しん ぎ たい



人間を構成する三要素がすなわち「心技体」です。
全てが最高の状態でなけれな百名山全山日帰りは達成出来ません。


【心】
その中で一番重要なものは、最初にあるように「心」です。
辛くても
苦しくても
決して諦めない心

「日帰りをやり遂げるというモチベーション」さえあれば
百名山全山日帰りは達成可能なのです。

【錆鉄人の心臓理論】
あなたは、自分の心臓を自分の意志で動かしたり止めたり出来ますか?
勿論、錆鉄人にも出来ません。
それでは、あなたの足は心臓と同じように勝手に動いていますか?
そんな事はないはずです。
「自分の意志で足を動かし、登山をしている」のです。
「疲れて登れなくなる」のではなくて
「疲れたから、登るのを止めた」だけなのです。

「あなたの意志で、登る事を止めた」だけなのです。
「限界になった」のではなく、「限界だと思った」だけなのです。
錆鉄人は、これまでに
サロマ湖100kmウルトラマラソンにおける25km地点での膝の腱損傷や、
奈良かぎろいロマンチックマラニックに於いては、何の練習もしなかったにもかかわらず
一般的な常識の限界をはるかに超えて走り続けた経験(おかげで3日間おしっこが出なくなった)があります。
いずれも、
「走るのは自分の意思だから諦めない限り走り続けられる」
「だから、絶対に諦めない!」
と心の中で唱え続けました。

人間には限界はないのです。
限界があるとすれば、あなたの心の中にあるだけなのです。


それを取り除けば、
あなたは死ぬまで走り、死ぬまで山登りを続けることが出来るのです。
そうなんです。

「死ぬまで」

しかし死んではつまりませんから、
何処かで止める必要があるのは勿論ですが
百名山全山日帰り程度では死にません、錆鉄人で実証済みですから。

勿論、個人差がありますし、
ちゃんとステップアップしないで、ムチャな日帰りをすれば死ぬ場合もあると思います!
何度も言いますが「自己責任」で実行して下さい。


○「心」で眠気は防げるか?
百名山全山日帰りは、
前夜発長時間運転+短時間車中泊+超高速での長時間登山+超時間運転での帰宅
の組み合わせでのみ実現するものであり、
長時間運転中の眠気への対応・対策を誤れば、即重大事故となり命がいくつあっても足りません。
「眠気」は生理現象であり、足を動かすというような随意運動ではないので
自分の意思でコントロールすることは、基本的に不可能です。
(出来るという人がいるかも知れないので、基本的に不可能と言っておきます。)
しかしながら、眠気もかなりの程度はコントロール出来るものです。


【技】
百名山全山日帰りの為には、コースタイムのほぼ半分で歩く事が必要になります。
逆に言えば、普通の人の2倍の速さで登山をするという事です。
その為には、普通の登山理論・解説とは違った「技」が必要になります。
「技」は見る・聞く・知ることによってある程度は会得出来るものです。
錆鉄人の高速登山技術理論で解説します。

【体】
人には様々な体格の人がいて、体力も様々です。
何故でしょうか?
それは、この日本の普通の環境においては
最低限の体力を持っていれば済むからです。

駅の階段さえ歩ければ、それ以上の体力など必要ないからなのです。
それが、もし猿の集団だったらどうでしょうか。
食料を求めて群れと一緒に動き回る事が出来なければ、死ぬしかありません。

登山の場合はどうでしょうか?
パーティに一人でも落伍者が出たら、
それを助ける為に行動が大幅に制限され、
冬山などの厳しい環境では即、遭難の危機に陥ってしまいます。

百名山全山日帰りの場合の体力とは
主として「長時間ヒーヒーハーハー動き回れる体力」という事になります。
普段の生活においても、非常事態が発生しないとは限りません。
その時は体力が生と死とを分ける鍵となります。

普段から運動して体力を鍛えましょう。
でも、それは普通の人より体力があるという事だけで
サバイバルに結びつくような体力ではありません。
日帰り登山の超ハード山行で心身を覚醒させる事によって
あなたの体力は比類ないほど強くなれるはずです。

【格言】
「体力は1日にして成らず、されど1日にして落ちず」

【おまけ】
※錆鉄人の「体」ってどうなってるの?
そういう錆鉄人の「体」はどうなの?という興味に答えるコーナーです。
1.体型・体格
錆鉄人は豪農ならぬ普通の農家の跡取り(5人姉弟の末っ子)として生まれ
小学生低学年の時から田圃・畑・山の力仕事をしてきたので、頑強な骨格です。
(宮沢賢治の「・・・疲れた母あれば行ってその稲束を負い・・・」の世界そのものでした。)
従って健康診断で肥満度20以上と診断されますが、身体の厚みが違うのに・・・と思っています。
・身長170cm
・体重70数kg
・胸囲98cm
・太ももの太さ56cm
・フクラハギの太さ40cm
  (K大学漕艇部の時は胸囲が110cm近くありました)

2.体力
「ヒ−ヒーハーハー」が好きな性格で、遊ぶ時でもヘトヘトになるまでやっているので
自然とスタミナが着いているのではないかと思います。
中学時代は陸上部(短距離)
高校時代は一時サッカー部(3か月程)
大学時代は漕艇部
帰郷・就職後数年は山登りサークル(女の子と仲良くなろうという不純な動機から)
結婚後は何もせず、5〜6年後から年に一度、家族登山
この頃、自分の体力低下に愕然となり、年に1回マラソン大会に出場するようになる。
結婚10周年でホノルルマラソン挑戦を企画、翌年(91年)実行。
93年、サロマ湖100kmウルトラマラソンに夫婦で挑戦、完走。
95年頃からマラソン練習は収束へ(ただし、天女に付き合って大会へは参加)
ほとんど練習しないでウルトラマラソンを中心に年1〜2回走る。
00年、新規事業(ISP)立上の中心となって年間4,000時間以上仕事をして
体力が最低に落ち、風邪が治らなくなったが、ウルトラマラソンを走ったら途中で治った。
このISP事業の一助として個人的に丹南ウォークの掲載を始め、地元の山登り・名水めぐりを紹介
01年からは地元の山のネタ切れもあって、百名山登山記をアップ
それが契機になって(金無し暇無しで)精力的に百名山登山をこなす。
06年、百名山全山日帰りを決意し、実行。
 ○越後駒ケ岳・巻機山の1日2山日帰り
 ○新穂高から鷲羽岳・水晶岳日帰り
 ○畑薙第一ダムから椹島経由で悪沢岳・赤石岳を周回し畑薙第一ダムに戻るを日帰り
 ○奥穂高岳・槍ヶ岳の日帰りは、上記3つと比べるとほぼ半分の時間

錆鉄人の感動人生

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