低くても良い山 筑波山

05.03.26

筑波山(877m)

筑波山は標高が一番低い百名山としても
簡単に頂上に登れる百名山としても有名である。
男体山にはケーブルカーで
女体山(が高い)にはロープウェーに乗れば
頂上はすぐそこです。

しかし、由緒正しい登山屋である錆鉄人は
そのような誘惑には目も向けず
きっぱりと歩いて登ったのでした。
(この時間まだ動いていなかったからではありません。)
これくらいの山にもったいないというのが正直な所でした。

低い山ですが
女体山からの下りは巨岩がいくつもあって
おもしろい山でした。

どうやって行くの?
福井県から筑波山に行く場合は、必ず首都高を経由する必要があり、通過する自信がなかったのですが、今度のステップワゴンにはカーナビをつけたので行く事にしました。
首都高を午前3時過ぎに通過して、常磐道を走ります。SAで朝食を食べ、土浦北ICで下り、筑波神社を目指して西へ走ります。

途中にあったセブンイレブンで昼食を買いました。


  セブンイレブンからの筑波山

高速を下りる付近からも、付近には高い山がないので、あれが筑波山だと分かります。
駐車場
坂を上って行くと市営第一駐車場の標識が出ていたので、そこに上がりましたが1台も駐車していません。もっと先まで行ってみようと戻ってさらに進むと、筑波神社のすぐ手前に市営第二駐車場があり数台の車が駐車していて、登山準備をしている人もいたのでここに駐車することにしました。。ここも無料です。

  駐車場入口の立派なトイレ

登山口(筑波神社)にはこの前の道路を少し下がると、左に下りる近道があります。(案内板が出ていました)
下の道路を少し歩いた所で地図(昭文社の「百名山に登る上」)を忘れた事に気が付いて、走って取りに行きましたが、あわてて下るとつまずきそうな階段なので気をつけましょう。
筑波神社
筑波神社の左が登山口になっています。そこには筑波山の案内板があります。ここで一緒になった登山者はすぐに登山口のほうへ上がって行きましたが、自分達はお上りさんなので筑波神社にお参りに行きました。


いわれのありそうな太鼓橋に前にて

筑波神社
   
山門に向かいます。途中の広場には筑波山を詠った歌碑がいくつもありました。


なかなか立派な拝殿です。
例によって少しのお賽銭でたくさんのお願いをしました。
出世稲荷
拝殿から登山道のほうへ行こうとすると、回廊の下に出世稲荷という案内が見えました。
今さら出生してもと思いましたが、そこはついでといっては何ですがご利益があるかもしれないので、回廊の下を潜って階段を上り、お稲荷さんらしい赤い鳥居が並ぶ下を登って行くと、出世稲荷がありました。
でも屋根は錆びたトタン張りでちょっとみすぼらしかったです。ご利益があった人が立派な屋根を寄進してあげて下さい。


ここから戻らなくても登山道に行けます
登山道
やっと登山道に合流しましたが、登山道は広くてゆるやかです。でも所々に木の根があったりするのでよそ見せずに歩きましょう。

暗かったのでブレています
ケーブルカーのすれ違い場所
ガイドブックにも書いてあったケーブルカーのすれ違う場所です。登山道の少し奥に金網があるのですが、一部破れていてその先に踏み跡が見えたので野次馬根性あふれる錆鉄人も、金網の隙間から線路内に入って写真を撮影しました。
そして、登山道に戻って少し歩くと何と登山道からちゃんと同じような所が撮影出来るではありませんか。
男女川
男体山と女体山の間に流れる川だから?
            男女川
   

男女川の源流
ひしゃくがあったので飲んでみました
大腸菌がいないかちょっと心配です
御幸ヶ原
やがて御幸ヶ原につくと、右側にみやげ物屋さんが並んでいます。奥が女体山ですが、手前の山に頂上は隠れているようです。

鉄塔の辺りが男体山頂上

ここを左に数分登ると男体山の頂上です。
すぐ右側にはケーブルカーの駅がありますから、ケーブルカーを使えば簡単に登れる山です。でも、この時間まだケーブルカーは動いていません。
男体山
御幸ヶ原の手前にもわずかに雪が残っていましたが、男体山の頂上付近にははっきりと雪が残っていて、氷が張っている所もありました。が、アイゼンが必要とかそういう条件ではありません。
男体山から女体山を望む
頂上右下の白い建物はロープウェー駅です。

以下 続く

男体山の頂上は神社が立っています。
立身岩
御幸ヶ原の右側の写真のお土産屋さんのすぐ左側に、「←立身岩」の標識があり行ってみたいなと思いましたが、地図に出ていないので諦めて頂上に行きましたが、戻る時に違う所から登ってくる人がいたので聞くと立身岩にいけるというので、行って見ました。


