を待っている間、バスは止まったままでちょっとばつが悪く感じながら、辺りをウロウロしていました。
妻は以前はマラソン大会のスタート前になると便秘が楷書していましたが、最近は山に来ると解消するようです。(連れて来る夫に感謝してね!)
ハードに歩くので少しでも軽くしようという自己防衛本能が働くのでしょうか。上り下りの衝撃によって胃腸が刺激されることは間違いありません。

視界はやっと20〜30m程度だった
遊歩道入口
山頂駅からは100m程戻った所が本白根山への遊歩道の入口です。ここはスキーリフトの乗り場になっている所で数十台は駐車出来るスペースがありますが、進入禁止なので当然1台も車はありません。
15:45頃出発。この付近は遊歩道といっても整備されている感じではなく、リフトの支柱の横を歩いていきます。ガスって薄暗いので妻も結構早足で歩いていきます。
やがて木道になり、脇には雪もありました。木道はかなり腐食してきてそのうちに踏み抜くようになるなと思いながら、なるべく腐っていない上を歩きました。遊歩道の脇には高山植物の名前を書いた札と中に入らないようにという注意標識がたくさんありました。

戻ってきた所の写真
真っ直ぐ下りる踏み分けがあったので
戻りはそこを通った。
コマクサ
草津白根山はコマクサ抜きには語れない?
正確なことは知らないが、一度は絶滅したけれど地元の中学生が移植して増やしているという話である。雪が溶けてそれほど経っていないと思われるので、花はまだかなり先と思われるが、そこかしこに大量のコマクサの株が生えていた。一斉に咲き誇る7月初め?はそれは見事だろうと思える。

分岐で間違える
ともあれ遊歩道の脇以外は何も見えないので、ひたすら進むだけ。やがて遊歩道の分岐に到着。16:02 右の地図があったので本白根山頂へ向かった。


左のゴンドラ駅のほうから中央白○の現在地に来た所。上に本白根山頂と書いてあり、右に進んでも最高到達点という表示はないので、山頂目指せばよいものと信じて出発した。
本白根山頂?
分岐からはちょっと歩きにくい階段を数十メートル登ると本白根山頂と案内図に描いてあった場所に到着。ケルンがあってその上は方位盤になっているが、「遊歩道最高到達点」の看板はどこにも見当たらない。
もっと先にあるのだろうと進む。少し下がって登り始めたので期待して進んだがない。その先かとさらに進んだ。
結構進んだ所でどうもおかしいと思い地図を取り出す。すると遊歩道最高到達点は反対側に行った所にあると判明した。分岐からは10分以上は進んでいたと思われる。
地図を見せて反対側に行かなければならない事を妻に告げると、妻は急にスーパーウーマンモードになって、小走りに遊歩道を戻りだす。大股早歩きをしても付いて行けないので自分も走って付いて行った。

16:05
遊歩道最高到達点
という事であっというまに分岐を通り過ぎ、最高到達点に到着。記念撮影をする。何はともあれ、1日で3つの百名山を登るという偉業?は達成されたのであった。
相変わらず視界はほとんどないので留まる理由もなく引き返した。妻はスーパーウーマンモードが残っているらしく、また小走りに戻る。
分岐の所で迷った言い訳を書くために案内図の写真を撮り、あれは不親切だとか話ながら、ここからは普通モードでもと来た遊歩道を戻った。
リフト乗り場の所には16:53に到着。ここからは舗装道路を駐車場まで戻る。何度か曲がって駐車場が見えた所に左手には湖があって結構良い景色であったが、如何せんガスが邪魔をしていた。
駐車場の所に戻ったのは写真を撮らなかったので時間が分からないが、17時少し回った頃だと思われる。

16:28
湯釜
ここまで来たら湯釜を見なくては始まらない。道路からは遊歩道の頂上付近を歩いている2人連れがかすかに見えた。
駐車場のトイレで用を足して、湯釜への遊歩道へと進む。少し歩き出すとドタドタと音がして外国人が走って下りてきた。きっとカメラを忘れたのではないかなと言いながら歩いていると、またドタドタ。やっぱりカメラを肩から下げて走ってきた。結構がんばるなと言いながら登りきるとそこが湯釜の展望所だった。
標柱の前に老婦を立たせて先ほどの外国人がデジカメを構えていた。今度は代わって老婦が写真を撮った。外国人は写真を確認してもっと上と言って再度写真を取り直し。何回やっても駄目なので、撮ってあげましょうかといったが良いというので、もう少し下がったらとアドバイスし、やっとOKになって、やっと我々が写真を取れる板になった。外国人はガスに溶けた翠色の湖面の写真を撮っていたので、声を掛けて2人一緒の写真を撮ってもらった。

草津白根山の標柱の右側が
かすかに翠色なのがわかりましか?
エメラルドグリーンに
白を混ぜたような色だった。
草津温泉に入る
草津に来て草津温泉に入らない馬鹿はいない?Webで調べると無料で入れる所が結構あるらしいが、そこには駐車場もないので、行くときに目を着けておいたベルツ温泉センターに行った。
駐車場には車は2台しかなく、入口の表示を見ると入浴は19:00までで最終入場は18:00とある。後10分しかないので、あわてて準備をして入った。7時までですがいいですかと聞かれたのではいと言ってお金を払う。一人900円は高いけれど、安い所を捜している時間もない。
温泉は2階にあり、妻と最後までいようと言って別れた。脱衣所に入ると、ちょうどそれまで入っていた人が出てきたので、貸切状態になった。
中には展望の良い広い浴場とサウナがあった。温泉は入るとつるつるしてきた。サウナも入ったりしたが、本来カラスの行水タイプの自分は時間をもて甘した。我慢して出たり入ったりしていたら、18:30頃から脱衣所で掃除をする音がしてきて、居たたまれなくなって上がった。妻はまだ入っているものと思って2回の椅子に座って待っていたが、しびれを切らして「もう上がったよ」と言ったら下から声がした。妻も掃除の音に追い出されたとの事で、気分が悪いなと言いながら草津を後にした。
草津からは145号線に下って、後は一直線に沼田へ向かった。途中でレストランに入って上カルビ定食を食べたがビールを飲めないのが残念だった。
沼田を通り越して、今日の寝場所は道の駅白沢に着いたのは午後9時半頃だった。
赤城山へ

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