嫁さんが天女だから天人峡 トムラウシ岳

06.08.13

トムラウシ(2,141m)

北海道の中央に横たわるトムラウシは「岳」も「山」もつかない不思議な山名です。
一番近い登山口はトムラウシ温泉の短縮登山口ですが、
コースタイムは往復12時間40分です。
しかし、このコースには避難小屋もなく、
唯一宿泊可能な南沼のキャンプ指定地にはトイレもありません。
従って、百名山を目指す人の95%は
トムラウシ温泉の短縮登山口からの日帰りを選択すると思います。
恐らく
1日で歩くコースタイムとしては百名山中で一番長いのではないかと思います。
(このコースはそれ以上短く区切ることが出来ない為)
百名山完登を目指す人は、
少なくともこのコースタイム12時間40分を歩く持久力が必要です。

錆鉄人は単なる百名山コレクターなので
普通は一番楽なルートからの登頂を選択していますが、
このトムラウシには
「天人峡」温泉という登山口があり、
1時間程登った滝見台から見る
「羽衣の滝」は絶品です。
なにより
錆鉄人の嫁さんは天女なのですから
「天人峡から登るしかない」と考えました。

天人峡温泉からの往復は
コースタイム19時間5分
縦走の下山には使っても、登る人はほとんどいないというコースですが
ルートには滝見台以外にも第一公園、第二公園、ポン沼、日本庭園、神遊びの庭・・・と見所が一杯です。
(登る人がほとんどいない・・・という所も錆鉄人をくすぐるのでしたが・・・)




地 点 天人峡登山口 滝見台 第一公園 化雲岳 トムラウシ 化雲岳 滝見台 登山口 合 計
時刻 3:47 4:19 5:17 7:42 9:39 12:02 15:05 15:38 11:51
区間タイム 10:33
休 憩 0:02 0:10 0:10 0:36 0:10 0:10 1:18
標準コースタイム


どうやって行くの?
幌尻岳登山口で天人峡温泉を目的地に設定した時、距離は190kmと出ましたが、幌尻岳登山口からしばらくの林道は距離をカウントしていなかったように思います。従って約200kmじゃないかと思いますが、一旦国道237に戻り北上して富良野を目指します。
登山中にほとんど食べていなかったので、胃の痛みは続いていたのですが、途中の道の駅で食事をしました。下山するといつも一番食べたいカツ丼を注文しました。しかし、食べだすとご飯が胃にささるような感じがして食が進みません。でも、ここでちゃんと食べないと明日からの登山に影響が出ると思った錆鉄人は、
徳川家康を思い出し、一口を50回噛んで食べることにしました。苦労して(ご飯は1/3ほどは残しましたが)食べ終えました。
そういう事もあって、かなりへばっていたこともあり、途中の銭湯施設で車中泊しようとしましたが、うるさくて寝られず、コンビニで買物して先に進み、トイレのある深山峠で車中泊しました。しかし、ここも道路沿いなので車の出入りが多く寝付けなかったので、結局天人峡温泉まで走る事にしました。


