ヒーヒーハーハー 月山

05.09.06

月山(1,984m)

月山は中島敦の小雪で有名であるが、
元文学少年だった錆鉄人は残念ながら読んでいない。
どちらかというと
出羽三山の歴史などのほうに興味があるので
登った後で羽黒山にお参りがしたかったので
月山8合目からの正統な月山登攀ルートを選択した。








どうやって行くの?
鳥海山に登った後、鉾立の駐車場で月山8合目の月山レストハウスを目的地に設定したら、鶴岡まで高速で戻るルートを推奨したが、もう無駄なことはしたくなかったので、一般道優先で再検索したら、一応6km程距離の短くなった。
地図を見る限りは、斜めに近付くルートがありそうであるが、細かい設定の仕方を覚えていないし、そのルートは走りにくいから除外されているのかもしれないので、カーナビに従って走ることにした。
国道7号線はかなりのスピードで流れ、鶴岡市まで行くと月山は後方になり焦る頃やっと左折したが、おかげで真っ当な道路を進み大鳥居も潜ることが出来た。

大鳥居を潜ってからしばらくすると道路は山道となるが、それ程狭いという事はなく、やがて「左羽黒山、少し先で右月山」の案内標識がある所に出た。月山の曲がり角の所にはビジターセンターがあり、帰りに寄ったが熊避け鈴は置いてありませんでした。
ここからはかなり狭い道路が続き、すれ違いする場合は待避所を使うしかない道路が続きます。途中で新潟ナンバーのフィルダーに追い着きこれ幸いと後を走らせて貰っていましたが、駐車場の1km程手前で退避スペースに車を停めたので、先に行きましたが、これは助手席にいた奥さんが気分が悪くなったからかもしれないと思いました。
駐車場
駐車場は広くかなりの車が駐車していました。なぜか向こうの駐車場入口のほうがぎっしりと車が停まっていたので、錆鉄人は奥のほうは有料かもしれないと思って入口のほうに駐車しましたが、全体が無料でした。
トイレ
駐車場の奥の立派なトイレで用を足して、左に進むと遊歩道の入口です。
弥陀ヶ原

遊歩道入口の案内板
13:22 鳥居のあるほうへ歩きかけたのですが
羽黒山参拝の時間が欲しいので思いなおして
右側の最短ルートを歩きました。


登山道から見た弥陀ヶ原
弥陀ヶ原には遊歩道が
左の図のように敷設されています。
登山道入口
木道は左右に傾斜している所があり、歩き易いほうを歩きましたが、混雑している時はどうなるのでしょうか。
20分と書いてありますが、13:30に到着。この場所の笹の日陰で数人の人が休憩していました。日差しはジリジリと暑かったので錆鉄人も日焼け止めを塗ろうかと迷いましたが、そのまま進みました。

登山道

コンクリートの丸い石が敷き詰めてありました。
初めて見たので写真を撮りました。


登山道は横の藪のお陰で
ほとんどが日陰になっていました。
暑くなくてよかったです。
そして、藪がなくなる頃には曇り勝ちになりました。
仏性池小屋
やがて仏性池小屋が見えてきました。
真名井神社
登山道の小屋直前の右側に仏性池があり、そこに真名井神社がありました。近くに高い山があるわけでもないのに、ここに池があって水が絶えないのは不思議です。

14:05 横の石の上に帽子を置いてお賽銭を入れていつも通りたくさんのお願いをしてお参りしました。
それから小屋の中を覗きこみ、熊避け鈴を打っていないか見ましたがないのでそのまま出発。数分歩いた所で帽子を忘れた事に気が着きました。汚れてきましたが、サロマ湖100kmウルトラマラソンでボランティアでマッサージをしてくれていた高校生を引率していた先生が下さった記念の防止なので、慌てて戻りましたが、あったので良かったです。

オモフシ山
仏性池小屋の先に見えた丘はオモフシ山というらしいですが、忌は分かりません。左側を巻いて登山道は進みますので、きつい登りはありません。
石畳
さすがに信仰の山です。きれいな石畳の登山道が伸びています。ある程度大きな石が敷き詰めてあるので歩きにくいことはありません。
途中で逢った下山者に、「月山神社でお金を取られるのですか?」と聞いたら、「取られないよ」との事で、500円助かったと思いました。
登山道はうねるように伸びています。


右奥が月山頂上のようです
木道
やがて木道が現われました。両側の木道の始まりの部分に「右側通行」と書かれていますので、素直な錆鉄人は、誰も下山してくる人はいないのですが右側通行しました。
月山神社裏側

頂上のルートを間違えたのでしょうか。左側の斜面を進んだら、月山神社の手前にたくさんの登山者がいて、そこが頂上のように思われたので、一応ロープが張ってあったけれど下りてくる家族連れがいたので、そこから登ると、月山神社の裏に出ました。
14:40 でした。


そこは何かを燃やした灰がたくさんあり、
その先は木で通行止めになっていましたが
横を通って向こうの岩の上に行きました。
頂上から

5〜6人の大学生?のグループがビールを飲んでいました。彼らは先に下りていきました。


頂上から今朝登った鳥海山を写しますが
もうガスが濃くて良く分かりません。
心眼!
この尾根のずーっと先が駐車場です。
月山神社
神社裏の石垣には「危険!上らないで下さい」という警告板があり、登ったらどんな罰が当たるかもしれないので上らずに表に回るルートを探しましたが、結局下まで降りなくてはならないみたいだったので、左の小屋を囲っている石垣に乗って回りこんで表に出ました。(ここは神聖な場所ではないので、罰はあたらないだろうと思いました。)
月山神社
という事で、500円を払わずに有難く月山神社にお参りしました。500円儲かった分をお賽銭にすればご利益があるのかもしれませんが、100円しかしませんでした。ちょっと後悔している錆鉄人です。
避難小屋
月山神社からは一直線に石畳が伸び、その先に立派な小屋があります。その先は月山スキー場のリフト乗り場に続いています。このルートからの登山が一番容易なので、今はこのルートの登山者が一番多いようですが、錆鉄人は由緒ある月山8合目からのルートを選びました。(単にリフト代をケチる為という説もありますが・・・)
ここから右奥に山があり、斜面が光るように滑らかに見えとても綺麗だったので写真を撮りましたが、写真では綺麗に見えなかったのでアップしません。また、この石畳の脇には個人の登山記念碑がたくさん立てられていました。そういうのを眺めて、14:55 下山を開始しました。すでに鳥海山で出来た足のかかとのマメが痛かったのですが・・・

仏性池
頂上にいた大学生に小屋の前で追い着き、15:23小屋に到着。「足が棒になった」とか言って休憩していますが、錆鉄人は写真を撮っただけで進みました。
駐車場
この写真を撮って、駐車場に下りたのは15:59でした。車が少なくなっています。
出発して2時間37分で戻ってきた事になります。帽子を取りに戻ったロスと頂上での15分を引くと、往復2時間15分という所でしょうか。今回も飛ばしすぎたようでした。

羽黒神社へ
さて、この後は羽黒神社にお参りに行き、その後山伏温泉に入りました。

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