安達太良山(1,700m) 安達太良山が百名山とは知らなくても 智恵子の本当の空を知っている人は多い。 という事で 10月には紅葉の安達太良山に行かない?と聞くと 「私は登山は好きでないのよ。」 と普段は言っている天女ですが 錆鉄人の百名山全山日帰りに付き合ってくれることになり 8日、9日と連休をもらって磐梯山と吾妻山にも登る事になりました。 (錆鉄人は何れも既登です) そうやって計画が出来上がった所で 「夫婦で山歩き!」メーリングリストで テレビショッピングの番組制作出演の依頼があるとメールが来ました。 「関東近辺の山」という制約だったので 上記の日程でならと一応応募してみましたが 何と!出ることに決まったのでした! (誰も応募する人がいなかったのかも知れません) 一応、出演料も貰えるとか 福島往復の交通費が浮く感じでメデタシ! 娘からもいい思い出になるからと励まされて 嫌がっていた天女も出演をOKしたのでした。 が・・・ |
番組内容 | ||
【番組内容】柔道の古賀稔彦さんがMCを務める「青汁」のテレビショッピング 【依頼内容】 10月中天気のいい日にどこか関東近辺の山に登り、途中でのインタビューや実際に青汁を飲んでいるところを撮影。 というものでした。 が・・・ |
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スケジュールの打合せ | ||
智恵子の本当の空と全山の紅葉、それに天女の出演!(???)という最高のシチュエーションにスポンサーの会社も満足されたのでしょうか、錆鉄人夫婦の登山が撮影される事になったのでした。(多分、どなたも応募されなかったのではないでしょうか) 我々は遊びに行くついでの撮影ですが、撮影される方は仕事なので、「安達太良山に登る日は、8日と9日のご都合の良い日に合わせますよ。」とお伝えしていました。 ところが、何と親戚から「8日に法事をするから出席して欲しい」との連絡があり(普通、もっと先に連絡してくれて良いと思うのですが・・・)動転しましたが、御仏前の包みとお供えを持って自宅をお伺いし、「自分達は遊びに行くついでですが、撮影される人達はお仕事なので、今からお断り出来ませんので申し訳ありません・・・」と事情をお話して欠席にさせてもらいました。 |
ところが、天気予報では8日は台風の影響で雨の可能性が高まり、撮影日は9日と決まったのでした。 という事は、法事に出席して夜中に出発し、朝までに登山口に行き、その日にとんぼ返りすることも不可能ではなくなったわけですが、一度お断りしてしまってから、再度出席すると言うのもおかしい話だと思ったので、そのまま7日夜から山登りに出発する事に決めたのでした。 実は7日も社員の結婚式があり(祝辞を終えるまでドキドキでした)、酔いを醒ましてからでは時間的に厳しいので、車の少ない北陸道は、途中まで天女の運転で行く予定でした。 木曽駒での完登祝いで生ビールを飲んだ後、駒ヶ根SAに行くまで天女が運転しましたが、以前ほど怖くない運転をしてくれたのでやや安心です。 |
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さつま青汁 | ||
錆鉄人は「ン〜、マズイ!もう1杯!」のCMを見て、青汁はマズイものと先入観を持っていたので、今まで天女に勧められても絶対に飲みませんでした。 しかしながら、出演が決まった翌日にはこの「さつま青汁」が送られてきて、「本番まで毎日飲んで感想を言って下さい。」と言われているので、まずは天女に飲んでもらいました。 天女は「無農薬のさつまいも若葉を使用していると書いてあるから安心ね」と、袋の封を切っていきなり粉末のまま口に入れるたので、錆鉄人はビックリ。 それから水を飲んで「おいしいわよ!」というので、錆鉄人はコップに粉末を入れ、水をいっぱい入れて出来るだけ薄めにして、覚悟を決めて恐る恐る目をつぶって、いつでも吐き出せるように台所で飲んでみました。 とてもおいしいとは言えないけれど、全然マズクなかったので、ちゃんと全部飲み干しました。という事で、朝晩飲むことにしました。 |