という事で、上富良野からさらに北上して、去年登った大雪山(旭岳)の登山口である旭岳温泉へのルートを進み、旭岳温泉への分岐をそのまま直進して約10kmほど走り、やっと天人峡温泉に到着しました。トンネルの手前に日帰り入浴者用の広い駐車場(100台程度駐車可能)があり、その手前500mほどの所にも駐車場があり、車が数台駐車していました。
一応登山口は何処だろうとトンネルを越えて進むと、端の手前に登山口の標識がありました。日帰り入浴客用駐車場から歩いて500mから600m位でしょうか。
日帰り入浴客用駐車場に戻りましたが、広い駐車場の奥に札幌ナンバーのワゴンが1台駐車しているだけなので、ここでよいのか不安になった錆鉄人は、さらに戻った所の駐車場に行ってみましたが、ちょっとおかしな雰囲気だったので、もう一度日帰り入浴客用駐車場に戻り、駐車していたワゴンの横に車を停めました。
登山口 3:47
駐車場に車を停めましたが、胃の痛みもありなかなか寝付けませんでした。複式呼吸をしたり、胃や腸を手で押さえたりして胃腸の回復に努めました。何度も時計を確認しては寝る努力を繰り返し、3時になったので寝るのは諦めて登山の準備にかかりました。(それでも合計で4時間位は寝たと思います。)
胃が痛いのは、一つにはお茶やコーヒーがメインの飲み物だったのかもしれない(特にコーヒー900mLが問題だった可能性が高いと思います。)、こういう場合はやはりイオン飲料だと思い、アクエリアス(ポカリ信者ではあるがアクエのほうが安い為)を500mLペットボトルに3本詰め込みました。このコースは水場がないので大量の水分を携行する必要があるので、さらにプラティパスに水を2L詰め込みました。合計3.5Lです。(滝見台で「命の水」を忘れてきた事に気がつきましたが、時既に遅しでした。)
準備をしながら、朝食に寿司をほおばりました。本当は朝食には「冷やしうどん」をと思っていたのですが、寿司ならハズレもないだろうと思って食べました。胃はあまり働いている感じはありませんでしたが、一応1パック食べました。
そして、おにぎり3個にパン3個と朝食用だった冷やしうどんをザックに詰め込みました。
非常食としては、チップスター(嵩張らず重量当りのカロリーが高い錆鉄人推奨の非常食)、サキイカ、アーモンドチョコレート、チーカマ1袋及び水で戻す「黄な粉餅2食分」を持ちました。
服装はいつも通りの短パン・Tシャツですが、ズボンに長袖ボタンシャツと雨具はいつもザックに詰め込んでいます。


トムラウシ登山道入口17km
登山者を威圧しているようでした。
滝見台までは確かに「軽登山」です。
観光客には無理です。
滝見台 4:19
登山口からはいきなりの急登が続きます。登山道は前日か前々日に草刈りをしたようで、お陰で朝露にも濡れないで登れます。
やがて、滝見台まで600m(900mだったかも?)の表示がある辺りからは登りはゆるやかになってきます。しかし、一般観光客のほとんどは、この登りの途中で諦めるのではないかと思いました。

という事で、4:19 滝見台に到着。
上空は御来光の光の乱舞でしたが、その下にまだ眠っているような羽衣の滝が流れ落ちていました。WEBで見た天人峡の羽衣伝説を思い出しながら滝に見入り、手を合わせて家族の幸せと山行の無事を祈りました。気がつくと天女の数珠を嵌めてくるのを忘れてきていましたが、このルートはきっと天女が着いていてくれるから大丈夫だと思いました。


滝見台からの羽衣の滝
旭岳
右横のベンチの正面は旭岳です。迫力ある塊りでした。
このルートを幕営で往復したけれども一度も旭岳の姿を拝めなかったという記事を記憶していた錆鉄人は、見えるうちにと早速撮影しましたが、毛雲岳に着くまで見え続けました。

第一公園

5:17 第一公園に到着。お花畑の中を延々と木道が続く楽園です。花たちが朝露に煌いていました。


日光が当たりだしたので
日焼け止め塗りで小休憩しました。
無残!
どういう指示で草刈りがなされているのでしょうか?
木道の両側50cm程がほぼ満遍なく刈り取られていて、高山植物の無残な姿が累々と木道の上に横たわっています。
しかも写真にはありませんが、刈られた笹などは木道の上に散乱していて足を滑らしそうな状況でした。
草を刈ってくれるのは有り難いのですが、ここは刈らなくても良い場所ではないでしょうか。

小化雲岳へ
第一公園の木道が終わると、小川沿いの登山道になり、歩き難くなってきました。
1km程進むと、草刈りが終わりましたが、実際はここからが草刈りをして欲しい所でした。今までの登山道にはほとんど草がなかったのですが、この辺りからは草や薮を掻き分けて歩くようになります。
しかも、その草や薮はビッショリと露に濡れています。錆鉄人の登山靴はゴアテックスライニングで、しかも防水スプレーもかけてきたのですが、延々と続く薮漕ぎで、靴の中は水が溜まってきて、グチョグチョ音がするようになりました。錆鉄人はスパッツをしない癖なので、足を伝って落ちてきた露が靴下を通過して入った可能性もありますが、大雨の中を進むようなこの状況では、靴紐の部分などからも雨が進入したものと思われます。
いずれにしても、これが後で大トラブルの原因になったのでした。
さらには、昨日の薮漕ぎの擦り傷が再び枝で擦られるのでヒリヒリ痛みを堪えながら進みました。


