眠気対策

百名山全山日帰りは、
前夜発長時間運転+短時間車中泊+超高速での長時間登山+超時間運転での帰宅
の組み合わせでのみ実現するものであり、往復30時間近い緊張を持続する必要があります。
従って、往復の長時間運転中の眠気への対応・対策を誤れば、即重大事故です。

「眠気」は生理現象であり、
足を動かすというような随意運動ではないので
自分の意思でコントロールすることは基本的に不可能です。
(出来るという人がいるかも知れないので、基本的に不可能と言っておきます。)
しかしながら、かなりの程度はコントロール出来るものです。

以下にその方法を述べます。

1.モチベーション
どんな時も絶対にやり遂げると意識があるかないかが
出来るか出来ないかの重要な岐路になります。

2.慣れる
人間とは慣れるものです。
終業後の長時間走行を続ける事で、
それが苦にならない人間になってくるのが不思議です。

3.刺激
高速道路を淡々と走っていると眠くなりがちですが、
山の中の曲がりくねった細い道路を走っている時は、
神経が張り詰めていて眠くならないはずです。

4.口を動かす
経験上、眠くなった時は口を動かすことが最も効果的な対策です。
従って、錆鉄人は運転席の横にいつも大量のスナック菓子などを置いています。
そういうものを食べ続けた事もあって、
登山から帰ってきたらいつも体重が増えていたのですが、
さすがにここ数年は胃に堪えるようになってきたので
もっぱらガムを噛む事が多くなっています。
口を動かすという事は歌を歌うことも良いと思われます。
錆鉄人はスーパー音痴なのですが、一人の場合は結構歌っている事があります。
しかしながら同乗者がいた場合、耐え難い苦痛を与えることになりますので
天女以外が乗っている時は歌いません。
(天女は寝ているので気が付きませんから!)

5.眠る
究極の眠気対策はやはり眠る事です。
日帰りをするというモチベーションをちゃんと持っていれば
腕時計のアラームでもちゃんと目を覚まして
朝まで寝てしまうというようなミスはありません。
もし、30分、1時間だけ寝ようと思っていたのに、朝まで寝てしまうような人は
全山日帰りどころか登山自体をやめたほうが賢明だと思います。
そのような注意力を持続出来ない人、自分をコントロール出来ない人
なんでもない所で足を踏み外して転落死するものです。



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