【1週間後のさつま青汁の効果】 まだ1週間なので良く分かりません。錆鉄人は風邪をひいていたので7日の結婚式までには治そうと思い、毎晩焼酎を飲んでいました。従って、その影響があるかもしれませんので論評は控えます。 天女は飲んだ翌日、お通じがあったと喜んでいましたが・・・。 天女は無農薬・有機栽培に拘り、食品の購入には着色料や保存料のないものに拘り、ジュース(ほとんど飲みませんが)は100%しか買わない徹底振りですが、何故かサプリメントは大好きで、錆鉄人もグルコサミンとかコエンザイムQ10とかを毎晩飲まされています。(夫想いの天女に感謝!) 錆鉄人が食事の度に喉が詰まる事は何処かで書いた記憶がありますが、やはり喉か食道に問題があるのではないかと思いますが、この錠剤を水無しでは飲めません。下手をすると水だけ喉を通って錠剤は残ったままという事も度々ですが、このサプリメントを飲む時は何故かいつもちゃんと水を用意してくれている気の利く天女です。 【さつま青汁の効果について】 感じ次第にアップします。 |
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本番 | ||
という事で、(前日の磐梯山はそちらのページで見てください)いきなり本番です。 「10時にゴンドラ乗場で集合」という事でしたが、何もする事がないので8時前には奥岳温泉の駐車場に到着。すでに広い駐車場は7割方埋まっていて、登山の格好をした人が次々に歩いて行きます。 とりあえず様子見にゴンドラ乗場に行くと、2階のシャッターが下りていて、運転開始を待つ登山者の列が階段の下からはるかに伸びていました。ゴンドラは試運転で、次々に繰り出されていました。 ところが、何と!強風の為に運転が中止となり、払い戻しを始めました。「折角ここまで来て登山の準備もしているのだから、歩いても頂上駅までは1時間足らずなのに・・・」と思いましたが、払い戻しをして帰る人もかなりいました。 しかし、大部分の人はゲレンデを歩いて登山道から登って行きました。 撮影隊の人達は登山などされたことのない人達なので、予定ではゴンドラに乗り、頂上まで残り1時間5分は一緒に歩く事になっていたので、早速携帯でゴンドラが現在運転中止である事を連絡しましたが、東京からなので、もうかなり近くまで来ているに違いないので、今更中止という訳にも行かないだろうなと思いました。 |
下山時の駐車場 ここだけでも数百台駐車可能 さらにすぐ下にも広い駐車場があります。 |
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偶然にビックリ! | ||
という事で、一旦車に戻りしばらくでも寝ようと思いましたが、今更寝られません。 いつも化粧などしたことのない天女に、「せめて今日は化粧をしたら?山に登っている女の人でも、きつい化粧をしている人もいるよ。」と言いましたが「私は化粧のりが悪いから・・・」と答える天女でした。それでも、口紅だけは付けましたが、化粧道具など持ってきていなかったのかもしれません。代わりに塗ったのは日焼け止めでした。 9時前に準備をして車を出て、車道を歩きながら「天女さんですか?って言われるかな?」と言ったら、何と横を歩いていた人がハングルースの○○さんで、いきなり「△△さんですか」と言われてしまいました。あまりの偶然にビックリでした。 乗場のところまで行くと、一旦仕舞ったゴンドラが再び繰り出されて試運転を始めた所で、再び階段下まで長い列が出来ていました。風もかなり収まったようで「今度は運転するんでないかな」と天女と話をしていると、やはり運転開始となりました。吉川さんが切符を買ってくれましたが、自分達はくろがね小屋を回って帰る予定なので片道にしてもらいました。 乗場の前で顔合わせをしましたが、何と全部で6人もの方々が来られていました。 |
ゴンドラ乗場 運転開始からしばらく経ったので 列も短くなっています。 |
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この上の空がほんとの空です | ||
一応、予定では頂上駅から紅葉が眺められる仙女平まで行く予定でしたが、「ゴンドラ頂上駅からほんの少し戻った所に、本当の空の標柱があるのでそこに行きませんか?」と提案した所、案内標識で僅か100mだったので行く事になりました。 天女と一緒に本当の青い空に感動する予定でしたが、真上には青空もあったのですが、頂上のほうには青空がなくて、「・・・安達太良山の山の上に見える青い空が智恵子の本当の空だと言う・・・」の「本当の青い空」の写真を取れなかったのが残念でした。 でも、標柱にも「ほんとの{青い}空です」とは書いてないので、この曇り空もまた智恵子のほんとの空なのだ、と無理矢理納得する錆鉄人でありました。 なお、ここからゴンドラ駅のほうに戻らなくても登山道があったので、撮影隊の人達も100mだけの遠回りで済んで良かったです。(前回は下から歩いてここに来たのですが、招待して下さった知人がゴンドラ駅で給水する為にそちらへ歩いていったので、ここから登山道があるとは知らなかったのでした。) |