小化雲岳への登り(と思います)
大雪山
滅多な事では止まることが嫌いな錆鉄人なので、「濡れてしまったものはしかたがない」と、そのまま歩いていました。
小化雲岳を左に回り込む辺りは第二公園です。お花畑の撮影に熱中している間、左手には大雪山の大きな山容が横たわっていて凄い存在感でした。
        お花畑と完晴れの大雪山
  早朝なので花があまり開いていない?


ポン沼と大雪山
残念ながら「逆さ大雪」にはなりません。
登山道からは10m程離れていました。
十勝岳
この辺りから化雲岳にかけての斜面には、恐らくシーズン最後と思われるコマクサも咲いていました。

登山道にも咲いているから踏まないでね!


十勝岳
反対側には十勝岳も見えています。
若干ガスっていましたが、
噴煙が上がっているのも見えました。(心眼!)
遂に!
7:04
頂上に岩が並んだゆるやかな山を登りきると、

遂に!

トムラウシが見えてきました。

遥かに遠いトムラウシ

噂に違わぬ特異な山容です。

トムラウシの全景
いつガスが出て見えなくなるかもしれないからと考えて、何度も写真を撮りながら進みました。
右手にトムラウシを見ながら、登山道は化雲岳に向けて左へと遠回りしているのでした。

化雲岳

7:42 化雲岳に到着。
ここには大学のワンゲル部数人が休憩していました。天人峡に下りるとの事でした。
錆鉄人は、少し下の石の上に腰を下ろして登山靴を脱ぎ、靴下を絞りました。両方でコップ1杯分位の水が滴り落ちました。
ここでパンを取り出して1口食べましたが、吐き気がしたのでそのままザックに仕舞いました。


化雲岳からのトムラウシの雄姿
北海道の大地に王冠が聳える感じがしました。
ここからはほぼ真直ぐにトムラウシに向かいます。
忠別岳分岐
7:54  化雲岳のすぐ下に忠別岳方面への分岐があります。この後、何組かのクループに逢いましたが、ほとんど忠別岳のほうへ行くとの事でした。



さらに少し下るとヒサゴ沼の分岐です。
7:56 ヒサゴ沼分岐
ヒサゴ沼

8:09 もう一方(トムラウシに近い方)のヒサゴ沼分岐


ヒサゴ沼(帰りに撮影したもの)
確かにヒョウタンのような格好です!
木道
ヒサゴ沼への分岐の辺りとか、所々に木道が整備されていましたが、それほど荒れている感じはしませんでした。アップダウンもありますが、小さく傾斜も緩やかなので快調に進めます。

なかなか近づきません!
日本庭園、天沼・・・
8:26 ここが天沼でしょうか?
標識などは見当たりませんでした。(見逃したのかもしれませんが・・・)
登山道は、想像していた以上に小さなアップダウンがありました。周囲は様々な形で岩が積み重なり、池や雪渓があって歩きながら退屈しません。○○庭園などと呼ばれるのが理解できました。
是非、通って見て下さい。(長いルートで苦しんで下さい?)

ロックガーデン
8:32 頂上までには何回かこのような場所を通過するのですが、岩が累々と積み重なっていて、踏み跡やマーク、あるいは積み石を頼りに進みます。濃霧時はミスコースに注意とありましたが、余程の濃霧でなければ、慎重に歩けばまずはミスしないように思いました。
岩も不安定なものがあると書いてありましたが、錆鉄人が通った所ではなかったように思います。