大きな岩で下が祠になっていました。
左の階段を登って右に進むと
立身岩の上に登れます。
錆鉄人は登って見ました。
ガマ岩
立身岩の横を通って、お土産屋さんの横の案内板の所に戻りましたが、どこに行くのか分からないので不安でした。ツェルマットやグリンデルワルトのトレッキング路では、分岐点には必ず○○まで何分、△△まで何分等と標識が完備されていましたが、日本でも案内標識をもっと考えてほしいと思いました。(標識の数は10倍以上あったと思います)
御幸ヶ原でお土産を買おうとしましたが、ケーブルカーが動く時間になっていない為か全て締まっていました。御幸ヶ原の奥の左側にトイレがあったので用を足してから階段を登って女体山の方に進むと、ガマ岩があります。
付近はカタクリが咲くらしく「カタクリ祭り」とか何とか書いたのぼりが並んでいましたが、咲くのはまだかなり先のようです。

上が写っていないので分かりにくいのですが
創造力をたくましくして
「ガマ」を連想して下さい。
女体山

御幸ヶ原からみる限りでは女体山よりも男体山のほうが高いように思いましたが、女体山のほうに進むと、見えていたのは手前の部分だったことが分かりました。
女体山のほうが頂上らしく立派に見えました。頂上にあるのが女体山御本殿

団体さんがいたので
写真も順番待ちでした
女体山
    
何故か誰も一番高い岩の上には上りません。錆鉄人はピョンピョンと飛び上り天女を呼びましたが、天女はビビリながら途中で腰を降りしていた人に支えてもらったりしてやっと上りました。
笑顔が引きつっています。

同じく、岩の上から
男体山を撮影

ほとんどが中年女性の団体さん約20名
賑やかでした。
ここではゆっくり出来ないので
少し下りた所で昼食を食べる事にしました。
下山案内
上の写真の社のすぐ下が下山口になっています。
案内に従って進むと、一端登って神社の裏のような所から下りだします。
ちょっと風が強くて寒かったので風のない所を探して100m程下りて食事にしました。といっても、コンビニで買ったおにぎりとパンを食べるだけですが。

弁慶七戻から筑波神社へ向かう
大仏岩
少し急ないわばを下りると大仏岩に出ます。
妻はもう少し正面からのほうが大仏に見えると言いましたが、自分はこちらからのほうが感じが出ている気がしました。
座禅をしたまま石化したのでしょうか?
北斗岩
次々と名前が付けられた巨岩が現われるので退屈しない下山路です。
大仏岩から少し下ると北斗岩が現われます。岩の間を潜って進みます。
裏面大黒岩
次は裏面大黒岩です。裏側は見れませんので、なぜこういう名前が付けられたのかは分かりません。
出船入船
次は出船入船です。
船の舳先といえば言えない事もないかという感じです。
母の胎内潜り
こういう古くからの信仰の山には必ずといってよい程ある体内潜りです。
天女は岩が突き出しているので、その下を通る事が胎内潜りだと思って通り過ぎようとしたので、その後を潜るんだよと言って通りました。
高天ヶ原
母の胎内潜りから鉄の階段を下りると高天ヶ原です。後の階段を登ると祠があります。登ってお参りしました。
弁慶の七戻り
弁慶の七戻りは不安定な格好で岩が乗っていて、かの弁慶が行こうかどうか7回も躊躇したところから名づけられたという事である。よく眺めなかった天女はさして怖がらずに下を潜りました。
弁慶茶屋
弁慶の七戻りの先に弁慶茶屋があります。甘酒も売っていました。天女はお土産を眺めていましたが、結局買いませんでした。
弁慶茶屋の先で下山路は2つに別れていて、左に行くとロープウェーの乗り場、真っ直ぐ進むと筑波神社に戻ります。
我々は車があるので筑波神社のほうに進みましたが、ここから先は1つ祠があるだけで、森の中を下って行きます。


筑波神社から駐車場へ戻る
やがて筑波神社の左側に下りていきます。すぐ横のお土産屋さんで天女がお土産を物色していると、おばさんが梅茶をご馳走してくれ、四六のガマを見せてくれました。
そういう事もあったためか、ここでいくつもお土産を買い大満足の天女でした。
駐車場に戻ると広い駐車場はほぼ満杯でした。ザックを車に置いて、駐車場奥の梅園入口の案内に従って梅園の見学に行きました。

梅園入口からの駐車場
梅園見学

         一面の梅園

梅園から戻ってつくば市の焼肉店で昼食を食べ、はるばる犬吠埼まで行って、海ホタルを見学しました。(観光編へ続く)

赤・ピンク・白
様々な色の梅が咲いていました
錆鉄人の赤シャツは天与とお揃いではなく
いつもの登山用シャツを忘れたからです。

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