天女のほんとの空は 我が家の上の狭い空かもしれません。 という事で、またしても本歌取り! 天女は安達太良山にはほんとの空がないという・・・ という駄作を作ってみましたが公表は止めておきます。 |
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仙女平 | ||
登山道は、ほとんど木道になっていますが、前回よりは横のハイマツなどの手入れがしてあって(木を切ったのではなく、ロープで引っ張ってありました。)身を屈めなくても歩けました。しかしながら、両側に背丈以上の木が連なっているので景色はほとんど見えません。 という事で、仙女平に到着。仙女というと妖しい雰囲気ですので、天女が来た事でもありますので、天女平に改称してはどうでしょうか。 ここまでも、この一帯にも、その先にも登山者がいっぱいです。こんなたくさんの登山者がいる山登りは初めてでした。 |
やっと開けた紅葉に いい時に来れたねと喜びました。 撮影隊は、普通に歩いている所や 天女の写真を撮っている所を撮っているようでした。 ○○さんが弁当や飲み物をたくさん持っていたので 飲み物を錆鉄人のザックに入れてあげました。 が・・・! |
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紅葉 | ||
仙女平から先は高い木もほとんどなく、景色を楽しみながら登れます。 重い撮影機材を担いでなれない山道を歩いている撮影隊の人の為に、(天女は天真爛漫なので、ついつい前の登山者と同じペースで行こうとするので)紅葉をバックにした天女の写真や紅葉を撮り、休憩時間を入れながら進みました。 |
鮮やかな紅葉でした! |
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頂上へ | ||
という事で、順調に頂上前の広場に到着。 頂上の「乳首(と呼ばれているのです!)」には、登る人の列が出来ていました。 我々も列の後に並んで登りました。 遠くから見ると本当に丸い乳首のように見える頂上ですが、実際は大きな岩が積み重なっていて、ゴツゴツしています。 |
その先も登山者の列が続きます。 左側から登り始めて反時計回りに 半回転すれば頂上です。 |
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百名山全山日帰り達成! | ||
という事で、遂に百名山全山日帰り達成! 記念の幕を拡げて、写真を撮ってもらいました。周囲の人からパラパラと拍手とともに、「全山日帰りって出来るの?」とかいう疑問の声があがっていました。 さすが東北なので、「飯豊も日帰りしたの?」と聞かれましたので、「はい、その後福井まで車で帰りました。」と答えましたが、ここに登っている人は百名山目当てで登っている人はほんの一部で、大部分はハイキングだと思われるので、百名山全山日帰りといってもピンと来ない人が多いのではないかと思われました。 おっと! 頂上に登っただけでは、まだ全山日帰りは達成していなかったのでしたが・・・(フライングでありました。) 頂上で早速「さつま青汁」を飲むシーンを写すことになりました。ガスって強風の中でしたが、頂上は寒いのではないかとお湯を用意してきてくださったので、天女は手を温めながら「おいしい!」と良いタイミングで言うではありませんか。錆鉄人も「暖かくておいしいね」と言いましたが、天女には負けていました。 もう1杯のみましたが、天女はおいしいを連発して(天女は演技は出来ません)名女優ぶりを発揮したのでありました。 |
おバカでも日本初なら立派なものだ! と自己満足に浸る錆鉄人なのでありました。 |
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インタビュー | ||