この後も、標高差50m以上の急な下りと登りの組み合わせがあり、頂上はなかなか近づきません。

北沼

頂上かと思って登りましたが、本当の頂上が現れました。北沼に向かって少し下り、それからロックガーデンのような所を登ります。


9:19 南沼への分岐に到着
頂上までほとんどこのような岩歩きが続きます。
(当然傾斜は急になります)
頂上
9:39 頂上に到着。登山口から5時間52分でした。
地図では北沼から20分になっていますが、錆鉄人がきっかり20分かかっています。普通には30分以上かかるものと思われます。
短縮登山口から来た登山者が数名いました。小学生もいました。すぐに、東京から来たという単独登山者が来て、「北沼へはそちらですか?」と聞いたので、こっちですよと答えました。縦走の予定で来たようでしたが、途中の様子を話すと日帰りする事にしたようで、タクシーを呼ぶと言って携帯を取り出しました。すると、横にいた60代の夫婦が、温泉までなら乗せて行きますよと言いました。なんと、タクシー代は19,900円もしたとか。恐らく北海道1週間で30万円位かかってしまうのではないでしょうか。錆鉄人には考えられないスーパーリッチな山行です。

ここで食事といきたい所ですが、パンもおにぎりも食べる気持ちになりません。アーモンドチョコを何個か食べ、サキイカの袋を破りました。これは食べられました。疲れによる食欲不振も考えられますが、パンやオニギリは毎日食べ続けたので拒否反応が出ていたのでしょうか。


長かったけれど良い山です!
頂上の様子

     一番高い岩に登って頂上を撮影
    北沼へは左斜め向こうに戻ります。


噴火口
下山
10:15 下山開始

北沼の全景


南沼でしょう?
化雲岳を遠く望む
何処まで来たのか分かりませんが、遥かに遠く化雲岳が見えています。頂上の岩がかすかに認められるほど遠いのですが、化雲岳についても頂上からの戻りの半分にも達していないのでした。
ガスが出てきて展望もなくなり、楽しみも少なくなってしまいました。化雲岳までのいくつかのアップダウンがよみがえり、空が暗くなっている事もあって暗い気分でした。
しかし、錆鉄人は黙々と戻るしかありません。


中央のピークが化雲岳
アップダウン
これが標高差50m以上のダウン・アップ。
中央やや右のゆるやかな三角形のピークが化雲岳です。

遥かな化雲岳
という事で、天沼辺りでしょうか。
とりあえず、化雲岳にたどり着けば後は大きな登り返しはないと思いながら歩きました。

化雲岳の登りで靴擦れで足が痛み出しました。靴の中が水浸しの濡れたままで長時間いたので、足の裏がふやけてシワが出来、その結果マメ出来たのです。同時に、かかとにも靴擦れが発生し、だんだん成長して水ぶくれになってきました。こういう時は横向きに歩いたりして痛みを和らげる方法もあるのですが、いかんせん、足底が変形してしまっているので、どうやっても痛いのでした。

登山は痛いのや辛いのは当たり前!
「痛みは無視し、辛さは我慢する」錆鉄人の登山の極意です。(これが出来れば免許皆伝!)

化雲岳に戻る
12:02 やっと化雲岳に到着。ひさご沼に泊まる登山者が数名休憩していました。
写真よりもう少し下の、来た時と同じ石の上に腰を下ろして休憩しました。残ったサキイカを食べましたが、やはりパンやおにぎりは食べる気になりませんでした。

化雲岳から下り始めると、旭岳の付近からカミナリが鳴りました。しばらくすると又鳴りましたが、すぐには近づいてくる気配はありません。しかし、なんとかハイマツの生えている所(小化雲岳の下り)まで早く行こうと足の痛みを堪えて急ぎました。(堪えているようではまだ修行が足りないのですが・・・)
という事で第二公園も足早やに通り過ぎました。


左の崩壊したすぐ横を下ります
下山道は遥かに続く
12:55
小化雲岳の頂上から下山ルートを見渡します。
実際は化雲岳から小化雲岳の間はいったん下った後でかなりの登りがあったのですが、ここの標高はまだ高く、この先には急な登りもなかったですから、延々と下りが続くのでした。
心配していたカミナリも止んでいました。ここで、ハイマツ漕ぎに備えてズボンをはきました。

