ETC利用のお勧め

      第二弾 今なら激得!ポイント制度

【ETC取り付けまでの経緯】

5万円・3万円の高額ハイカの偽造問題(何と2000億円もの偽造カードが見つかったとか!いかにもお役所仕事!)などにより
平成15年3月でこれらの高額ハイカの販売は中止され、今年4月からは利用も停止となった。
一般の善良な利用者(である錆鉄人)にとって、5万円ハイカでは58,000円分の利用が出来たものが
1万円ハイカでは5万円購入(=1万円×5枚)しても52,500円分しか利用出来なくなって
5万円に付き5,500円の損をしていることになる。つまり高速料金が1割アップしたに等しい。
この対策として、販売中止となるまでに何枚もの5万円カードを購入するという対策をした人も多いと思われる。
5年分位考えて10〜20枚購入しておくという方法もあったが、おいそれと50万円、100万円というお金をつぎ込める人は少ない。
錆鉄人は1枚だけ購入したが、数ヶ月で使い切ってしまった。
それからは、ものすごく損をしているという気分で1万円のカードを買い続けていた。
この時点でETCの普及率は数パーセントであり、近くのインターチェンジにもまだTEC専用ゲートはなく、
自分の車にETC装置を取り付けることは考えていなかった。

しかるに錆鉄人の百名山登山も踏破した山の数が増え、残った山は遠くなる一方であり、
貧乏暇無しの錆鉄人にとって、400km、500km・・・と離れた登山口まで、下道を走って往復することは時間的に不可能であった。
長距離の往復の場合、重要なのはコストパフォーマンスよりもタイムパフォーマンスであった。
登山ばかりではなく、娘夫婦が横浜で暮らすようになった(娘は大学が1年残っていたので本当の合流は翌年)事もあり、
今後、高額の高速料金が必要となることが明白であった。

11月頃、漠然と年末年始に九州の山に登ってこようかなと考え、道路公団のホームページで高速料金を調べようとしたら、
「長距離割引の社会実験」を1月中旬まで行っていると表示されていた。
調べると、武生−鹿児島の高速料金21,000円が3,650円も安くなるのであった。
錆鉄人は元来「期間限定」「「割引」「特価」という見出しに弱い。
期間限定の社会実験」に「長距離割引
さらには数日前にオートバックスのスタッドレスタイヤ販売のチラシに出ていた「ETC17,800円を特価I12,800円
さらに「ETCカード契約のキャッシュバック5,000円」の文字が脳裏に浮かんだ。
錆鉄人はすぐにオートバックスに駆け込んだのであった。

ETC装置取り付けに関する費用】
上記のように装置は12,800円+消費税640円で13,440円
ETCへの情報入力費用が3,000円+消費税で3,150円
取り付け費は5,000円であったが、もったいないので自分で取り付ける事にして0円
(後日、ダッシュボードのカバーを外して、運転席から逆さになって取り付けたが1時間位かかったであろうか。
  ECCの電線に直接取り付けたが、シガライターから取るか、自分のON/PFFスィッチを取り付けて配線したほうが良かった。
  エンジンを切ってラジオを聞いていると、ETCの電源も入っていてバッテリーの消耗が気になるからであった。)
ETCカード(カード会社は選択出来たが)の年会費が525円(消費税込)であった。
ETCカードは1年間無料というカードもあったが、オートバックスで契約出来るカードは525円が必要であった。
以上、合計で17,115円かかった事になる。
ここから5,000円のキャッシュバックがあったので、実質12,115円の支出であった。

【収支の計算】
5万円の前払いにより1万円のハイカを5枚購入する場合と比べ5,500円お得になるので
上記の長距離割引がない場合でも、5万円の前払いを3回すれば4,385円の利益が出る事になる。
後は使うに従って利益が増すことになる「おいしい」しくみである。
金銭的なメリットばかりではありません。
トールゲートに数台連なっている車をしりめに、ETCゲートを走り抜ける快感は癖になります。
平成16年7月現在、普及率は20%になったという事ですから、今後は優越感を覚える機会は少なくなるでしょう。
(錆鉄人の場合)
ETC装置装着の目的でもあった九州遠征以来
恵那山家族登山
横浜娘夫婦訪問と奥多摩・山梨遠征
長野・群馬遠征
群馬栃木遠征
東北遠征
と順調?に高速道路を利用し、すでに払い込み金額は15万円利用金額も15万円近くなり、
最近では夜行翌日登山を得意技とする錆鉄人にとって好都合な夜間割引制度があり、
ETC利用のお得度はさらに高まっている。