頂上から下りて、今度はインタビューという事になりましたが、風が強くて風邪の音が入るらしく、風邪の少ない場所を探して左側へ少し下りた所で撮ることになりました。 インタビューは、青汁を飲んだ感想とか効果についてかと思いましたが、登山についての話しがほとんどでした。 最後に、「ご主人は奥様の事を何と言っているのですか?」と聞かれたので、「天女です」と答えると、天女は「ボケボケの天然ボケの天と女で天女です。」というので、「90%は本当の天女で、10%天然ボケがあったので自分なんかと結婚してくれたんだと思います。だから世界一の愛妻家だと思って大事にしています。」と言いました。 すると、「天女さんはどう思いますか?」と聞かれた天女は 「私もそう思います。」と答えてくれたので、錆鉄人はウルウルになってしまいましたが、何とか涙は落とさずに済みました。 何か、さつま青汁のCM撮影というよりは、錆鉄人のドキュメンタリーを撮ってくれているような感じがしますが、これでいいのでしょうか。 その後、撮影隊の人達は戻り、我々は牛の背からくろがね小屋へと下りる予定だったので、ここで記念撮影をしました。わざわざ持ってきてくれた弁当をもらって別れました。 が・・・ |
撮影隊の皆さんと 寒くて大変だったと思います。 |
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沼の平 | ||
頂上一帯はガスっていて、沼の平へ着いた時も全くガスの中でした。 しかし、天女が着くや否や、沼の平だけガスが消え怪異な噴火口が見渡せました。 事前から沼の平のイメージを伝えていた通り、 「異次元の景色ね!」 と撮影は終わったのに、台本通りのセリフを言う天女でした。(実際は撮影には全然台本はなく、山の上でさつま青汁を飲んで「おいしい」とか「元気が出た!」とか言うものだと思っていて、インタビューなんかされると思っていなかったのでした。) |
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下山 | ||
ところで、寒い所に2杯もさつま青汁を飲んだ我々なので、実は撮影隊と分かれた頃からトイレに行きたくなっていたのでした。 登山者がたくさんいる上に、岩があったりして結構歩き難い登山道でしたが、牛の背からの下山路をガンガン下っていきました。 |
「天女降臨」 といいたいところですが なんか兵士のような・・・ |
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紅葉愛でながら | ||
という事で、天女は猛スピードで下ります。 いつも通り足元ばかり見ているのかと思ったら、時々、「ここからが綺麗ね」というので、仰せに従って写真を撮る錆鉄人でありました。 |
これは頂上ではありません。 |
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至勢平の紅葉 | ||
紅葉 | ||
もうくろがね小屋は間近です。白い岩盤が露出している所が岳温泉の泉源と思われます。 |
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くろがね | ||
小屋に着くや否や、トイレに駆け込みましたが、大勢の登山者がみなさん同じ状況なので、トイレには列が出来ています。 「小のほうは出来るんでしょう?」と言って、錆鉄人はドアを開けて入りましたが、なんと並んでいた男の人はみんなトイレは一つしかないと思っていたらしく、誰かがドアを開けて出てくるのを待っていたのでした。従って、錆鉄人がドアを開けなかったらまだ10分も20分並んでいたに違いありません。錆鉄人が開けたドアから空のトイレが見えたので何人かが入ってきました。 |
しかしながら女性用のほうは順番待ちです。 天女が出てくるまで撮影をしていました。 これはトイレの横に広がる紅葉です。 |
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くろがね小屋 | ||
小屋の前にある温泉の送水管のカバーの木の上に座って、豪華な弁当を頂きました。 例によって錆鉄人は食べ出してすぐに喉が詰まったので、ザックの横のアクエリアスを飲みましたが、ここでハタと気が付きました。撮影隊の皆さんの飲み物を預かってそのまま持ってきてしまった事を! |
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絶景 | ||
金名水 | ||
ゴンドラ乗場 | ||
橋 | ||
ソフトクリーム | ||
野菜売り場 | ||
桧原湖 | ||
磐梯山 | ||
晩御飯 | ||
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