第一公園を過ぎた辺りから、ポツリポツリと雨が落ちてきました。錆鉄人の足の痛みに天女が涙を流しているようでした。
やがて登山道には水が溜まって流れ出しました。すこしづつ雨脚は強くなっているようにも感じましたが、相変わらずザーッという降りではありません。錆鉄人は勿論雨具は着ませんが、デジカメのトラブルを避けてザックの中に仕舞いました。

羽衣の滝
15:05 ガスで駄目かもしれないと思っていた羽衣の滝ですが、天女はちゃんと錆鉄人を待っていてくれました。
ここのベンチで一旦靴下を絞ろうと思っていましたが、3つのベンチはいずれも雨に濡れています。木の下の草の上に座って登山靴を脱ぎました。予想通り、足の裏は深いシワになっていて、車に戻って登山靴を脱ぐまでは痛みを堪えるしかなさそうでした。
雨が止むのを待とうかなと思いましたが、止む気配がないので下ることにしました。15:15 残り1.5kmです。
登山道は完全に川のようになっていました。一応、登山靴を脱いで靴下を絞ったので、今までとは楽になったと言い聞かせてガンガン下りました。


涙雨に煙る羽衣の滝
登山口
15:38 やっと登山口に到着です。登山口の広場にワンゲルの一行がテントを立てていました。「お疲れ様でした!」と声を掛けられました。

道路に下りて、200mほど歩くとトンネルです。トンネルを抜けて100m程進み、左手の駐車場に進みました。日帰りの入浴客の車はそれほどなく7割位は空いていました。
一番奥に駐車していたのですが、車まで10m程まできたらいきなり土砂降りになり、慌てて車に駆け込みました。すぐに登山靴と靴下を脱ぎ、痛みから解放されましたが、足のシワは夜中でもまだ治っていませんでした。
天人峡温泉に入ろうと思っていたので、雨が止むのを待ちましたが、土砂降りはやみそうにありません。しかたがないので、いつの日か天女と入りに来る事にして出発しました。
するとどうでしょう、3km程も進むと道路は濡れてもいません。やはり、「天人峡温泉には天女と一緒に入れというおぼしめし」だったに違いありません。

斜里岳へ
カーナビでは登山口が見つけられなかったので、清里町の清風荘を目的地に設定して出発しましたが、確か280kmと表示されていたと思います。
2日間の寝不足と強行軍に胃の痛みで十分な食事もしていないので、結構へばっていたので、半分位行った所で寝ればいいと思って走っていました。途中、道の駅があったので仮眠しようと思いましたが、まだ暑くて眠れません。トイレに行こうと車を降りるとすごい筋肉痛で、ビッコを引きながら歩いていたら、みんながジロジロ見ます。
ついでに何か食べようかと思っていたら旭川ラーメンの店があり、一人が入ったので釣られて入りました。錆鉄人は滅多にラーメン店には入らないのですが、胃腸の調子が悪い時には麺類がいいだろうと思いました。(本当はうどんのほうが良いのでしょうが)
お店のお勧めのミソラーメンをゆっくり食べて、大量に汗をかいたのだからとスープも全部飲みました。

それから、カーナビに従って層雲峡を通って北見に向かいました。道の駅があったら寝ようと思いましたが、行けども行けども道の駅はおろか、人家の明かりも見えません。1時間位そんなところを走った気分でようやく人家が見えてきたら、塩別つるつる温泉の標識があったので、左折して500mほど奥の温泉に入りました。露天風呂が気持ち良かったです。
そろそろ道の駅があると思ったのですが、行けども行けどもなく、途中で給油はしましたが、コンビニもありません。清里町にコンビニがあったのは知っていたので、明日買えばいいやと思って濃霧の中を走り続けました。ヘロヘロで運転に集中していた為か、時間感覚もおかしくなっていたようで、もう1時間位走ったのではないかと思って時計を見ると10分も経っていません。
午後11時頃、やっと清里町に着きましたが、清風荘や役場の辺りは車中泊には不適当に思えて辺りを走って、野球場の駐車場(不整地で木も生えている所)に入ってやっと車を停めました。後席の布団の上にに行ってビールを飲みましたが、もう限界だったようで2口位飲んだ所で寝てしまったようです。(残りは登山前に飲みました)
   以下は 斜里岳 に続きます。

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