04年8月初めまでの収支
支出          -17,115円(上記明細)
キャッシュバック     5,000円
5万円前払いの差額 16,500円
長距離割引差額    5,700円
夜間割引差額      2,800円
合計           12,885円

以上より、年間5万円程度高速料金を支払う人は3年目からお得になるので装着をお勧めします。
年間3万円程度でも5年で償却可能です。(5年以内の故障しないことが前提)
それ以下の人は装置を取り付ける意味はないと思います。
2年もすればトールゲートのほうが空いていることになるかもしれない?

05年3月までの収支
支出          -17,115円(上記明細)
キャッシュバック     5,000円
5万円前払いの差額 22,000円
各種割引差額     26,113円
合 計         35,998円 のお得です!!
(ETC取り付け以来1年間の高速利用料金は22万円分以上にもなりましたが・・・)
錆鉄人の登山スタイルにとって夜間3割引は超有難い制度です。

マイレージ割引
さて、前払いによる8,000円の付加と深夜割引に喜んでいた錆鉄人であったが、
前払割引は間もなく中止になり、マイレージ割引になるとアナウンスされた。
錆鉄人はよく調べもせずに、前払割引がある間は利用しようと、また50,000円を前払いした。
しかし、よく読んでみるとマイレージによる付加ポイントを割引として考えると
50,000円分の利用で1,000ポイントが付き8,000円の利用料金と交換出来る制度であり、
来年の3月まではそのポイントが2倍付加されるという事が分かった。
tumari,25,000円利用すれば8,000円分のポイントが付くという事であり、
50,000円を前払いした事が非常に後悔されたのであった。
従って、それ以降は前払いは止めポイントを集めることにしたのであった。
前払い金額は10月の山陰旅行の途中でなくなり、それ以降はポイントが付加されるようになった。
10月のポイント  984
11月のポイント 2,108
合計       3,092ポイント=24,000円分
となったのである。

第二弾 今なら激得!ポイント制度
という事で、5万円前払いでの8,000円の付加と深夜3割引で「高速料金のお得感」を満喫していた錆鉄人であったが
道路公団分割により、前払い制度がなくなりポイント制度になるというアナウンスを聞いた。
この道路公団分割というのは、改革とはまったくの嘘で
結局の所道路公団の数が増えて偉いさんのポストが増えたという事でしかないと錆鉄人は思っているが、
その延長で、どうせ国民泣かせの負担アップに違いないと早合点していた。
道路公団が3つに別れたので、それぞれの公団毎にポイントを単独で集計して利用者には不便なものだと思っていた。
そんな訳でよく調べもせずに、また前払いをしたのであったが、
ふと道路公団(今は名前が変わっているが3つに別れたりして言い難いのでの旧名称を利用する)のHPで
「ポイント2倍」と言う文句が目に入った。
錆鉄人ばかりではなく、天女も「ポイント○倍」というチラシには抵抗力がない家系であり、
一応5万円分走れば8,000円分のポイントが付くので、ほぼ似たような割引率になるので
孫が生まれれば横浜まで走る機会も増えて、登山と共に当面高速料金を多額支払う事は明白なので
前納はそれっきりのして、ポイントを貯める事にした。

ここで計算してみる。
高速道路走行50,000円に付き1,000ポイント=8,000円が付加される制度であり、16%分の付加であるが、
06年3月末までは2倍の2,000ポイント=16,000円が付加され、32%の付加に相当するのである。
さらに、深夜3割引を片側区間は必ず利用するとした場合、約18%の割引に相当するので
総合では57.6%もの付加に相当するのであり、
これを暗算で確かめた錆鉄人は思わず笑みがこぼれたのであった。
ちなみに、往復とも深夜3割引を活用すると、96%付加された事に相当するので高速料金が半額になったにほぼ等しい
それでもやはり高速料金は高いと思うが、高速を使わざるを得ない金無し暇無し錆鉄人には有難い「期間限定」なのであった。

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